思い出交換所。それは思いトラウマを背負ってしまった人たちが駆け込む避難所のようなものだ。嫌な思い出を忘れてしまうことが出来れば――誰だって、そう考える。そんな思いをかなえてくれるのが、メモリートレイダーこと冴木姫美子だ。
僕には不思議な記憶
があった。南国育ちなのに、学校の校庭で友達と雪合戦をした記憶があるのだ。
ある時、出張で訪れた東北の町で、デジャヴを感じ、町を散策すると、記憶にある学校の校庭に出た。ここで雪合戦をやった思い出があった・・・
【登場人物】
冴木姫美子:メモリートレイダー
冴木凛子:姫美子の母
ヨシキ:思い出交換所のバーテンダー
ブック(本家詩織):思い出交換所のホステス
本家萌亜:ブックの妹
神代篤史:深夜喫茶「マル・オブ・キンタイヤ」(通称“マルキン”)のマスター折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-28 07:38:09
38496文字
会話率:42%
ルティーナ・クワイエットはクワイエット公爵家の長女である。
サラデイン皇国は精霊の加護を受けた国。多かれ少なかれ皆、精霊の加護を持っている。
クワイエット公爵家は古くから闇の大精霊ヴァレリーの加護を受けており、ルティーナの傍には生まれたとき
から加護精霊ウリちゃん(黒マメシバの姿)が付き従っているぐらいに、その加護は強大なものだ。
闇の大精霊とは魅了の力を持つ。
ルティーナは幼い頃は無自覚に周囲を魅了し、浄化によって魅了がとけた友人たちから蛇蝎のごとく嫌われることを繰り返してきた。
そのため、すっかり人間不信い陥り、陰の者として部屋に閉じこもってきた。
強い闇の大精霊の加護を持つ――ということで王太子殿下であるカイネ・サラデインの婚約者に選ばれた十五歳の時、ルティーナは夢を見る。
これから入学するサラデイン貴族学園で、は、ルティーナとは真逆の可愛く明るく人気者である子爵令嬢ステラ・エルナンに心を奪われる。
嫉妬に身を焦がしたルティーナは、魅了の魔法をカイネに使用しようとして失敗し、その罪を断罪されて投獄されて、ルティーナの持つ力は危険だという理由で処刑をされる。
そんな未来はおそろしいのでできることなら穏便に、婚約破棄に辿り着きたい。
というかそもそも、カイネが明るすぎて眩しすぎて、光属性の加護が強すぎて、逃げ出したいんですけれど……!
そう――カイネはルティーナの幼馴染だった。
昔から、しょっちゅう家に乗り込んできては、遊びに誘ってくるのだ。
あぁ、今日もカイネの声がする。
「ルティ、ここをあけてくれ。雪を降らせたから、雪合戦をしよう!」
「こごえてしまいます……!」
「海に行こうか、ルティ」
「とけてしまいます……!」
粛々と婚約破棄を受け入れますから、どうか構わないでくれませんか!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 10:21:14
173559文字
会話率:33%
忍者の里に積もった雪に。
授業の時間で雪遊びをしようとした先生に、生徒たちはそれを拒む。
※ しいな ここみ先生主催の【冬のホラー企画2】参加作品です
※ 兄妹プロジェクトであるTRIP AND ADVENTURE、好事百景【川淵】
の出張版です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-24 15:47:00
1581文字
会話率:15%
稀に見る大雪を利用して、校庭で雪合戦に興じる小学生四人組。
ところが楽しく休み時間を過ごしていた彼等は、奇妙な出来事を目撃する羽目に…
(本作品は、武 頼庵様御主催の「街中に降る幻想の雪」企画と、しいな ここみ様御主催の「冬のホラー企画2」
の参加作品で御座います。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-06 07:37:16
3993文字
会話率:35%
登場人物・・・俺&妹 のみ!
「兄妹そろってゲームの中に入ってしまった」シリーズのスピンオフ作品です。
ひと笑いしていってください!
