これは、一人の男が一歩踏み出す物語。
唐突に異世界に飛ばされた引きこもりの男は、危険な道を潜り抜けてある中世都市にたどり着く。
上街と下街、貴族と平民、王国民と流民、宗教と無宗教、地上と地下、壁外と壁内、人間と異形。
多くの困難に直面し
つつ、右往左往して傷を負いながらも、男は都市で人生を紡いでいく。
唯一与えられた、半透明になる力を使って。
今度こそ、二度目の人生をやり直すために。
安易なパロディ・鬱展開・宗教要素・残酷な描写有
誤字脱字、乱文失礼します。
※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-02 17:14:05
170637文字
会話率:26%
ルミエール王国とオプスキュリテ王国は永きに渡り戦争を繰り返して来た。
そこにひとりの英雄が現れる。彼の名はブロン・シエル・ルミエール。ルミエール王国の王子である。
彼は魔王と呼ばれたオプスキュリテの王を討ちとり、王都を陥落せしめオプ
スキュリテ王国を滅亡させることで遂にこの戦争を集結させた。
しかし、話はそれだけでは終わらなかった。
通常、戦勝国は負けた国の土地と民を支配することになる。だがルミエール王は土地の支配のみを行うと宣言し、民の支配を事実上放棄した。
その後の入植政策で土地を追われたオプスキュリテ人たちは流民となった。
「このままでは流民は賊となります。それは国内の治安を悪化させるということです。陛下、私のこの度の功にかえて、どうか彼らに住む場所をお与えください」
「ほほう、其方の功にかえてか。よかろう。ただし魔王の血族を見つけられたらだ」
「……畏れながら、見つけて如何なされるおつもりでしょうか?」
「案ずるな殺しはせん。流民どもの指導者役には適任であろう」
魔王の息子も娘もすでに死んだと聞いた。遠縁の者くらいなら残っておるかもしれんな。
いずれにせよ所詮はただの飾りだ。どうでもよい。
そんなことよりこんなことで自らの功を無駄にするとはなんと愚かな奴だ。
爵位や領地を要求されてこれ以上力をつけられたらと肝を冷やしておったが、どうやら杞憂であったらしい。
さて、どこをくれてやろうか。
出来るだけ遠いところがよいな。
くれてやっても惜しくないところがよいだろう。
ん、ここは?はっはっはっは。これはいい。
ここもオプスキュリテの土地には違いない。
よし、ここをくれてやるとしよう。
今宵は久しぶりに夢見が良さそうだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-27 19:24:48
78998文字
会話率:26%
主人公のベルジェは異世界転生者で特殊な異能とそれなりの刀剣術を持っている。
ベルジェは、闘技場からの脱走中に少女たちを救うことになった。リリとモモという名の少女達。少女たちは「ベルジェ組」みたいなことを言ってベルジェを慕っている。
そ
んなこんなで、黒ノ信徒の飼育場と呼ばれる場所で流民の一団と出会うこととなる。彼らは安息の地を目指していたが、悪い剣奴たちに襲撃されていた。そこにベルジェがやって来て、なんやかんやで団を救い、なんやかんやで一団の長の座に着いてしまった。
ベルジェは色々と悩んだりもしますが、皆を守り、育て、、やがては強国にのし上がっていきます。道のりは長いですけど。
ただ国とはいっても、そもそもは元奴隷なわけで、常識的に考えれば建国なんて無理でしかない。しかし、剣奴に襲われていた一団を救ったベルジェは、一団が天雫の地を目指していたことを知る。それは天から落ちた遺跡であり、異世界転生者であるベルジェだけに反応する遺跡でもあった。その朽ち果てた玉座から王樹を手渡される。王樹は聖霊原典の力を宿すもので、ベルジェに最強の従者を与えると示唆されるものでもあった。
果たして、ど底辺であるおっさんが、しかも元奴隷で高貴な血筋でもない只のおっさんがどうやって天下をとっていくのだろう?
