シヴィアは知らなかった。母の愛が向けられず、諦めた自分よりも酷い目に遭わされている従兄が居る事を。後妻である祖母ディアドラが、先妻の息子夫婦を殺め、一人生き残った子供カッツェを、虐待していたのだ。だから、シヴィアは決心した。祖母の悪事を白日
の下にし、正当なる後継者の従兄へ全てを返す事を。
※ドアマットヒーローを助けるためにスパダリ幼女が頑張るお話。救う側の物語です。※一部登場人物は大変悪辣なので、暴力表現を含みますのでご注意を※悪女VS悪女の悪女はディアドラ(祖母)VSフローレンス(妹)です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 21:00:00
104148文字
会話率:35%
平凡な町で、ささやかな幸せの中に生きていた少年ダイナ。しかし、彼の日常は、ある日音を立てて崩れ去った。
謎の襲撃者によって両親を惨殺され、全てを失った絶望の底で、ダイナは異質な能力に目覚める。それは、食べた生物の力をその身に宿す力――。
暴走の末に倒れた彼を救ったのは、フローレンスと名乗る謎多き女性歴史研究家だった。
これは、復讐を誓った少年が、己の運命に抗い続ける物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 16:00:00
20931文字
会話率:47%
不幸と不運と不遇が重なった悲惨な生活の果てに、尋常ではない格闘能力を身につけた薮上荊斗(やぶがみけいと)。しかし、裏稼業に奔走する日々を送っていた荊斗は、誰かに使われる立場のまま年老いて病に倒れてしまう。
死の間際、主役になるのを諦めたモブ
キャラ人生を心の底から後悔した荊斗は、薄れゆく意識の中で「やり直し」を強く願う。そして気が付けば、半世紀前に通っていた高校の教室――90年代の前半へと戻っていた。
この世界が現実かどうか疑いながらも、荊斗は未来知識と戦闘技能を駆使し、自分や家族や友人の人生を狂わせる理不尽を粉砕していく……
※この小説はカクヨムでも公開しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 12:10:00
354738文字
会話率:38%
巨大企業に実質的に支配されている近未来都市・ネオイーストシティで、どこぞの名探偵の様な見た目でバイオ猫探しばかりしているくたびれた探偵の30代女性・アイーダと、自称ウルトラスーパーアルティメットなウザかわ少女型アシストAIの相棒・ナビの営
む探偵事務所に、公安局特殊部隊・通称“0課”の隊員で全身義肢の身体をもつ女性・カガミが窓から猛烈な勢いで突っこんで来た。
戦闘中であると見られる傷だらけの彼女は、アイーダとナビを連れて攻撃を受ける事務所から脱出し、襲い来る追っ手の“眼”を“盗む”ことで捲き、セーフハウスへと避難することになった。
そしてそこで明かされるナビの正体と、カガミが人生を賭して果たそうとするある目的とは……。
悲劇の物語に介入して結末をねじ曲げる探偵とアルティメットな美少女型AIのサイバーパンク百合SF。
※この小説はフィクションであり、実際の企業・捜査機関とは無関係であり、また犯罪、違法行為等を助長する意図はありません。
※R-15程度のバイオレンス・残酷・性的な描写があります。閲覧の際にはご注意下さい。
※無断転載お断り
カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 00:00:00
172102文字
会話率:67%
同心・田中佐平衣織と義賊“山猫小僧”・たつ。女二人の異史江戸暮らし
※時代設定の都合上、作中では現代の基準において不適切な言動があります。それにより気分を害される方はご覧にならない事をおすすめします。
とある男性にのみ致死性を発揮する
未知の伝染病により歴史が変わり、男女比が1:4となってしまった江戸の世にあっても悪は絶えず、幕府が設置した特別警察・火付盗賊改方もまた、代わり映えすることなく凶悪な賊の群れを容赦なく取り締まっていた。
跡継ぎ不在による取り潰しの頻発を重く見た幕府の命によって、家の存続のために女性でも家督を継げるようになり、その中でも特に武芸に長けた者は現場へもでていた。
そのうちの1人である、火盗改の同心としてその激務をこなしていた下級武士・田中佐平衣織は、ある晩、傷だらけで自宅の庭先に倒れていた義賊“山猫小僧”を発見する。
かねてより専任として追いかけていた“彼女”を家に入れて介抱し療養させた日から、男装の義賊“山猫小僧”ことたつは、自分がそうであると証拠がないのを良い事に居候して小間使いのまねごとをし、奇妙な同居生活を送ることとなる。
