ごく普通の高校生・真中カナメは、どこにでもいる平凡な男子生徒――のはずだった。
だが、彼の周囲には、どこか常識のズレた『元・異世界』関係者が集まりすぎていた!
金髪クール系で忠誠心が剣に表れる自称勇者・聖城ユリ、計画性だけは一人前の元敵幹
部・東雲アイリ、世界構造すらメタ視点で語る精霊ポジ・白玉モモ、なぜか対抗意識を燃やす元魔王・黒瀬レン、さらには物語そのものに執着する設定厨千景ミサキと、カナメの学園生活はカオス一直線!
誰が選ばれるのか――いや、誰も選ばれないことこそが本作の肝。
ラブコメである以上、恋愛バトルは発生する。だが、カナメはそれに一切乗らず、華麗にスルー!
しかし、彼の『選ばなさ』が、ヒロインたちの執着と混乱を呼び、文化祭をきっかけにその攻防は最高潮へ!
一歩間違えば世界崩壊――なんてことは一切起きない!
選ばれないラブコメのまま、戦いも事件も、ギャグと恋と茶番にまみれて過ぎていく!
果たしてカナメは、最後まで誰も選ばずに逃げ切れるのか?
選ばれないことが、全員を選ぶということになる、その可能性に――誰もが気づいていく。
選択も救済もいらない。
これは、ラブコメだけをやり抜く物語。
異世界も世界設定も、すべて笑い飛ばせ。
――『痛快ラブコメ×異世界ネタ、世界は関係無し』、ここに完結!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 07:32:30
47235文字
会話率:53%
大陸の大半を領土とする帝国にある、山に囲まれた辺境の領地。そこに政治的な理由から皇女と婚約した若き領主がいた。
名はエルクで、自分にやれることをこなしながら平和な日々を過ごしていたが、婚約者の皇女は魔法の才能から人々を脅かす魔物と戦う日々を
送り、帝国にとってなくてはならない存在になっていた。
エルクは皇女と過ごす日々を大切に思いながら、強くなり魔物と戦うその姿を見て、辺境の領主では釣り合わない。いつ婚約破棄されてもおかしくないと考えるようになった。
そこでエルクは自分が最終的に選ばれないにしても、候補に上がるだけの人間になりたいと考えた。
そこで思ったことは、皇女と肩を並べ戦える力があれば――次第に力が欲しいと考えるようになった。
ある日、皇女の叔父――皇帝の弟である公爵がエルクの下を訪れる。力を求める彼に対し魔法の道具を持ってきた。
公爵に促されエルクは道具に触れた瞬間、漆黒が溢れ襲い掛かってきた。彼は帝国に反逆するため、エルクを騙し利用するため道具を持ってきた。そしてエルクは抵抗できないまま漆黒に飲み込まれる。
漆黒に取り込まれ、エルクは死ぬだろうという予感を抱いた時、自身に前世の記憶があることに気付く。
この世界は前世で読んでいた漫画の世界であり、エルクは漆黒に取り込まれ邪神として、世界を滅ぼそうと動く存在となる。
漫画と同じ状況になってしまったエルクは嘆くが、その時漫画とは異なる展開が起こる。
道具に秘められた力、邪神がエルクが持つ前世の記憶に興味を持ち、話し掛けてきた――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 22:23:21
239750文字
会話率:57%
しがない社会人である俺こと南信彦は、ある休日中に見知らぬ世界に飛ばされてしまう。そこで俺は何故か少女の姿になっており、しかもそこは俺が二十年遊び続けたクソゲー、『クエスト・オブ・ハート』ことクエハーの世界に酷似していたのだ。
ゲーム主人公で
ある勇者レオンに助けられた俺は、ひょんなことから勇者パーティに加入することになる。
内心滅茶苦茶喜んでいた俺だったが、そういえばこのゲーム、勇者と彼に選ばれたヒロイン以外のキャラは最終的に死ぬんだった……。
え?じゃあひょっとして俺、ヒロインとして勇者に選ばれないといけないワケ……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-21 22:40:15
422594文字
会話率:49%
田中寿璃恵は生まれてこのかた人としての扱いをされたことがないほどの喪女である。
ある日寿璃恵の元に、一匹の妖精を名乗る謎生物が寿璃恵の元にやってきて、「魔法喪女」になってほしいと言ってきた。
何だかわからないまま寿璃恵は変身して流れで妖魔を
