孤島でひっそりと暮らす竜族に久方ぶりに生まれた子カトル=チェスターは、なぜか人の姿をしていた。奇跡的に流れ着いた難破船でただ一人生き残った赤子、ユミスネリアと育んだ幼い日々の固い絆を支えに、孤島を旅立ち、人族が隆盛する大陸に足を運ぶ。竜族と
しての自らの存在を知られないように力を隠しながら何とか日々を過ごしつつ幼馴染の元へ向かうカトルだったが、破天荒な冒険仲間や奇妙な同族との出会いの中で、いつしかどんどんあらぬ方向へと巻き込まれていく。どうやら俺は人族から見ると美形というか、女のように可愛く見えるらしい――。悪夢だ。果たしてカトルはユミスネリアに会うことは出来るのだろうか? いや、会うことは普通に出来た(三章十八話)んだけど、やっぱりどんどんおかしな方向に巻き込まれていくなあ……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-11 12:10:56
1371790文字
会話率:51%
令嬢エロイーズは地味顔の家系。少女時代は叔母の影響を受けて、読書の傾向が腐っていた。そのため、兄の紹介で知り合った辺境伯の思い人が、兄だと思い込んでいる。貴公子然とした辺境伯と慌ただしく結婚式を挙げて、王国最南端にある領地に到着したが、初夜
を済ます前に『主が不細工女を押しつけられた!』とばかりに、使用人達により、エロイーズは本宅を追い出されてしまう。一方辺境伯は領地到着直後から、謎の難破船への対応に追われていた。乗っていたはずの奴隷商人達を捜索するも見当たらず。一旦屋敷に帰ったところで、自分の人生が詰みかけている事を知る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-20 13:28:20
92813文字
会話率:30%
ソーダ水の海の蒼さは、たくさんの夢が溶けこんでいるから。
最終更新:2024-08-25 08:50:30
261文字
会話率:0%
「アーシェ・フェルメンデ!筆頭聖女の任を解き追放処分とする!ついでにお前との婚約も破棄だ!!!」
「……は?」
お馬鹿な王子に王宮を追放されたアーシェ。宰相の放った大量の刺客を兄と共にぶっとばし、逃れてその身ひとつでたどり着いたのは最
果ての離島。
エメラルドグリーンの海辺。あふれる濃い緑。そして、難破船からは妙に綺麗な顔の身なりのいい男!?
「全然魚釣れてないけど……本当にご飯食べれてた?」
「うるさいわね!」
突然始まった共同生活。魚釣りに貝拾い、果物を採って、芋を茹でて。一緒に浜辺で焼いた魚は、どんなシェフの料理よりも美味しかった。
だけど、船が直ったら、この生活も終わり。私は追放された聖女。名乗ったのは偽名。腕には宰相に刻まれた、国外逃亡を防止する罪人の呪印。
近づく距離に、甘い仕草。絡み合う視線に、想いは膨らむけれど。
時が来れば、私はこの島を離れ、戦いに戻らなければならない。これは、期間限定の関係なのだから――そのはずだった。
これは、離島で逃亡生活を送る追放聖女のアーシェが、助けた仲間たちと離島で楽しいスローライフを送りながら陰謀をぶっとばし、男気あふれる行動力で、愛と友情を手に入れるまでのお話。
「――あなたは、誰なの?」
緑豊かな離島で、アーシェのひと時のスローライフが始まる。
※全55話の最終話まで執筆済みです!
途中で終わることはありませんので、しっかり完結します。
安心してお読みください。
例によってバンバン投稿します!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-16 14:41:46
264383文字
会話率:57%
海の王の末の姫は、上の子どもたちとは異質な存在だった。
深海魚の尾を持って生まれた深海の姫は、上手に歌うことも踊ることも、速く泳ぐこともできない。
彼女にできるのは、海の底へ流れ着いた人間の魂たちの、声を聴くことだけ。
深海の
姫が深い海の底に沈んだ難破船で若い男の亡霊に出会い、魔が差したように惹かれて唇を重ねて海の命を分け与えたことが姫の運命を動かし、数多の物語が海をも変える潮流へと導いてゆく。
某賞最終審査一歩手前で落選したものを加筆修正しています。
美しくて悲しくて美しくて胸が詰まるけれどハッピーエンドな大人の御伽噺が読みたい!と思って書きました。厨二病と耽美万歳。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-15 15:29:52
92397文字
会話率:2%
宇宙の漂流物を漁り集めて、売りさばけ!試供品な相棒を製品版で買う為に!
宇宙探索者のお仕事は、機械の集めてきた難破船の機械には任せられない狭い場所に潜り、金目の物を集める事!
