高校一年生の涼多は地元の神社で行われる火祭りを見に来ていた。
燃え盛る炎を眺めていると突如強い風が吹き、気が付くと幽霊や妖怪、八百万の神様達が住む「化生界」という世界に飛ばされてしまっていた。
涼多の他にクラスメイト二人と少女が一人おり元の
世界に戻る為に提示された条件を吞む事になるのだが…。
読む人によっては差別的に感じる表現が含まれますが、あくまで演出の為であり作者自身に肯定、助長する意図はございませんことを予めご理解ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-01 00:00:02
643366文字
会話率:41%
建築デザイナーである山吹常盤(やまぶきときわ)は、ある日一通の手紙を受け取った。
「かれを、たすけて」
地図と一緒に同封されたそのメッセージに薄気味悪さを覚えながらも、その場に居合わせた砧誠司(きぬたせいじ)の言もあって常盤は指定された場所
へと向かう。
寂れた田舎町。変わった神社。三日後開催予定の豊穣祭。指定場所に建つ古い洋館。
そして、そこで久しぶりに会う、旧友。
一枚の手紙を皮切りに、二人は世にも奇妙な体験をすることになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-01 00:00:00
143491文字
会話率:38%
小学生、中学生、高等生......そんなあたしの青春時代はバラ色だった。暖かい家族が居て、親友に囲まれて、大好きな彼氏まで居て......でもそれは悲しいかな、高校2年生までの話。
大事な人を亡くしてしまったあの事件をきっかけに、あた
しの人生は大きく変わってしまった。その時受けた精神的ダメージは、図り知れないものが有ったんだろう。
事件後、あたしは2つの大きな宝物を失った。1つは事件前の全ての記憶。つまり幸せいっぱいだった青春時代の記憶が全て失われたってこと。世間一般で言うところの『記憶喪失』ってやつ。
それともう1つ、失われたあたしの大きな宝物。それはなんと全ての『感情』。分かり易く言うと、喜ぶことも、怒ることも、哀しむことも、楽しむことも全て忘れてしまったってこと。
そんな訳だから、人から何を言われても無反応だし、何が起こっても無関心。過去を悔やむことも無ければ、未来に希望を抱くことも無い。それってもうただの置き物だよね。
大事な人達はどんどんあたしの前から消え去っていくし、周りからは変人扱いされるし。とにかく悲惨だった。
でもある時を境にして、これじゃダメってことに気付いたの。みんなみたいに幸せにならなきゃってね。
あたしの名前は花咲向日葵(はなさきひまわり)。若干22才になったあたしこと向日葵は、17才の時に故郷で起きた壮絶なる過去に立ち向かっていくことを決意した。それはもう想像を絶する試練の連続だった。
世の中には死にたくなる程に辛い思いをしてる人が今も沢山居ると思う。でも人生って意外と捨てたもんじゃ無いってことを、あたしはそんな人達に伝えたていきたい。
だから今あたしは、そんな自身の壮絶なる半生を記録に残しておくことにした。この記録を通じて、今辛い思いをしてる人達が少しでも希望を持ってくれたらいいなぁって思って。
そんなあたしの記録だけど、最後まで付き合ってくれたら嬉しいな。じゃあ早速記録を取り始めることにするね。乱筆だけど許して。 花咲向日葵
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-01 00:00:00
29445文字
会話率:33%
恋人の雄二が非業の死を遂げた美緒は自殺を決意する。何度も自殺未遂を繰り返すそんな美緒に、ある男が声を掛けた。「あんたの望みを叶えてやろう。あんたの命と引き換えに......」疑心暗鬼に囚われながらも、美緒はしっかりとした口調で答えた。「雄二
さんを殺した犯人をこの世から消し去って下さい。その後、私のこの命、あなた達に差し出します」と......
スクープカメラマンたる雄二は、本土の遥か南に位置する孤島『極神島』の秘密を暴きに行き、そして何者かによって殺害された。『EMA探偵事務所』代表の柊恵摩エマは、そんな美緒の依頼を受け、単身『極神島』への潜入を敢行する。その時エマはまだ知らなかった......この島が犯罪で塗り固められた難攻不落の城であった事を......