退治するはめになってしまうのだった。
自分の意見さえ口にすることができない寿璃恵は妖精に言われるがまま「魔法喪女」として生きてしまうのだろうか。
勢いとノリだけで紡ぐ根暗薄幸喪女の奮闘コメディ。
※魔法喪女という単語にインスピレーションを覚えて勢いで書き綴った完全パクリ作です。
(パクリ元『魔法喪女は選ばれない ~崖っぷち31歳独身女の怨嗟で世直しテロリズム~ https://ncode.syosetu.com/n0307kh/ Byクレイジーエンジニア様)
無許可です。ごめんなさい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 00:44:22
16467文字
会話率:50%
俺には、婚約者がいた。
俺の家は傍系ではあるが、王族の流れを汲むもの。相手は、現王室の決めた家の娘だそうだ。一人娘だというのに、俺の家に嫁入りするという。
婚約者は一人娘なのに後継に選ばれない不出来な娘なのだと解釈した。そして、そんな不
出来な娘を俺の婚約者にした王室に腹が立った。
顔を見る度に、なぜこんな女が俺の婚約者なんだ……と思いつつ、一応婚約者なのだからとそれなりの対応をしてやっていた。
学園に入学して、俺はそこで彼女と出逢った。つい最近、貴族に引き取られたばかりの元平民の令嬢。
婚約者とは全然違う無邪気な笑顔。気安い態度、優しい言葉。そんな彼女に好意を抱いたのは、俺だけではなかったようで……今は友人だが、いずれ俺の側近になる予定の二人も彼女に好意を抱いているらしい。そして、婚約者の義弟も。
ある日、婚約者が彼女に絡んで来たので少し言い合いになった。
「こんな女が、義理とは言え姉だなんて僕は恥ずかしいですよっ! いい加減にしてくださいっ!!」
婚約者の義弟の言葉に同意した。
「全くだ。こんな女が婚約者だなんて、わたしも恥ずかしい。できるものなら、今すぐに婚約破棄してやりたい程に忌々しい」
それが、こんなことになるとは思わなかったんだ。俺達が、周囲からどう思われていたか……
それを思い知らされたとき、絶望した。
【だって、『恥ずかしい』のでしょう?】と、
【なにを言う。『恥ずかしい』のだろう?】の続編。元婚約者視点の話。
一応前の話を読んでなくても大丈夫……に、したつもりです。
設定はふわっと。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-14 06:34:06
8092文字
会話率:46%
ここ御神楽市には古くから伝わる祭があった――それは聖妖祭。
その儀では神から選ばれた姫巫女が、精霊神の代行者となり、神の加護が付与された4つ調理品を作り、人々に振る舞う。そして人々は姫巫女に感謝し、想いを共にするのである――そんな伝承
がかつてあったのだ。
風化した伝説が語り継がれる街、御神楽市に暮らすパティシエを目指す少年・雨蔵澪。彼は将来有望な才を持ち、若くしながら店を出すほどの実力があったが、師である母親を亡くしてしまい、お菓子作りの意義を無くしそうになっていた。
そんな時、 母親の遺言書が見つかる。何かがあるかもしれないと、それに従い、伝説の精霊がいるとされる桜華神社を訪れる。そこで御神木に宿る世界樹の精霊を名乗る少女・ラチカと出会う。
彼女はかつての伝承。女神の使いであり、新たな巫女姫見つけるために現れた存在であり、聖妖祭を成功させなければ、豊穣を司る世界樹は枯れて、街の人々に災いが訪れるという。
最初は断ろうとした澪だったが、亡くした母が過去に巫女姫候補に選ばれながらもその使命を果たせなかったことを知り、自分が母の遺志を継いでみせることを決意するのだった。
しかし、巫女姫は古来より、女性でなければ選ばれないため、澪はしきたりに乗っ取り女性に姿を変えられる。戸惑う彼に巫女姫として4つの神器の詮索と信仰を取り戻すために澪は男でありながら巫女姫として奔走することになる。
しかし、何の手かがりもなく途方にくれる澪の前に、『ますかれーど』の店長・魅島薫子が現れる。彼女もまた、かつて巫女姫に選ばれながらも、とある事情から拒絶した人物だった。
彼女の下で働き、手がかりを探しながら製菓技術をさらに磨く。そんな提案を快諾する彼に課せられたのはネット配信で巫女姫としてのPR活動を行いつつメイド喫茶で働くことであった!