そんなある日の仕事帰りの未明頃、衣織は竹藪に分け入っていく怪しい2人組を見かけ、その後を付けていくのだが……。
※この小説はフィクションであり、史実や実際の歴史上に存在した機関とは無関係です。また犯罪、違法行為等を助長する意図はありません。
※R-15程度のバイオレンス・残酷・性的な描写があります。閲覧の際にはご注意下さい。
※無断転載お断り
カクヨムでも掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-14 00:00:00
14047文字
会話率:64%
情報専門の怪盗である特定犯15号ニュートリノこと鳥羽涼は、とある権力者の別宅に忍び込んで不正の証拠となる情報を盗んだまでは良かったが、イレギュラーな事態が発生してしまったために発見され、鬱蒼とした樹海でその警備をしている者達に追われていた
。
追い詰められつつあった彼女は、そのただ中に突然目の前に現われた、森の中に溶け込むようにカモフラージュされた高い塀をぶつかる直前で跳び越えら先にあったのは、整備の行き届いた古い時代のヨーロッパ風建築の屋敷と広い裏庭だった。
その正面に回ってみると、その建物は“アンノウンズ・ホテル”という名前のホテルで……。
※この小説はフィクションであり、また犯罪、違法行為等を助長する意図はありません。
※R-15程度のバイオレンス・残酷な描写があります。閲覧の際にはご注意下さい。
※無断転載お断り
カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-19 03:36:30
8574文字
会話率:53%
表向きはただの学園。
だがその裏には、生徒たちによる極秘の情報組織「Silens(シレンス)」が存在する。
中学から高校に進学したばかりの主人公、宮本蒼(みやもと あおい)は、ひょんなことでその組織に選抜され、学園の裏の顔を知ることになる
。だが、彼自身がSilensに“選ばれた理由”は、誰も教えてくれなかった。
仲間との絆、裏切り、そして闘いの果てに、少年が選ぶ“沈黙(Silens)”の意味とは――
これは、
音もなく、静かに始まる戦いの物語。
選ばれた者たちの、沈黙と対話の記録である。
= = = = = = = = = = = =
6月20日より毎週金曜日に連載!
毎日投稿するかもだけどね。
偶数月最終週はお休みです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 12:00:00
4594文字
会話率:24%
幼なじみに求婚された。夢を追い、冒険者になるために家出を決行した少女クラレンス。
彼女の前に、伝説として語り継がれてきた一族の秘宝、神の武具が、400年ぶりにその姿を現した。
たが、鎧の様子が、どうもおかしい。
マゼレット大陸の中
央を南北に渡って繰り広げられている〈混沌の地〉。地形と植生がランダムに変わり、危険な魔獣が絶えず湧き出る危険極まる地であり、古代の魔法帝国の秘密を孕んでいる土地。〈混沌の地〉にて、クラランスと仲間の冒険が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 11:15:47
139777文字
会話率:33%
“物質としての神”、”王者の石”、“畏敬の赤”。その石には、様々な逸話と異名があった。
“創世石(そうせいせき)”。その石を託された幼竜と少年アルが出会った時、静かに物語は幕を開ける。
そして、アルが姉のように慕う少女、サファイアが迷い込ん
だ悪夢。
そこで出逢う眩い鎧装が、鮮烈なる”赤”の物語へと彼等を導く。
「救世主(メシア)なんて自分しかいない」
若者達は”神”に挑み、”神”を喰らい、”神”を纏う――。
『鎧醒(アームド)』。
現実を砕き、奇蹟を召(よ)ぶ、その言霊とともに。
*SF×バイオレンス×特撮÷ファンタジーといった趣向の作品です。不定期な更新になると思いますが、お楽しみいただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-19 11:12:11
927917文字
会話率:28%
二度別の人生を経験したのち、公爵令嬢となったアルメリア。
一度目は餓死。二度目は自害。
二度の死を経験したアルメリアの願いは、ただ自分が平穏に生きること。そんな願いを乱されないようにと必死に生きるアルメリアだが、皇子ラーレンスの求愛によって
その平穏は乱されていく。
「彼が憎き王子に似ていなければ、ラーレンスを愛せたかもしれないのに……」
