この世界には、いくつもの国が存在し、それぞれがそれぞれの思惑の中、動いていた。
東の大国、西の大国の間にある諸外国ひしめく中のごく小さな国、バネルパーク皇国。
王であり、統治者であるマルファムル・ファン・バネルパーク皇女は、ヴァールとい
う不思議な力を持つ生物と共存していた。
国民にすら秘密にしていたそれを、国の権力者である右大臣に知られ、皇女は知らぬ間に罠にかけられる。
その罠のおかげで、皇女のことを信じていた国民たちにすら化物だということが露見。
ヴァールの存在を知られてはならないという、代々ファン家に伝わる伝統を守るため、皇女は、ヴァールの力を使い、バネルパーク皇国ごと飲み込み、喰い殺した。
ヴァールは、漆黒の蛇のような姿をしており、普段は皇女の影に隠れている。
だが、その正体はどんなものでも丸呑みし、喰い殺してしまう恐ろしい化物だった。
バネルパーク皇国は、マルファムル皇女の先代、先先代が築いて来た国だ。
先代から生まれ、最も才覚のある者が皇女を継ぐ。
だが、選ばれなかった者たちはどうなるのか?
その者たちは、城から街に降り、普通の人として生活を始める。
そのため、国民たちは先代、先先代の子孫であり、化物である皇女と同じ血が流れている。
バネルパーク皇国はこうして誕生したわけだが、先先代より前の皇女たちも、今のマルファムル皇女と同じ状況になったことが多々あった。
その度、自国を全て飲み込み無かったことにし、新たな国を作るため、夫探しの旅に出た。
マルファムル皇女も、新たな国を作るため、最高の夫を探す旅に出るのだった。
歴史は繰り返す。
マルファムル皇女は一体、どんな男と出会い、どんな恋をするのか、はたまた、どうすれば満足するのか、それ全てが今はまだ未知数である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-22 22:22:12
237199文字
会話率:35%
「どちらかお一人でいいのです。どちらかの方に、この国の王子と結婚をしてもらい、この国を救っていただきたいのです」
どちらでもいいなら、1人だけを連れてくれば良かったのでは…?目の前の状況の何もかもに付いていけず、呆然と立ちすむ私。
「私
が王子様と結婚します!私がこの国を救います!」勢いよく立候補する女の子。
選ばれる者がいるということは、選ばれない者がいるということ。
選ばれるのはどんな資質を持つ者なのか。
選ばれないのは資質を持たない為なのか。
異世界転移の、少し残酷な面をもつ物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-29 10:51:16
4440文字
会話率:31%
〔選ばれた者の正義が蔓延る現代社会で、選ばれなかった者の選択が始まる〕
突如日本に現れた女神によって、夢見る中学生や高校生に特別な力が与えられた。
それはまさにファンタジー世界における、魔法のような夢の力。
そうして魔法の力を与えられた少
年少女は異界能力者《エリアンアビリター》と呼ばれるようになり、日本の新たな秩序になっていった。
だが、全員が選ばれたわけじゃない。
黒間 次彦《くろま つぎひこ》という当時高校生だった少年は、異界能力者《エリアンアビリター》には選ばれなかった。
それどころか異界能力者《エリアンアビリター》の横暴によって、家族をも奪われてしまう。
そんな黒間のもとにやって来たのは、姉村 明日葉《あねむら あすは》という女性だった。
黒間は姉村の事務所で働くこととなり、異界能力者《エリアンアビリター》の横暴で自身と同じように不幸になる人間を増やさないためにも、協力して問題の解決に取り組んでいく。
そんな大きく変化した日常の中で起こる連続殺人事件。
それは異界能力者《エリアンアビリター》との因縁にも結び付き、「正義」が持つ力と意味を求める物語の始まりとなった。
※ノベルアッププラス様で連載中の作品です。(https://novelup.plus/story/135014466)後追いでこちらでも連載いたします。
※過去日間最高順位は総合1位です。一応。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-25 04:00:00
428734文字
会話率:40%
私立林嵐高校の校長直々にオファーが来た瑞樹光陽はそこへ入学することに。しかし実際自分が通されたのは林嵐高校(裏)クラス、番クラスだった。そこに居るものはずっと運命の番を待ち望んでいるらしい。運命の番に選ばれた者はその相手と一緒にここから脱出
、選ばれなかった者は次のターゲットが来て選ばれるまで一生出ることが出来ないと言う。
君は人を近付けないクールビューティー、少し手癖の悪いスタイル抜群のお姉さん、謎多き僕っ子、ちょっと妄想癖の凄い委員長、男嫌いなロリっ子、二重人格者・・・それとも妹!?