機械の集めてくる難破船の中には、食料用に集められた生物が船内で
繁殖していて危険だが、それを越えて拾ってきたものを売りさばくことによる報酬は莫大だ。その報酬で試供品な相棒をなんとか本購入しようと目論む男のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 21:40:08
7846文字
会話率:14%
仙道アリマサ様ご主催の『仙道企画その6(ボカロ企画その3)』に参加させていただきたく投稿いたしました。よろしくお願いします。_(_^_)_
最終更新:2024-02-23 17:39:14
851文字
会話率:20%
海上自衛隊の新人軍隊員として、室田公平は、恋人で婚約者の三田園朱理と共にカスピ海で行われた合同演習に参加していた。演習の最中、突然、湖底から飛来してきた核ミサイルは、艦隊を爆発させた。艦隊は爆発するとキノコ雲が広がり、船は沈没。そして目を覚
ました時には見ず知らずの帝国へいた。
作者から一言・・・Under The Caspian Sea の第1作は、「800~その日カスピ海に黒い雨が降った~」、「900~カスピ海に消えた難破船~」、「910~カスピ海に消えた難破船~」、「920~カスピ海に消えた難破船~」へとバージョン違いを繰り返した、沈んだシリーズのストーリーに大改訂と新規エピソードを加えた話をお送りします。これが最終版の為これ以上のタイトル変更はありえません。(多分)
上記の作品もあわせて読んで頂き、間違い探しのごとく違いもわかりお楽しみ下さい。また上記の作品に登場したキャラ以外の新キャラも多数登場致します。そして、上記の作品につけられた数字の意味もこの作品で明らかになります。
また続編の「episode2~アステラス帝国の逆襲~」も合わせてお楽しみください。2の方が先に思いついて連載したのですが。私のミスで申し訳ございません。時間軸的にはこっちが先です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-19 17:03:35
273101文字
会話率:32%
(1皿目)
カウンターの内側にいるマスターに俺はトンカツを注文した。
しいな ここみ様主催のとんかつ短編料理企画参加作品です。
最終更新:2023-11-01 01:00:00
1611文字
会話率:18%
恐るべき村ぐるみの陰謀! 略奪! 殺人! そして証拠隠滅!
これこそが、貧困にあえいだ時代、日本沿岸部で頻繁に行われていた『瀬取り』の実態だった!
まさか廻船・福徳丸が、その罠に嵌ろうとは……!
時は江戸時代初期、寛永20(1643)年、
大飢饉が日本各地に暗い影を落としていた晩秋のこと。
大坂を発ち、江戸へ生活物資を届ける福徳丸での船旅だった。ぶじ積み荷をおろし終え、その帰り道。
船旅は途中まで穏やかだったのに、突如としてイナサ(東南からの悪風)が吹き荒れ、大時化に揉まれる。
命からがら嵐を乗り切ったと思ったら、今度は一転ベタ凪となり、靄に包まれた。
ましてやどこからともなく琵琶の弾き語りが聞こえ出し、船頭である彦兵衛は心奪われ、船はあらぬ方角へと導かれる始末。
福徳丸が進むがまま身をゆだねていると、靄の向こうに救いの火を発見する。いくつもの炎が彼方に揺らいでいるのだ。
あれこそ人家がある陸にちがいない。そう信じて舳先を向けたのだが……。
そしてついに、船乗りたちは驚愕の真実を目撃する――伊良湖岬に広がる浜辺の光景を。そこはまさに地獄の漁場だったのだ。
さながら餓鬼じみた村人たちが、容赦なく難破船に群がり、積み荷を奪おうとする……。
※本作は夏のホラー2023企画作です。テーマは『帰り道』。
※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
※本作には現代の社会通念および人権問題に鑑みても、差別的、不適切な表現や語句が含まれております。
※参考文献 『日本残酷物語1 貧しき人々のむれ』宮本常一 平凡社ライブラリーその他折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-11 19:00:00
46066文字
会話率:19%
海外の童話です。
(ノベルアップ+にもあります。)
最終更新:2023-08-11 15:15:20
541文字
会話率:0%
宇宙船が発見したデブリの話
最終更新:2023-07-18 19:57:41
772文字
会話率:32%
難破船の生存者が三ヶ月ぶりに救助された。彼らを発見した船長は食事を振る舞うことにした。
最終更新:2014-04-12 13:33:49
1227文字
会話率:56%
難破船からの脱出&サバイバル!
救命ボートに乗り合わせたのは喜/怒/哀/楽の4人だった!?
果たして、君のいる島まで辿りつくことができるのでしょうか?
