母校からの封書が届いた事から始まる、ある男の回想話。
高校時代の俺は何をして何を感じていたんだろう。
いつの間にか蓋をしてしまった高校時代の思い出と当時の思い。
記憶の奥から引っ張り出されたモノとは‥。
全体的に暗めですが、最後は
唐突にハッピーエンドです。
※※
似た様な学生時代を過ごされ苦痛を感じる方が居るかもしれないのでR15にしてあります。
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学校設定は作者の母校から借りていますが、フィクションです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-28 09:30:41
4035文字
会話率:10%
変わる世界、忘れてしまった古い思い出、きれいなものたち――
――たぶん、わたしたちは昔ほどきれいじゃない。
子供の頃にあった、純粋さとか、希望とか、単純さ、そんなものはいつのまにかなくしてしまったり、元の形を変えてしまったりしている
。それでも、わたしたちは日常を通過させていく必要がある。惰性的に、よんどころなく、いくぶんかは愉快に。だって、それが世界というものだから。
ある日の教室で、わたしはふと彼女に目をとめた。特別な形をした星座を目にするみたいに。彼女は一人でじっと、本を読んでいる。その姿は不器用で、危なっかしくて、頑なで――何より、傷つきやすそうに見えた。
先生から頼まれたこともあって、わたしは彼女と接触する。何しろ、ずっと昔は友達だったのだ。その時のことは、もうほとんど思い出せなくなっていたとはいえ。
でも、彼女との会話はうまくいかない。彼女が何を抱えているのか、わたしにはわからない。その瞳には、とても大切な時間と、大切な場所のことが映っているような気がしたのだけど。
そして、ある雪の日のこと――
わたしは思い出す、彼女の瞳に映っているもののことを。
(17/8/23~17/8/30)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-30 00:00:00
23708文字
会話率:32%
彼女が神様に「彼との思い出を消して」と願い、神様はその願いを叶えた。僕は思い出と共に彼女への淡い思いを失い、彼女は思い出を失ったが僕への好意が残った。
数年後。僕が叔父さんの家に泊まると、叔父さんに貰ってくれと言われて、従姉である彼女を持ち
帰った。
夫婦となり互いに好意を持つが、その理由は失われた思い出の中にある。日々の暮らしの中で子供の頃の出来事を思い出しながら相手を好きになっていく。
思い出を取り戻すまでを描く物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-27 22:00:00
31077文字
会話率:56%
目が覚めたら、図書館の床に倒れていた。
訳が分からないまま、俺は帰宅しようとする……。
不思議で哀しい恋愛譚。
最終更新:2020-03-30 17:05:15
3867文字
会話率:1%
失くした記憶はどこにあるのだろう。
忘れた思い出はどこへいくのだろう。
あれほど大切だった記憶はいつの間にか失くしていて────。
これは記憶の物語。
失くした記憶の物語。
最終更新:2017-06-04 23:26:25
195247文字
会話率:39%
夢を現実に、現実を夢に。誰もが一度は願ったことのある夢物語。それをある企業が実現するシステムの開発に成功した。彼らはソレに「RABBIT」と名付け、利用者が望む夢を見せ、失くした記憶を取り戻し、忘れた思い出を蘇らせ、そして記憶を書き換えるこ
とも……。此度のクライアントであり、生きる実験者は現実と未来に希望を失くした元・ピアニスト。彼が望んだ優しい夢を見せた先に待っているのは一体何なのか……。結末は”あなた”の手に委ねられている――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-06-22 23:51:02
8030文字
会話率:39%