ある魔術師は冤罪で殺され、転生する。
彼が転生してしまったリオという人物は、オークルチア国の第八王子で、秀でた才能がないことから『落ちこぼれ』と蔑まれていた。
このままでは遠からず、リオは悲惨な未来を辿ることになるだろう。
しかしリオはこう
考えた。
「ならば、誰よりも強くなればいいじゃないか」
王位に関係がない落ちこぼれ王子? 最高じゃないか。周囲の目を気にすることなく、自由に魔術の研究が出来る。
リオは前世から引き継いだ知識と圧倒的な魔力で、最速で最強になる。
そうしたら彼に対する周囲の評価も、徐々に変わってきて……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-15 19:20:00
35399文字
会話率:36%
努力が才能を凌駕し、分家が本家を超えていく。
★作者個人でAmazonにて自費出版中。Kindle電子書籍有料ランキング「SF・ホラー・ファンタジー」「児童書>読み物」1位にWランクイン!
「お前みたいな無能は分家がお似合いだ」
幼い頃から魔法を使う事ができた本家の息子リーヴは、そうして魔法の才能がない分家の息子アシックをいつも笑っていた。
東にある小さな街を領地としている悪名高き貴族『ユーグ家』―古くからその街を統治している彼らの実態は酷いものだった。
本家の当主がまともに管理せず、領地は放置状態。にもかかわらず、税の徴収だけ行うことから人々から嫌悪され、さらに近年はその長男であるリーヴ・ユーグの悪名高さもそれに拍車をかけていた。
容姿端麗、文武両道…というのは他の貴族への印象を良くする為の表向きの顔。その実態は父親の権力を駆使して悪ガキを集め、街の人々を困らせて楽しむガキ大将のような人間だった。
悪知恵が働き、魔法も使え、取り巻き達と好き放題するリーヴを誰も止めることができず、人々は『ユーグ家』をやっかんでいた。
さらにリーヴ達は街の人間だけではなく、自分達の分家も馬鹿にしており、中でも分家の長男として生まれたアシック・ユーグを『無能』と呼んで嘲笑うのが日課だった。だが、努力することなく才能に溺れていたリーヴは気付いていなかった。
自分が無能と嘲笑っていたアシックが努力し続けた結果、書庫に眠っていた魔法を全て習得し終えていたことを。そして、本家よりも街の人間達から感心を向けられ、分家の力が強まっていることを。
やがて、リーヴがその事実に気付いた時にはもう遅かった。
アシックに追い抜かれた焦りから魔法を再び学び始めたが、今さら才能が実ることもなく二人の差は徐々に広まっていくばかり。
そんな中、リーヴの妹で『忌み子』として幽閉されていたユミィを助けたのを機に、アシックは本家を変えていってしまい…?
◇過去最高ランキング
・アルファポリス
男性HOTランキング:10位
・カクヨム
週間ランキング(総合):80位台
週間ランキング(異世界ファンタジー):43位折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-15 18:20:46
454794文字
会話率:55%
サム・シャイトは転生者だった。しかし、剣の才能がないせいで男爵家当主の座を弟に奪われ実家を追い出されるーーが、本人は自由になれたとばかりに大喜びで、異世界を観光しようと企んでいた。
希少な魔法の才能に目覚め、天才の師匠との出会いと別れを経て
、伯爵家にお世話になりながら宮廷魔法使いを目指すことになる。いずれは最強の魔法使いになることを夢見ながら、ダンジョン攻略、宮廷魔法使いやドラゴンとのバトルを繰り広げていく。
伯爵家の年上の快活な美人から王女様まで魅力的なヒロインにも囲まれて充実した日々を送っていきます(オプションで変態もついてきます)。
異世界に転生したサムは『最強』の夢を掲げながら剣と魔法の世界を満喫していくのです。
カクヨム様でも公開しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-15 18:06:26
2869188文字
会話率:48%
突如として変わった世界。
塔やゲートが現れて強いものが偉くてお金も稼げる世の中になった。
弱いことは才能がないことであるとみなされて、弱いことは役立たずであるとののしられる。
けれども違ったのだ。
この世の中、強い奴ほど才能がなかっ
た。
これからの時代は本当に才能があるやつが強くなる。
見抜いて、育てる。
育てて、恩を売って、いい暮らしをする。
誰もが知らない才能を見抜け。
そしてこの世界を生き残れ。
カクヨムでも掲載。
更新不定期、ネトコン用にとりあえず公開したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-15 18:00:00
1059560文字
会話率:37%
天原国で第二の武門・織路氏に拾われた捨て子の光乃は、当主の娘・信乃と共に武者として育てられた。
捨て子だから武者の要、弓馬の道はからきし。
だけど、おバカな妹・信乃や、厳しくも温かい姉代わりのモレイらと過ごす日々は幸せで……。
元服を前に
したある日、光乃は妖狐退治に赴くが失敗。
その夜。変わり果てた信乃に、光乃は惨殺されてしまう。
が、なぜか目を覚ますと狐退治の帰り道で……?
