数学は、教科書の先が面白い―――
伝統ある女子校、私立つばき学園高校には、奇妙な部活がいくつもある。数学研究クラブ、通称『マス部』もそのひとつだ。新入生の鈴原茉莉は、ひょんなことからマス部に入部し、二人の先輩とともに、数学に囲まれた愉快な
(?)日々を送っている。
今日も今日とて、茉莉は先輩たちと、数学にまつわる他愛のない雑談に花を咲かせる……あれ、研究はどうした?
数学×ぐだぐだトーク×微百合?な青春学園コメディ、開幕しています!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 22:00:00
410133文字
会話率:66%
高校一年生の葉菜は、二人暮らしの姉の結婚が決まったことを期に、転校して、女子高の寮に入ることになった。
入寮の日、寂しさと不安のあまり、涙する葉菜だったが、上級生のルームメイトたちはみな、親切にしてくれる。
寮内に同い年の友達も出来てほっと
したのも束の間、教室に不穏な空気が流れていることを知る。
転校早々、朽木先生に気に入られた葉菜の教科書が失くなり、その後も、葉菜の周囲で次々に不可解な出来事が起こる。
やがて、クラスを「牛耳って」いる人物が、葉菜を陥れようとしていることがわかり……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 19:30:00
6216文字
会話率:47%
胡里高校で化学教諭をしている月崎は何事にも動じない、仮面のような無感情な男だと生徒達から噂されていた。そんな月崎に新木七海という女生徒が相談を持ちかける。気味の悪い動画が送られてきたと。しかしその動画とやらは新木のスマホ内に残ってはいなか
った。
「誰かのいたずらだろう」と告げ月崎は新木を教室へと戻した。その次の日から新木の様子がおかしくなったのだ。物忘れなどしない生徒だった新木が物忘れをするようになっていった。はじめは教科書、教室、友達の名前。そして自分の名前すらも。
不自然な新木の様子を見た月崎が新木へと近寄った。酷く怯えた新木に。どこか朧げで不安そうな顔をする新木の名を呼ぼうとした。その時、言葉が喉に張り付いて出なくなった。目の前にいる女生徒が認識できなくなり、思い出せなくなった。知っているはずなのに。分かるはずなのに。
女生徒が絶望した顔で走り抜けていく。まるで逃げるように。待てと叫んだ声は女生徒に届くことは無く人混みの中へと消えていった。
あの女生徒は誰だ、名前はと、無理矢理思考し思い出した。新木七海という名前を。様子のおかしい新木の行方を捜すべく、月崎は新木を受け持つ担任へと新木のことを尋ねた。
「月崎先生。新木七海なんて生徒はいませんよ」
翌日、身元不明の遺体が海で発見されたという話が学校中に広まっていた。遺体の服は胡里の制服だったという。
次の日。牛久翼という男生徒がやって来る。「変な動画が送られてきた」と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 19:06:33
243146文字
会話率:54%
高校生・**佐原 陽斗(さはら はると)**は、クラスでも地味で目立たない存在。
そんな彼の密かな癒しは、放課後の公園でのひとり時間――のはずだったが、
ある日、そこに謎のスライムが現れて…溶けかけたコンビニ弁当を食ってる!?
「よ、よし
、拾って帰るか…」
なんとなく見捨てられず連れ帰ったそのスライム、なんでも食べるし、異様に成長するし、
時折しゃべるっぽいし!? しかも、服とか教科書とか、食べたら戻らない!
やがて陽斗の秘密はクラスの美少女・一ノ瀬 天音にバレてしまい――
「それ…スライムでしょ?飼ってみたいと思ってたの!」
…え?一緒に育てるってどういうこと!?
しかも次々現れる謎の女子たち、そしてスライムの正体とは一体!?
平凡な陰キャ男子×暴走するスライム×ヒロイン乱入で、
日常がとんでもない方向にぶっ飛ぶ!?
そんな異種育成×ラブコメディ、ここに開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 14:00:00
17752文字
会話率:44%
あらすじ
空に巨大な大陸が浮かび、人々がプロペラ飛行機で大空を駆け巡る世界。
かつて空の覇者だったドラゴンは姿を消し、竜の背に乗って空を駆ける「竜騎士」もまた、歴史の教科書に名を残すだけの存在になっていた。
――ただ一人。
世界最後のド
ラゴン〝アズレル〟に乗る変わり者の少年、ルカを除いては。
『竜騎士なんて時代遅れだろ?』
そんな言葉を浴びながらも、ルカは竜騎士の誇りを胸に今日も空を飛ぶ。
彼の日常は荷物運びから空賊退治。そして互いに気になるくせに素直になれない〝空飛ぶ飛行機パイロット系幼なじみお姫様〟リゼットに朝から連れ出されたりと、休む暇もない。
だが人々はまだ知らない。
その時代遅れの少年こそが、この空で唯一無二の〝最強〟であることを。
そしてそんな竜騎士としてのルカの日々は、いくつもの空を越えた先で大きな世界の真実に飲み込まれていく――。
なぜドラゴンは人々の前から消えたのか?
