これは、失われたものを取り戻そうとする者たちの物語──
叙事詩圏の辺境、メリッサ村に住むふたごの姉弟アデリナ(リナ)とルート(ルゥ)。男勝りな少女アデリナは騎士になることを志し、内気な美少年であるルートは教導会の程よい地位での隠居生活
を目指しそつなく暮らしていた。
そんなある日ふたごは、突然自分たちの父親がいなくなっていたことに気づく。父親だけではない。父親と過ごした記憶も一緒に失くしていたのだ。父親の失踪の理由は? そして思い出から父親が消えたのはなぜなのか? 背後に見え隠れする魔女結社と星室庁の陰謀に立ち向かいつつ、ふたごの冒険は始まる…… これは、失われたものを取り戻そうとする者たちの物語──
叙事詩圏の辺境、メリッサ村に住むふたごの姉弟アデリナ(リナ)とルート(ルゥ)。男勝りな少女アデリナは騎士になることを志し、内気な美少年であるルートは教導会の程よい地位での隠居生活を目指しそつなく暮らしていた。
そんなある日ふたごは、突然自分たちの父親がいなくなっていたことに気づく。父親だけではない。父親と過ごした記憶も一緒に失くしていたのだ。父親の失踪の理由は? そして思い出から父親が消えたのはなぜなのか? 背後に見え隠れする魔女結社と星室庁の陰謀に立ち向かいつつ、ふたごの冒険は始まる……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-28 18:00:00
41520文字
会話率:32%
魔法文明が滅び、最後の魔法使いが死に絶えてからかなり後。魔女狩りが過激化する少し前──フェアリーテイルが人を殺すと信じられた時代に、土着の《物語》を調査し、裏を取って聖典の世界観に組み伏せることを〝仕事〟とする教導会専属の黒いローブの男たち
が主人公。そんな話。
※この小説は「イセカイフドキ」様主催の共作企画「調」の参加作品です
http://still-in-noise.a.la9.jp/fudoki/kikaku/2022_01_shirabe/kikaku.html折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-17 12:00:00
11048文字
会話率:46%
災害や戦争で一度全滅しかけた人類。彼らは地下に埋まっていたことで災害から難を逃れた宇宙船で金星に渡った者と、地球に残った者とで分かれ。それぞれ金星と地球で別の文明を育てていた。
そんな地球の一地方・神子島村に住んでいる島津兄弟は花占いを
したり、狩りをしたり、将棋をやったり、漫画を読んだりして暢気に暮らしていたのだが。
不時着した金星人の帰星に便乗し、金星へ行ってみることにしたのであった。
★戦国DNAと参考にしているものは殆どおなじです。2012年四月分くらいまでの戦国武将のいい話悪い話まとめ、wikiの武将のページやweblio辞書、桐野作人先生の本(九州風土記??)等を参考にしました
いろは歌についてはHomer's玉手箱さんを参考にしました
★食事前に読むのは向かないシーンがあります(鳥のフ〇)
★この話はフィクションです。登場人物のマネは危ないのでやめてください折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-23 01:25:57
129708文字
会話率:63%
備忘録として書いてみます。
キーワード:
最終更新:2024-05-02 23:40:41
11062文字
会話率:6%
流れ星が降る砂漠。人々は星が砕ける音に耳を澄ませる。
しかしこの星に打たれたものは『星憑き』と呼ばれ、世界に災いをもたらすと言われていた。
一体何が起こるのか、よくはわからない。けれどもこの胸の内にあるもやもやした感情は、きっと憑いてしま
った星によるもの。だから人を傷つける。だから自分自身でわからなくなる――『星憑き』になってしまった少年シュメルヴィは、親友レクサルと共に星を夜空に返すため『村』を目指す。
『星憑き』の正体は。そして星の正体とは。
流れ星が降る砂漠での、短い旅物語。
※最後まで書き終えています。文字数約5万4千字を予定
※完結まで毎日更新する予定
※こちらの小説は2019年5月に同人誌として発行し、すでに頒布終了した小説です
※他のサイトでも公開しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-21 23:00:06
54189文字
会話率:25%
理知と信仰と社会・人の在り方を描く本格異世界ファンタジー
歴史の軸となる彩詠術の成立と少年王による変革を描く『金枝を折りて』(シリーズのメイン作品)
その約五十年後の田舎町、四季の風物と異文化流入を描く『夜明けの歌、日没の祈り』
国が滅び
た後の世にまで残る負の遺産を描く『女神の柩』
※作者のオンライン閲覧&バックアップ用まとめにつき、1頁の文字数が多くて空行もルビも無い不親切仕様。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-20 14:57:49
982118文字