何度も繰り返される死のループ。徐々に明らかになる、あの夜の真実。信乃を操る妖しい影。
無才の姫武者・光乃は、伝説のあやかし・九尾の狐との対峙を迫られる。
血がつながっていない?
捨て子だから武者の才能がない?
勝てるわけないから逃げろ?
知るかそんなこと。
血よりも濃い絆のために、何度だって死んでやる。すべてを救うまでこの夜は明けない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-15 16:10:00
104356文字
会話率:25%
どこにでもいる「飯屋のせがれ」。少年は毎日同じことの繰り返しに飽き飽きしていた。どれだけ努力しても、自分には料理人としての才能がない。
少年は魔術師になると決意した。
金も力も、血筋も才能もない。そんな少年が知力と想像力だけで自分の道を
切り開く。目指すは魔術師の町「呪(まじ)タウン」。
天才学者、暗器使い、剣士、魔術師、大商人、格闘騎士……。出会いが事件を呼ぶ。
王子暗殺の陰謀に巻き込まれた主人公は、生まれつきの「映像記憶(フォトグラフィック・メモリー)」を武器に、驚きの洞察力を発揮する。ついに、暗殺者一味を追いつめ陰謀の阻止に成功するが、自分も命の危機に遭い大けがを負う。
彼を立ち直らせてくれたのは、無償の愛。愛する者たちを守るために、少年は強くなることを決意する。武術の師は彼の進むべき道筋に光を示す。
瞑想と思索がギフトと魔術へのカギだった。世界の秘密を暴き、科学の進歩を妨げる何者か(神のごときもの)との対決へと、物語は動き始めた。
少年はイデア界と接続する能力「ギフト」を磨き、イデアを操る力「魔法」を探求する。
ついに、「王立アカデミー魔術学科」に入学し、学園の生徒として世界の謎に近づくのだった。
魔術学科での学習も普通ではいられない。「感情を反射する絵」を描いたり、黒道着姿で授業を受けたり、どんぐりで標的をぶっ飛ばしたり。
ついには失われた原始魔術「隠形五遁の術」を再現してしまう。
情報革命研究会では魔道具の開発を担当。数々の「やらかし」を経て、驚くべき魔道具の数々を開発してゆく。
そして、研究会の仲間たちとともにルネッサンスにつながる技術を発明する。
インターネット文学に唯一無二のハイファンタジー世界を提示する「ザ・ドラマチック異世界ファンタジー」がここに誕生。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-14 07:00:00
1509007文字
会話率:46%
魔法の才能がないエルフの少女は、故郷の森を飛び出し人間の住む都市で冒険者ギルドに就職した。彼女は冒険者ギルドで第二の人生を謳歌するのであった。
最終更新:2025-01-12 13:29:28
27749文字
会話率:18%
「愛してる」
絞り出すような、震える声で彼は私の姉を抱きしめて言った。
アリアーナ=レイルズは、命をかけて恋人の命を救ったものの、死の淵から戻った恋人のシリウスが愛を告げたのは、彼女の『姉』ローゼリアだった。
竜の血を引く王家特有
の病気『竜魔症』に侵された恋人のシリウス=リントヴルムはこの国の第二王子で、第一魔術師団の団長だ。
シリウスを助けるため、第一魔術師団の副団長を務めるアリアーナ=レイルズに竜魔症の治療に必要な『竜の鱗』をとってくるように王命が下り、危険な魔物の跋扈する『竜谷』に向かう。
『一度目の人生』では、シリウスの命も仲間の命も救えなかった。
けれど命と引き換えに、「竜」にもらった二度目の人生。
『次』は必ず助けるとアリアーナは自分に誓い、数ヶ月かけて命からがら鱗を持ち帰るも、彼の愛は姉に向けられていた。
白魔法に愛された稀代の『聖女』ローゼリア=レイルズ公爵令嬢。
