魔王領との国境地帯を治めるエルゼス侯爵家に生まれたフロルは、熱病で生死の境をさまよった12歳のある朝、前世の記憶を取り戻した。小児科看護師だったミヤコは、夜勤明けに起こした自損事故で若くして他界してしまったのだ。
さて今世は貴族令嬢で
ウハウハ……かと思いきや、当主である祖父はいつも不機嫌で、領主の仕事は代官に任せきり。フロルと同じ熱病で両親はすでに亡く、跡継ぎの兄は社交界デビューに失敗してもう4年も部屋から出てこない。さらに長年の凶作で領地は干上がり、貴族としての体裁を保つことすら難しくなっていたのである。
生活環境改善のため、フロルはアラサーの処世術と知識を使って行動し始めたのだが──
※カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-17 12:12:51
460722文字
会話率:51%
伯爵令嬢フェリシアは、大凶作で苦しむ父親を助けるため、支援の見返りという形でメルツァー侯爵の妾になることに?!
脂ぎって嫌らしいおじさんは、断固お断りです!
そんな中、領地の視察に文官のルストがやってきて――
短編習作です。「
ざまぁ」をなるだけ意識したけど、今回も微ざまぁ止まりかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-24 08:56:09
9728文字
会話率:30%
大凶作の影響で困窮している実家を助ける為、家庭教師を目指している子爵令嬢のウィーナに契約の婚約を持ち掛けたのは、令嬢の誰もが憧れる侯爵令息のフィルだった。
優秀な彼女の博識ぶりとその社交手腕を知ったウィルは彼女との婚姻を考え始めるのだが。
よくある、貧乏令嬢にハイスペック令息が婚約を持ち掛けるも、契約を言い出したほうが恋に落ちてしまう、というお話です。
全5話、適当設定のゆるくてさくっと読み終わるお話です。
毎日10時と19時に投稿します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-20 19:00:00
24170文字
会話率:37%
伯爵令嬢スプラは、密かに予感していた凶作への備えとして、自身の誕生パーティーでもやし料理を披露する。
しかし、食べ物と思えぬそれに怒り狂った婚約者は、婚約破棄を宣言。
絶望するスプラであったが、パーティー会場には、同じく凶作を予感し
ていた第一王子が参席しており、彼女の知見を評価。
自らのものにすると宣言するのだった。
後に凶作が現実となり、婚約者はこれを後悔したが、もう遅い。
王子の寵愛を受けた少女は、すでに手の届かぬ存在となっていたのである。
※カクヨム、ノベプラにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-25 07:16:40
109530文字
会話率:23%
伯爵令嬢スプラは、密かに予感していた凶作への備えとして、自身の誕生パーティーでもやし料理を披露する。
しかし、食べ物と思えぬそれに怒り狂った婚約者は、婚約破棄を宣言。
絶望するスプラであったが、パーティー会場には、同じく凶作を予感し
ていた第一王子が参席しており、彼女の知見を評価。
自らのものにすると宣言するのだった。
後に凶作が現実となり、婚約者はこれを後悔したが、もう遅い。
王子の寵愛を受けた少女は、すでに手の届かぬ存在となっていたのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-14 06:29:20
3317文字
会話率:25%
凶作の続く村。村を守る蛇神へ捧げる神嫁として妹が選ばれた。神嫁は名誉なことだと言われているが、実質ただの生贄だ。
たったひとりの妹を奪われるなど許されない。
そうして、彼は妹の代わりに生贄となった。けれども頭から喰われることなんてなく神には
溺愛されて──
そんな、夢を見た。
生まれ持ったスキルによって時々不思議な夢を見る少女、シズリは拳を握りしめる。
そんなの、許される筈がない。私から、兄を奪うなど許さない。兄にとって私がたったひとりの妹であるように。私にとってもたったひとりの兄なのだ。
「この腐った世界から兄さんを取り戻す。神様を殺してでも」
因習村と因習神からBL主人公の兄を取り戻す残された妹の話。
因習村は最後には炎上します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-26 13:56:12
158375文字
会話率:39%
聖女ライアは聖女でありながらその役目を放棄して、国は凶作が続いていると王太子が処罰を告げる。そんな王太子の傍には侯爵令嬢。誰もライアが罰せられるのが当然だと思っている中ライアが告げた。
「警告:この国には聖女は生まれません」と――。
最終更新:2023-09-16 13:00:00
2205文字
会話率:46%
ある日、高校生三人は未確認存在により、異世界に転移させられてしまう。転移先は、峰の知っている乙女ゲームの世界のようで…。峰の制止も届かず、二人は思い思いのキャラメイクを続けてしまう。そんなステータスじゃ、餓死と病死が二大死因の世界では生き残
れないのに!
