小さい頃、互いに結婚を約束する程に仲が良かった二人。
ただ、現実は非情である……
主人公のボクが愛するキミに贈る恋文によって物語が進んでいくショートショート作品です!!
最終更新:2024-09-09 20:00:00
961文字
会話率:5%
兄様に愛されていると知っていた。
腹違いの王子で、五歳の時に初めて出会った兄様。暗くて埃っぽい離宮の中で小さくなっていた彼に話しかけるのは私くらいなものだった。
私の周りにはたくさんの使用人がいた。愛してくれる両親もいた。でも、兄様はいつも
独りきり。
だから、兄様には私しかいなかったのだろう。
知っていた。知っていたけれど、私は彼の傍にずっといるわけにはいかなかった。
だって私は正当な姫で、王の愛娘で、政略の駒だ。祝福されながら隣国への捧げ物、もとい花嫁として旅立つのが役目だった。
「行かないでくれ、キャンディス。俺の手の届かないところに行ったら、可愛いお前がどこかへ消えてしまうんじゃないかと思えて仕方ないんだ」
そんな風に引き止められつつも、別れを惜しみながら祖国を旅立ったはずなのに。
夫となる人に嫁いで、結婚生活を過ごしていたはずなのに。
なぜか私は、目が覚めると兄様の腕に抱かれていた。
※『狂愛』、すなわちヤンデレをテーマにして書きましたので、少し強引な表現があります。
※メリーバッドエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-09 07:10:00
4800文字
会話率:28%
「ソフィー・ドアンヌ! お前との婚約を破棄するッ」
隣にピンク髪の少女を隣に侍らせる王太子から冤罪で婚約破棄を告げられた公爵令嬢ソフィー。
反論する暇すらなく捕らえられ、処刑されそうになったソフィーだったが、彼女は兵士の一人を殴り倒し、
手にしていた剣を取ると、血まみれの笑顔で言った。
「殺されたくなくばそこの剣をお取りになってくださいませ。私と最初で最期の決闘をいたしましょう、王太子殿下?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-19 12:00:00
5000文字
会話率:23%
――とある夜会にて。
「ニコル、おいニコル、どこだ!?」
そう叫びながら会場を徘徊する青年がいた。
彼はこの国の王太子。今日も今日とて愛人のニコルをエスコートし、それだけではなく婚約者である公爵令嬢ユーフェミアを断罪して婚約破棄するつ
もりだったのだが、ニコルの姿がどこにも見当たらなくて困っていたのだ。
そんな彼の前にユーフェミアは姿を現し、口元に静かな笑みを浮かべると、こう言った。
「婚約破棄なさりたいようですが、貴方の『真実の愛』のお相手はいらっしゃいませんわ、殿下」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-15 20:00:00
3800文字
会話率:24%
一人の青年が主人公の純愛ストーリーです。
連載作品ですが、短編集のようなものと思ってもらって構いません。 主人公は共通して人間で、見た目は変わりません。名前や衣装はお話によって変わります。
結構自由に書いていきます。不定期更新
ですので、ご了承ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-08 18:30:00
2194文字
会話率:28%
「あたしが幸せなら自分のことはどうでもいい、なんて。
あんたのそういう生き方あたしは嫌いだったよ」
『僕』の願いは『彼女』が幸せになること。
それを叶えるためなら悪魔に魂を売ってもいいと思ったんだ。
最終更新:2024-09-08 00:14:35
7628文字
会話率:39%
イルザ=ルナミーネは学園の長期休暇のため生家に帰っていた。自室でお茶を飲んで過ごしているとイルザにとって愛しの婚約者であるアルフレッドが最近の『お気に入り』であるアイシャと共に現れて──。
「イルザ=ルザミーネ。お前との婚約を破棄する」
婚約破棄を言い渡されている状況にも関わらず柔和な雰囲気を纏うイルザはまさかの行動に出るのであった。
【本作について】
以前別名義で小説投稿サイトにあげていた短編を手直しした作品です。
婚約破棄モノでジャンルは恋愛ですがホラー要素を含みます。
※流血表現と性的表現が含みますのでご注意下さい
※メリバです
※なんでもありな方は推奨です
一話完結の短編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-03 22:08:26
6624文字
会話率:56%
婚約者であるギスランは、他の男と喋っていただけで「閉じ込めたい」という怖い男。こんな男と結婚したくないと思っていたが、ある時、命を狙われてしまった。そこから、ギスランの行動はどんどんと常軌を逸脱し、エスカレートしていく。