そんな感じの物語になっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-21 05:20:00
85797文字
会話率:50%
『白蓮の帝』
白鳳麒が生を受けたのは、泰水の辺境にある小さな村であった。その年、泰水は干ばつに見舞われ、作物は枯れ、蝗が襲来し、疫病が蔓延した。白鳳麒の家族は貧しく、彼が十七の時、両親と長兄は飢饉と病で命を落とした。
白鳳麒は生き延びる
ため、近くの寺に身を寄せた。しかし、寺もまた飢饉の影響を受け、わずか二ヶ月で食糧が尽きてしまった。彼は托鉢の旅に出ることを余儀なくされた。
三年の放浪の末、白鳳麒は寺に戻った。その頃、泰水の各地で反乱の火の手が上がっていた。寺は反乱軍に通じているという疑いをかけられ、兵士たちによって焼き払われてしまった。
焼け跡に立つ白鳳麒の前に、一羽の赤い鳥が舞い降りた。鳥は彼に語りかけた。「汝の運命は白に染まっている。白の旗の下に身を投じよ」と。
白鳳麒は赤い鳥の言葉に従い、白巾軍の一派に加わった。そこで彼は才覚を発揮し、軍の中で頭角を現していった。
ある夜、白鳳麒の夢に老賢者が現れ、こう告げた。「汝は天命を受けし者なり。泰水を統べる者となるであろう」
夢の啓示を受けた白鳳麒は、独立した勢力を築き上げていった。彼は応天と呼ばれる地を本拠地と定め、そこから勢力を拡大していった。
白鳳麒は三つの大きな戦いを経て、泰水の覇権を手中に収めた。鄱陽湖の戦いでは、火を操る妖術を使って敵軍を焼き尽くした。蘇州の戦いでは、長き包囲戦の末に敵将を自刃に追い込んだ。そして最後の戦いでは、北方の異民族の軍勢を撃退し、泰水全土を統一した。
統一後、白鳳麒は自らを皇帝と称し、国号を大鳳と定めた。彼は荒廃した農村を立て直すため、流民を故郷へ戻し、新たな田地を開拓させた。また、農民の教化のため『六諭』を発布し、民に生業に励むことや孝行を説いた。
しかし、白鳳麒の治世は平穏ではなかった。彼は常に謀反の影に怯え、多くの功臣や知識人を粛清していった。「胡藍の獄」と呼ばれる大規模な粛清では、数万人もの人々が処刑されたという。
ある日、白鳳麒の前に再び赤い鳥が現れた。鳥はこう告げた。「汝の治世も終わりに近づいている。次なる者に道を譲る時が来た」
その言葉通り、白鳳麒は間もなく崩御した。彼の孫が後を継いだが、わずか一年後には白鳳麒の四男との間で王位争いが勃発した。
こうして白鳳麒の時代は幕を閉じ、泰水は再び動乱の時代を迎えることとなった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-15 08:12:33
76688文字
会話率:46%
2022/11/25より連載開始!
竜と運命のつがいが紡ぐ、ハイファンタジー。それぞれの恋愛や友情、人間関係が織り上げていく物語です。
※暫く毎日更新予定です※
※カクヨム、アルファポリスでも同時連載中※
―――夢が私を呼ぶ―――
近く、遠
く、過去、未来、悠久の果てから呼び続ける声は今もなお、切なく心を震わせる―――
幼い頃から不思議な夢を見続けるエメラルデラは、新たな竜の誕生と共に突き動かされるよう、竜に出逢うために聖地を目指す。
たった一人の人間を番いと定め、命を、力を、権能を、生命が尽きるその時まで主と共にする竜という存在。
その強大な力を巡り、建国以来絶えず争い続ける帝国と神国。そして、二国から弾き出され常に差別の嵐の中を生きる流民達。
新たな竜騎士の誕生と共に、歪んだ世界の歯車が軋み出し、人々は旧き世界と新しき世界の分水嶺に立たされる。
愛を捨てるか、誇りを選ぶか。
命を砕くか、魂を救うか。
選択の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 23:10:00
132585文字
会話率:28%
おおきなたてものを、とりこわした空白。
また、なにかが建つ日が来るのでしょうか?