これは、才能がありながら挫折した少年が、雲のような消えかがった伝承と、眠りについてしまった過去の記憶。謎と神秘に彩られた街で出会う、個性豊かな人々とちょっと不思議な事件。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 20:54:58
35005文字
会話率:57%
「あれ……私……リーシャ・フローベル……?」
雷のような初恋によって前世の記憶を思い出した公爵令嬢のリーシャ。彼女は、ここが前世でプレイしていた乙女ゲームの世界だと気がつく。
しかし、前世の記憶を元にすると、自分には恋心を暴走させた末
の悲劇しか待っていないことを知ってしまう。
それならばなるべくゲームに関わらないように生きようと決めるリーシャだったが……。
「む、無理っ……! あんなの好きになっちゃう……!」
恋慕する相手である第一王子にときめきが抑えられない。このままではゲームのシナリオ通り、執着を拗らせてとんでもない結果を招いてしまう……!
果たしてリーシャは平穏な日々を掴み取れるのか、そして恋心に踏ん切りをつけられるのか……。
リーシャ・フローベル公爵令嬢は弁えている。
自分は『選ばれない』と──。
カクヨムでも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-26 02:52:39
20374文字
会話率:47%
童●のまま30を超えた男は【魔法】を使えるようになるという都市伝説がある。これは他愛の無いブラックジョークに過ぎないのだが、それと対になるシャレにならない都市伝説も存在するのだ。
未経験のまま31歳を迎えた女は【魔法喪女】になるというも
のが。
31歳の誕生日を迎えた独身女が、カフェの片隅で「選ばれないから喪女なんだ」と禁断の呪詛を吐いた時、謎の青年が降臨して失礼をぶちかます。
「リマインズ☆メイクアーップ」の痛い叫びと共に爆誕した【魔法喪女】の様々な喪魔法奥義が、さまざまなひどいひどいを成し遂げていく。
前作「21歳で専業主婦を希望するヤバイ女に【お見合い】で説教かましたら、逆襲でひどい目に遭わされたモテない26歳婚活男の話」の作中作だったけど、拡張してむりやり作品化。
1話あたり1000文字目安。
毎日投稿で全16話予定。
内容は三十路喪女向け。
院卒で新卒入社した女性総合職で、入社時に高卒入社した若い同期が一番ちやほやされているのを見て心の中で泣いた思い出のある人にうってつけのひどい作品です(笑)。ひどい。ひどい。ひどい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-24 04:04:58
16515文字
会話率:38%
──世の中は常に“皆と同じ”を求められる。それが当たり前であり、周りと同じでもなく合わせられない自分は異質であり異物なのか、悪いと言われたところで合わせようとしても失敗し、責められるものです。……このお人形さんで表しました。
最終更新:2025-03-23 19:00:00
1482文字
会話率:14%
『やっと幸せを掴みかけたのに、また私は選んでもらえなかった』
学生時代のお見合いは姉に負けてしまうし、王宮で侍女として王女のお輿入れについていくはずが、そこでも選ばれない……マリアナはいつも後一歩で幸せを掴み損ねる残念女子。
目の前の婚
約者は、幼馴染の公爵令嬢に目を奪われてなんだか色っぽいことを囁いている。
『もういいです。婚約解消しましょうよ』
踏ん切りをつけたい、自立女子と、慌てて後を追いかける騎士のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-24 11:17:34
107725文字
会話率:22%
魔女は騎士を助け、騎士は魔女を守る――騎士と魔女がペアを組んで活動するこの世界。
彼らを養成する学園では、新入生同士はじめてのパートナー選抜が行われていた。
陰キャでコミュ障、入試成績最下位であるリタは「どの騎士様からも選ばれないのでは」
と同級生たちに馬鹿にされていたが、何故か成績一位の騎士・ランスロットからパートナーに指名されてしまう。
動揺する周囲。困惑するリタ。
