昔、山の小さな村で起きた悲しい事故のお話。
最終更新:2025-07-24 16:45:53
1475文字
会話率:31%
東の国から両親とともに西の土地に流れ着いたシュエシは、両親亡きあと土地の者たちに育てられていた。土地には昔から娘を領主の花嫁として差し出す習わしがあり、シュエシは娘の身代わりとして領主の屋敷へ向かうことになる。これまで差し出された花嫁は誰一
人として姿を見せないため、領主は娘を売り払っているのか、はたまた生贄にしている化け物ではないかという噂があるが――。悲しい過去を持つ吸血鬼と、そんな吸血鬼に想いを寄せる孤児の物語。※他サイトにも掲載
[吸血鬼の領主 × 身代わりの異国人花嫁 / BL]折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-17 15:30:08
115788文字
会話率:47%
国が開かれて三十年余り、日の本には多くの異国人がやって来るようになっていた。そんな異国人の一人であるアルバートは、ある日訪れていたガーデンカフェで女性が突然死するという事件に遭遇する。「もしやあの異国人が原因じゃないのか?」と囁かれるなか、
金縁眼鏡に長い黒髪の男が「これは毒ですねぇ」と死因を言い当て事なきを得た。まるで学者のように毒に気づき、女性が心臓を患っていたことまで言い当てた東雲という男。アルバートは東雲に興味を抱き近づいていくが……。※他サイトにも掲載
[金髪碧眼の貴族異国人 × 物書きの鬼 / BL]折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-02 17:57:27
81229文字
会話率:55%
港町ナモリで漬物屋を営むカズヤの日常は、奇妙な船で現れた一人の男によって一変する。「俺、お前の前世の相棒!」――そう叫び、馴れ馴れしく抱きついてきた金髪碧眼の自称・転生者ミナトは、カズヤを「前世の相棒カズヤ」だと信じて疑わない。
困惑するカ
ズヤをよそに、ミナトは味噌への並々ならぬ執着を語る。彼は、カズヤの家が自家製味噌や醤油を作ることを知ると、それらを故郷に輸出し、異世界の胃袋を征服するというビジネス計画をぶち上げる。
「人違いだ」と否定するカズヤだが、ミナトのテンションに押され、そして何よりその突飛な計画の中に、確かに商売の芽を感じてしまう。こうしてカズヤは、自称転生者の巻き込み体質ビジネスマン・ミナートと共に、発酵食品ビジネスに足を踏み入れることになる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-16 00:05:06
5295文字
会話率:58%
開国間もない日本。
横濱の外国院居留地には、とある仕立て屋があった。
亡き母から受け継いだ店を切り盛りするのは、若い女主人。
刺繍の名人と評判の彼女が仕立てるドレスは、西洋のご婦人ばかりか洋装を始めた日本のご婦人達の間でも噂になっている。
そんな彼女の元には、異国人の少女によって時折『訳あり』な注文が持ち込まれる。
そして女主人は、古い裁縫箱に向かってこうささやく。
「さあさ、一緒に踊りましょう」と……。
※時代設定的に、現代では女性蔑視や差別など不適切とされる表現等がありますが、差別や偏見を肯定する意図はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-24 19:01:34
21557文字
会話率:14%
とある歴史書の記述を引用する。
”天地開闢以来、人々の行動がこの荒野世界に激動を起こすことはなかった。そのため、彼らの生きてきた軌跡は歴史の必然だと唱え、人の意志を軽んじる研究者もいる。だが、私はあえてひとりの人間として言わせてもらいたい
。彼らの成長は、手を取り合い生きた物語は誰のものでもない。彼らの直面した死は、心の底からの慟哭は歴史を動かさなかったかもしれないが、彼ら自身の人生を前に進めたことは確かだ。”
少年の前に手が差し出される。夕陽に照らされ輝く赤銅色の肌と陰影がはっきりとわかるほどごつごつとして太い。
「そうだ、自己紹介がまだだったなシャージ」
「なんでオレの名を」
戸惑う少年をよそにその男は笑う。その表情を、太陽のごとき存在感を彼は一生忘れないだろう。
「ヤブラスカだ。この手を取れ。お前に教えてやる」
