軍事大国の新型兵器暴走により、異形の怪物と貴重な資源が湧き出す異界迷宮〝カクリヨ〟が出現、各国は人海戦術で対応に追われた。
出雲桃太は、勇者パーティの斥候として実地研修に参加する。しかし――。
「我々は発掘兵器で、日本政府と愚民を抹殺
する」
「取るに足らん劣等生は、真の仲間ではない!」
勇者パーティは、突如としてクーデターを宣言。
桃太は何もわからぬままパーティを追放、粛清された。迷宮最下層に流れ着いた彼が見たモノは――。
「空飛ぶサメと、黄金のヘビ?」
劣等生と蔑まれた少年はドン底で運命に出会い、巨大な陰謀を打ち砕こうと逆襲を開始する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-15 19:30:00
933831文字
会話率:52%
とある王国の舞踏会、アシュリー・フランツ・モンテクレール侯爵令嬢は婚約者である王太子から婚約破棄を告げられたのにも関わらず、嬉々としてその場を後にした。
公衆の面前での大々的な婚約破棄、そんなことよりも重要な事が彼女にはあったからだ。
悪
の領主となって、来たる正義の勇者と戦うこと。
これは前世で魔王だったアシュリーが、勇者と再び戦うために悪の領主として暗躍する物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-14 12:00:00
37419文字
会話率:45%
公爵令嬢エリザベス・マウントバッテンは悪女だった。
悪女は民衆から悪魔と恐れられ婚約者と婚約者の浮気相手によって処刑された、はずだった。
気が付くと過去へ回帰していたエリザベスは、今世では処刑を回避するために悪女として、絶望の運命に立ち向
かう。
※不定期更新
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-28 12:00:00
4501文字
会話率:32%
主人公:セシル・ハルガダナは、北の辺境地から南東の町に向かっていた。
道に迷っていた彼を助けたのは、”ロロカ・ミヤダイ”という少女である。
”ナナセ・クミシマ”、”ハヤト・キリヤ”、”マモル・シバウラ”・・・のちに勇者と呼ばれる彼女らは、こ
うして彼と出会った。
しかしそれは、大きく険しい物語の始まりでもあった。
異世界人と世間知らずは、のちに王国軍へ合流するが、そこで驚愕の事実を知る。
王国軍は亜人を人間と認めず、彼らの虐殺を進めていたのである。
初めて目の前で、"人"が"人"を、殺した。
驚いている暇はなかった。王国軍は、彼らにも協力するように要請する。
良心に従い、亜人を助けるのか。
皮肉なことに、彼らにはその力があるのだ。
彼らはそれぞれ、悩み、決断する。
悲願のラストピースを位置付けられた勇者、希少魔法という能力を持つセシルの選択は果たして。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-22 14:27:47
564978文字
会話率:37%
この国が滅ぶ、やりたくないけどやるっきゃない! これ、世直し大冒険?
*
幾度となく転生を重ねて、王侯貴族も貧民奴隷も体験した結果、
自分を「我輩」「俺」「僕」 と呼ぶ三通りの人格を持つ主人公、ワガ。
今度の転生先は、異世界ム
ー・スルバの島国エリシウム公国。
なんと、公王様の次に偉い枢鬼卿《すうきけい》となって降臨、
強大な独裁権と立法権を握り、我が世の春と歓喜したのも束の間、
この国、実はかなりヤバいことになっている!?
そう、フタを開ければ崖っぷちの綱渡り国家だったのだ。
腐敗政治家と強欲商人、そして見渡せば愚民ばかり??
滅びる前になんとかせねば、地獄の取立人がやってくる!
