ミルククラウンに揺られて、今日も赤ちゃんが甘い夢を見ている。
⭐︎ひだまり童話館「ゆらゆらな話」に参加しました。経験の場を与えていただき、ありがとうございます。
最終更新:2024-08-22 06:00:00
764文字
会話率:17%
お盆の初日、大学の友人との飲み会の帰り道、律子は終電ギリギリの電車に乗り込んだ。酔っ払った頭で各停電車に揺られていると、普段は気にも留めない小さな駅の『野三谷駅』が、『飲み屋駅』に変わっていた。「なにこれウケる」と思わずホームに降りた律子は
、駅の端が赤ちょうちんが並ぶ飲み屋街になっていることに気づく。ふらふらと吸い寄せられるように屋台が並ぶ方へ足を進めると、そこにいたのは律子が小さい頃に亡くなったおじいちゃんだった。おじいちゃんはお盆の初日だというのに、なんでこんなところで酔っ払ってるんだ。自身も酔っ払いのテンションで、律子はおじいちゃんを家まで引っ張っていった。
生前は酔うと手がつけられなくなっていたおじいちゃんは、いまだに律子の家に大きな爪痕を残している。夫婦とは。家族とは。完璧ではない、愛の形とは。お盆の期間限定のちょっとした非日常。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-18 23:50:00
25800文字
会話率:35%
私が選ばなかった彼は、他の誰かを選んだらしい。
氷菓を齧りながら、煙草臭い電車に揺られて田舎へ帰る。
幼馴染の葬式に行くのである。
最終更新:2024-08-08 00:01:08
3054文字
会話率:4%
時は大正。
公爵令嬢である綾小路みつきは文通相手の令嬢・猿渡うららとの逢引きのために、海岸沿いを走るタクシーに揺られていた。自殺の名所である断崖絶壁を目的地に指定されて訝しがるタクシー運転手。
みつきの目的はうららとの【心中】
高等女学院の卒業と同時に隻眼の海軍少尉に嫁ぐことが決まっていたみつきは、うららとの【純愛】を貫くために断崖絶壁の展望台に登る。
そこで待ち構えていたのは見たこともない女性で・・・?
♡大正時代の女学生の密やかな【エスの世界】
♡夢見がちな公爵令嬢【みつき】と謎の美人令嬢【うらら】の秘密とは?
♡公爵令嬢みつきと隻眼の海軍少尉との恋の行方は?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-30 22:52:39
76839文字
会話率:35%
館に閉じ込められた女たち。彼女たちは全員悪人。館の主から「好きな死に方を選ばせてやる」と言われ、一人、また一人と死んでいく。
一人目は熊に抱かれて
二人目はゆりかごに揺られて
三人目は……
女たちは記憶を失っており、なぜこんな仕打ちを受
けなければならないのかはもちろん、自分の名前すら思い出すことができない。大人たちのなかには一人だけ幼い少女が紛れ込んでおり、数人の女たちが少女を守るために結束し、脱出方法を探し始める。果たしてこの死の館から生きて出ることはできるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-16 11:35:53
111837文字
会話率:38%
ジュリエッタは揺れる馬車の中で腹を立てていた。忌々しい兄嫁のソフィアが王城でのティーパーティーに招待されたからだ。それも、ひと足先に到着しているという。共に馬車に揺られている最愛の両親や兄も怒っている。後で説教をしてあげなければ。
苛立つジ
ュリエッタは気付かない。分かれて呼ばれる不自然さを。己の運命はどうしようもなく歪んでしまっていることを。
馬車は王城の門をくぐるーーーー
※グロ耐性ある方のみお進みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-08 01:37:23
5798文字
会話率:27%
いつも通りの学校帰り。冴えない女子高生の私がバスに揺られていると、突然男が乱入してきた。バスジャック犯との奇妙な出会いの始まりだ。
最終更新:2024-06-27 23:27:15
1407文字
会話率:36%
逢いたいから
逢いたくて
貴女と特急列車に揺られて夢の続きを
気づけばここに君が二人いた
最終更新:2024-05-27 19:47:35
237文字
会話率:0%
南瓜の馬車に揺られて。
最終更新:2022-06-25 16:00:19
316文字
会話率:0%
高橋悠斗は、いつものように朝の満員電車で揺られていた。彼は30歳の普通のサラリーマンで、特に目立つこともなく毎日を送っていた。しかし、その日の通勤はいつもと違っていた。電車がトンネルを抜ける瞬間、強烈な光に包まれた。
目を開けると、悠斗は
見知らぬ森の中に立っていた。「ここはどこだ?」と困惑する悠斗の前に、突如として現れたのは、美しい金髪のエルフの女性、リリアだった。
「ようこそ、異世界エルディアへ。あなたはこの世界を救う選ばれし者です」とリリアは言った。
悠斗はその言葉に驚きつつも、自分が特別な力「空間制御」を持っていることを知る。この力により、彼は物や人を自由に空間移動させることができた。
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毎週火木土の20時に公開します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-07 20:00:00