飛行機を操る人類が、いまだに到達できない〝最果ての空〟の先に眠る真実とは?
これは飛行機が主役になった空の世界で、時代遅れになった最強竜騎士が繰り広げるハートフル無双・空のお仕事ファンタジー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 10:13:25
34814文字
会話率:55%
便所の壁に書けない位には長い落書きです
結局Xあたりでまた書いている140字小説や、思い付きの小説ネタなんかを書き綴っていく落書き帳です
以前書いていた140字小説はこちらです
https://ncode.syosetu.com/n25
68ij/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 07:10:00
32526文字
会話率:46%
大国に占領された、架空の日本。
制服が変わり、教科書が変わり、妹が「文化適応プログラム」に連れて行かれた。
ぐずぐずしていると殺されるらしい。は? ちょっと待って。
取り戻すために動いた兄が出会ったのは、地下組織〈灰翼〉。
地下組織て何?と
思ったけど、わりとガチで戦ってる。
抵抗。潜入。裏切り。因縁の友、謎の詩人。
いろいろあるけど、要するに「自由も妹も、俺が取り返す!」って話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 21:20:31
18680文字
会話率:33%
戦国武将を中心に逸話を紹介していく短編集です。
1話辺り1000文字程で執筆しています。
内容は全て史実、または歴史的文献に記されているものです。
教科書だけじゃわからない、偉人の素顔を紹介します。
たまに城の訪問記や戦国以外の逸話も
挟みます。
なお、前書きは雑談のことが多いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 00:01:07
528498文字
会話率:35%
現代日本のどこにでもいるサラリーマンが転生したのは江戸時代中期の旗本の八男坊だった。
「この時代のことなんて、細かいところまで知らないぞ……」
飢饉、政争、外国船の到来。これから未来に何が起こるかは教科書で学んだが、いつどこでどうやってと
いう細かいことは知らないし、それ以前に部屋住の身分ではどうすることもできない。
「とりあえずこの時代の勉強をするか」
こうして学問に励みだした少年は、その中途半端な未来の知識でもって麒麟児と呼ばれるようになり、いつの間にか歴史の表舞台に立ったり立たなかったり。
果たして日本の歴史は変わってしまうのか!?
※主人公は歴史や雑学に詳しい設定ですが、うろ覚えなところも多い上、ジャンルに偏りがあったり、知っているものも広く浅くな感じなので、江戸時代を生きるうちに「そういえば……」と思い出すような展開が多いです。またかなり都合よく有名人と知り合いになりまくりなので、本格的な時代劇は期待しないでください。
※本作はカクヨムで掲載中の同名作品の一部表現を小説家になろうのレイティングに修正したものとなります。話の大筋は変わりません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 21:30:00
655236文字
会話率:51%
まるで、国語の教科書にあるかのやうな、明治〜大正文学風、短編小説。
最終更新:2025-06-28 17:40:00
7822文字
会話率:5%
なぜか大学で「安全」の実務を担当させられた父は、いろいろなインシデント(事件・事故)に巻き込まれ、トラブルシューターとして活動していました。
このはなしは、変わり者の父、全一の娘である『私』が、父の著書、父の残した手記、父から断片的に聞
かされたエピソードなどに『インスパイアー』されて『創作』したものです。私は父と同じ研究分野に進み、父の研究室で学位「修士(工学)」を取得しました。家族の中では、もしかしたら母よりも、晩年の父を多面的に観察できていたかもしれません。
平日は毎朝、父といっしょに大学へ登校していました。その道すがら、いろいろなエピソードを聞き出しました。しかし、父はそのインシデントの登場人物、インシデントの発生時期鵜や季節、発生場所などの、具体的には語ってくれませんでした。守秘義務だそうです。だから、そこは『私の創作』で補完しています。
このはなしはあくまでフィクションです。ノンフィクションではありません。そして、このはなしは今から20年以上前、まだ父が40代だった頃に遡ります。