美魔女と没落令嬢、そして吸血ペンギン姫を引き連れて、
やけっぱち枢鬼卿《すうきけい》の、やりたくもない冒険の始まり始まり……
*
本稿は完全なフィクションであり、
いかなる国家・組織・個人・人外魔物とも関係ございません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-03 00:12:14
241386文字
会話率:35%
俺は自分が愚民じゃないと胸張って言えるほど賢くないなって思ったんだ
キーワード:
最終更新:2025-03-02 22:07:38
422文字
会話率:0%
「ハァーイ!偉大なるファッキン皇帝と我らが宇宙帝国の愚民ども!あんたらに栄光と繁栄をもたらしてやったアリス・クレジー様だ!!」
「今から貴様ら帝国民にとても重大なことを発信する!」
「聞いて驚け、私はついに異世界へと至る方法を実現可能段階ま
でこじつけることに成功した」
「異世界に至るには!なんと!我らが宇宙帝国の宙域の約三分の二をエネルギー変える必要だと分かった!!」
「ということで愚民の皆々には、宙域ごと犠牲になってもらう」
「我らが帝国に栄光あれ!!」
******
という感じで転生しちゃったわけですが、何故かいろいろと事件に巻き込まれますが、まあとりあえず戦争と実験ができてればいいや。
戦争と実験になるとテンションが壊れるマッドな主人公とその他おかしいやつらとのSF×異世界ファンタジー開幕!!
更新は基本毎日投稿です。変更する場合はお知らせに書きます。
作者は細かい動きの描写が苦手で読みにくい場合があります。申し訳ございません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-23 10:45:36
68781文字
会話率:40%
『どうも、内閣オチンチン大臣です。今申し上げましたように、オチンチンという言葉は総理という言葉と置き換えても、何ら遜色のない立派な言葉です。あるいは、総理という言葉がオチンチンなのかもしれません。賃上げには失敗し、下々の皆さんの生活は苦しい
でしょうが、私の“チン”はこの通り上がっております。さて、本日は愚民の皆さんに一つお知らせがあります。あと二時間で地球は滅亡いたします。ついでに、なぜ私が全裸かといいますと、公用車内で乱交パーティーの最中だったもので、このような恰好のままテレビカメラの前に出てまいりました。さあ、私のはっちゃけ具合からもうお分かりでしょう。巨大隕石が衝突し、地球は確実に滅亡します。一週間ほど前にこの事実を宇宙局から知らされましたが、馬鹿な皆さんがパニックを起こすと思い、黙っていました。さあ、私の姿をネットで拡散するもよし、コラ画像や動画を作るもよし。存分に嘲笑してください。そうこうしている間に地球は滅びます。ネットで人を攻撃するのが好きな人には、ある意味、理想的な最期かもしれませんね。でも、何も残せません。インターネットも崩壊するのです』
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-11-02 11:00:00
2469文字
会話率:11%
ついにタイムマシンの開発に成功した博士は、喜びを抑えきれずに飛び跳ね、自らの成果を自画自賛した。そして、「タイムマシン? ははっ、不可能だよ」と自分を侮蔑した人々を思い浮かべては、口汚い言葉を吐き、さらに世間という無形の相手を罵った。この
ように人間嫌いを深めていた博士だったが、その憎しみを原動力にしたおかげでこの偉業を成し遂げたので、結果的には、めでたしめでたし。終わりよければすべてよしということである。
「いっひっひっひ、人間どもの終わりを見てやるぞぉ」
……と、めでたしには程遠い、邪悪な笑みを浮かべて独りごちる博士。『人間ども』などと敵意剥き出しに言うその博士ももちろん正真正銘人間であるが、これまで人々から受けた冷たい仕打ちと、タイムマシンを開発したという確かに人並外れた偉業を成し遂げたことにより、自分以外の人間は凡、猿、愚民。そして私は神だ、という風にこの時、博士の自己肯定感は極限まで高まっていたのである。
その博士がタイムマシンを使い、まず初めに見ようと考えたのは、恐竜時代でもなく、未来ではあるが、人類の滅亡の時代、つまり荒廃した世界だった。科学者でありながら、車が空を飛ぶような科学技術が発展した未来を見たいとは思わない。そんな未来に行けば、せっかくタイムマシンを開発したばかりなのに劣等感を抱くかもしれないからだ。
「さてと、私の見立てでは、もう千年くらいは今の人類の歴史は続くだろう。気候変動、疫病、人口の増加、カウントダウンはすでに始まっているがな……これでよし。千年後にセット完了だ。二千年後でもよかったかもしれないが、まあ、これで様子を見るとしよう」
タイムマシンに乗り込み、行き先を設定した博士は狙い通り、遥か未来へと飛んだのであった。
「ほほう、これが未来の世界か……」折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-07-17 11:00:00
4261文字
会話率:48%
一流企業に就職した俺は、タワマンで愚民を目指して頑張るぞ!!