アルメリアの前世を巻き込んだ壮大なラブロマンスが幕を開ける———!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-09 18:10:00
40046文字
会話率:50%
浮気により婚約破棄した元婚約者から手紙が届いた。その手紙の内容とは、悪女によって引き裂かれたふたりだからこそ、今度の星祭りで愛を確かめ合おうというもの。接触禁止の命令を破られただけでも腹立たしいというのに、平民落ちしていては慰謝料を取り立て
ることさえできない。もやもやしてしまうジェニファーだったが、彼女は同僚であるテレンスと協力し、仕返しを画策する。そして星祭りの当日、待ち合わせの場所に元婚約者が現れるが、唐突に貴族令嬢の間で評判だという手紙の出し方についての教材販売が始まり……。
婚約破棄で傷つきながらも幸せを手に入れたヒロインと、彼女を支えるヒーローの恋物語。
ハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-07 21:12:36
8027文字
会話率:56%
『タービュレンス魔法学園』に通う落ちこぼれ、アレンの物語。
最終更新:2025-07-06 21:11:39
12502文字
会話率:29%
この作品は前々作「人類は孤独ではない――タイタン探査が明らかにした新たな知性」と、前作「人遥かなる継承――虚空へ放たれし声」の続編です。
とはいえ、本作から読み始めても、まったく問題はありません。
むしろ、ここを起点にして、後から前作を読
み直していただくことで、時間軸を遡るように物語を再構成する読み方も可能です。
前々作では、人類がはじめて異星知性――エリディアンと出会い、そして木星に眠っていた超高度知生体「オメガ」を目覚めさせるまでの過程が描かれています。目覚めたオメガは、何億年も前から繰り返している、「知的文明の失踪」という謎を明かします。失踪とはすなわち滅亡だと解釈した人類とエリディアンに対して、オメガは自らを含む銀河中のストームセル知性体が構成している知的ネットワークであるヴォクス・インフィニタを目覚めさせることで、その謎が解明できるだろうことを示唆します。
かくして人類とエリディアンは一致協力して恒星間宇宙船であるコヒーレンス・アークを開発し、恒星間宇宙へと旅立ちます。
その続編である前作では、知的文明の「失踪」につながる直接的な原因が「フェージング」という現象であり、それがブラックホール周辺に構築された「アルセイデス」と呼ばれる構造体から発射された「ガンマ線バースト」によるものであることを突き止めます。さらに、そのアルセイデスを構築し、数十億年前からいまに至るまで、継続して知的文明を衰退させている「ハダノール」という存在に行き当たります。ハダノールとはどういう存在なのか、その目的は何なのか、謎は謎を呼ぶことになります。
人類とエリディアンたちは、アルセイデスに残された人類のアーカイブ、そして覚醒したヴォクス・インフィニタがその膨大な記録を紐解いて解明した結果から、ハダノールはある条件で文明を衰退させ、再出発させているらしいことを解き明かします。その判断基準は謎のままでしたが、人類とエリディアンは、フェージングを恐れて太陽系にとどまるよりも、銀河中に広がるヴォクス・インフィニタの支援を受けて恒星間宇宙に進出することを決めます。
この物語では、恒星間宇宙に広がることを決めた人類、エリディアン、そしてヴォクス・インフィニタの共生体が、銀河に進出し、あらたな文明を築いていく過程を描きます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 22:00:00
36185文字
会話率:36%
この作品は前作「人類は孤独ではなかった――タイタン探査が明らかにした新たな知性との邂逅、そして旅立ち」の続編です。
本作から読み始めても、まったく問題はありません。
むしろ、ここを起点にして、後から前作を読み直していただくことで、時間軸を遡
るように物語を再構成する読み方も可能です。
22世紀半ば。
人類は土星の衛星タイタンにおける探査活動中、メタンの海の底で静かな文明を築いていた種族――エリディアンと出会う。
彼らは人類とはまったく異なる認知体系を持ちながらも、共鳴というコミュニケーション方法により人類との意思疎通に成功した。
エリディアンは、土星の表層を覆うストームセル(雷嵐)に宿る微細な秩序と意識の兆候を読み取り、さらに巨大な惑星――木星においては、はるかに進化した知性が潜在している可能性を示唆した。
人類とエリディアンは共同で木星へと赴き、そこで半覚醒状態にあった超高度知生体「オメガ」を覚醒させる。
覚醒したオメガは、自らを含む銀河各地のストームセルが構築してきた超知性ネットワーク――ヴォクス・インフィニタの存在を明らかにする。