若干24才、誰もが羨む程の美貌を兼ね備えたエマは、持ち前の美貌とキャッチーな性格から、島民と上手く馴染む事に成功する。島で唯一の食堂『料亭潮風』で住み込みのバイトとなり、常に民とフレンドリー接するエマは、いつしか島民の中で人気者となっていった。しかしそんな優しく、そして親切な島民には、想像を絶するような裏の顔があったのである。
長閑な街並みに君臨する異様な近代的建物『セントジェーン病院』。
街の至る所に点在する生々しき『剥製』の数々。
謎大き『西の森』に生息する毒蛇『オオキバ』。
極神教の総本山たるベールに包まれた『剛健神社』。
地底深くに張り巡らされた迷路とも言える『洞窟群』。
そして......
足を踏み入れただけで『死』が訪れると言われる『死の岬』などなど。
この島に存在するそんな全てのキーワードが、エマを待ち受ける『罠』であり、そしてまた『地獄への道』であった事など、島に着いたばかりのエマは知るよしも無かった。何度も傷つけられ、何度も殺されそうになりながらも、0%の死地を確実に潜り抜けていくエマの姿は、正に『傷だらけGOD』!
涙あり、笑いあり、怒りあり、人情あり、愛あり、そして別れあり......そんな全ての感情が、完結までの40万文字にはぎっしりと詰め込まれています。エマそしてその仲間達が繰り出す壮絶なるサバイバルミステリーを是非ご堪能下さい!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-19 00:00:00
363836文字
会話率:34%
砂賀町には、禁足地ならぬ禁手地と呼ばれる領域がある。
最終更新:2025-04-01 00:00:00
287文字
会話率:0%
大阪府手野市には、守神神社と呼ばれる神社がある。
最終更新:2025-01-20 00:00:00
478文字
会話率:0%
とある場所にあるという伝説がある。
最終更新:2024-10-28 00:00:00
312文字
会話率:0%
それは想いで全てを切り拓く物語
現実世界にて、刀剣収集、刀剣鑑賞、刀装具鑑賞、そして真剣を用いた剣術を趣味として生きてきた初老の男性。
彼は退職間近に、ガンになったことで余命幾ばくもないことを宣告された。
しかし直ぐに死ぬことはなかったた
め、何とか職務を全うし、定年退職をした。
そんな彼が思ったことは、もっとも愛すべき刀に少しでも恩返しできれば……という思いだった。
そのため彼は、自分が購入した奉納刀を、再度その神社へと納めるために行動し……平行世界へと迷い込んでしまう。
自らが愛し、神へと納めようとした刀、愛用の稽古刀、稽古の木刀、もっとも美しいと思う刀。
これらを持って迷いこんだ世界で一番最初に降り立ったのは、荒れ果てた廃墟と荒野のただ中。
しかも平行世界に迷い込んだその時……彼は精神年齢はそのままに、健康な体と若返りという実に奇妙な状況へと陥った。
そしてそれよりもさらに奇妙なことが長年続いていた。
その平行世界は世界中で戦争が起こっていたのだ。
それも、人同士ではなく、異星起源生命体と……。
そんな奇想天外、驚天動地な状況へと陥った、見た目は若者、中身は初老のおっさんが……平行世界にて面妖たちを、撃ち、殴り、切り捨てて戦っていく、そんな物語である。
カクヨム に掲載している作品をなろうにも掲載を始めました折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-01 00:00:00
484338文字
会話率:39%
〜カネとは他者を信じる気持ち、わかるかね?〜
日本一の金運神社と呼ばれる得経山(えるふやま)神社。
スーツ姿の主人公が手を合わせるその瞬間、声が響く。「ならば学べ。」
振り返ると、そこに立っていたのは、長い時を生き知恵と経済を司るエルフだっ
た。
カネとは何か、世界とは何か、そして「生きる」とは何なのか。
エルフとの対話を通じて、主人公の価値観が大きく変わり始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-31 23:35:56
48459文字
会話率:90%
あの夏の日に起きた事件である。湊介と金華は友達の寒桜とお茶会をしていた。その日は神社でお祭りがり二人は寒桜を誘うが断られてしまう。そしてその様子に湊介は疑念を持ち、金華は残念そうにする。だが、その夜湊介と金華は失踪してしまう。湊介は現世で怪
異と相対し、金華は謎の神社で脱出を試みる…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-31 22:45:25
7932文字
会話率:52%
リナは愛猫ルナと一緒に趣味で始めたタロット占いを
するのが、毎朝のルーティン
今朝、引いたカードは【塔】正位置だった
いつもと変わらない日常だったのに
愛猫ルナが毎月行なわれる【総合大運動コンテスト】で貰った優勝賞品の【金の缶詰】を
飼い主
リナが食べたのが原因でリナの身に異変が…。
ルナは【金の缶詰】の再び貰うため
リナは【元の姿】に戻るため
コンテスト会場の猫神社の
猫神様から
10匹の猫の願いを叶え
肉球スタンプを集めれば願いを叶えてくれるらしい。
ただし、期限は2月22日22時22分まで
今日は1月22日だから、あと1ヶ月しか時間がない。
リナとルナが協力して願いを叶えるお話しです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-31 22:36:44
3099文字
会話率:33%
イジメって本当になくならないな…