この世界のどこかに転移したあの二人を、私が助けないと!でも、あれ?内政で環境を改善しようと思ったのに…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-07 23:59:29
6621文字
会話率:54%
1789年3月。革命の迫るパリで荷担ぎ人足として働いていたジャック・アルノーは、孤児たちを養いながらなんとか生計を立てていた。しかし、凶作での食糧価格の暴騰による生活苦と閉塞した日常を変えたいという野心から、ギルドの規約を破る違法な取引に
関わるようになる。違法な取引が露見し、追い詰められたジャックの元に現れたのは秘密結社イルミナティを名乗る、女と少女だった……。
革命下のパリで繰り広げられる、イルミナティやフリーメイソンら秘密結社と王、貴族、僧侶、外国勢力たちの入り乱れた陰謀戦を描く歴史風ダークファンタジーです。
※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
※アルファポリスにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-03 00:15:14
108549文字
会話率:36%
昔々、ある村にキツネの母子4匹が仲良く暮らしていました。父親のシゲは末っ子のヒデを守るために、オオワシと戦ってすでに亡くなっています。ある家のニワトリ小屋が何者かに襲われ、その犯人がキツネだとされ、村では大々的なキツネ狩りが始まりました。
姉のセリは鉄砲で殺され、兄のマサは罠にかかって死にました。村ではたくさんのキツネが殺されましたが、母のクミが神社で射殺されたのを最後に、キツネ狩りは終わりました。それから村は干ばつとネズミ被害に襲われ、米がほとんどできず、子供たちは町に売られて行きました。凶作だったことがキツネの祟りだと噂されるようになり、村では大掛かりな祈祷が行われ、狐塚ができました。それから代々、この村は狐村と呼ばれるようになりました。
現代になって、狐村は過疎化が進み、村長はキツネを前面に出して大々的に売り出すことにしました。キツネ公園を作り、キツネの品種改良を繰り返し、ペット用の従順なキツネを作り出すことに成功し、大ヒットしました。しかし、日本中に風邪の症状に似た感染症が拡がっていき、その感染源がキツネだという噂が立ちました・・・。
人間は自分の犯した悪行をキツネのせいにしますが、罪を擦り付けられたキツネは人間を祟ることができるのでしょうか・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-16 00:00:00
73699文字
会話率:3%
相変わらずのタブ詐欺
最終更新:2022-03-12 15:43:20
1579文字
会話率:43%
少しだけ容姿が良いことが売りの転生者、マティス。
そんな彼には誰にも知らせていないある特殊な能力が身についていた。
それは、なんでも開けることのできる鍵を生み出す力となんでも閉じることができる錠を作る力である。
彼は、その力を使って将来
は大金持ちになろうと貧しい生活を送りながら思っていたが、そんな矢先に凶作が原因で口減しとして奴隷商人に売られてしまった。
持ち前の能力でその場を脱することには成功したが、助けた獣っ娘が何やら危ない奴で……ッ!