安全工学の教科書として書かれた父の前作『研究室では「ご安全に!」(コロナ社)』を建前とすると、本音の部分に相当するお話しになります。。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 05:00:00
55471文字
会話率:59%
全国の大学における教養課程「魔法制度基礎(総論)」で配布される指定教科書『現代魔法総論(改訂5版)』の全章を収録したものである。
構文魔法の制度化以降、魔法はもはや個人的な技芸ではなく、制度・教育・社会の三領域にまたがる公共的な技術操
作体系と見なされている。本教材は、構文魔法の三層理論から行政統制、民間運用、教育制度に至るまで、現代社会における魔法の構造的な実装と運用原理を総合的に解説することを目的として編纂された。
本文はアウレリウス・セリオン名誉教授が著述し、2001年に発行された。名誉教授が故人となった後は、行政機関構文庁研究局および全国の大学所属教員による監修のもと時代に即応して改訂が重ねられ、制度研究・施策理解・技術基礎教育を兼ねる標準教材として広く用いられている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 16:16:58
19010文字
会話率:0%
連邦中央大学構文工学部における教養課程「魔法制度基礎(総論)」で配布される指定教科書『現代魔法総論(第3版)』の全章を収録したものである。
構文魔法の制度化以降、魔法はもはや個人的な技芸ではなく、制度・教育・社会の三領域にまたがる公共
的な技術操作体系と見なされている。本教材は、構文魔法の三層理論から行政統制、民間運用、教育制度に至るまで、現代社会における魔法の構造的な実装と運用原理を総合的に解説することを目的として編纂された。
本文は行政機関構文庁研究局および大学所属教員による監修のもと作成されたものであり、制度研究・施策理解・技術基礎教育を兼ねる標準教材として広く用いられている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 17:14:26
14464文字
会話率:0%
ある日、女子高生の身体に転生していることに気付く主人公。何が起こったのかようやく理解した主人公だが、部屋の様子を見て違和感を覚える主人公。点字の教科書や白杖など、どうやらこの身体の主は目が見えないらしい。
翌朝、女子高生の家族に「目が
見えるようになった」と驚かせてやろうと思う主人公だが、この女子高生が数日前に殺人事件をの現場に居合わせたことが分かる。不用意に目が見えることを話すと、殺人事件の目撃者となってしまうと考え、犯人を探す方法を模索する。
期間限定、2時から5時の間だけ、なぜか女子高生の身体に転生してしまう主人公が、殺人事件に隠されたある秘密を探る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-25 10:31:58
1512文字
会話率:37%
教科書や学校の授業では「絶対に教えない」そんな真実の日本史をコラム形式で描きます。批判されるのを覚悟の上です。というより、今の日本の左傾化した歴史教育は明らかに間違っていると信じています。更新は不定期です。
最終更新:2025-06-25 09:00:00
89477文字
会話率:2%
【別府忠夫】は何かを選ぶとき、常に「間違っているほう」を選ぶ。本人もそれに気づいてはいるが、なぜか正しい道を歩くことができない。家族からも友人からも、「なんでそっち行くんだよ」と笑われ、次第に誰とも話さなくなっていく。
そんな彼が50代のあ
る日、古本屋で見つけた一冊の本――それは、自分の名前が書かれた古い教科書だった。ページの間には、かつての自分の落書きがあり、そこには「未来の俺へ」との書き込みがあった。
彼はあらためて、自分の「間違いの選択」の軌跡をたどっていく。そこに「誤り」ではなく「意思」があったのかもしれない――と語り手は思い始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-19 10:33:21
10651文字
会話率:21%
白と黒とを貼り合わせたコインのように生きりゃ、どっちを表にされてもかまわなくていい。
最終更新:2025-06-13 18:04:26
304文字
会話率:0%
古代ギリシャの哲学者セキメンテレスのモニュメントのおはなし。
最終更新:2023-08-16 07:00:00
445文字
会話率:0%
あたしはまじめな学生、それなのに。
提出した傑作レポートに、理不尽にも再提出を言い渡されて。
あたしは、このまま、学問への情熱を失ってしまうのか?