少年は吸い込まれるように彼の、異国人の手を掴む。その感触は彼が知る限り、大きく温かい。
「この世界の生き方を、な」
その全てを忘れまい。そう少年は決心した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-10 21:49:21
3338文字
会話率:56%
以前、他サイトに掲載していたものに加筆したものです。
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ミノルは農作業中に異国の王国に転移してしまった。
王国では100年単位で異国人が現れ国が繁栄したという話があり、ミノルは王国に保護される。
王国内でミノルは農作業や農業指導を
行い、王国を豊かにしていくお話。
-----折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-19 10:00:00
43892文字
会話率:37%
俺の名前は佐倉優(さくらゆう)、高校2年生で17歳。平凡な高校生で、勉強も運動も特に得意なわけじゃない。将棋同好会の幽霊部員で、クラスでもあまり目立たない。当然、彼女なんていない。いや、そもそもできたことすらない。中学生の頃は「高校生になれ
ば自然と彼女ができるだろう」なんて、甘い期待をしてたけど、現実はそんなに甘くない。中学でモテなかった奴は、高校でもモテない。――これは真理だと思う。だから、高校2年の春、新しいクラス替えに何も期待していなかった。
そんな俺が新しいクラスの隣の席の金髪美少女と出会ったことから始まる不思議な関係の話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-12 20:11:58
7354文字
会話率:19%
双葉文庫様にて書籍化決定!
伯爵令嬢コーラルは近衛騎士を務める男装の麗人である。ある日、華烈(かれつ)という国に外交使節団として向かった先で王子が問題を起こし、処刑されそうになったところを身を挺して守った。代わりに殺されそうになったが、ある
男が待ったをかける。「この者は美しい。利用価値がある」と。
代わりに科せられた刑は「宮刑」。
それは、後宮で働かされる刑罰だった。
男にはある思惑があり、異国人であるコーラルを後宮へと連れてきたのだ。
ただ、周囲はある勘違いをしていた。コーラルが男であると。
仕える妃に意地悪をされても気付かなかったり、見張り役の男を振り回したり、唯一秘密を知る女官を無意識に誘惑したりと、コーラルの愉快な後宮生活が今、始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-04 00:00:00
351248文字
会話率:42%
「最期に……言い残すことはないかしら?」
「すぐ……殺して下さって結構ですよ……おれはもう、疲れました……」
記憶のない奴隷の少年シンは異国人として虐げられながらも生命体を成長、創造する『聖痕』(スティグマ)を用いてセスペンデス共和国の食
料自給に貢献していた。
「この役立たずが!最後くらい死んで役に立ちやがれ!」
だが、錬金術による人工食物の生産可能になったことで用済みとされ、戦争中に所属していた奇襲隊の捨て駒として追放されてしまう。
しかし、追い詰められた時に聖痕(スティグマ)が覚醒、『身体強化』、『治癒』能力を獲得が発現、戦闘面でも有用な能力であることが判明する。
その後、敵国の王女であったアストレアによって救われ、家臣になると虐げられる奴隷ではなく、多くを助け、周囲から認められる王国の英雄として成り上がっていく。
一方、シンを追放した共和国は人工食物に深刻な問題があると発覚してしまい、凋落の一途を辿っていく。「おれは誓ったんです!貴方の力になると!だから……おれを信じて下さい!」
これは奴隷と王女の出会いから再び始まる英雄譚
この作品は「カクヨム」様でも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-01 12:54:52
126786文字
会話率:34%
レオナには大嫌いな姉がいる。我が儘で意地悪。短気だし乱暴者で皆の嫌われ者。そんな姉の日記をこっそりのぞいてみたら......
最終更新:2022-06-15 16:16:33
10044文字
会話率:0%
幸せって? 綺麗なものだけが幸せになれるの?