何故なら彼女は、人には言えないある秘密を抱えていた――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-27 19:30:00
251175文字
会話率:49%
鬼の当主龍鬼の伴侶となるべく姉と共に花嫁修業をしていた霧島咲彩だったが、龍鬼の心が姉の美彩へと向けられていることは周知の事実だった。
選ばれなかった伴侶候補は、鬼の屋敷の地下に隔離される習わしだった。
自分が選ばれないことを悟っていた咲彩は
、生涯を地下で過ごすことを覚悟していたのだが、霧の国に住む吸血鬼シリル・メイウェザーが咲彩を娶りたいと申し出ていると聞かされる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-12 02:02:33
14409文字
会話率:43%
両親には兄を優先され、蛍はいつも選ばれない人生を送ってきた。
高校一年の文化祭前、良いなと思ってる女子から呼び出しが。これは告白に違いないと浮かれるが、学園の王子と称されている蛍の兄を紹介して欲しいという話だった。
また兄かよとやさぐれて、
親友のもとへ泣きつく蛍。
兄を見返したいが、勝てるものがない。ならば、兄に勝てる人物を新しい学園の王子として育成しようと斜め上に考えた。すると皆に不良で怖いと遠巻きにされているイケメンがいて、蛍はこいつだとビビッと来る。
※男子高校生のボーイズライフな物語です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-27 21:36:23
44128文字
会話率:56%
悪役令嬢ラビットは婚約者のフォックスが大好き。
好きだけど、悪役令嬢の自分は選ばれない。
婚約破棄後は彼の幸せを祈るつもり。
しかし、とうのフォックスはラビットを離さない。
ダメです。
このままだと、フォックスに大変なことが起こりま
す。と、ラビットは離れようとするのだけど。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-25 17:21:56
14344文字
会話率:46%
ある日突然従姉妹の杏奈と共に異世界へと飛ばされた玲奈。
そこは人間、獣人、エルフ、ドワーフなど多くの種族が暮らす魔法あり、モンスターありの世界だった。獣人の番、だと言われて連れてこられた異世界から元の世界に戻ることは出来ない。
ただの
女子大生だった玲奈がファンタジックな世界で世界を旅したり、ご飯を食べたり、お菓子を作ったり、恋をしたりするお話。
---------
しばらく創作活動をお休みしていた為練習として書いている習作です、設定は甘くふんわりしています。
不定期連載です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-22 09:02:50
323510文字
会話率:42%
ひょんな事すら無いまま、いきなり王太子に見初められてしまった男爵令嬢の物語。
※オリジナル貴族、爵位について※
大公は王族、血縁アリのみ、王位継承権持ち。
公爵は王族ですが血縁関係の有無に限らないので、外縁者も居ます、継承権は無し
。
侯爵は大臣職、王族が選びます。
辺境伯、伯爵。
辺境伯は州を治める海沿いの領主。
伯爵は1地域や地区を治める領主。
県知事や州知事、区長や市長って感じです。
騎士爵の内訳、勲功爵は新造です。
職業に関わらず功績や納税が飛びぬけた者は、勲功爵。
騎士職の場合は士爵、既存と少し混ぜた感じです。
以下の爵位について。
子爵。
男爵。
準男爵。
既存とほぼ同じと思って頂いて結構かと。
上記3つは商人や職人や騎士でもなれますが、辺境伯や伯爵は領民に選ばれないとなれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-01 07:00:00
273498文字
会話率:48%
勢いで書いたテクニカルチャレンジシリーズ、中編。
ちょっぴりミステリーの、突然思い出し系令嬢。
誰が彼女を殺そうとしたのか。
カクヨム同時掲載。
※オリジナル貴族、爵位について。※
大公は王族、血縁アリのみ、王位継承権持ち。
公
爵は王族ですが血縁関係の有無に限らないので、外縁者も居ます、継承権は無し。
侯爵は大臣職、王族が選びます。
辺境伯、伯爵。