彼女はレイルズ家特有の白魔法の才能がないと両親や親族に蔑まれてきたアリアーナに、唯一優しくしてくれた大好きな姉だが、素直に祝福など出来なかった。
更に父親に国から追い出されたアリアーナは『二度目の人生』と引き換え時、竜と『約束』していたことを果たすために竜谷へ向かう。
アリアーナが去ったその日に王都が魔物に襲われていたことなど知る由もなく。
――それから数年後、竜の元で暮らすアリアーナのところに彼の弟が現れ、『シリウス兄様があなたを必要としている』と、彼女を王都に連れ戻そうとするが……――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 15:08:23
272555文字
会話率:44%
大きな光。そして、突風。幼かった俺は、飛ばされる。曖昧な記憶。ただ、一つわかっていることがある。
俺は、勇者じゃない。
天変地異、動き出したモンスターたち。人々は魔王の復活を予期し、その場所をいち早く見つけ出そうと必死になったが、遂
には世界は闇に包まれてしまう。人々を恐怖のどん底から救ったのは、大きな光だった。
その光の発生源におり、魔王の復活を阻止したとされる少年、カイは、人々に、勇者として祀り上げられる。が、彼は、その光の先に、魔王の復活を阻止した真の勇者がいることをわかっていた。さらに、自身に、周りの期待ほどの戦士としての才能がないことも。
「魔王は、再び蘇る、近い未来に」
予言者のことばは再び人々を恐怖させた。カイは、あの大きな光から10年後、王立ヴェリュデュール勇者学校に入学する。職業勇者になり、真の勇者を探すために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-08 14:39:25
655830文字
会話率:46%
魔法の才能がないと判定された貴族の末っ子、ウィリー。
彼は、前世の記憶を頼りに、中国古式気功「伏羲心経」を修練し、異世界で生き抜く力を身につけていく。
魔法と気功、異なる二つの力がぶつかり合う時、ウィリーの運命は大きく動き出す――。
体
弱多病でありながら、持ち前の明るさと前向きさで、
異世界を舞台に、新たな人生を歩み始めるウィリーの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-03 21:11:34
12345文字
会話率:14%
主人公ポーラは、ある偉大な魔術師の弟子であり、魔術の才能がない代わりに、医療技術や錬金術の分野に長けていた。
ある日、聖女としてスカウトされ、ポーラはセルデュク帝国の城で寝る間も惜しんで研究を続ける。
しかし、些細な事から暗愚な王太子コモ
ドスの怒りを買ったポーラは、聖女の資格の剥奪を宣言され、コモドスの愛人であるザラに謝罪させられる。
理不尽な難癖で命まで奪われそうになった時、危ういところを助手であるレオナに救われ、帝国を脱出することになった。
レオナに連れられた先は、敵国であるサクラモン連邦の城であり、賢王であるロゾレイズがポーラを神妙な顔で出迎えた。
そこから、ポーラの無自覚なザマァと世界を救う戦いが始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-29 15:39:10
64347文字
会話率:43%
俺ことグレン・ハワードは転生者だ。
転生した先は俺がやっていたゲームの世界。
前世では機械エンジニアをやっていたので、こっちでも祝福の【情報解析】を駆使してゴーレムの技師をやっているモブである。
だがある日、工房に忍び込んできた女――セレス
ティアを問い詰めたところ、そいつはなんとゲームの隠しボスだった……!