原因不明の震災によって隔絶され、先のない蒸気文明の発展を続けるバラール国。
元々の国民は優先して保護され「上層民」、たまたま巻き込まれ取り残された異国人は「下層民」となり、一見は華やかなも
のの確実な閉塞感に包まれていた。
下層の青年イデは生まれゆえに人生につまづき、やさぐれていた。
そんなある日、彼は文明に否定されたはずのモノに出逢う。怪奇。人の飢えに応えて現れる獣に。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-07 17:25:28
599376文字
会話率:28%
西洋の文化が大量に流入し始めたばかりの極東の国。
文化は好むが異国人はまだまだ珍しい。
そんなご時世に、ある薄暗いライブハウスに奇妙な異国人ジャズバンドが現れる。
音楽をたしなむ青年:伊達は彼らの音楽を聴いたあるトランペッターが狂死
したことから、彼らの存在を知る。
曰く、悪魔の音楽を奏でるものども――と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-06 12:55:37
83361文字
会話率:27%
氷妖に先祖返りしたリディアは、さわったものを凍らせがちな困った体質。そのため一人で雪山に暮らしていた。
吹雪の日、遭難していた異国人を助けたら、なぜかいきなり求婚されたリディア。ラークと名乗った異国人は、ある理由で彼女に会いに来たと言う。
……結婚お断りなリディアと、炎の魔力を駆使した料理で、彼女の胃から攻めるラーク。二人の三日間の攻防。全六話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-28 18:27:37
18677文字
会話率:37%
オランダ船の下っ端乗組員ハンスは、ドクトルシーボルトの命を受け硫黄島へお使いに行く。
本来、出島のオランダ人は、島から出るのは御法度だ。もしも掟破りがばれれば〝サムライに斬られる〟とハンスは怯える。
約束の七日間の間に、平佐田たる人物から、
海底の皇子についての情報を貰って戻るというのがハンスに課せられた仕事である。お礼にドクトルはオランダに帰った折には、ハンスの病の母を診てくれると約束した。優秀な医者であるシーボルトに診てもらえればきっと、母ちゃんの病はなおると仕事を引き受けたハンスだが、ドクトルが言うように簡単にはいかない。おかしな子供に懐かれたハンスは、ドクトルとの約束を果たせずに迎えの舟に乗る。
一方、異国人ハンスを〝居王様〟と信じた智次は、ハンスにくっついて出島へと渡った。困ったのはシーボルトである。
内々に硫黄島へハンスを出しただけでも大事であるのに、島の子供まで連れてきてしまったのである。
ところがこの子供が、海底の皇子の話を知っていると知り、シーボルトは大いに興味を覚える。
神様に召されたと覚悟を決めた平佐田は御館家で目を覚ました。琉球国の密偵、那医とともに、神隠しの犯人捕獲に協力することになる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-13 22:23:07
55631文字
会話率:19%
オランダ商船の船乗り、ハンスは病の母の薬代を稼ぐため、日本行きの船のクルーとなった孝行者だ。
十六になったハンスだが、祝ってくれる者はいない。ふて腐れ気味に荷の片付けをするハンスを上司が呼びに来る。
商館長の部屋に呼ばれたハンスは、商館医シ
ーボルトから、硫黄島へ行き、平佐田という男から、報告書を受け取ってくるように言い付かる。
こっそりと島に上がったハンスは、慣れない山に潜み、平佐田との接触を試みるが、人の気配に身を隠し、また白い靄に阻まれてなかなか上手くいかない。出島の異国人は、出島からでることは許されない。もしもハンスがみつかれば、たたでは済まされない。慎重に山を下りるハンスは、島の子供に見つかって追いかけられる。
迎えの日が近づいたハンスは、焦って山を下りた。運良く平佐田の滞在先に辿り着いたハンスだが、つい、疲れが出て寝入ってしまった。気付いたら日は暮れていて、慌てたハンスが木陰から飛び出し、いつぞやの子供にまた、追いかけられる。浜辺で待っていた迎えの船に乗り、やれやれと息を吐いたハンスは、知らぬ間にくっついてきた子供に仰天する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-20 21:00:00
9075文字
会話率:14%
事故で両親と記憶を失い、叔父一家から疎まれて暮らしている鈴花。
ある日、美貌の異国人・リカルドと、彼がパトロンを勤める奇術師・朔と出会い、叔父の家にあるオルゴールを盗み出すように持ち掛けられる。
彼らの目的はとある隠された財宝で、その手掛か
りがオルゴールにあるというのだが……?