最終更新:2022-11-15 07:00:00
1174文字
会話率:0%
リビドーが先か、ロマンスが先か――
恋愛はよくわからないがティーンエイジャーとしては人並みの『欲』は持ち合わせている男子高校生・深沢蓮《ふかざわ・れん》は、高校デビューから1年経ってようやく合コンに誘われたものの、残念ながらしっかりと浮
いていた。
飲み物を取ってこようと席を立ったところで、ひとりの女子・二階堂菜那《にかいどう・なな》も同じようにして席を立った。合コンメンバーの中でも格の違う美少女だったが、明らかに乗り気ではなくさながら余り物だった菜那。無言に耐えられず口を開いた蓮だったが菜那はそれでも素っ気ない。
さらには「男子って大変だね。結局ヤリ目なのに」と歯に衣着せない菜那の物言いに蓮は言葉を詰まらせていると、さらに彼女は続けた。
「……そんなことしなくても出来るのに」
「じゃあ俺ともできるの?」
「シてみる? ゴム着けてくれれば」
結果的に蓮の目標は達成。欲も発散させ、さらには菜那の連絡先も入手出来たのだが……。
恋愛の先にあるのが行為か、それとも行為の先にあるのが恋愛なのか。
念願だったはずの『春』を越えた先に見えるものは、果たしてあるのか。
ふたりだけの恋愛教科書を紡ぐ旅が今始まる……のか?
※本作はR18を念頭において執筆されておりますが、当サイトにおいては実際の行為などを含んでいる部分はカットして公開されます。ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-10 00:00:00
149758文字
会話率:54%
「教科書」とは何を記すべきか。
それは**“国家の顔”か、“過去への責任”**か。
カナダ・レジデンシャル・スクール制度の記述をめぐる日本の教科書検定会議――
教科書に記される“真実”を、誰が決め、誰が消すのか。
国家、出版社、研究者、
被害者の記憶が交錯する、記憶と政治の心理戦折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 12:19:33
13113文字
会話率:19%
3学期が始まって最初授業が始まる中、隣の席の生川さんは何も持ってきていない。森田守は教科書を貸したりして、ひょんなことから彼女のお願いを聞くことに。その後も生川さんとの関わりが続く中、だんだんと彼女のおかしな行動に疑問を持ち始めて……
最終更新:2025-06-06 16:00:00
8549文字
会話率:46%
テレビ越しに友人とラグビーを観戦した体験を綴ったエッセイです。試合は冷たい雨の国立競技場で行われ、両チームの戦士たちが雨の中でも魂を燃やして戦う姿が描かれます。著者は2015年のワールドカップでの日本代表の勝利以来、ラグビーに深い魅力を感じ
ています。試合中のスクラムやタックルの衝撃、キャプテンたちの使命感に感動し、「義を見てせざるは勇なきなり」という武士道の精神と重ね合わせます。さらに、かつての学生ラグビーの熱狂やノーサイドの精神を思い出し、ラグビーが持つ規律、友情、そして人生の教科書のような深い意味を再認識します。試合後の選手たちの笑顔や涙は、スポーツが持つ崇高な精神性を象徴しています。著者はこの試合を見て、ラグビーを「人生そのもの」として受け止め、新たな試合を心待ちにしているのです。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-06-02 01:04:31
5339文字
会話率:4%
# 「1万年の平和と600年の変化 -縄文と弥生の対話から見えるもの-」あらすじ
筆者は中学生の頃、教科書で見た縄文土器と弥生土器の印象的な違いから、文明の進歩に疑問を抱く。装飾豊かな縄文土器に温かみを、シンプルな弥生土器に冷たさを感じた
その違いは、「時間」と「余暇」の差ではないかと考察を始める。
縄文時代は1万年続いた長期的に安定した文化だった。単なる狩猟採集民ではなく、定住生活、環状集落の形成、広範囲にわたる交易ネットワークなど、複雑な社会構造を持っていた。和田峠や神津島の黒曜石、新潟のヒスイ、秋田の琥珀などが遠方で見つかる事実は、地域間の信頼関係と平和的な交流を示唆している。
一方、稲作中心の弥生時代は、年間を通じた継続的労働を要求し、水資源の管理や収穫物の分配による格差を生み出した。鉄器・青銅器の導入と階級社会の出現は、新たな社会構造への移行を意味したが、この時代はわずか600年しか続かなかった。
この歴史的対比は現代社会にも通じる。近年の「米騒動」は、私たちが「所有」と「分配」の構造に組み込まれた社会に生きていることを示している。自らの生存に必要なものを自分の手で得られなくなった現代人の姿が浮かび上がる。
筆者は「文明の進化とは何か」と問い、便利さや富ではなく「文化の持続性」こそが重要な指標ではないかと提案する。縄文文化の中に、持続可能な社会と人間同士の直接的なつながりを重視した生き方のヒントを見出し、未来に向けた文明の再考を促している。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-03-10 23:54:42
2441文字
会話率:6%