自己中悪役系お
姫様カルディアとヤンデレ尽くし系貴族ギスランが喧嘩っぷるしながらメリバへ突き進む話。
(1章完結しました。2章からムーン様に移動しました。また、近親相姦タグが付きます。よろしくお願いいたします)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-27 21:57:58
648941文字
会話率:42%
彼女はおとうと想いだった。この世界の、誰よりも──
高校二年生の荒浜なぎさには、大好きなおとうとがいた。自分のことをおんなの子だと思い込んでいたおとうと。世界でいちばん、大切だったおとうと。去年の六月、自殺で亡くしてしまったおとうと。その日
から、なぎさの毎日は灰色になった。けれどそんななぎさも、恋に落ちた。灰色の毎日が、ようやく色彩を取り戻した。しかし、なぎさはまだ知らない。自分のおとうとへの想いがどれだけ歪んでいたのかを。その胸に空いた、虚ろな穴の闇の深さを。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-27 12:00:00
90749文字
会話率:41%
刑事の坂田という人物が友人や知り合いを殺した犯人を捜す話です。ジャンルは恋愛に該当すると思います。愛の正しいカタチとは何なのでしょうかね。
最終更新:2024-08-26 00:19:29
5482文字
会話率:20%
まぁ昔は私も好きだったと思うよ。
世に流行ってる『溺愛系』。でも今はあんまり。
なんと言うか、『都合が良過ぎる』んだよね。
順調に行き過ぎてるというかさ。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注
意事項2
とあるゲームのダミーエンド。
全てが幸せハッピーエンド。
嫌な世界は全てぼかして終わりましょう?
幸せならそれで構わないでしょう?
そんなメリーバッドだったんですよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-24 07:20:53
870文字
会話率:29%
人外が好きです。だって絶対に分かり合えないから。一切の感情移入の余地が無いから。
でも軽はずみに愛した代償こそ、これほどまでに重いとは。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
ローファ
ンタジーですが、恋愛も少々入ってます。
物言いが直接的なので、R15です。
苦手な方はご注意下さい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 14:28:27
897文字
会話率:38%
懺悔を持ち合わせ、私は何時もと異なる神社へ訪れました。
真横で流れる歌謡曲は慰めて下さりますが、いまの私には過ぎたる優しさで御座います。
そんな時に、黒蝶の様な男性とお会いしました。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われた
ら申し訳御座いません。
注意事項2
何故このタイトルなのか。
という点は考察が必要そうです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-14 14:33:54
1155文字
会話率:32%
ある深刻な事情を抱えた魔女が国中で流行っているザマァから ゛を消していく話。
最終更新:2024-08-18 18:21:51
3917文字
会話率:48%
「大人になるのが怖い」
明るい少女・リコは、成長に対して 強い不安を抱いていた。
もう小学校の1番上の学年。段々と近づく卒業式に 心を曇らせながら眠りにつく。
そんなある日。
夢の中で不思議な少女と出会い、心情に変化が現れる……。
いよわ 様の楽曲「パジャミィ」「アプリコット」に影響を受けています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-18 18:00:00
657文字
会話率:53%
この世界には、奇跡を願う人がいる。
誰か助けて、と。
その誰かはきっと、天使だ。
優しい慈愛の心を持つ、理想的な天使だ。
でも。
天使にも、心はあるんだ。
最終更新:2024-08-16 12:11:38
3314文字
会話率:15%
かつて勇者と共に魔王を倒し、国と姫を救った賢者が魔女と一緒に魔術の実験をする。
勇者の戦いを研究するために勇者を模した『記憶人形』を作る実験。実験のために勇者との記憶を語る賢者だが、記憶と共に勇者への叶わなかった恋心が蘇ってしまう……。
pixiv、カクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-07 19:02:45
9866文字
会話率:36%