最終更新:2022-11-14 07:00:00
1019文字
会話率:0%
流民として生まれた私の異世界冒険記。
最終更新:2022-10-16 00:07:35
11258文字
会話率:21%
俺は16歳 普通科高校に通う、成績も見た目も何の取り柄もない普通の人間だ。
でも、人間関係は、そこまで悪くない。
そんな俺は、いや俺たちの教室は丸ごと異世界に来てしまった。
最近よくある異世界転移というやつらしい。実際、自分の身にかかると
は思っていなかったので正直不安はあった。
最初魔王がいて倒すような世界だと思っていたが、そう単純な世界ではなかった。
この世界では、いま戦乱の真っ只中らしくそこで使用された戦略級魔法の影響により時空が歪み俺たちと戦場にいた人達が入れ替わってしまった。
最初俺たちの教室に戦争をしていた二つの国から調査団がやってきた。
一つ目の国は、紅いトラ模様の旗が印象的なルーン王国がやってきた。この国は偉そうで、俺たちに来なければ攻撃を加えると言ってきた。ひどい国だ。俺たちは右も左もわからないかわいそうな漂流民みたいなもんだぞ。
二つ目の国は、青い鳥の模様の旗が印象的な新ドルイド共和国がやってきた。この国は、民主的で俺たちの事を保護してくれる事を申し出てくれた。俺たちは新ドルイド共和国にお世話になることになった。
しかし、そんなに世の中甘くない、、
俺たちはこの国で色々とめんどうな事を頼まれていくのだった。
主人公:山本 流星
職業:模倣士
スキル〈近くにいる者のステータスとスキルをコピーできる。レベルの増加と供にコピーできる人数と重ね掛けコピーが可能〉
スキルがないと非常に弱くスライムにすら苦戦する。
コミカルでシリアスな、どたばたストーリー。
涙なしでは語れない?!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-19 07:26:11
79975文字
会話率:22%
現実と異世界。
そこに跋扈する店子たち。
お金がない・・・苦しい、とても苦しい生活だった。
そんな、無一文で逃げるように旅をしていたとっても不幸で貧乏で元奴隷なうえに学がない流民で兄妹っぽいリン君とシルクがやっとの想いでおまんまを確保できる
仕事についた。
そう、たんぽぽ荘に就職することになった。
その職種は家賃徴収管理人。
ついにはじまってしまった。
英雄や魔王、漫画家やオタク、はたまた宇宙人から怪獣まで、強力な店子たちや異世界ファンタジーの冒険が。
そう・・・過酷な家賃徴収戦争が今、幕をあける!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-12 22:06:11
247836文字
会話率:42%
アイヌと和人との間に生まれた子、シクヌは、乗っていた船が、嵐に遭い、太平洋を漂流することになる。長い漂流の末、シクヌは、遠く離れた北米大陸西岸に漂着することになる。
最終更新:2021-11-10 18:37:29
21020文字
会話率:38%
前編
三国志の時代、蜀は益州に追い込まれていた。諸葛亮の双肩にあまりに多くがのしかかる。
そんなおり、利害関係がない友人が隣を歩んだらどうだろうか?
これはそんな時代、特殊な武将として一人の男、島介が加わったらという物語。
流民のような姿
で突如平野で意識を取り戻すと、小さな城に籠もる軍に仕官した。
最初はその膂力で、そして忠義で。
ある日、また意識を失うと、見たことが無い場所で気が付く。
兵に捉えられ、牢獄で大人しくしていると、そこの主人が仕官を勧めて来た。
しかし、最後の主君である劉県令への忠義だてをしたところ、意外な人物に出会う。
名も解らず対面し、どこか知っている童子の雰囲気を重ね「阿葛?」と呼んだ。
すると豪奢な官服を身にまとっていた人物が「ようこそ我が同盟者よ! 探していたのだぞ!」と手を取り立ち上がらせてくれる。
その人物は蜀の丞相諸葛孔明、かつでの童子が成長した姿であった。
忠義だてを褒められ、護忠将軍の号を与えられると――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-23 12:00:00
212404文字
会話率:45%
エトナは流民でありヒト族の娘だ。"外"から得たものでお金を稼いでいる。けれど街の守衛であるグリギリ族の男に目を付けられてしまった。捕まらないように逃げなくてはならない。
最終更新:2021-02-28 10:32:45
6210文字
会話率:27%
神々が去って久しい大陸、「生命なきものの王の国」
王都「がらくたの都」から逃げ出した、流民の少女オルランダは
潮満ちる砂漠で謎めいた青年ゴーシェに拾われる。
流動を続ける世界の果てに少女は、己に秘められた力の意味を知る。
其れさえもまた、