そんなとき、街が魔獣に襲撃される。
迫りくる魔獣、吹き飛ばされるゴーレム、絶体絶命のとき、俺は何とかセレスティアを助けようとする。
だが、俺はセレスティアに誘われ、少女の形をした魔導兵器、ドール【ペルラネラ】に乗ってしまった。
平民で魔法の才能がない俺が乗ったところでドールは動くはずがない。
だが、予想に反して【ペルラネラ】は起動する。
隠しボスとモブ――縁のないはずの男女二人は精神を一つにして【ペルラネラ】での戦いに挑む。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-29 12:13:56
222745文字
会話率:41%
貴方が創作を始めた切っ掛けというのはなんなのか、そんなのは私が預かり知るはずも無い。
ただ私の場合は兄の存在が大きかった。
兄のお陰で創作の幅の広さを知った。
けれども、上手くはいかないもので。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐
欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
創作部。のあの子です。
けれども本編で創作部は一切出ません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-21 12:37:46
1010文字
会話率:14%
【書籍版2巻 3/15発売!】 https://www.es-novel.jp/special/parry/
【コミカライズ】ニコニコ https://seiga.nicovideo.jp/comic/50389
コミックアーススター ht
tps://www.comic-earthstar.jp/detail/parry/
///
其れは、【パリイ】を極めし者の物語────。
「全てにおいて、一切の才能がない」
十二歳でそう判定された才能なしの少年、ノールは一人、生まれ育った山に籠り鍛錬することを決意する。
努力すれば、いつか自分だって。
幼い頃に聞いた冒険譚の主人公のようにだってなれるはず。
そんな希望を胸に秘め、ただ一つ身につけた剣技【パリイ】でひたすら目の前の木剣を弾き続けた。
そして、十数年の月日が流れ────。
「パリイ」
やがて、剣を振るわずして千の木剣を弾けるようになった男は思う。
いくら努力しても、望んだ結果は得られなかった。
そろそろ自分も夢から醒める頃合いなのかもしれない。
それでも、幼い頃に思い描いた夢を捨てられず、男は再び街へと向かった──。
◇◇◇
これは、いつのまにか世界最強クラスの力を手にしているのに、一切気がつかないまま強敵を打ち倒していく男の英雄譚である。
※タイトルなど調整中です。
おかげさまで
日間総合ランキング1位
週間総合ランキング1位
月間総合ランキング1位
四半期総合ランキング1位
年間総合ランキング1位 達成(いっとき)
また累計で31位(!)ぐらいとなりました。ありがとうございます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-11 16:01:55
1132429文字
会話率:34%
ある日異世界で目覚めたカレンは、聖女の才能がないと言われ外に追い出されそうになる。騎士のブラッドに騎士団で働かせると言われ、カレンは騎士団で使用人の仕事を得る。一見怖そうだが親切なブラッドにカレンは淡い恋心を抱く。だがブラッドは聖女セリーナ
の護衛騎士で、セリーナに恋しているとの噂。
別の騎士エリックは第三王子で、自由奔放で恋多き男。カレンに何かとちょっかいを出してくるが、彼の本心は見えない。
カレンはある事件をきっかけに聖女として目覚める。使用人から聖女になり、立場の違いに戸惑いながらも聖女として役目を果たそうと頑張る。ブラッドとの距離も徐々に縮まり、期待するカレン。
一方で聖女セリーナは、次第にブラッドに執着し始める。そしてエリックも聖女になったカレンに態度を変える──
ファンタジー世界を舞台にした、騎士と聖女のキュンとして切なくて最後幸せな気持ちになる物語。ハッピーエンドです。ヨーロッパ風ではありますが実際の歴史とは異なります。魔物が出てきますが戦闘は殆どありません。
性的表現が少しありますのでご注意ください。残虐表現はありません。