「聖女エレーナ。貴様との婚約を破棄する! そして数多くの貴族を虐殺した罪により極刑に処す!」
王子に婚約を破棄され、さらに死刑を宣告された聖女エレーナ。だが彼女は動じなかった。
貴族が平民を支配する世界で、聖女は最上位の存在である。平民
の少女エレーナはある日聖女に選ばれるが、それを面白く思わない婚約者の王子と貴族たちに全て奪われ、闇堕ちして断罪の魔女となる。
エレーナは聖女の祝福と、闇堕ちで得た無敵の能力で、外道な婚約者と貴族たちを次々に蹂躙してゆく――。
「あなた達の罪をエレガントに断罪しますわ」
これは聖女に選ばれた純朴な少女が、不条理な世界に抗い、戦う物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-04 22:20:00
52636文字
会話率:32%
大倉正宏は、高身長で成績優秀である。だが、性格がクソだった。
日頃から家庭内で暴力を振るっていた彼は、ある日、母の大切なものを叩き壊した。
それから母は、母であることを辞めた。
これは人生をナメた甘ったれなクソガキが、些細なことがきっかけ
で、地獄のような人生を歩むことになるお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-25 15:19:04
70042文字
会話率:25%
ガザルは砂竜の女王だ。彼女はサハリア王国の王太子ラヒムと恋仲だったが、彼は政略結婚のため隣国の第二皇女と婚約をしてしまう。
妖精のイヴァンに支えられ、徐々に失恋の痛手から回復していたガザルだったが、ある日、サハリア王国がエスパルド帝国からの
侵略戦争を受けるとの不穏な噂を聞いてしまう。
そんな折、使い魔がラヒムからの手紙を運んで来た。ラヒムは、ガザルの力を利用しようとする王国から彼女を守るため、ガザルを逃がそうとするが……?
※『鈴蘭の魔女の代替り』の過去編、スピンオフです。
※完結確約、全7話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-21 18:42:15
25283文字
会話率:36%
徴税任務で村を訪れた騎士のエドワードは、村娘に一目ぼれする。しかし、彼らの身分の違いは超えられないものだった。
最終更新:2024-07-20 17:13:49
2041文字
会話率:12%
山奥の閉鎖的な村に暮らすひさは、不自由な足を理由に周囲から冷遇されていた。ある日、彼女は薬の材料を求めて夜の山を訪れる。そこは、人の生き血を啜る妖怪「ぬばたま様」が住むと噂される恐ろしい場所だった。
けれど、ひさが出会ったぬばたま様は、言
い伝えとは真逆の優しい性格をしていた。しかも、なぜかひさを気に掛け、愛情を示してくれる。そんなぬばたま様に対し、ひさは次第に特別な感情を抱くようになった。
一方、村では血を抜かれた生き物が次々と殺される事件が発生しており……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-16 11:33:47
22041文字
会話率:34%
これは、命を懸けて希望を手に入れようと戦い続けた者たちのお話。
《注意》
※基本的に暗いお話です。
最終更新:2024-07-13 20:54:56
632文字
会話率:0%
悪役人外のラムズが、老弱男女をたらしこんで酷いことをする話。哀れな女の子相手が多いですが、たまに男を利用することもあります。たまに酷くはない話もあります。
だいたいお相手さん目線。
〇こんな男が好きな方におすすめ。
・根っからの悪気質。
・トリックスターからやる気を引いたような男
・ダウナー
・宝石以外無関心で冷淡
・性格ががっつり人外
・平気で殺人や拷問を行い、仲間を裏切る
・優しい素振りやあざとい発言も余裕
・口調の治安は悪めだが、少し古風なことも
・長寿、頭がいい、参謀タイプ
・人心掌握が得意
・仕草は丁寧で、洗練されていて美しい
Vermythic Worldシリーズに登場する、ラムズ・シャークの短編集。他の小説を読んでいなくとも、ここの短編だけでも楽しめます。
自分の公式サイトやぷらいべったー、pixivなどに投稿済。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-08 09:10:00
16993文字
会話率:45%
『いつかこの感覚が思い出せなくなっても、心はきっと覚えてる』
SF風味のディストピアから、ホラー、シリアスなど様々な話のショーショート群です。
主人公にとって、何かが終わったり、始まったりする物語。
どの話も単独で、サラッと数分で読めるの
で、軽い気持ちで読んでいただけると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-03 17:14:47
3641文字
会話率:9%