会話率:45%
ゆめなかで手をつなぎ歩いた
キーワード:
最終更新:2023-12-11 22:33:59
403文字
会話率:0%
土地の大半を山林で覆われ、海と面している地方都市のトリン。この地方に生きる人間達は自然の恩恵を受けて生活を営んでいた。畑を開墾し、魚や獣を獲り、植物を採取することで生命を繋いできた。
しかし、時として自然は人間に牙を向くことがあった。大
雨や洪水等の自然災害、人命を脅かす疫病、農作物に打撃を与える虫や獣の存在である。その中でも一際、恐れられているのが異形のモンスター達であった。
動植物にも似た姿をしていながら、人智を越えた力と凶暴性を有したモンスター達。彼等こそが自然界に宿る神秘の力を具現化した存在なのかもしれない。
そして、危険な土地に足を踏み入れることを厭わず、凶暴なモンスター達を狩る者達がいた。彼等こそが冒険者と呼ばれる存在であった。
これから先、語られることになる物語。それは自然豊かな一地方において、故郷を愛し、人々のために奮闘する冒険者の記録である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-15 20:27:31
32283文字
会話率:49%
ワンライ作品です。要は1時間で書きました。異世界風土記の後日談なので、完結してから読むのもまた一興かと。
最終更新:2023-11-10 13:30:27
1664文字
会話率:43%
無気力気味な大学生・三目行(みつめ ゆき)は、いやにノリの軽い神様に異世界に転移させられてしまった。元の世界に戻ろうにも戻れないし、王様から周辺国の視察は命じられるし、どうせなら楽しんでやるかと開き直って旅をする放浪譚。
最終更新:2023-05-21 17:31:25
27118文字
会話率:43%
武蔵野台地にはオオカミ信仰がある。
白いオオカミはその昔道に迷う大和武尊(ヤマトタケル)を助けたという。
僕は先輩と御岳山の武蔵御嶽神社に出掛けた。
そこで不思議な体験をする。
最終更新:2023-10-24 01:42:29
3999文字
会話率:42%
ある日ひょんなことで死んでしまった男子高校生 夜刀神 宗。
目覚めるとそこには見知らぬ人が涙を流していた。どうやらこの体は一度死んでいたようで、目が合うと、目の前の5人の人物は困惑し、徐々に涙をまた浮かべた。これは、夜刀神宗がゼルヒル王国の
皇太子に転生し、前世では知りえなかった因果と絆を、そして真実を求める物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-04 20:39:00
566文字
会話率:15%
とある学生が「アッケンデーレ」という植物についてレポートに纏めるために『炎の平原』に赴いた時の日記を見返す。
短編小説競作企画「調」#異風調
http://still-in-noise.a.la9.jp/fudoki/kikaku/20
22_01_shirabe/kikaku.html#gaiyou
への参加作品。
カクヨムにも掲載しています。
蒼き月夜に来たるシリーズ「天は厄災の旋律(https://ncode.syosetu.com/n0623fp/)」にちょっとだけ出てきた学生のその後になります。が、そちらを読んでなくとも全く問題ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-07 20:40:43
9312文字
会話率:21%
帝国の役人と、二人のわけあり学生による、古代遺跡調査行。[個人サイトとカクヨムにも掲載]
最終更新:2022-12-18 15:18:41
9998文字
会話率:45%
※『Dawn of the Mapmaker』という題名でCross Infinite World社から英語版が出版されました。詳細は目次下部をご覧ください。
その知識は、本来お前が持つべきものではない――
筆写師見習いのかたわら、地
図制作を請け負うウネン。領主の依頼で仲の悪い隣領との境界を測量することになった彼女は、護衛を探すために訪れた酒場で一人の旅の剣士と出会う。
ウネンが過去に作った地図を手に、剣士は「測量技術を誰から教わった?」と詰め寄ってくる。彼は、三年前に失踪したウネンの師匠を罪びとだと言って探していた。
師の犯した罪とは何なのか。門外不出の知識とはどのようなものなのか。
恩師の無実を証明すべくウネンの旅が始まる。
――小柄で男の子と間違えられてばかりいる地図屋の少女と、少女の師匠を追う腕利き剣士(口下手で苦労性)と切れ者魔術師(笑顔が胡散臭い)との、世界の秘密を巡る冒険譚。本編完結済み、番外編追加予定有り。[個人サイトとカクヨムにも掲載]折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-20 17:14:01
544289文字
会話率:44%
森と鉄の国からやって来た鬼術師の青年と、太陽と砂の国に住む祈術師の少女との、異文化交流譚。[個人サイトにも掲載]
最終更新:2020-11-16 17:50:53