そんなことを思いながら、モヤモヤとしていたある日、
近くの神社で狐と出会い、不思議な世界へと誘われた。
美優と晴風の友情物語。
最終更新:2025-03-31 22:10:16
31388文字
会話率:24%
お忙しい方のためのあらすじ動画はこちら↓
https://youtu.be/JhmJvv-Z5jI
【ストーリーあらすじ】
■■室町、花の都で世阿弥が舞いで怪異を鎮める室町歴史和風ファンタジー■■
■■ブロマンス風、男男女の三人コンビ■
■
室町時代、申楽――後の能楽――の役者の子として生まれた鬼夜叉(おにやしゃ)。
ある日、美しい鬼の少女との出会いをきっかけにして、
鬼夜叉は自分の舞いには荒ぶった魂を鎮める力があることを知る。
時は流れ、鬼夜叉たち一座は新熊野神社で申楽を演じる機会を得る。
一座とともに都に渡った鬼夜叉は、
そこで室町幕府三代将軍 足利義満(あしかが よしみつ)と出会う。
一座のため、申楽のため、義満についた怨霊を調査することになった鬼夜叉。
これは後に能楽の大成者と呼ばれた世阿弥と、彼の支援者である義満、
そして物語に書かれた美しい鬼「花鬼」たちの物語。
【その他、作品】
浅草を舞台にした和風歴史ファンタジー小説も書いていますので
興味がありましたらどうぞ~!(ブロマンス風、男男女の三人コンビ)
■あらすじ動画(1分)
https://youtu.be/AE5HQr2mx94
■あらすじ動画(3分)
https://youtu.be/dJ6__uR1REU折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-31 22:00:00
98399文字
会話率:46%
人生に面白味を感じられない、時庭 豊は日課のランニング中、コースの途中にある神社で不思議な白い光を見つける。
誘われるかのように、光の元に向かった豊が目にしたものは、白い花を手にした月白色の髪の少女だった。
少女と出会い、過ごしていくこ
とで豊の日常に変化が起きていく...。
これは北海道のとある小さな町で起きた不思議な物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-31 21:37:01
231576文字
会話率:56%
由緒正しい神社のある港町。そこでは、海から来た神が祀られていた。神は、春分の夜に呼び寄せられ、冬至の夜に送り返された。しかしこの二つの夜、町民は決して外へ出なかった。もし外へ出たら、祟りがあるからだ。
父が亡くなったため、彼女はその町へ帰
ってきた。幼い頃に、三年間だけ住んでいた町だった。記憶の中では、町には古くて大きな神社があった。しかし誰に訊いても、そんな神社などないという。
町で暮らしてゆくうち、彼女は不可解な事件に巻き込まれてゆく。
――――――――――――
この作品は、アルファポリスでは完結しております。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/335230684/510812869折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-31 20:21:15
68061文字
会話率:32%
由緒正しい神社のある港町。そこでは、海から来た神が祀られていた。神は、春分の夜に呼び寄せられ、冬至の夜に送り返された。しかしこの二つの夜、町民は決して外へ出なかった。もし外へ出たら、祟りがあるからだ。
父が亡くなったため、彼女はその町へ帰
ってきた。幼い頃に、三年間だけ住んでいた町だった。記憶の中では、町には古くて大きな神社があった。しかし誰に訊いても、そんな神社などないという。
町で暮らしてゆくうち、彼女は不可解な事件に巻き込まれてゆく。
*
この小説は「カクヨム」にも投稿されています。
『神送りの夜』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054884898291折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-29 21:00:00
267362文字
会話率:33%
「私」は妻と高校生の娘と三人暮らし。
商事会社に勤めるサラリーマンである私は、専業主婦の仕事を軽んじている昭和脳の持ち主。ところが妻が高熱を出し寝込んでしまい、私は慣れない家事にてんてこ舞いとなる。
私は会社の部下が取引先の部長とともに
神社の階段から転落した事故を聞く。その事故をきっかけに、高級磁器にかかわる不正の疑惑が浮上し、それに社内の人間が関与しているのではと私は疑いを持つ。
そんな私の前に、寝込んでいるはずの妻が現れる。よくよく見れば足がない。
漂う妻に翻弄されながらもいざなわれ、私は事件の解明に奔走する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-31 17:32:23
2900文字
会話率:10%
博麗神社の巫女・霊夢は、いつも通りの穏やかな日々を過ごしていた。
しかし、幻想郷のどこかで何かが狂い始めている。最初は気のせいかと思っていた異変も、やがて無視できないほどの大きな波となって彼女に降りかかる。
霊夢はいつものように、一人で立
ち向かおうとする。
「私が博麗の巫女だから」――そう言って、誰の手も借りようとはしない。
そんな霊夢の姿を見守るのは、魔法使い・霧雨魔理沙。
「お前、また一人で抱え込んでるんじゃないか?」
魔理沙は気にかけるが、霊夢は「大丈夫」と言って突き放す。
だが、本当にそうなのか?