辺境伯は州を治める海沿いの領主。
伯爵は1地域や地区を治める領主。
県知事や州知事、区長や市長って感じです。
騎士爵の内訳、勲功爵は新造です。
職業に関わらず功績や納税が飛びぬけた者は、勲功爵。
騎士職の場合は士爵、既存と少し混ぜた感じです。
以下の爵位について。
子爵。
男爵。
準男爵。
既存とほぼ同じと思って頂いて結構かと。
上記3つは商人や職人や騎士でもなれますが、辺境伯や伯爵は領民に選ばれないとなれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-14 07:00:00
97740文字
会話率:48%
「どちらかお一人でいいのです。どちらかの方に、この国の王子と結婚をしてもらい、この国を救っていただきたいのです」
どちらでもいいなら、1人だけを連れてくれば良かったのでは…?目の前の状況の何もかもに付いていけず、呆然と立ちすむ私。
「私
が王子様と結婚します!私がこの国を救います!」勢いよく立候補する女の子。
選ばれる者がいるということは、選ばれない者がいるということ。
選ばれるのはどんな資質を持つ者なのか。
選ばれないのは資質を持たない為なのか。
異世界転移の、少し残酷な面をもつ物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-29 10:51:16
4440文字
会話率:31%
騎士様に食べられてしまうまえに逃げてしまおう!って、逃げられない?!
「白龍使いの騎士は虹の力を持つ聖女を白龍への生贄として捧げる」
そんな言い伝えのある国で、虹の力を持つ聖女セシルは教会でひっそりと暮らしていた。
生贄になど選ばれない
ように、目立たないようにひっそりと。
けれど、その日はやってきた。でも、どうやら言い伝えとは何かが違うようで……?
「まさか本当にこんな気持ちになるなんて。君の体も心も全てを食べてしまいたい」
白龍使い成り立ての騎士ランスと、聖女セシルのドタバタほんわかラブコメ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-17 18:52:59
159358文字
会話率:45%
本日、僕、針乃 天(ハリノ タカシ)は「私立山ノ上学園」に入学した。
しかも、超難関校であるこの学校で、10人しか選ばれないという特待生としてである。
今日から僕は、大変ながらも楽しい学園生活を送る……つもりだった……。
――なのに今……
、
僕の目の前で、警察官が数名、拳銃をこちらに向けて立っている。
どうして? いったいなぜこんな事に?
僕は、ミキキと会って話がしたかっただけなのに!
立ち尽くす僕の目の前で、ミニスカートの婦警さんが構えた拳銃が火を噴いた。
同時に僕の胸元から噴き出した血しぶきが、桜の花びらと一緒に白い制服に降り注ぐ。
不思議と全く痛みは感じなかった。ただ、意識だけが薄れていく……。
どうやら今日は……僕の命日になるようだった。
僕はスローモーションのように、ゆっくり大の字に後ろに倒れていく。
桜吹雪の中、季節外れのトンボが笑うように僕を見ている。
――ねぇ、ミキキ。僕をこの学校に入学させた理由は、殺すためだったのかい?
キーンコーン カーンコーン……
そこに17時を知らせるチャイムが鳴り響く。
17時……それが、僕の死亡時刻……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-15 23:54:32
138513文字
会話率:44%
貧しい生まれのリサは身分を偽って金持ちのローズ家の人間との集団お見合いに臨む。お見合いは金持ちのローズ家が住む孤島のマンサーナ島で行われ、他にも三人参加者がいる。嫁探しをしている金持ちの息子は二人。最低でも誰か二人は選ばれない。貧しい境遇
から抜け出すために意気込んで集団お見合いに臨むリサだが、孤島やローズ家に不審な点があり、他の参加者も変わり者。何かがおかしいと思いつつもリサは逃げ出さずに結婚のために奮闘する。
【恋愛要素は最初薄目です。話はじわじわと温まってきます】
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-30 06:00:00
88208文字
会話率:29%