呪物って知ってる? なんか、人を呪ったりするときに使われる道具のことを言うらしいんだけどさ。
ああ、大ヒットしたアニメの影響で、『呪術』『呪物』『呪具』って言葉が、オカルト界隈以外でも浸透したよねー。
呪物がどうかした?
あ、うん。な
んかさー、思ったワケよ。心霊スポットって、人為的に作り出せちゃうんだなぁって。
ほら、人為的な心霊スポットで有名どころは、アレでしょ。古い墓地の墓終いをするっつって、墓地にあった墓石や骨壺、卒塔婆なんかを全部産業廃棄物扱いした挙げ句、消波ブロック代わりにしちゃって埋め立てしたっていう、曰く付きになった海岸。
あ~、あの、めっちゃ罰当たりなやつ。
アレって、墓石を消波ブロック代わりにした人ってさ、心霊現象を全く信じてない人か……もしくは、判っていてわざとやった人じゃないかな~? って思うワケよ。
だってほら、結局のところ、最凶の呪物って人体で作られるって聞いたから。わざと、その海岸を心霊スポットにしたのかな? って。
オカルト肯定派な二人の会話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-29 19:17:49
11322文字
会話率:0%
今日は三男の誕生日だった。そして、命日でもある。
私の子は3人とも、生まれたその日に自ら命を絶ったのだ。
最終更新:2024-03-21 13:07:55
2236文字
会話率:26%
骨壺に納めるというーー、それは大切な儀式であった。
最終更新:2023-01-15 00:06:15
200文字
会話率:0%
ある夏の午後、主人公の川上光のもとに、骨壺を抱えたセーラー服の少女が尋ねてきた。混乱する光に向かって、少女はかつて恋人だった岡崎真由子の娘だと名乗った。少女は真由子が自殺したことと、遺骨を家に置いてほしいということを告げる。
そこから、
光と少女のどこか歪な同棲生活が始まった。
※本作は女性同士の恋愛を主軸にした作品です。
※アルファポリス、カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-30 01:58:12
54662文字
会話率:47%
昔、お墓でかくれんぼをしていた記憶がある。私はじゃんけんが弱かったから、しょっちゅう鬼になっていた。
最終更新:2021-07-10 10:50:50
2098文字
会話率:7%
神に祈るリアリストと死後の世界を信じないクリスチャンのお話
最終更新:2020-12-17 08:01:17
3376文字
会話率:53%
秩父山間の町に店をもつ、和洋中折衷さまざまな古物を取りそろえる骨董屋「ライヤンリー」。店主は長袍(チャンパオ)をまとい白虎の毛皮を肩にかけた国籍不明の青年ユエン兄さん。
高校生の楓子は通いなれたライヤンリーで、祖父の遺品をかすめとり端金で
手放した男逆木と出会う。逆木家は遺言書に記された骨壺をめぐって相続争いの渦中にあった――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-11 21:43:29
94980文字
会話率:34%
/三文ミステリ作家の私が老舗旅館の大女将に短編を依頼された。宣伝用だと言う。とりあえず行ってみると、大きな金庫のある奇妙な部屋に通された。しかし、書きあぐねている間に、大女将は亡くなってしまう。墓を開けると、先代の骨壺には鍵と、番号を書いた
召集令状が入っていた。さて、金庫の中は。/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-30 05:35:46
12234文字
会話率:19%
冬の朝の駅、高校一年の男子高生、桐沢縁(きりさわよすが)は不思議な雰囲気を帯びた一人の少女と出会った。彼女の背負う運命とこの世界の行く末が交わる事を知った縁は自分の成すべき行いを決定する。
最終更新:2018-12-31 17:57:14
42133文字
会話率:71%
愛する夫を病気で亡くしてしまった妻の心の叫びを綴った唄。
最終更新:2018-11-26 18:00:13
544文字
会話率:0%
雨の日。
お墓に雨がっぱを羽織り、大きなシャベルを手にした人影が、ぽつんとたたずんでいるのが見受けられるという。
そいつは遺骨をしゃぶるために、墓を暴き立て、もしも見つかってしまったら、遺骨の仲間入りを果たしてしまうという、うわさ……。
最終更新:2018-09-26 20:56:13
3983文字
会話率:8%
同棲する女性たちの会話劇。
以下の要素があります。
・焼き鳥
・骨壺
・せんべい汁
・さかなクン
※カクヨム、マグネット!同時掲載
最終更新:2018-07-21 06:17:20
4940文字
会話率:66%
母の葬儀を済ませたあと、娘である郁美(いくみ)と、叔父の崇(たかし)と伯母の章子(あきこ)が集まっていた。
談笑のあと、母の骨から利発さと向上心をあやかろうとしていた……。
それは骨壺から母の遺骨を取り出し、すり鉢で粉末にしたあと、白湯に溶
かして飲むことだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-20 18:49:57
12969文字
会話率:37%
何よりも大切な親友である犬を亡くした少女が、弔いのために一人きり旅に出る。
リンデンが死んだら、私も死のう。
リンデンが弱り始めた数年前から、誰にも言わず、静かに心に決めていたことだった。
彼の骨壺を持ち出した少女は、遠い記憶をたどって
北海道へ向かう船に乗る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-16 00:41:11
16837文字
会話率:31%
あの公営墓地には噂がある。生首の入った骨壺が収められた墓があるというものだ。そしてそれはそれ以上でも以下でもない。ただそれだけの話。なんてことはない怪談だ。
怪談は怪談。現実ではない。では何故そんな噂が広まったのだろう。いくら墓地とは言
え。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-14 00:13:50
6154文字
会話率:30%
信者や周囲の人にも好かれる人のよさそうな青年が仕える教会。
その告解室に一人の少女が現れる。黒い髪にも服を思わせる黒のワンピースに黒いタイツ、黒い靴。黒いヴェールのような髪飾り。
少女の顔を知らない人間はそれこと今、この国にはいないだろう。
最近ようやく救出された誘拐事件の被害者だ。犯人が射殺されたことでも有名なその事件の当事者は小さな骨壺を抱え、己の話を聞いてほしいと青年に告げる。
告解とは呼べない、許しなど乞いはしないただの話。青年は少女の話に耳を傾ける。
幼い恋の始まりと終わり。幻想的な二人の生活。どうしようもない必然の別れ。幸せの終わり。
少女は告げる。理解はしてもらえなくてもいいのだと。ただ、これを託すことができるのはあなただけだと。
聖職者である青年はその骨壺を受け取り、祈りをささげることを誓う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-11-14 00:57:09
9325文字
会話率:13%