(^◇^)
「兄妹そろってゲームの中に入ってしまった」シリーズ
「ざまあしてみたかったな」シ
リーズ
そちらも読んでもらえると嬉しいです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-09 09:06:00
779文字
会話率:58%
慌てて追おうと顔を出した青年は、赤い炎を薄くまとった銀の大剣が、飛んでくる雪玉をスラリと斬ったのを、すぐ間近で見た。
じゅわあ、と蒸気を上げて消滅する雪の塊。
***
魔法使いたちと貴族の坊ちゃんと捕虜の少女と酔っ払いのおっさんが雪合戦
する話。
前中後編の全3話です。
***
「ええええ」と貴族の少年がソワソワと頬を押さえる。
脱落者席から、冷やかしの口笛と祝いの言葉とブーイング。
「こないだからなーんか怪しいと思ってた」とにやにや笑う先輩。「式にゃ呼べよー」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-22 20:00:00
7370文字
会話率:36%
2025年制作。過去の表がそのまま使えて非常に助かりました。オチまで出ていますが、問題なしとします。
5月16日終了します。
■話の概要
冬がやってきた。
古遊技研究会(こゆうぎけんきゅうかい)の部長である此上が唐突に雪合戦をすると言い始め
たのがはじまりであった。その提案に乗った部員たちは雪合戦の準備をはじめるのであった。
だが、古遊技研究会の部員は六人。公式ルールで試合をするには部員が足りていなかった。
そこで助っ人を一人準備する。だが、対戦相手がいない。そこで此上は生徒会長の卜部に頼みに行く。
卜部も彼女の頼みを無下にできずに自分がメンバーを集めて、相手になると申し出てきた。
雪合戦の準備が着々と進んでいく一方で沢田と生徒会の相談役である市村が賭をすることになる。それは勝った方のチームに負けた方の教師が焼き肉をおごるというものであった。
それを聞いた部員たちは奮起をして戦いに挑む。
雪合戦に勝利した古遊技研究会は焼き肉を食べて、その日を終えるのであった。
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■登場人物表
・竹川隆奈(たけかわりゅうな)/男/高校一年/月乃の影に隠れがちだが、わりと要領よく何でもこなす。
・菖蒲月乃(あやめつきの)/女/高校一年/隆奈の幼なじみ。なんでもそつなくこなす才女だが、ほんわかした性格で、そう言った印象はみじんもない。
・篠尾良二(ささおりょうじ)/男/高校一年/中学の時は野球部でピッチャーをやっていた。高校になってからなぜか古遊技研究部に入っている。
・此上美原(このうえみはら)/女/高校二年
・久方柚梨(ひさかたゆずり)/女/高校二年
・椚湊(くぬぎみなと)/男/高校二年
・沢田邑夫(さわだむらお)/男/
・東堂院太郎(とうどういんたろう)/男/高校一年。竹川の友人で化学部。
・卜部紗雪(うらべさゆき)/女/高校二年。
・市村(いちむら)先生/女/生徒会顧問。中年の女性折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-19 17:00:00
17759文字
会話率:61%
夢咲ヶ丘女子学園文芸部。そこには、青春を謳歌する女子達がいる。
陰キャの櫻田桃花(さくらだとうか)、優等生の氷山華音(ひやまかのん)、極度の人見知りの明星響(あけぼしひびき)。
三人でお菓子作りしたり、お泊まり会したり、遊園地へ行ったり
、雪合戦したり───
でも時々、それぞれの問題にぶつかって、乗り越えていく。
これは、少女たちの何気ない日常を描くだけじゃない、青春ストーリー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-25 20:00:00
1834文字
会話率:25%
昼下がりの授業中、吉宗は幼い頃の出来事を夢見ていた。それは年上の少女との雪合戦の夢。そこで交わした一つの約束事。そんな懐かしい夢を見ていた日の放課後、彼の前には夢の中の少女が現れるのだった……当時と何一つ変わらぬ姿で。そして彼女は告げるのだ
った、自分が訪れた理由と彼との関係、そしてその正体を。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-04 15:38:12
23709文字
会話率:55%
静かな夜だった。夕方から降り出した雪は日が暮れてからも降り続き、世界の音を消していく。
翌日、窓の外は一面の銀世界に覆われていた。
雪の中、出勤した騎士団本部前は雪玉が3つ積まれた雪だるまをはじめとし、動物を模したものや、人物を象かたどった
ような精工なものや巨大な雪山があった。
その雪山の前でリンデンブルグ皇国の第一皇子マクシミリアン・アルトゥール・フォン・リンデンブルグは意気揚々と告げた。
「祭りをするぞ!」
開催は明日より2日間。1日目に音楽隊の演奏と儀仗隊のファンシードリル披露、2日目は騎士団対抗雪合戦!
それに強制参加が決まったエレノアは静かに溜息をついた。優勝チームは報奨金及び真珠騎士団との食事会となっている。
食事会回避のためにもなんとしても優勝しなくては!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-14 11:52:52
13426文字
会話率:46%
部室に行くと、サークルの姫が一人で座っていた。
僕たちは二人で外に出て、雪合戦をして遊ぶ。
最終更新:2021-12-31 12:04:08
1000文字
会話率:23%
高校受験が迫ったある日の午後。美しい黒髪の女子高生と再会する。彼女は僕が7才のときに地獄に送った幼馴染だった!