最終更新:2024-05-27 17:02:55
848文字
会話率:0%
来世利益を謳い愚民から金を巻き上げ、自分の現世利益を満たす豚野郎の物語。
最終更新:2024-03-06 11:18:51
8334文字
会話率:6%
おまいら絶対許さない!絶対に泣かす!こぶしで!
最終更新:2023-08-22 00:21:19
61307文字
会話率:40%
専守防衛論とか敵基地攻撃論とか、こんな寝言が通用するのは日本だけだよ。ホント、democrazyなことこの上ない。どこが文民統制だよ。愚民緊縛でしかないじゃないか。
最終更新:2022-11-27 21:00:00
2996文字
会話率:0%
カルト問題は早晩立ち消えになるでしょう。だいたい首相が暗殺されなければ問題にもして来なかったくせにメディアと国民は。安倍叩きがしたいだけなので、新たな燃料が投下されない限り静かになっていきます。
それでは国民の活気が失われると冗談半ばで心
配したのでもないでしょうが、アベ紙幣がほんとに発案された。それも額面三万円!アンチが買い占めて公開焼却でもやりますか。金貨ならいざ知らず、紙幣ならやりそうですね。
あとマスク! いつまで話題にせにゃならんのか。政府はやめいと言ってるのに愚民、蛮族、非人間、究極のマゾ民族ニッポンジン!!!! マスク人間見る度に不潔汚物黴菌毒ガス噴霧を連想し飛び退く日々、あーあ
(おなじようなのツイッターに投稿済み)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-09 03:35:33
1219文字
会話率:98%
これは三つの『ショウヒン』から成る物語。
一つは蜘蛛。
狂気を演じることはできない。
仮面は死が訪れた時に、必ず外れてしまうものである。
化粧は雨に打たれれば、流れ落ちてしまうものなのだ。
ゆえにこそ神は我々をこう呼ぶ。
道化師――ピエロ
と。
有象無象の愚民共よ。
命尽きる時まで踊り、歌い、叫び、喚くがいい。
それが賢明な行いだと、心の底から信じるのならば。
真に能ある者よ。常日頃から君子たらんと研鑽を積んでいる者よ。
望むなら、この籠(かご)を覗いてみるがいい。
さすれば世界の真理に至る扉への道が、目の前に現れることだろう。
諸君等の旅が、実(みの)り多きものになることを私も望んでいる。
あなた様に、幸があらんことを。
一つは蝶。
多くの者は、才能がないことに苦しむ。
自分にしかできないこと。自分だけに与えられた役目を全うすること。
決められた道をただ歩くだけの人生――それはどんなに素晴らしいものだろう。
動物で例えるなら、孔雀。虫で例えるなら蝶。
彼等は美しさという、唯一無二の贈り物(ギフト)を持っている。
では孔雀は幸福なのだろうか。蝶は苦など知らずに一生を終えることができるのか。
有象無象の愚民共はそんなこと、一度たりとも考えもしないだろう。
私の疑問を笑い飛ばして、踵を返して自身の人生にさっさと戻っていくことだろう。
足を止めた者よ。世界の真理を追い求める者達よ。
どうか、この虫籠の中を覗いてみてほしい。
きっと諸君等を阻(はば)んでいる、閉ざされた扉を開くための鍵が手に入るはずだ。
理想郷への道は、すぐそこにある。
一つはひぐらし。
ようこそ。お疲れでしょう、ゆっくり身も心も休めてください。
ここがあなた様達が求め探していた場所です。
いかなる望みも、願いもかなえられる。
嘘など申しておりません。紛(まが)うことなき真実ですとも。
疑うならば、試してごらんなさい。
言の葉の力が、あなた様の願望をたちまち叶えることでしょう。
ただし、楽園にいらっしゃる方はあなた様だけではございません。
すぐに他の方々も集まることでしょう。
願いと願いが搗(か)ち合い、望みと望みが鍔迫(つばぜ)り合いを始める。
ええ、そうです。
あなた様が魂(いし)を持つ限り、争いから逃れることはできません。
さあ、いかがいたしますか?
あなた様の選択――見届けさせていただきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-30 18:04:03
142324文字
会話率:35%
平凡に甘んじるのは、かまわないが。
平凡にあぐらをかくなら、一考の余地がある。
僕等に、誰か一喝を。
最終更新:2022-07-31 07:00:00
207文字
会話率:0%
質を求めて、数を捨てるか?