そしてその記憶の中から、恐るべき事実が浮かび上がる。
――銀河中で、数多の知的種族が忽然と「失踪」している。
それは数百万年から数億年というタイムスパンで幾度となく繰り返されており、理由も痕跡も残されていない。
これは、かつて人類が直面した「フェルミのパラドックス」、すなわち「なぜ人類は宇宙で知的種族に出会わないのか」という疑問に対する、現実的かつ深刻な答えかもしれないと人類は気づきはじめる。
オメガは語る。
この謎に迫るには、銀河に分布するヴォクス・インフィニタの「ノード」――すなわち、半覚醒状態にある超高度の知性とその無限の記録の保管庫を次々と目覚めさせ、情報を統合していくしか道はない。
そのためには、「扉」と呼ばれる時空構造の亀裂=ゲートウェイを通じて超光速でノードに到達する手段が必要だった。
オメガはこの技術の実現可能性を示し、人類とエリディアンは協力して、生きた宇宙船「コヒーレンス・アーク」を建造した。
3隻のアーク――ARC-1「アルファ」、ARC-2「リュクス」、ARC-3「ノヴァ」は、それぞれ異なるノードへと旅立っていった。
それは、知性という存在の存続そのものを賭けた、銀河規模の探索のはじまりだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-11 22:00:00
107967文字
会話率:25%
結婚生活一年目のフローレンスとアランの日常の一コマと、フローレンスの両親の出会いの話。
設定ゆるふわ。
何でも許せる方向けとなっております。ご了承下さい。
最終更新:2025-07-05 19:06:19
4427文字
会話率:76%
フローレンスの曾祖夫の話。
相変わらず設定ふんわり。何でも許せる方向けとなっております。ご了承下さい。
最終更新:2025-06-21 23:20:59
8998文字
会話率:72%
『権利あげます』のフローレンスとアランの息子ランディが領主になって初めて陛下に謁見する話。
本当にただ謁見してるだけ。
思ってたのと違う!と感じた方はこの作品の事は綺麗さっぱり忘れて他の素敵な作品へGO!して下さい。
最終更新:2025-06-10 09:06:44
2540文字
会話率:74%
この世界はすべてに優しい。
それは“シスター”がいてくれるから。
だがこの村には“シスター”がいない。
だから荒れていくんだとも。
でも僕がいればなんとかなろう。
一歩踏み出して大声を出した。
「僕がシスターだ。敬いたまえ?」
一般人『田中
雄志』。多分シスターになります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 18:06:52
11532文字
会話率:49%
【ローレンス物語 あらすじ】
静かな村に忍び寄る闇。若き戦士ローレンスは、長老から月桂冠の名を持つ誓いの剣を授かる。
盗賊団グラドムが村を苦しめる中、彼は仲間たちと共に立ち上がる。狼獣人ルクサス、狡猾な猿獣人ヴァリオン、誇り高き鳥獣人ゼフィ
ロス。
それぞれの個性と絆が力となり、彼らは真の敵と戦うべく旅に出る。
裏切り、和解、そして友情を乗り越え、光を取り戻す熱き物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-24 16:30:00
1218文字
会話率:18%
ファルド王国の公爵令嬢フォレスティーナは、毒舌だが一途な騎士団長テレンスと婚約した。
フォレスティーナは過去に思いを寄せていたルイス王子を姉ミレディーヌに盗られた事がある。
テレンスに好意を持って、彼との婚約を幸せに感じていたのに。
王宮の
夜会で姉と抱き合うテレンスを目撃し心が砕けるフォレスティーナ。
どうなるのであろうか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-22 14:26:27
6029文字
会話率:32%
魔法学園で魔法を学ぶ主人公"フローレンス"はある日、悪徳魔法使い"ヴィオレッタ"と姿を入れ替えられ、無実の濡れ衣を着せられた末に追放されてしまう。
そんな彼女を救ったのは、一人の黒髪の青年――&qu
ot;伝説の黒竜"だった。
これは、主人公が奪われた元の姿を取り戻し、魔女の悪事を暴き、最強ドラゴンとともに無双する痛快ファンタジー!
___
この度、初めて投稿させていただきます。
まだまだ未熟な点も多いかと思いますが、何卒あたたかく見守っていただけたら嬉しいです。
また、感想や評価、応援のコメントなどいただけるとと大変励みになります。どうぞよろしくお願いします!