苦しみを隠し続ける霊夢、彼女を支えようとする魔理沙。
すれ違いながらも、二人は共に歩み続ける。
幻想郷に迫る脅威と、試される二人の絆。
最後に霊夢が掴み取る答えとは――。
「魔法使いと博麗の巫女 〜どんな時も、共に〜」
これは、一人ではなく"共に"生きることを選んだ、二人の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-31 15:01:59
1569文字
会話率:38%
「幻想郷は、今日も平和。」
妖怪も人間も、賑やかに暮らす幻想郷。
博麗神社でのんびり過ごす博麗霊夢、魔法の研究に励む霧雨魔理沙、優雅な紅魔館の主レミリア・スカーレット、そして地下室に潜むフランドール・スカーレット。
戦いも異変もない、
ただ穏やかで、時にドタバタな日常。
そんな幻想郷の住人たちの、平和でちょっぴり騒がしい日々を、小説という形でお届けする。
幻想郷の日常を、ちょっと覗いてみませんか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-21 13:27:29
606文字
会話率:50%
これは中二病スキルに目覚めた主人公が、理不尽に抗い、全てを救う物語。
過去に重度の中二病を患い、現在は無事卒業を果たした来栖拓斗。たまに中二病発言が顔を覗かせることもあるけれど平穏な毎日を過ごしていた。ある時、神社に居た怪しい黒い影を追っ
たところ「救え」と言う声と共に光の球を託された。それは、自身が中二病時代に書き綴ったノートと同化し、拓斗は力を手に入れる。しかし、力の代償は中二病の再発!?
そんな中、街には不穏な空気が流れ始め・・・。
大切なものを護るため、理不尽に抗うため、守れなかった全てを救うため、少年は困難に立ち向かう。
たぶん、比較的、恐らく王道派ローファンタジー。そこかしこにフラグを植えておいたので、フラグ管理が好きな方、実際にフラグが見える方、これから見える予定の方も含めて、皆さんに読んでいただければ幸いです。
1章全て(25話)書き終わってからの投稿になるので、毎日同じぐらいの時間に投稿しようと思います。よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-31 14:07:13
70837文字
会話率:23%
自然の守護者の登場人物、屋根川聖菜。
そんな彼女の過去には、あるもう一つの物語があった。
中学一年の夏休み。
委員会のボランティア活動を終えて帰宅する途中、いつもと違う道に入ってしまった聖菜達。
そこには誰も知らない神社があった。
その神
社にあった石に触れたことにより、聖菜の運命の歯車が動き出す。
聖菜を待ち受ける運命とは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-31 13:15:10
2104文字
会話率:16%
主人公の琴音は、平凡な毎日を過ごす普通のOL。
そんな中、幼馴染の結婚式の帰り道にふと足を運んだ神社の裏参道で、不思議な霧に包まれ、妖怪の世界へと迷い込んでしまいます。
異世界で出会うのは、ミステリアスな妖怪たち。
優雅な雪女、いたずら好
きの狐火、そして高慢な天狗などなど。
中でも蒼月という妖怪は、彼女の運命を大きく変える存在で、蒼月との関係を深める中で、琴音は自身の血筋に隠された秘密、そして人間界と妖怪界の境界に立つ自分の役割を知ることになります。
それぞれの妖怪が琴音に試練や友情、そして少しの恋心をもたらします。
過去と現在、運命と選択、愛と友情が交錯する物語。
琴音が選ぶ道はどこへ続くのか?