一つ屋根の下での三人暮らし。期限は財宝の手がかりが見つかるまで――……
【全35話・書き終わっています】
※明治中期以降をイメージしていますが、都合良く創作しております。広い心でお読み下さい。
※カクヨムにも投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-02 15:00:38
82023文字
会話率:43%
漁師の娘である水町かもめは、船の上から見た異国人、マーシー・ストレイドを『人魚』と称し、大きな興味を持ち、彼女のいる浜辺に足しげく通う日々を続けていた。
水町は、毎日浜で絵を描き続けていたマーシーと良好な関係を築いていたのだが、それを面白
く思っていなかった水町の幼馴染、朝比奈透に非難されつつも、紅葉狩りにマーシーを誘うことを決める。
日本の美しさを堪能し、喜びを露わにするマーシーを見て、水町は幸せな気持ちになっていたのだが、マーシーにはとある秘密があって…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-04 23:28:27
21354文字
会話率:26%
異国人の血が混ざる少女が冷徹クソ旦那に嫁いだ!
愛を信じない青年と彼を愛した若き花嫁のすれ違いの日々。
最終更新:2021-06-23 20:56:17
92737文字
会話率:23%
――彼女は時の止まった銀の時計を握りしめ、ある少女と異国人の家庭教師の思い出を物語る。
名家に生まれながら、野放図に育っていた少女セピアの元に新しい家庭教師のヴィタリーがやってきた。はじめは彼に反発したセピアだったが、ヴィタリーの持つ青い本
をきっかけに少しずつ態度をやわらげはじめる。学ぶことで広がっていく世界に楽しみをおぼえ、ヴィタリーに心を開くセピアだったが――
◇(扉絵つき)イラストレーション:那月結音さん
◇この作品はエブリスタにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-19 19:00:00
30868文字
会話率:28%
3%ほど実話です。
都の人々が忘れさったど田舎にあるというエンリカ砦、別名「忘却砦」。新米騎士オルコットは赴任当日から盲目の異国人主婦のいる賄いで変わった料理を食べることに。
砦にはどうみても騎士に見えない人たちが住んでいて…
異世界騎士団
の第一次産業重視ライフ。平均年齢高めです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-01 00:00:00
127072文字
会話率:44%
「異人だ」「あれが異人か」この国では外国人が珍しいらしい。私は海に囲まれた奇妙な島国に訪れた。その国はまるで、妖精の国のようだった。◇◇◇カクヨムの自主企画、同題異話SR参加作品を転載。もとのタイトルは『サンダルでダッシュ!』
最終更新:2020-07-05 08:43:48
5166文字
会話率:26%
【イラスト付きです】
めずらしい黒髪黒目、異国人の血を受け継ぐユウリは、たった一人で魔女の店を営んでいる。「人の不幸を食い物にする」という悪い噂のせいで、店を訪れる者など誰もいないはずだった。
そんな魔女の店に、変わり者の伯爵エルネストが
訪ねてくる。彼は宮廷で起こったある事件を解決するために、彼女の知恵を借りに来たのだが……。
――魔女の力を借りるには、ちょっと特別な“報酬”が必要です――
意地っ張りな異国の魔女ユウリと、報酬を支払いたくて仕方のない伯爵エルネスト(やや変態)の、お悩み解決系ほのぼのファンタジー。もしくは、おまえら早く結婚しろよ系恋愛物語です。
※2018/4/19完結しました!カクヨムにも投稿。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-31 18:30:07
157887文字
会話率:41%