一体誰を選ぶ?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-23 12:16:47
3286文字
会話率:48%
人の運命は木の枝のように幾重にも伸び、その中から1本選び選定し、そして生きる幹になる。
その幹が集まりひとつの樹を創る。
それが世界。
その樹を、運命の外から剪定する者。
選ばれし、選ばれなかった者。
これは、そんな狂った者達の、狂わ
せていく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-23 16:26:57
3286文字
会話率:31%
「選ばれた者と選ばれなかった者」
特別であることに無自覚な青年と
平凡であることに嫌悪感を抱き、特別な存在を嫉妬する青年。
ふたりの日常に、よみがえった戦士が問いかけるもの。
オリジナルシリーズ「英雄事案」(エイユウジアン)の第一作
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-03 19:07:59
14060文字
会話率:41%
魔法と科学が織り交ざる世界。
人類を淘汰する「聖戦」は徐々に激化し、荒廃する地に魔獣が巣食う混沌の時代。
神に選ばれなかった者たちは次々と倒れ、窮地に追いやられていく。
とある少女はこの状況を打開するため、生命兵器「ゼノ」を触媒に召喚魔法
を実行する。
起動したゼノに宿った魂の名はユウリ。
元軍人にして———犯罪者。
※カクヨムでも掲載しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-28 15:39:40
25422文字
会話率:45%
人類はある感染症によって減少していた。
その感染症の名は、『方舟』。
『方舟』に選ばれし者は、力を手にし、選ばれなかった者は死んでいった。
選ばれし者達は、治りたい者と治りたくない者に分かれ、また細分化しながら争っていた。
そんな時、治療薬
完成のニュースが届く。
治療薬の奪い合いが、今幕を開けた……
※更新ペース遅めになります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-30 21:41:18
1853文字
会話率:69%
あるところに「主人公」と呼ぶのに相応しい少年がいた
少年は多くの女子(ヒロイン)に好かれていた
少年は彼女たちと様々なイベントをこなしてきた
そして、主人公はその中から一人を選び、恋人同士になった
--これは、主人公に選
ばれなかった者たちの「クリア後の物語」である
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-20 23:30:01
90013文字
会話率:55%
剣は人を選び、剣士とする。
人は剣に選ばれ、剣士となる。
そんな理のある世界のお話。
剣士になるべく腕を磨いた少年と、その妹と、剣士としてあるべき貴族の少女。
最終更新:2019-03-17 23:12:06
9084文字
会話率:37%
俺たちは『名無し』選ばれなかった者だ。
20xx年、巨大隕石の襲来によって、人類は地下生活を余儀なくされた。
深刻な食糧問題に襲われ、政府は『リスト』を作り、配給者を制限した。
『リスト』に選ばれなかった者は『名無し』とよばれ迫害を受けた
。
荒廃した星で彼らは生きるために足掻き続けた。
いつか訪れる幸せのために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-08 21:20:38
14377文字
会話率:20%
選ばれし者、選ばれなかった者。科学では完全に解明できていない不可思議な能力の有無で身分が決まる国に一人の若者がいた。突然ひょっこりと現れた幽霊とともに、彼は自分なりのやり方で、この狂ってしまった世界を生き抜いていく。
最終更新:2015-05-18 02:20:26
10590文字
会話率:51%
ある日を境に、人類史は工業化の一途を進む。ロボット工学の推進化によって、自分で考え行動する人工知能の強化型である【独立起動体(ヒューマノイド)】は全世界へと発信された。忠実にしかも最高レベルの仕事を行うそれに、世界中が圧巻の声を漏らした。
だが、その余韻が続くのは10年程度である。それから、人間に飼いならされたはずの【独立起動体(ヒューマノイド)】は、一体の【独立起動体司令塔(マザーヒューマノイド)】の一言によって、全人類に牙を向ける。画して世界は崩壊の一途をたどった、だが、そんな中に一縷の希望とも呼べる人類史上最強の少年少女達が現れた。これは、近代化に伴う行き過ぎた科学技術が巻き起こした人類滅亡の計画に抗う、神に選ばれなかった者達のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-04-25 22:04:24
4949文字
会話率:12%
中学最後の大会。
選ばれた者と選ばれなかった者。
その思いは──
最終更新:2014-03-20 17:41:17
1310文字
会話率:51%