4046文字
会話率:24%
その砂糖に、水を、掛ける。
特別な水でなく、ごく普通の水でいい。
ただ、その形になって欲しい様に、その形を模して、水を、掛ける。
すると、もくもく、浮き上がる。
雲が湧き出る様に、砂糖から形が、もくもく浮き上がる。
その形は、砂糖から
独立して、空中に、飛び出す。
使用する砂糖によって(サトウキビ系か、テンサイ系か、化学薬品系か、等)、その形は、変わる。
大まかには、変わらない。
が、色や造形が、ディテールのところで、異なる。
飛び出した形は、空中で、大きさを、変える。
そのモノ(形)に、該当する大きさまで、拡大する。
あるいは、縮小する。
該当する大きさまで来ると、モノは、蠢く。
動き出す。
モノによっては、知能も、備え持つ。
そして、砂糖に水を掛けて、自分を作ってくれた者の、下僕となる。
忠実な相棒、となる。
町中では、砂糖製の、いろんな相棒が、浮かんでいる。
空中浮遊して、進んでいる。
作ってくれた人間と並び、進んでいる。
人間と共に、歩むモノも、いる。
人間と共に、飛ぶモノも、いる。
人間を乗せるモノも、いる。
あまりに大きいモノは、人間から距離を取って、人間の進む速度に合わせ、上空で、浮かび進んでいる。
あまりに小さいモノは、人間のポケット等に入り、揺られて進んでいる。
海水耐性の薬剤を飲んだ【造形砂糖モノ】は、服用直後の二十四時間は、海水に、溶けないでいられる。
が、その後の二十四時間は、生体活動が、急低下する。
簡単に云えば、二十四時間後から四十八時間後までの丸々一日、寝たきりになる。
動かず、トイレにも行かず、寝込んでしまう。
所謂、プチ植物人間状態、になる。
リュウは、返事の後、続ける。
「まさか、こうなるとはな」
「ああ」
「竹田のおっさんも、【造形砂糖モノ】、やったわけや」
「そやな」
「ちゅーことは、相木候補も【造形砂糖モノ】の可能性、が ‥ 」
「あり得るな」
「マジか」
ホセとリュウは、何かを思い考え、黙り込む。
バイトは、【造形砂糖モノ】。
そして、竹田権蔵も相木候補も、【造形砂糖モノ】。
町長選挙は、選挙結果予想通り、服部候補が、当選する。
得票数で云えば、一位:服部候補、二位:松本候補、三位:相木候補。
選挙結果予想と、全く同じ順位、になる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-19 10:24:15
22830文字
会話率:31%
ある少年は、陰鬱な気持ちで電車に揺られていた。完璧な親友の誕生日プレゼントを買うため雑貨店へ行かねばならなかった。雑貨店で何気ない物を手にとった少年は、醜い自分の内面と向き合うことになる。
本作品はアルファポリス様、カクヨム様でも掲載させ
ていただいております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-03 15:44:52
20841文字
会話率:37%
会社で上司に日々詰められ、思い詰めていた和男は、
ついに会社を休んで東北に逃避行することにした。
三陸海岸沿いのローカル線に揺られていると、ちょうど飛び降りるのに適した崖を見つけてしまった。
魔がさしてそこに向かうと、先客がいて、なんと彼女
は女子中学生だった。
彼女は地元三陸の子らしく、松葉杖をしていた。
なぜこんな若い子が?と思い、尋ねると、
東日本大震災の時、親が津波で流されたらしく、後を追おうと親の死んだ海に向かっていたようだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-06 19:43:57
1363文字
会話率:4%
恋愛をテーマとしたショートストーリー。
ショートブーツのつま先が、僕の足先をつついている。
僕の前に座った彼女は、何か話したそうにしているけれど…
最終更新:2024-03-03 11:54:12
1004文字
会話率:0%
ダニエル・ブラック伯爵令息は幼少期に訳ありの王女殿下であるローズメリアの婚約者となった。
「ごめんなさい……! でも私、真実の愛を知ってしまったの!!」
そう宣う王女殿下。そして婚約破棄。
それはともかく、すぐに辺境伯家に婿入りすることにな
ってしまったのはどうなんだ……そう思いながらも、馬車に揺られて辺境伯家へ。
結婚相手は『アマゾネス』という噂の令嬢アデレード。
だが自分こそ所詮はモブ的見た目とスペック、という自覚のあるダニエル。見た目などいいから、良識さえあればいい。多分愛せる。
乙女脳王女殿下のお守りに疲弊していたダニエルが望むのは、平穏な日々のみ。辺境伯邸までの長い道中、解放感と心地好い空気に疲れた心を癒していたものの、それはただの現実逃避。結局のところ格上への突然の婿入りである。
自分は良くても相手はどうなのか。婿入り先で虐げられやしないだろうか……と徐々に不安になっていく中、ようやく入った辺境伯領。
案内役として現れたのは物凄いイケメン。
「僕はロマンス小説のヒロインか!?」
それは、ウッカリあらすじでタイトル回収してしまうほど。
襲い掛かる魔獣に、なかなか会えない未来の妻。
次々浴びせられる辺境の洗礼に、か弱い都会っ子のダニエルはどう立ち向かうのか?!