9998文字
会話率:46%
樫の森の妖精王サルヴァンの弟子レイヴンは、小人のボルトとともに、遠く離れた西方の山脈の調査を命じられた。古代王国の遺跡を探しだし、そこに眠る〈黄金の騎士〉の存在を確かめよ、というのだ。
ワタリガラスに変身したレイヴンは、ボルトを乗せ、大
陸の西の果てを目指す。
◇
異世界風土記、競作企画「調」、参加作品です。『塔の上のレイヴン』シリーズの番外編ですが、本編を知らなくても内容の理解に支障はありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-17 15:00:00
10343文字
会話率:42%
【より正確な表題】
レイレ・セアネーメル・セ=ケールメジシャが塩の荒野ダルマールで発見した、猛烈なるゴラより生まれし崇高にして偉大なる驚異の岩の研究。
●イセカイフドキさんの「異風調」参加作品。
最終更新:2022-12-17 00:00:00
10093文字
会話率:0%
◆イセカイフドキさんの「異風調」企画参加作品◆
《猫の寝床》ことサーミビア・セロルグニアによる旅行記より、失われたことばの都エヴェロイに関する部分の抜粋。
(彼は大陸の北東アルゴンダエの生まれであり、完全な正書法で記述しているわけではない
ため、綴りに乱れがある。)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-03 00:00:00
10095文字
会話率:0%
グログル王国北部越境地帯フォルド子爵領西部地区に住んでる、
若い細工物師カンド、平民の暮らしの中で平穏に暮らしていた時
森の中で少女たちと出会う非日常が飛び込んできた、
カンドだけが右往左往している内になんとなく、再び日常を
取り戻し、なん
となく平穏な日常を過ごしていく。
山を知らなきゃ、盛り上がりも知らないよな、谷を知らなきゃ
ドン底に落ちても気付きもしない。
普通の人の日常の生活を、普通に綴った、なんでもない物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-27 18:00:00
99563文字
会話率:34%
ファンタジー異世界ふれあい街歩き。異世界転移した高校生男子とドラゴンの少女とのほのぼの二人旅。
旅行気分を味わえる飯テロと観光のお話です。旅番組を見る気分でどうぞ。
第一章はほとんど状況説明なので、手取り早く旅番組をご期待の方は第二章から読
んでください。
高校生の優也は、なぜか来てしまった異世界で、ずっと閉じ込められていたドラゴンの少女──シルと二人で旅をしている。
他のドラゴンを探すため──でも、この世界の言葉を知らない優也とシルの旅は、なかなかドラゴンに辿り着かない。
洞窟の中に森が広がる国、
大きな空飛ぶクジラの背中の上、
言葉も文化も違ういろいろな街を巡って、二人で観光をしたり美味しいものを食べたり。
そんな旅が続く中で、世界を知らなかったシルは好きなものを見付けてゆく。
--------
※ このお話には飯テロが含まれています。
※ 主人公たちは、観光しかしません。
※ 戦闘とか多分しません。
※ 悪いことはあまり起こりません。
※ 主人公は言語チート、ないです。ヒロインは主人公以外とは意思疎通できません。
※ 主人公が本当に何もできません。
※ ヒロインはドラゴンですが、人間の姿の時はほとんど人間と変わりません。人外要素を期待していたらごめんなさい。尻尾とか角とか、ないです。
※ ラブコメ・恋愛要素はぬるいです。
※ レーティングの判断に自信がなくて「R15」にしてますが、それを期待するとがっかりすると思います。基本的に何も起こりません。
--------
ノベルアップ+とカクヨムでも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-27 07:00:00
304243文字
会話率:22%
ある時、気付いたら知らない場所にいたし、自分のことも、ぼんやりとしか思い出せなかった。
そんなわたしを助けてくれたのが、母さんと、父さんと、兄さん、今のわたしの家族。
でも、これはわたしが勝手にそう呼んでいるだけ。みんなからどう思われている
かは、わたしは知らない。
わたしには、みんなの言葉がわからないし、わたしの言葉もみんなには伝わらないから。
◆
獣人の家族に拾われた少女が、言葉が通じないまま兄と慕う相手に溺愛されてそのまま結婚してしまうお話です。
(語り手が無知なまま結婚するので、見方によっては怖い話だと思います。あまり良い話ではないかもしれません)
語り手は相手を「兄さん」と読んでいますが、血は繋がっていませんし種族も違います。なんなら多分語り手の方が年上だと思われます。
カクヨム、ノベルアップ+でも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-21 18:33:49
13034文字
会話率:3%
間違えて人に生まれてきた精霊の子は森へ帰り、精霊が生まれる。
森と洞窟の国ルキエーでは、時折緑の髪の子供が生まれてくる。