最終話まで執筆済みです。アルファポリスにも投稿。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-11 12:22:44
199256文字
会話率:51%
世界各地にある迷宮、そこに冒険者やトレジャーハンターが失われた秘宝を求めて危険を顧みずに探索する冒険者時代。
冒険者を夢見る少年、アルトは幼馴染達と共に冒険者になったのだが、最初のクエストで自分には才能がないことに気が付く。足手纏いになると
夢を諦めようとしたが行く先々で問題行動を起こす天才幼馴染達を見捨てきれずに努力をすることを決意した。
これは天才幼馴染達に振り回される秀才主人公の苦労系ファンタジー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-06 16:00:00
2268文字
会話率:32%
騎士。
それは、誰もが憧れる職業であり、最も死傷率の高い誉ある仕事だった。
魔王が死に、永続的に増えるダンジョンが激減したことで冒険者は職を追われた。魔王を倒した六人の勇者は彼らのために騎士という職業を制定した。
魔物を倒し、国を守る騎士
等級を設立したのだ。
現在、千を超える道場が設立され、仕事から試合形式の娯楽まで様々な騎士の活躍の場が増える中、かつての勇者の末裔、ファレーナ・フレアクラフトは道場閉鎖の危機に追い込まれていた。
そんな中、突然現れ入門を申し込む謎の少年ブランク。
剣筋が悪い。筋力がない。体力がない。着眼点が悪い。知識がない。動体視力が悪い。魔力がない。多様性がない。才能がない。
騎士として何も才が見出せないブランクだったが、とあることが引っ掛かったファレーナは彼を弟子にすることを決める。
炎の使い手、ファレーナと
“接続”という特殊な力を持ったブランクとの
これは数奇な冒険譚。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-21 23:45:26
129117文字
会話率:27%
「才能がない」といわれて好きな道を絶った女性が見つけたものとは
尊敬する画家である父親から絶望的なひとことをつきつけられ、絵筆を折った主人公。
その後はふわふわと生きてきた。
しかし、結婚も間近になったあるとき……
キーワード:
最終更新:2024-11-10 10:40:32
9879文字
会話率:38%
「俺が……死んでる……?」
俺の名はイオン。貴族なのに『天与』――才能がないせいで虐げられてきた。ある日魔族に襲われた幼馴染のリズを助けようとしたんだけど、返り討ちにされたっぽい。目の前には俺の死体。
いや、え? もしかして俺、幽霊にな
ってる!? なんで!?
『だからね、イオンの“天与”は“幽霊化”だった、っていうことなんだよ』
と知った口を利くのは俺の愛剣ファム・ファタール。いや死んでからじゃもう遅いってお前今喋った!? いや、もう訳分かんねぇよ……。
時を同じくして動き出す魔王軍。それに対抗するかの如く、五人の少年少女が魔王を倒す『天命の戦士』として神に選ばれる。その中には――なんとリズの姿が。
いや、待てよ。俺は幽霊。誰にも見えない。そんでファムを使って物を斬ることができる。これ、魔王倒せるじゃん! よし魔王、覚悟――あれ? 斬れない?
「どういうことだよ! もっと気合い入れろよファム! 固くなれ! 限界を超えろ!」
『人のせいにしないの! イオンがへっぽこだからでしょー!? そっちこそもっと腰入れてよ!』
魔王、強すぎて斬れませんでした。マジふざけんな。
でも、決めた。リズを守るため、『天命の戦士』御一行を陰で支えてやるよ!
俺は幽霊だけど、大切な人を守る騎士になる。
そう――『幽霊騎士』なんて、カッコよくね?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-02 00:01:09
554256文字
会話率:35%
「やってられっか…」
神童と謳われる兄と常に周囲から比較し続けられたセルクはそれでも認められようと努力し続けていた。
だがとうとう我慢の限界が来て家どころか国まで飛び出してしまったセルクは飛び出した先で冒険者となるが…。
最終更新:2024-10-18 13:02:47
458919文字
会話率:49%