地獄から生還した彼女は超一流の魔術師に成長していた。彼女は僕が4才のときに描いた4枚の絵『公園』『地獄』『夏祭り』『雪合戦』に
はそれぞれ世界が宿っており、この世界は『公園』の中にあるのだという。
彼女はどうやってこの世に戻って来たのか。進学した高校で起こる凶悪な事件を追って、四つの異世界をまたぐ物語が始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-29 20:03:22
57628文字
会話率:46%
仲良し3人組の女子生徒たちがスキー旅行にやってきた。
そのスキー場がある山の村では、
雪だるまを作って置いておくと、それが独りでに動き出すという言い伝えがあった。
だから絶対に雪だるまを作ってはならない。
作ってしまった場合は、夜になる前
に壊すこと。
そう言いつけられていたのだが、不測の事態が起こってしまう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-01 03:49:27
14904文字
会話率:24%
変わる世界、忘れてしまった古い思い出、きれいなものたち――
――たぶん、わたしたちは昔ほどきれいじゃない。
子供の頃にあった、純粋さとか、希望とか、単純さ、そんなものはいつのまにかなくしてしまったり、元の形を変えてしまったりしている
。それでも、わたしたちは日常を通過させていく必要がある。惰性的に、よんどころなく、いくぶんかは愉快に。だって、それが世界というものだから。
ある日の教室で、わたしはふと彼女に目をとめた。特別な形をした星座を目にするみたいに。彼女は一人でじっと、本を読んでいる。その姿は不器用で、危なっかしくて、頑なで――何より、傷つきやすそうに見えた。
先生から頼まれたこともあって、わたしは彼女と接触する。何しろ、ずっと昔は友達だったのだ。その時のことは、もうほとんど思い出せなくなっていたとはいえ。
でも、彼女との会話はうまくいかない。彼女が何を抱えているのか、わたしにはわからない。その瞳には、とても大切な時間と、大切な場所のことが映っているような気がしたのだけど。
そして、ある雪の日のこと――
わたしは思い出す、彼女の瞳に映っているもののことを。
(17/8/23~17/8/30)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-30 00:00:00
23708文字
会話率:32%
どこにでもいる普通の学生 福浦慎太郎
通っていた学校が全寮制になったのに伴い、なぜか、女子高生と同室に。
いったいこれからどうなることやら
最終更新:2020-01-28 21:19:21
5174文字
会話率:58%
「雪合戦をしませんか」
幼少期、近所の豪邸に住んでいた高富は、貧乏長屋の純一を見かけると声をかけてきて、一緒に遊ぼうと誘った。
遊びの中で、互いにぶつかった雪玉が消滅したよう見えた、曖昧な記憶。
数十年後、純一は高富と一緒にあるプロジェクト
に参加していた。
高速で電子と陽電子を正面衝突させて、宇宙が出来た原理を知ろうという実験。
頭脳の高富、技術の純一。
幼馴染み故、ぴったりと息の合った二人だが、危険を伴う実験に反対する連中や、実験結果を悪用しようとする輩など、次々と妨害が現れて、なかなか前に進めない。
「この実験は危険かもしれない」
尻込みする純一に、計算上安全だと主張する高富。
そして実験当日。
「MBSラジオ短編賞1」応募作品2019.1.8
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-08 11:59:43
7145文字
会話率:52%
ーーー 小さい頃から冬が嫌いだった。子供と一緒に雪合戦をしたり雪だるまを作って遊んでいる親子を見ると、いつも憂鬱になる。皮肉に感じてしまい、壊したくなる。雪は何もかもを沈めてしまう。そうして都合よく溶け、また降り積もる。そんな人間のエゴ
にも似た、寂しく虚しい冬が、私は嫌いだった。
そうは言うものの、冬の全てが嫌いなわけではなかったのだ。なにせ、生きることと死ぬことが同義であるように、好きなことと嫌いなことも同様に同義であるからだ。故に、私は、冬を嫌いながらも、春のように華やかでも無く、夏のように五月蝿くも無く、秋の紅葉さなど微塵のかけらも残させない、真っ白で何にも染まることのできる冬を、きっと心の何処かで好いていたのだろう。 ーーー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-15 10:52:51
317文字
会話率:0%
吐いた息に形が宿る季節。
競技雪合戦に命を懸ける少年少女たちの熱い青春ドラマが始まるかもしれない。
最終更新:2018-08-30 02:58:49
1589文字
会話率:40%
雪の思い出に関わる短いエッセイです。
最終更新:2017-01-05 16:00:00
762文字
会話率:0%
嫌われ者『宗谷』は学校イベントである雪合戦に参加する事となった。
誰が勝っても文句はいえない。だが負けたら嫌われ者である宗谷は退学されてしまう。
自身の運命をかけた壮絶な雪合戦が今、幕を開けた。
最終更新:2016-03-10 16:18:20
5572文字
会話率:36%