これは、何かと面倒ごとに巻き込まれてしまう不運な主人公と、何かしら闇を抱えているキチガイ系ヒロイン達のお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-12 14:21:48
234158文字
会話率:33%
豊穣の神を信仰する神聖教国グレースは、突然の大凶作であっけなく滅んだ。
ただ一つの【病領】を除いて。
独自農法で滅亡を回避した領主レイン・フリーツ・グレーディアは、獣人メイドのミミリと共に、魔族の跋扈する隣国へ布教に向かう。
「いいか邪
教徒共。凶作などという冒涜的概念は、農業の設計段階で排除するものなのだ」
革新的農業システムで送る敵国クイックライフ、全3話構成。
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本作品は、2020年10月11日に某所に投稿した作品の微修正版です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-15 16:00:00
13687文字
会話率:69%
NBA底なし沼(ぬま)講座~知識編~
この作品ではNBAマニアの知識をフル稼働して、ファンには嬉(うれ)しいかもしれない知識や情報を披露していきたいと思います。
NBAファンを増やすための活動と言えるかもしれません。
◎NBAの基礎知識(
入門編)
◎専門用語解説(難解な専門知識を説明します)
◎NBAの歴史や有名な選手のヒストリー
◎ドラフトの歴史(豊作ドラフト、凶作ドラフトを年ごとにふりかえる)
◎マニアックな話
◎記録や金にまつわる話
こんなことを書いていくつもりでいます。
不定期連載とさせていただきます。
内容は基本的に連続する話ではなく、1話完結になりますが長くなる話は分けたりもしています。
NBAのシーズンが開幕すれば、この作品(知識編)とシーズン版との2作品の連載を考えています。
シーズンが始まってからの各チームの状況や試合結果などの話はシーズン版に載せる予定ですので、この作品(知識編)には知識を深める為の話を書いていくつもりです。
合わせて読んでいただくと、より面白くなるかと思います。
私の他作品の用語解説や知識の話を添削・加筆して載せています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-11 12:00:00
56704文字
会話率:3%
最悪の死に方で異世界に転生したら、凶作と戦争に喘ぐ最悪の帝国に生まれてしまった。…いいだろう、この国は私が立て直してやるッ!男前ヒロインが剣を振り翳し世界を変革するファンタジー戦記。になる予定。
最終更新:2020-07-29 11:56:11
2958文字
会話率:35%
仕事一筋で家庭を顧みないまま定年退職を迎えた主人公は、妻から離婚を執拗に迫られ罵詈雑言も浴びせられる。そして、そんな毎日から逃がれるために故郷東北の寒村にある廃家となった実家を訪れる。そこで偶然目にした故郷の霊山・房住山(ぼうじゅうさん)
について書かれた冊子を読んで触発され、登山を試みる。山道の中腹に佇んでいた老人に請われ、手を貸して立ち上がらせようとしたところ、強烈な力で引っ張られ谷底に転落する。
目が覚めると、そこは約千四百年前の房住山の洞窟の中だった。伝説の蝦夷三兄弟と出会い、皇軍との凄まじい戦を目の当たりにする。その後、主人公は熊に襲われるが、三兄弟の長男・アケ徒丸からもらった土笛の不思議な力によって死を免れ、江戸時代の故郷「入通(いっとり)」にタイムスリップする。
この時代では、凶作に苦しむ主人公の先祖と、彼ら民百姓を救おうと尽力する肝煎(きもいり)の円左衛門に出会う。円左衛門は高邁な志を持つ人格者であるにもかかわらず悪代官の謀略で磔にされ、主人公もその場で殺されかけるが、ここでも土笛に助けられて昭和二十(一九四五)年、第二次世界大戦の終戦直後の故郷に移動する。以下、下巻へ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-31 14:32:46
36938文字
会話率:43%
天保七年春、歴史的な大凶作は三年続いていた。大坂城代土井利位は、米商人高津屋に依頼し江戸への廻米を秘かに画策し成功した。ところが秋になり、幕府は更なる糧米確保を目論み、江戸への廻米の幕命を発令した。米不足の中での強権発動で、京・大阪の不満は
高まった。
城代の近習、牧野小次郎は、町人に扮し、治安目的で大塩平八郎の私塾『洗心洞』の内偵を進めた。しかし、役人の私利私欲や豪商との癒着に嫌気がさし、次第に洗心洞一派の義憤に共感するようになった。また、同じ裏長屋に住む通い女中おせんに惹かれ、将来、所帯を持って小商いを一緒に営もうという夢を持っていた。
高津屋の一人娘おしのには、商家の息子で伝八という許嫁がいたが、伝八は突然婚約解消を申し出た。正義感の強い伝八は『洗心洞』で住込みの塾生になったので、決起した時、おしのに累が及ばないように、予め離縁を決意したのだった。しかし、おしのは一途で、伝八の決起と共に、自決する心積もりだった。
洗心洞は、知行同一を教えの根幹に据えていた。塾頭の平八郎は、東町奉行跡部良弼に政治改革の上書を提出した。しかし、分限も弁えず無礼者と、無視され叱責を受けただけだった。ついに、廻米令を機に天誅を下さんと決意する。かつて同僚だった与力、栗林隼人は平八郎に遺恨があり、塾生に返り忠(裏切り)をそそのかした。
翌、天保八年二月、小次郎は決起直前に檄文を入手、義と忠の板挟みに悩んだが城代に通報。一部塾生の返り忠も生じた。
洗心洞一党は、役人と豪商に天誅を下さんと決起し、大坂各所に火を放った。事件の当日、伝八は銃火を浴びて死亡、さらし首となった。自決を覚悟していたおしのだが、お腹の子のため、小次郎の説得で思い止まった。小次郎も騒乱の中、死亡。事件後、おせんは、小次郎との夢であったうどん屋の女将になった。大坂の町の炎上と共に武家社会の終焉を迎えた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-14 21:55:18
161787文字
会話率:65%
※冬童話2020参加作品です!
