「僕の描いた絵が本物になったらいいのに」
そんな夢を抱く絵描き好きな少年・織部緑光(おりべ ろくみつ)は、科学の発展によって可視化された人の魂の持つ「色」を重視する現代に生まれる。
情熱の赤色、ひらめきの黄色、冷静な青色etc…
それら人気
色と比べ、臆病と評される「緑色」の緑光だが、色に囚われず前向きな幼少期を過ごしていた。
時を同じくして都心では、人類を脅かした感染症のパンデミックとネット社会の相乗作用が、放置されたグラフィティから夜な夜な這い出して人を襲う落画鬼(らくがき)を満天下に知らしめる。
その悪鬼に唯一、太刀打ちできるのは、絵を具現化させる摩訶不思議な文房具で戦う、憂世の英雄・浮夜絵師(うきよえし)。
夜ごとに増える落画鬼の被害。それに決死の覚悟で挑む者への偏見や誹謗中傷がくり返されるネット社会。
月日の流れによって、夢を見なくなるほど「緑色」らしくなっていた緑光だったが、SNS上に浮上した「すべての絵師を処せ」という一文を目にし……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 18:18:19
198926文字
会話率:25%
中学校教諭である「私」のもとに、十年前の卒業生の「菅生」という女性がやってきた。彼女は私に十年という短くも長い月日の流れと自分の生涯を語り始めた。
最終更新:2024-08-01 16:27:36
8300文字
会話率:47%
逢いたいから
逢いたくて
貴女と特急列車に揺られて夢の続きを
気づけばここに君が二人いた
最終更新:2024-05-27 19:47:35
237文字
会話率:0%
ここは、人界にある魔大陸。 魔大陸には、異世界から避難してきた魔族が住んでいる。 人間が多くすむ大陸、セロウノ大陸もあり、両大陸は海を隔ててかなり離れている。 そして、魔大陸に住む魔族達は、人間達と比べて高度な文明を維持している。 とある盟
約のため、魔族達は、人間達とは一線を引いてなるべく関わる事もせずひっそりと平穏な日々を過ごしていた。 しかし、月日の流れによって、造船技術の発達により魔大陸へくる人間達。 争いの日々が続き、ようやく休戦となる。 その時から、徐々に変わっていく魔大陸の魔族たち。
そんな、魔族達の様子に危惧する、当代の魔皇帝が問題を解決すべく依頼した先は?
そして、暇を持て余す、傍観者の仲間の1人である魔界の魔王が気まぐれで魔大陸へ行くそんな物語
【白銀の黒帝】シリーズの8作目となりますが、前作との因果関係はほとんどありません。
本作だけでも、完結するようになっています。
※15話で完結します
※誤字脱字が多いかもしれませんがご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-10 23:46:00
16582文字
会話率:19%
ドラゴンの盟主ティフォンは、人間界の管理役であった。
だが、月日の流れと共に、人間に親しみを抱くようになる。
そして、日本でも屈指の文武両道の名門高校、昇竜学園を創った。
ある時ティフォンは、同胞で話し相手のファフニールに、現代の宝
モノをネタにして、留学生として転校させてしまう――。
ファフニールは転校後――実力テストで、国語以外のテストで満点を取り、優秀な成績を収めるが――人間生活、特に集団生活に溶け込めずにいた。
それでも次第に、クラスメイトの風間という少年に興味を持つ……。
その風間は、アニメや漫画が大好きな少年であった。
風間にとってファフニールは、ファンタジー世界の代名詞ともいえるドラゴンであり、憧れの存在であったのだ。ふたりは次第に交流を深め、ファフニールはアニメや漫画、ゲームから日本の文化を学ぶ様になる。それから少しずつ仲間が増え、大天使である藤堂と鈴木、校内で鈴木のライバルとされている佐藤と親しくなっていく――。
体育祭では、同胞であるニーズヘッグの登場で、トラブルに巻き込まれ戦闘が勃発……! その後のプール掃除とプール開き、臨海学校の施設掃除と海水浴ではトラブルに巻き込まれたり、引き起こしたりしてしまう……!