※原稿は、完結済みのものを予約配信しています。
毎日一話ずつ更新予定です。
【タグ】
女主人公
魔法学校
ドラゴン
逆転無双
対戦・バトル
闇属性
追放からの逆転
使い魔
成り上がり
ざまぁ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 17:50:00
84198文字
会話率:40%
湾岸エリアの高級タワーマンション最上階に、雲雀(ひばり)は幽閉されたも同然だった。
というのも人気ホスト、裳玲(もれい)に惚れ込み、結婚して早3年と5カ月。
しかしながら、夫婦関係は冷え切っていた。
梅雨に入り、例年にないこの異常な長雨が
いけないのだ。
陰鬱な雨は人の心まで荒廃させる。
ことあるごとに潔癖症の夫から罵倒され、雲雀のストレスは最高潮に達していた。そのたびに陰湿なやり方で仕返ししてきたが、ついに殺害を計画。
かくなるうえは裳玲を殺してでも、このマンションから巣立ちしなければならない。
雲雀は巧妙に夫の命を削っていくのだった……。
※本作はしいな ここみさま主催『梅雨のじめじめ企画』参加作品です。
※全5エピソードの連載です。微グロとバイオレンスあり(*^-^*)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-14 12:00:00
15844文字
会話率:13%
僕は小説投稿サイト『ヨムカク』の読専だったが、一念発起してハイファンタジーの書き手に挑戦するようになった。
しかしいざ投稿するも、さっぱり読者に見向きもされない。むしろ感想欄で文章作法を指摘され、がっくりくる。
独学では時間がかかりすぎる
。かくなるうえは直に元プロ作家のもとで修行するしかない。
近所のマンションに、往年活躍した伝奇バイオレンス作家、兀尾(はげお) 基文先生が住んでいるのを知っていた。
頭を下げてお願いすると、快く弟子入りさせてくれた。
土日のたびに兀尾先生のもとを訪ね、手ほどきを受けることになった。毎回課題を出され、原稿を添削してもらうのだが、ことごとくダメ出しを食らう。
先生の指導はスパルタだった。とくに擬音語を多用した僕の文章にツッコミを入れられ、元プロ作家としてこう忠告してくれるのだった。
「オノマトペを使いすぎると、オノマトペマンになっちまうぞ!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-21 09:00:12
11413文字
会話率:34%
子爵令嬢のアンマリンの婚約者は幼少から神童と呼ばれるほどの人物。
しかしこの婚約者──ローレンスはかなりの偏屈でもある。
婚約者となって数年経つが、お互い多忙でなかなか結婚式のタイミングも掴めないまま、他国からの使節団がやってきた。
そこに
はローレンスに想いを寄せる令嬢がいた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-14 01:05:25
35718文字
会話率:60%
聖♡星叶学園(セイント ほしかながくえん)の卒業パーティーに参加している田舎令嬢、ウルド=フロレンスは、恋愛小説でよくある王太子御乱心婚約破棄見世物(テンプレ)の場面に出くわす。全くの部外者ではあるが、物見遊山気分で舞台に近付くことにしたウ
ルド。すると、ドジにより王太子の取り巻きの一人である通称、氷の参謀と呼ばれている男、ランティスのズボンを誤って脱がしてしまうのである。慌てて辺境に逃げ帰るが時は既に遅く、彼女の運命は大きく変えられていくのであるーー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-13 06:10:00
17974文字
会話率:47%
男手一つで弟子ローレンスを育て上げたジルは、独り立ちの儀式を経た弟子から衝撃的な言葉を告げられた。
「晴れて一人前になれたので、結婚してください、師匠!」
「……お前、いつから私のことが好きだったんだ?」
「十五年前からです」
「つまり三
歳じゃないか! それは刷り込みだろう、恋じゃない!」
「いえ、愛していますジル!」
弟子から好きと迫られて、絆されるわけがないと思っているのに、ドキリとする場面が増えていく。
ジルはローレンスの産みの親である女性が好きだった。彼女の面影をローレンスに重ねているだけだと言い聞かせる。
そのうちに山を隔てた首都がきな臭くなってきて、偶然ローレンスの本当の父親と会うことになり……?
一途溺愛×霊障事件×師弟バディもの。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 12:10:00
81265文字
会話率:52%