数を求めて、質を落とすか?
どちらを選ぼうと。望んだ成果が得られなければ、正解とは呼べまい。
最終更新:2022-03-27 18:01:55
365文字
会話率:0%
愛し抜くなら、孤独を孤高としてまとえよう。
だが、その覚悟はできているか?
最終更新:2022-01-30 00:00:00
283文字
会話率:0%
いつも通り魔法も冒険者ギルドも有り、地球に存在しない魔物も大量で、通貨流通量を無視した無制限の買取金貨もある剣と魔法の世界。
無制限のレベルアップや固定ジョブもチートスキルも冒険者ランクもアリアリ、定期的に魔王が復活して魔王軍が攻めて来
て、邪神も天使もいて勇者の概念もジョブある世界。
しかし印刷による知識拡散や識字率の上昇、銃砲の開発や飛行機械の存在は絶対に許されないディストピア。
共通の言語が発生して対話できないよう、バベルの塔と呼ばれる軌道エレベータで言語を混乱させ、方言や訛りで国内でも城砦単位でも会話を成立させない。
もし火薬が開発されて銃が作られ、人力飛行機が飛び、蒸気機関の初期装置が開発され、紙の印刷技術が開発されると、どんな魔法も通じない巨大な上級天使が出現して、天使の軍勢が城塞都市を丸ごと破壊して、見ただけの住人も一人残らず殺される世界。
そこは人類が機械化して永遠の命を得て宇宙に旅立った後、核兵器などで相互確証破壊が起らないように調整された楽園で箱庭。
永遠の中世世界ナーロッパや時代劇世界が保存され、ノンプレイヤーキャラが愚民化処理された場所で、永遠の命を持ってしまった元人類がほんの100年ほどの夢を楽しむ場所。
人類発祥地である聖地太陽系は保存されているが、バーナード星域や近隣星系では惑星がすべて解体され、ダイソン球やリングワールドが建設され地球の数万倍の表面積を持った箱庭が作られていた。
とある平面世界でも少女とオチコボレ竜の夢が開始された。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-13 18:16:47
1104301文字
会話率:40%
試合前の控え室。プロレスラー、チョンボ・ヅルダ(次世代のエースと呼ばれ続けて、はや四半世紀。齢四十九)は葛藤していた。「勝ってしまってよいのだろうか」と。相手はあまりにも偉大なザ・ウルトラ・スペシャル・グレート・スーパー・ジャイアンツ・
パパ(生ける伝説。齢七十七)。戦後、なにもかもを失った人民を励まし、希望を与えているうちに、やがて気がつういた“誰か”によって、「人間宣言」以前の皇帝に代わる現人神に祭り上げられ、信仰の対象となった“沈まぬ太陽”。だが、ジャイアンツに往年の実力はなかった。「ジャイアンツ以外で唯一、超人と呼ぶに相応しい能力をもった自分ならば、これ以上自身も老いてしまう前ならば、勝てる」ことが、チョンボにはわかっていた。「世代交代」と「あり得ない現人神の敗北」。運命のゴングは鳴った。「果たして、この俺にこのとてつもない重責を担うことが出来るのか?」結局、チョンボの苦悩は闘いの間も続くのだが、それでも、ジャイアンツを絶体絶命にまで追い込む。しかし、最後は、魅入られたように“現人神”ジャイアンツ・パパの超必殺技を受けカウントスリーを聞く。ここに試合は決着した。
その時、ゼニニッポンプロレス最高幹部専用ボックスシートに二つの影があった。小柄な男は言った。「どうやら、“踏絵”は踏めなかったようですね」細面の眼鏡をかけた男は言った。「神は遥か天上にいて、ただ下界を見下ろしておればよろしい。哀れな愚民のために自らがすすんで負ったダメージにまみれ、リングの上で踊っていればよい。地上の権力は人間に与えておけばよいのだ。神を仕立て上げ、神の存在を知らしめた、神の最も近くに仕える者にな」
ゼニニッポンプロレス。本来はただの一プロスポーツ団体。焼け野原から屹立した、公とも私ともつかぬ超巨大企業。実質、この国を支配する巨人。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-03 06:21:56
24481文字
会話率:23%
雨が降っていた6月の末、廃ゲーマー水原京一はいつも使う交差点でいつも通りにスマホゲーをしていた。
ゲームのやり過ぎで目つきが悪く、ただ見るだけで人が避けるのを感じた。