問題を起こしてばかりのファフニールであったが、花火大会では恋愛の手助けをして、普通の高校生らしさを見せる様になり、仲間たちの絆もファフニールを通じて強くなっていく――。
本作品は『ユベントゥスの息吹』(https://ncode.syosetu.com/n7691ei/)のスピンオフ作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-09 12:00:00
536392文字
会話率:40%
地元に帰ってきたサラリーマンを、ほぼ地の文だけで淡々と綴ってみました。月日の流れを感じて哀愁を感じる。そんな作りになっているので雰囲気を楽しみたい方にはぜひオススメです!!
最終更新:2020-11-25 06:23:53
1676文字
会話率:5%
追求者――それは解脱の対となる概念『解創』を用いて、自由を追求する者達。
そんなエゴイストの中で更にごく少数な人間は、太平洋戦争時、解創の技術で国に勝利をもたらさんと尽力――戦争に使える解創を研究していた。
しかし彼らの技術が使われる
前に、日本は終戦を向かえてしまう。国に仕える追求者たちは、来るべき時に国からの勅命を受けられるよう、架空の姓を騙り、一般的な家庭になりすますことで他国からの手を逃れた。
架空の姓の追求者は、子孫を『解創の技術の標本』にする事で、代々その業を継いできた。しかし約七十年の月日の流れが『来るべき時に国に尽力する』大義を廃れさせ、今では、ただ業だけが受け継がれていた。
廃れた追求者の家系の一つ、蓮灘家の娘の薫は、他の追求者から見れば、まさしく特異な解創を宿す蜜の壷。まるで群がる羽虫のように、彼女の元にさまざまな人間が集ってくる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-18 12:00:00
252988文字
会話率:33%
人が宇宙に出て数十世紀。
ほとんど人がいなくなった地球で一人の天才が生まれた。
彼は既に限界を迎えた科学をさらに進化させ、人の発展に大きく貢献した。
だが、彼は人格に大きな問題があった。
だから彼はほどなく世界から見放された。
しかし、ある
日そんな彼の発明のおかげで命を救われた一人の女性が彼を訪ねてきた。
はじめこそ彼女を疎ましく思っていた彼も次第に彼女に惹かれ、
やがて彼は人の心を手に入れ、彼女を愛した。
だが、彼女は先天性の不治の病を患っていた。天才的な彼の英知を持ってしも、彼は医学にはその才は発揮されなかった。
彼女は彼に生まれたばかりの愛娘を託し、息を引き取った。
しかし、彼女の残した愛娘もまた成人する前に彼女と同じ病気で息を引き取った。
かつてない絶望に襲われた彼は彼女との約束を守るために、
愛娘を救うことで救われようとした。
彼の生み出した最高傑作それは世界を支配する兵器でもなければ、万人を幸福に導く為の発明でもない。
ただひとりの人間の変わり
世界初にして唯一の無からつくられた機械次回の命、双葉。
彼女は愛娘にいくら似せて作られたところで、そのものではなかった。
だが、彼女は彼を父親として愛した、そんな彼女を皆が認めていった。
ひとりの人間として。代わりにはならなかったが双葉は彼の心の傷を癒すことができた。
でも、その幸せも長くは続かなかった。
行き過ぎた科学の結果人は宇宙に大きな損害を与える過ちを犯してしまった。
それを止めることこができるのは双葉だけ。
愛する人たちを救うために双葉は必ず帰ってくると約束し、
星の海に旅立った。そうして彼女は世界を救った。
でも、そこで彼女の記憶は途絶えた。
次に彼女が目を覚ましたのは知らない荒野、星一つない空。
そして彼女の中の時計はあの日から1万数千年の月日の流れを指し示していた。
どこかもわからない、文明の衰退したこの場所から、
とうの昔に忘れ去られ、誰も知らないおとぎ話の地球へ帰るため
約束を守るため、彼女はここから地球を目指す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-31 17:00:00
99623文字
会話率:42%