数多の人々の運命に更なるうねりをもたらすものだと知らずに――
そして世界を彷徨う殺戮の騎士、消えた神々の真意とは……
この作品はカクヨムにも掲載されています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-29 18:34:02
204067文字
会話率:52%
病気の母と二人きりで、小さな畑を守って暮らす11歳のアーデリ。その前に現れたのは、傷ついた小人族(オゼット)の男だった。男はどこからか逃亡してきたらしい。冷たい雨が降る夜、アーデリは母に内緒で謎の男を匿うことになるのだが……
〈灰色の右手
〉剣風抄のスピン・オフ短編小説。
※この小説は「カクヨム」にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-27 22:53:19
8028文字
会話率:40%
遥か未来の話。
銀河系全体にその生存圏を広げた人類は、様々な星で生活を営んでいく。
しかし、植民地とした惑星は三つの星系国家。
【地球】
【テラ】
【マザーアース】
この三国家のどこかに所属しており、惑星改造費用などでかかった資金を
その惑星から徴収していた。
だが、その徴収される費用は莫大な金額になり、いつしか各惑星は独立へと動き出すことになる。
そして、その独立運動を【ドライテラ】と名乗った人類の四番目の植民地である惑星がまとめあげ、新たな国家【惑星連合】を樹立させる。
ドライテラを認めない三国家は惑星連合を名乗る国家郡を制圧するために軍隊を派遣する。
それが長く続く戦乱の始まりとなる。
戦乱の中、ある惑星【シェフィールド】に反物質が埋蔵されていることがわかり、シェフィールドに軍隊を派遣する三国家。その時には三国家は銀河同盟を形成し惑星連合に対抗していた。
そして、その地、シェフィールドで新たな戦乱が幕を開けることになる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-02 10:57:27
46383文字
会話率:64%
私はいつもあなたのことを愛してきた。
だからどんなことにも耐えられる。
そう思っている。
だから……お願い。
私の事もちゃんと愛して欲しい……
最終更新:2018-07-24 20:37:18
32326文字
会話率:51%
友達の元に手紙が届く。
その手紙が私のところにも……。
最終更新:2018-07-17 22:31:19
3419文字
会話率:38%
戦国時代のこと。
戦によって先祖代々の土地を失った彼は、流民として、他村に身を寄せていた。
分けられた田畑を世話するかたわら、生活の足しにと、森に入って猟をする。
ある日、深くまで入り込んでしまって帰り道が分からなくなってしまった、彼の目
の前に……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-11 21:03:43
3976文字
会話率:4%
日本には、流民(ルーミィン)と呼ばれる祖国を知らない異邦人が溢れかえっていた。彼らは区画整理によって、打ち捨てられたゴーストタウンに住み着いて、男は裏社会、女は売春。汚れた世界で生きていくことを強いられていた。
これは、とあるふたりの流民
(ルーミィン)の物語である。
アメブロにも重複投稿しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-20 00:56:51
9874文字
会話率:36%
バケツの底の穴の下。多数の世界から滑り落ちた。漂流民の集まる場所
主人公 高地 剛志 20歳男 2浪中 は他の人間達と共にこの世界へ落ちてきた。
そこではじまる異世界冒険物語。
『ハンター』それはタンク(魔道戦車)を使って魔物を狩る者達。
最終更新:2015-01-13 23:00:00
470853文字
会話率:18%
そこは戦場。
血流民族と呼ばれ忌み嫌われる者たちとクライト国の兵士が戦うそこは、たった一人の血流民族が完全な支配をしていた。
血流民族と呼ばれる彼らが戦う意味とは何か。
最終更新:2013-08-12 21:17:25
987文字
会話率:35%
小学校生活もあと一ヶ月と少しで終わるというとき、沙織と隆児は教会で大きな古い本を見つけた。その表紙をめくると不思議な光が照り輝き、沙織と隆児は「砂漠の国」へやってきた。これは異世界トリップか、はたまたタイムスリップなのか。言葉も通じないとこ
ろで生きていくにはまず働かなければならない。二人は異国の地で生き残れるのか、それとも無事に日本に戻れるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-05-05 00:35:11
9429文字
会話率:51%