「フフッ、人を外見でしか判断できない愚民どもめ」
自分の不摂生から来る目
つきの悪さを棚に上げて脳内で罵る。
そんな事をしていると、子供が不思議と目に止まった。
なんであんな所でケンケンパしてんだ?。
レインコートに傘とランドセル、そんな小さな体には重たい装備をしていた。
その装備のせいだろう、信号が変わったのに気付いていなかった。
「バカガキ、すぐに戻れ」
思わず叫んだが、ガキには聞こえていなかった。
嫌な予感がして左右を見るとトラックが来ていた。
ガキは気づいていない、トラックも雨のせいで気づいていない、気づいているのは自分だけだ。
そうなった時、身体が動いていた。
トラックと衝突する運命にあったバカガキを水原京一は庇って死んでしまった。
そして、暗い空間に飛ばされ意識を失った。
それからどれくらい経ったかも分からない、不思議な感覚で漂っていると声がした。
貴方は死者なの!?。
貴方が死者なら答えて!、私がそこから出してあげる。
金髪の美少女が呼んでいるの映像が見えた。
水原京一はその声に導かれるままに手を伸ばすと、金髪美少女魔法使いブーディカの魔法によって骸骨の姿で蘇った。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-09 23:48:47
60164文字
会話率:44%
笑ったこともないし、笑わせたこともない男。
世紀の大天才、そして支配者の器であるこの俺、横矢拓人はある日気付けば見知らぬ場所に。
最初こそ北海道だと思い込んでいたが、夢の中の老人曰くここはどうやら異世界らしい。
さらに『笑わせた相手に一つ
何でも言うことを聞かせる』能力を手に入れたという。
素晴らしい。支配者の俺にこそ相応しい。
見ていろ、異世界。待っていろ、愚民ども。
この世界の人間、一人残らず笑わせて俺がこの世界の頂に立ってやろう。
だが、待て。街の門番が無礼にも通してくれないぞ。
笑わせようにも全然笑わないのは何故だ。
いいだろう、まずは貴様だ。必ずお前を笑わせてやろう。
笑え。
これは笑わない男が世界を笑わし、支配する。そんな旅の始まりの話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-25 19:44:45
14655文字
会話率:39%
(テンションだけで書き上げた小説は)初投稿ですわぁ!
ごきげんよう、無知蒙昧なる愚民ども。ワタクシはアニメイトお嬢様。アニメイトを溺愛し、アニメイトの寵愛を受けし者でしてよ。此度もワタクシのオタクな嗜みに付き合っていただきますわぁ!
――お
買い物RTA。
それはワタクシの動画チャンネルのなかでも随一の再生回数を叩き出す、熱々のテッパン企画ですわぁ!
ワタクシの勇姿、見ていきませんこと?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-30 20:30:07
11486文字
会話率:8%
「そういう訳でネフェリアさん。あなたはもう不要です。神子ではなくただの愚民です。この毛玉と一緒に出てってくださいまし」
清らかな天使の加護を受ける白神子《しろみこ》と、闇に携わる堕天使の加護を受ける黒神子《くろみこ》。両者の神通力に支え
られて国は栄えてきた。
しかし白神子シビリアーナは、己の力があれば十分だ、汚れた力は要らぬのだと、黒神子ネフェリアを追放した。
ネフェリアはとにもかくにも、これだけは叫びたかった。
「いや黒神子はあんたの方だから! イメージ悪いの嫌だからってどっかの誰かがピーピー泣くから、本当は白神子であるあたしが黒神子ってことにしてあげてただけだから!」
思うも後の祭り。高飛車猫かぶり腹黒女に親切にした自分が悪いのだと諦め、ネフェリアは愛犬パトリックと共に神殿を去った。田舎にでも帰って静かに暮らそうと。
しかしそんな彼女に、さらなる災難が降りかかろうとしていた。
◇ ◇ ◇
【同お題・異種ジャンルの三題噺】
お題:「追放」「天使」「苦痛」/ジャンル:「コメディー」と「シリアス」の二作……より「コメディー」作品。
この作品は「アルファポリス」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-16 19:24:46
28209文字
会話率:40%