※世界観はユルユルです。
※ラブコメです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-12 00:00:00
218592文字
会話率:30%
寝耳に水の婚約破棄を受けた令嬢ヨランダは、更に寝耳に水なことに、破棄の直後に辺境伯閣下の妻となった。
だが、ヨランダと辺境伯には繋がりなどない。
(きっと、辺境伯閣下はもっと寝耳に水に違いないわ……)
そう考えたヨランダは、溜息をつきつつ馬
車に揺られて辺境へ。そこで旦那様──エルフィン辺境伯閣下と初対面を果たす。
「お前が我が妻となる娘か……堅苦しい女だ」
尊大な態度と嫌味な言葉……だが、扱いは下にも置かぬもの。
むしろ上げ膳据え膳の優雅な奥様ライフに、ドアマット根性のヨランダは恐怖すら感じる。
「私なにもしてませんけど、こんないい思いしていいんですか?!」
焦燥感と逼迫感により、自分が娶られた理由を求めたヨランダが知った事実とは──
※設定はユルいです。
※すれ違いもだもだラブコメです。
※ざまぁはオマケ程度。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-11 00:09:08
125204文字
会話率:27%
ある日、僕は橋の上から風に揺られて川に落ちてしまった。
僕はそこから綺麗なものと汚いものを見ることになる。どちらとも人間が作り出したものだと気付くまでの物語。
最終更新:2024-01-03 01:35:45
714文字
会話率:0%
起きたら無人駅のフォーム。真っ暗で何も見えずに途方に暮れる。
いつの間にか鞄も財布も携帯もない。
夜になりどんどん冷え込み朝まで寝ていては凍死しかねないそんな状況。
ポケットを探ると小銭発見。
ちょうど電話ボックスも見つかった。
後は助けを
呼ぶだけと思われたが……
その結末は?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-21 19:46:31
1020文字
会話率:24%
ある日、戦争で命を落とした主人公は川辺で目を覚まし、馬車に揺られて森の奥まで連れて行かれる。主人公の前には大男が現れ地獄行きだと告げられるのだが...
最終更新:2023-11-20 11:30:52
42432文字
会話率:44%
音に揺られて咲く花への未来編です
二つの恋愛が折り重なります
多分40分くらい
最終更新:2023-07-25 11:58:00
9363文字
会話率:0%
音に揺られて咲く花への響先生の昔のお話
読んでなくても楽しめます多分
30分くらい
最終更新:2023-07-25 10:02:15
7891文字
会話率:0%
天才と凡才のお話
多分40分くらい
最終更新:2023-07-25 09:53:20
9888文字
会話率:0%
みんなでキャンプ。置いていかれた僕は友達の彼女の車に揺られてあとを追う。
最終更新:2023-07-08 14:02:36
8286文字
会話率:75%
ガタンゴトンという音と揺れている感覚で目が覚めた。
向かい合う人々、天井にぶら下がる無数の三角、高速で流れていく外の景色。
「どこなんだよ、ここは......?」
異世界転移ではじめて電車に乗った女の子のおはなし。
【注意】鬱的な描写
があります。苦手な人は読まないことをおすすめします折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-03 09:54:44
2766文字
会話率:24%