むかしむかし。5人の子供を抱える夫婦が暮らす土地に、まれに見る凶作が襲い掛かった。
口減らしがにわかに現実味を帯び、しかし、育てた子供を手放すことに決心がつかない夫婦。話し合いは夜中まで続いた。
結論が出
ないまま時が過ぎていき、やがて不意に戸口を叩く音がして……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-21 18:00:00
3957文字
会話率:4%
むかしむかし。まだ日本がいくつもの集落に分かれていた時のこと。
とある集落が、数十年ぶりの凶作に襲われた。
蓄えを切り崩しても、村人全員を賄うには10日程度しか持たない。人々は木の実などを求めて、山野に繰り出した。
そのうちの一人である
少女は、森の奥で奇妙な祭囃子を聞く……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-15 22:10:19
3990文字
会話率:7%
魔族と人間による戦争が終わって10年。ここ、べリア大陸は多少のいさかいはあるものの、平穏な状態が続いていた。しかし、それは突然破られる。魔族が再び軍を動かし、人間達の国に侵攻してきたのだ。この危機にロワール教教皇マーハル 4世は、諸国に聖十
字軍の呼び掛けを行う。
「神の御名において、魔族を再び追い返すのだ。神の代行者たる我の下へ集え、人々よ。12聖騎士と共に戦おうではないか!」
教皇は自信があった。かつての聖十字軍のように人々が立ち上がり、魔族と戦うと。教会の下に団結すると。だが、それは大きな間違いであった。
「騎士団の編成に時間がかかる。今少し猶予を」
「パス。面倒臭い」
「俺の国は中立を保つ」
「早く、早く援軍に来てくれええ。め、滅亡しちゃうう」
「金にならん。断る」
「すいません。農作物が凶作でして、兵が出せません」
「儂ら、年でのう。後は若い者に任せますわい」
「お前らああ! 早く来いやああ!! 破門するぞおおお!!!」
キレる教皇、逃げる国王達。足並み揃わぬ人間達を尻目に、魔族の進撃は始まる。大陸中央に位置する獣人の国ビスティ。風光明媚なこの国にも、魔族は攻め込ようとしていた。後にある高名な歴史家は、著書の中でこう記す。
『この侵攻で魔族と人間は眠れる化物を目覚めさせた。殲滅の魔術師という名の人間を。彼は歴史に燦然と名を残す。破壊者にして、創造主。世界を変え、神を殺した人間。また、その妻達も世界を大きく変えるのに貢献した事は、まごう事無き史実である。彼の評価は難しい。とはいえ、1つ言える事がある。いや、声を大にして言いたい!リア充、爆発しろ!!』
‥‥どうやら、この歴史家。私生活は上手くいってなかったようだ。ともかく、殲滅の魔術師カレル=バーネットの物語は幕を開ける。大陸に多くの悲喜劇をもたらす男は、魔族の侵攻時にビスティ王国の王都で酒を飲んでいた。物語はここから始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-26 06:00:00
90578文字
会話率:60%
魔物が蔓延り、ドラゴンが支配する。そんな世界で人類に残された最後の地「テウルギア」
冒険者と魔術師が集うこの街に新たな冒険者が一人。
少年の名前はリアム・バージェス。
テウルギア唯一の冒険者育成学校クーヴレールを首席で卒業した彼。し
かし、そんな彼に貼られたレッテルは「スーパールーキー」や「期待の新人」等ではなく、同期に魔術師がいないが故の「大凶作の八十期生」
世間から真っ当な評価を得ることなく、ただ恩人との再会を果たすため、リアムは力を求める。
彼は一体なにかを手に入れられるのか、そして、なにかを失うことになるのか。
「あなたと私が目指す先にあるのは同じもの」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-17 18:27:48
127950文字
会話率:47%
それは古代中国での出来事であった。
人民が増えないことに悩む梁(りょう)の恵王(けいおう)は孟子(もうし)に尋ねた。
「我は凶作の地に居る民を豊作の地に移すなど、善政を敷き民の事を思わぬ日はない。しかしなぜ民は近隣諸国から梁に集まらぬのだろ
う。」
「王よ、それならば一ついくさでの話をいたしましょう。」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-20 23:32:05
1228文字
会話率:50%