果たして、彼女は自身の運命を切り開くことができるのか?
新たな出会いが、彼女の人生をどのように変えていくのか?
魅惑の妖怪たちとの心温まる交流と、運命の恋を描いた和風ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-31 08:10:00
550041文字
会話率:30%
――今年も宇宙船「地球号」で9億キロの宇宙旅行に出かけましょう。
星新一先生の年賀状に、そう書かれていたというエピソードを読んだ。地球の公転距離は9億キロ、宇宙船「地球号」は一年をかけて太陽の周りを回る。
素晴らしい。たった一文で、しっか
りSFしているし、オチも秀逸だ。こういうのを自分でも書いてみたい。そう思った。
もう一度、星先生のショートショートを読んでみたい。そういう方の為に、一編入魂、精一杯、頑張って書いたショートショート集。
どん底だったあの日、親父と花火を見に行った。あれから三十年、親父が危篤だという知らせが届く(花火)
そのカリスマ美容師の手にかかれば、黒々とした髪の毛を取り戻すことが出来ると言う(カリスマ美容師)
磯浜村の太郎は山賊の手先として捕まった亀を助け、城塞に連れて行かれ、音宮の姫と恋に落ちた(磯浜村の周郎)
僕は一日に一回、一秒だけ、時間を止めることができる(一秒でできること)
僕は鏡の中の自分と会話する方法を思いついた(鏡)
幼い頃、私には私だけにしか見えないお姉ちゃんがいた(お姉ちゃん)
終電間際の地下鉄の車内、目が覚めると時間が止まっていた(地下鉄)
亡き妻が神社で見守ってくれている(神社)
僕には”なかよしノート”がある(なかよしノート)
目が覚めると部屋には男が三人、テーブルに四つのボタンがあった(ボタン)
山歩きの途中、けもの道を歩んでしまったら・・・一人だけ違う時空に暮らす男の話(けもの道)
お祭りの日、屋台で射的をやって不細工な人形を手に入れた(射的)
アロイカの大宇宙船団が地球を侵略するためにやって来る(アロイカ・インベージョン)
「月光石を持って来た人と結婚する」と美姫は言う(狼の血族)
人の言葉を話す鳩ジョンのお話(伝書鳩ジョン)
深夜、タクシーがお客を拾った~幽霊話をショートショートに(幽霊はタクシーに乗って)
【注】これらの作品は「カクヨム」でも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-31 07:44:26
221566文字
会話率:22%
四方を山と海に囲まれた陸の孤島のような今井町で、神社に供えられた生首が発見された。ニュース番組でコメンテーターを勤める鬼牟田圭亮は番組プロデューサーでイタコの末裔・西脇と共に事件の取材に向かう。圭亮は俯瞰的演繹法と自ら名付けた推理手法を駆使
し、かつて生首村と呼ばれた忌まわしい村の歴史が事件に深く関与していることを見抜く。
もう一度、横溝正史先生の小説が読みたい!そんなインテリオヤジのための本格長編推理小説。
【注】この作品は「カクヨム」でも公開されています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 08:07:51
136898文字
会話率:53%
結麻は、15歳の誕生日に決められた神社詣でに連れて行かれて…。
最終更新:2025-03-31 06:00:00
640078文字
会話率:32%
市原春人32歳。某野球ドラマでブレイクした芸能人と一文字違いなのに顔は……と言われ続けてきた。そんな春人は参拝した神社で資格試験の合格祈願とモテたいとお願いをした。しかし、当然そんな事で簡単にモテる様になる訳もなかったが、資格試験には見込み
合格した。これで人生を変えてと気持ちを新たにするも興奮しすぎたのか心臓発作で亡くなってしまう。
しかし、そんな春人は病院で目を覚ました。自分は助かったのかと思ったが、様子がおかしい。体が若返っているし、イケメンになっていた。春人は男女の貞操観念が逆転している世界に転生していたのだ。
確かにモテたいって言ったけどさ……えっ!?ちょっと待って!!つまり、俺は前世の男女同数の世界じゃあモテるのが無理だから男の数が少なくて男女の貞操観念が逆転した世界に転生したって事!?
これはそんな前世でモテなかった市原春人の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-31 06:00:00
371773文字
会話率:47%