この作品は作者ブログ「君主Onlineラボラトリ(http://blog.liv
edoor.jp/kunshu_lab/)」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-11 00:00:00
1774文字
会話率:0%
病気でコールドスリープしている、従妹で恋人のファブリアーナを救うため、天才発明家のダルシアンは、相棒ルイスとともに、治療法を研究している。
ある日偶然、エイリアンのスワロウと出会い、研究の協力を得られることになる。
スワロウは、故郷を支配し
ているシステムから逃げ出し、たった一人で地球に避難してきた人だった。
ダルシアン、ルイスの検査により、スワロウは今なお体をシステムに支配されていると判明する。
スワロウの宇宙船は、主の頼みを聞く忠実な機械で、スワロウの星のものではなく、スワロウが見つけるまで、無人で宇宙を漂っていた難破船だった。高度な技術で作られており、この宇宙船にならスワロウのシステムを解除できるとわかった。
本人が頼むことができないので、ダルシアンとルイスが、宇宙船にシステムの解除を頼むが、解くのに百年かかるかもしれないと言われる。
スワロウの恋人、ルイスは、それでも解除を願い、宇宙船はスワロウ一人を載せて宇宙へ飛び去ってしまう。
ダルシアンは、宇宙船に教えてもらった、スワロウのシステムの構造の一部にヒントを得て、ファブリアーナの治療法を発明する。
それは、様々な病気を治療できる、画期的なシステムだった。
ただ、そのシステムを施すと、不老長寿の体になってしまう欠点があった。
ルイス、ダルシアンは自分の体にシステムを設置する。
そして、システムを学会に発表する準備を進めるが、発表直前に火事が起き、ダルシアンは命を落としてしまう……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-09 21:15:28
31442文字
会話率:24%
レジあゆみは海の近くの小さな村に住む27歳の漁師です。 海での10年の経験と卓越した身体性で、彼は有能な人々の一人と見なされています。
難破船の事件で、彼は偶然に今までに見たことのない生き物や風景のある別の世界に旅をしました。 奇妙な形と巨
大なサイズの魚の種。 この場所の住民もまた異なった外見をしています。
過去の経験で、あなたの新しい生活は楽になりますか?
海の謎を解き、面白いものを見つける旅にこの男に従ってください。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-13 04:43:43
206文字
会話率:0%
レイナンは、船医として船に乗っている。が、研究にかかりきりのオタクだ。彼の乗る船に、難破船が近づいた。難破船には、亡命者と思われる美女とその娘がいた。美女の言葉は船医にしか通じない。しかもなぜか美女は、船医に好意を抱いているようだ。しかし、
美女は金持ちの社長にむりやり囲われてしまう。ある夜、レイナンの家を訪れた美女。二人の不器用な恋の行方はー?
(海洋冒険小説が好きな人向け)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-04 20:05:58
16760文字
会話率:38%
探偵小説家の岡村碌郎は、新年を迎えるために雪深い会津を訪れた。資産家である久志田大蔵の娘、和代に招かれた旅だった。
暗号解読を祿郎は依頼された。翌朝、高校時代の先輩である秀一が、雪渓に落ちて消息を絶った。捜索を手伝った祿郎は、雪渓で浄瑠
璃人形の頭(かしら)を見つける。
その夜、大蔵の刺傷事件が起きた。逃げる女を追い掛けた祿郎は、屋敷に仕組まれた絡繰り部屋と秘密の地下道の秘密を知った。
次々と起こる事件を半玉の琴乃の手助けを受けて、祿郎は解いていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-11 16:00:00
141822文字
会話率:28%
漁師が出来なくなり仕方なく海賊をやり始めたラインバルト。初仕事でとある難破船を訪れた彼は海賊に襲われた死者達を弔う白魔導士の少女『如月ハルカ』と出逢う。
仲良くなったラインバルトはもう一度船乗りになりたいまっすぐな彼女に協力する事にしたのだ
った。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054889358719
↑カクヨムにも掲載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-20 00:00:08
55119文字
会話率:46%
ほんとは欲しい、温かさ。
最終更新:2020-05-13 18:52:59
678文字
会話率:0%
日本とは異なる魔法がある異世界で、ヒストリカル風恋愛に憧れながら、難破船の乗組員と恋に落ちた伯爵令嬢が迎えに来た乗組員とイチャイチャして、お父様を怒らせるラブコメです。
シーク要素も山も谷もどこ行った?!って感じですが、ただただ楽しかった
です!
やしろ様企画の油田小説大賞 (遅刻)参加作です。やしろ様素敵な企画ありがとうございました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-04 21:00:00
6990文字
会話率:34%