緑の髪の子は、間違えて人に生まれてきた精霊の子ラー・ロウと呼ばれる。
名前を持たず、家も持たず、人ではなく精霊に近い
ものとして生きる。
ラー・ロウが森に帰るその時は、精霊に戻る時。そして、新しい精霊の誕生の時でもある。
──さあ、祝え。ラー・ロウは帰る。ラーは生まれる。
--------
この作品の舞台は、『旅をする──ドラゴンの少女と巡る異世界』の第四章、第五章の舞台と同じ国です。
https://ncode.syosetu.com/n8191go/
この作品単体で完結した作品ですので、特に『旅をする』を読んでいる必要はありません。
ですが、もしよろしければ、『旅をする』もどうぞ。
『旅をする』は世界各地のグルメと観光がメインのほのぼの旅日記で雰囲気はだいぶ違いますが、それでもよろしければぜひ。
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風土記系競作企画参加の短編です。
http://still-in-noise.a.la9.jp/fudoki/kikaku.html
テーマは「祝い」……祝えてると思います、多分。
カクヨムとノベルアップ+でも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-18 20:00:00
3710文字
会話率:23%
三作目です。今回は甲州・山梨県のお話です。
前の二作『伊藤とサトウ』と『北武の寅』では幕末外交の物語を書きましたが、今回は趣向を変えて幕末の博徒たちの物語を書きました。
主人公は甲州を代表する幕末博徒「黒駒の勝蔵」です。
むろん、勝蔵のライ
バル「清水の次郎長」も出ます。
そして後半には新選組の伊東甲子太郎が作った御陵衛士、さらに相楽総三たち赤報隊も登場します。
(※この作品は「NOVEL DAYS」「アルファポリス」「カクヨム」にも転載してます)
参考史料は主要なものだけ、ここにあげておきます。それ以外の細かな参考資料は最終回のあと、巻末に掲載する予定です。
『黒駒勝蔵』(新人物往来社、加川英一)、『博徒の幕末維新』(ちくま新書、高橋敏)、『清水次郎長 幕末維新と博徒の世界』(岩波新書、高橋敏)、『清水次郎長と明治維新』(新人物往来社、田口英爾)、『万延水滸伝』(毎日新聞社、今川徳三)、『新・日本侠客100選』(秋田書店、今川徳三)、『江戸やくざ研究』(雄山閣、田村栄太郎)、『江川坦庵』(吉川弘文館、仲田正之)、『新選組高台寺党』(新人物往来社、市居浩一)、『偽勅使事件』(青弓社、藤野順)、『相楽総三とその同志』(講談社文庫、長谷川伸)、『江戸時代 人づくり風土記 19巻 山梨』(農山漁村文化協会)、『明治維新草莽運動史』(勁草書房、高木俊輔)、『結城昌治作品集』より『斬に処す』(朝日新聞社、結城昌治)、『子母沢寛全集』より『駿河遊侠伝』『富岳二景』(講談社、子母沢寛)など。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-09 07:40:54
424424文字
会話率:24%
日本の本州の形に似ている中和(なかわ)の地を治めている中和国(なかわのくに)草分王(くさわけのおう)の末子・阿子(あこ)。
不思議な力を持つ阿子が千五百万(ちいよろづ)の神々の頂点に立つ神王(しんおう)の息子・須王(すおう)と婚姻の儀を結ん
でしまい……。
彼女を次期神王の妻として認めない神々から与えられる試練に夫婦(未定)の2人が立ち向かう話です。
和風ファンタジーを目指しています。
地名、人物名を『風土記』から引用しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-07 19:24:00
106032文字
会話率:32%
卵から生まれて水の中で育ち、満月の夜に陸に上がって<ひと〉になる不思議な種族〈沼地の民〉。しっぽと水かきを持つ青白い肌の〈幼生〉は、大人たちの仲間入りをしたいという気持ちが芽生えてはじめて〈ひと〉の姿を得て陸に上がることができる。仲良
しだった弟が未だ幼生のままなのを、一足先に陸に上がった姉は、やきもきと案じるが……?
ここでないどこかの大地に暮らす幾つかの種族を紹介する、『異世界風土記』的な連作ファンタジーの1作です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-08 21:29:33
9888文字
会話率:11%
緑深き離宮に幽閉され、機を織り続ける廃妃。
夫の妾がみごもった赤子のために産着を縫う領主夫人。
母の亡魂を鎮めるために祈り踊る舞姫。
勝利を招来する巫女として戦場の海に漕ぎ出した王女。
神女が祭祀を司る南海の群島国で、予言に翻弄される女た
ちの血の系譜の物語。
※風土記系競作《祝》参加作品「祝り女(はふりめ)の島」(自サイト掲載)を加筆したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-06 20:18:43
15099文字
会話率:17%