中学2年の陸上部員・凌(りょう)は、思春期に差しかかったある日、
「匂い」に異常なまでの敏感さを覚えるようになる。
汗の湿り気、土と雨の香り、使い込まれたジャージ、
朝練後のマスク、放課後のマウスピース――
そのすべてが、誰かの“存在”
そのものとして、凌の五感に焼きついてくる。
鋼鉄の腹筋を誇る女子・早矢(はや)。
彼女の体から立ち上る“命の匂い”に、凌は抗えず惹かれていく。
だけど、これはただの恋じゃない。
ただのフェチでも、性衝動でもない。
性徴の自覚。
思春期という誰もが通る道を、「匂い」という本能を通して描く、
笑えてムズキュン、でもどこか切ない青春群像劇。
「汚い」ものなんかじゃない。
それは、“生きてる証”だ。
命の奥にある衝動と愛しさを、嗅覚とともに描く――
変態か、天才か。犬か、詩人か。
これは、においで世界を感じる少年の、命の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-31 18:00:00
31786文字
会話率:32%
新型ウィルスの感染爆発により、全世界で変異人類とでも呼べる存在が生まれた近未来。
変異者たちは蔑称から定着してしまった《吸血鬼》と呼ばれていた。
所詮は単なる病気であるため吸血などは行わなかったが、社会は未だ完全に理解してくれていない
。病気が治った者たちは偏見を受けながら、何とか変異を受け入れて普通に生活していた。
そんなとき、吸血鬼ハンターを名乗る男による吸血鬼の連続襲撃事件が発生する。
吸血鬼による組織《D機関》に所属する双羽稜久と犬蓼彩華の二人は、自称ハンターをおびき寄せるオトリになっていた。
二人に食い付いたのは、自称吸血鬼ハンターの『ペストマスク』
ヘンタイみたいな通り魔を追い詰める二人だったが、ペストマスクは吸血鬼にしか使えない筈の変異能力《波動》を使って二人を退ける。さらに巻き込まれた女子高生、蒼井莉子が吸血鬼化を発症してしまった。
しかし、彼女は吸血鬼を極端に恐れており――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-30 11:06:19
20169文字
会話率:37%
歯科クリニックという閉鎖された特殊な空間。そこで起こった事件。
院長をトップとした絶対的序列。特殊で複雑な女子の世界。
怖いくらいに外側からは何も見えない。みんな我慢している。仮初めの笑顔で巧みに不都合を隠さなければならない。マスクの下で
泣いている人がいる。だから離職率が高い。
主人公の陽子はごくごく普通のどこにでもいるタイプの人間だった。勤続年数17年のベテランであり、院長に従順な主任歯科衛生士でもあった。後輩スタッフや患者様からの信頼も厚く、クレーマー以外で患者様とのトラブルが発生したことは全くなかった。そして、人一倍責任感も強かった。しかしながらこれが、後に仇となるのである。
ある事件を境にして「終わりの始まり」がスタートする。運命なのか宿命なのか、それとも因果応報なのか…。
さぁ、みなさん。私たちの不思議な園、閉ざされた空間へようこそ♪
※この作品はフィクションであり、実在の人物・団体などとは一切関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-29 19:51:15
65081文字
会話率:24%
すべての恋するヲタに捧げる、濁りに濁った純愛小説――
巨大IT企業デスパート社によってネット上に開発された、現実世界と遜色のないヴァーチャルリアリティの世界。ユーザーはアイマスクひとつで、睡眠時だけその世界に意識がとぶことができる。
瑞生はかつてそのプログラムのセキュリティ部分を担当したエンジニア。それをいいことに、自分で設定したセキュアをほどいてもうひとつの仮想空間をつくり、学生時代に好きだった詩梁のコピーを創造して自分の恋人にしたのだった。
しかしとうぜんながら瑞生は、仮想空間の治安を維持するための公安組織にマークされ、違法コピーである詩梁ともども狙われることとなる。
公安から逃亡する瑞生と詩梁。そこに仮想空間を好き勝手にいじりたおすハッカーの天才「ご陰キャさま」が現われ、はてまたOSのアプデを嫌がるVRアイドルのメグが仲間に加わって、物語はねじれにねじれて怒涛の展開に⋯⋯
VRシリーズの第二弾となります。いちおう前作の『世の海は漂流するためにあるもの』の続きモノにはあたるのですが、話はそれぞれ独立しているので、そちらを読んでいなくてもまあ楽しんでいただけるかなと。
仮想空間のこまかいルール等は『世の海』に書かれてあるので、もう一歩踏みこんでこの世界に浸りたいという方は、ぜひぜひご一読のほどを。
*不定期連載となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-29 19:08:30
6160文字
会話率:11%
リリア本人曰く
「え? えぇ、確かに私は勇者の血を継ぐ家系よ。だけど、本家でもないし、特別な能力も無いし、あんまり自覚もないし、だいたい勇者って結構子孫を残しているんだから全部が全部能力者なんてありえないでしょ?今では酒場では勇者を名乗る人
同士が殴り合いしてるって始末じゃない、私にとっては大した意味の無い事かなぁ」
伝説の勇者が魔王を倒したとされる年から百年経ち、大陸の片隅では
勇者の子孫として生まれただけで勇者らしい能力を全く引き継がなかった娘が、
王国から適当に国認定勇者に指定され、
これから勇者っぽい事を始めようとしていた…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-28 17:40:00
1908298文字
会話率:21%
桜秋は美しい顔立ち、髪また、模試の結果は県内で一桁に入るほど学力の持ち主。その才女振りから、誰もが知る有名人。しかし常にマスクをしてい、てその素顔を見たことのある生徒は、いないという。
マスク美人などと呼ばれる彼女の素顔を柳湊は偶然見ること
になる。
これが金輪際、彼が忘れることのないであろう、彼女との出会い、かけがえのない日々の始まり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-27 03:36:58
4034文字
会話率:23%
「超獣仮面タスマニアマスク」のスタンプです。
最終更新:2025-03-26 22:02:01
822文字
会話率:0%
「超獣仮面タスマニアマスク」のイラストギャラリーです。
「みてみん」登録順に。
たまったら、更新します。
※ ネタバレ多数!!
最終更新:2025-03-01 09:20:44
1074文字
会話率:0%
ご近所の平和が乱れるとき、あらわれたヒーローたち。
これは、超獣たちの愛と友情と正義の物語である。
最終更新:2024-12-23 13:35:50
6379文字
会話率:3%
学校では嫌われ者の俺、木神天太。いつもマスクとサングラスをかけて、キモい声を出している。もちろん家では普通の口調で普通の声。ある日、俺は学校で地声と素顔をさらしてしまう。それから俺はめちゃくちゃモテてしまった。そして有名なツンデレの女子生徒
も俺を狙ってるらしい。あの日から俺の人生は変わってしまった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-26 20:00:00
214448文字
会話率:39%
2024年 世界は突如発生した巨大樹から生まれる怪物[ゼノ]によって浸食され始めていた。恐怖に侵されていく世界……、主人公のトガショウは、世界樹の脅威により避難生活を余儀なくしていた。その生活も慣れ始めた中、ある事件に巻き込まれ、マスク姿
の女性に出会う……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-25 21:52:28
173728文字
会話率:55%
ある日、突如世界中にダンジョンが現れ、そのダンジョンへ配信者達が行き、ダンジョン配信が流行し始めた。
そのダンジョン配信が流行っている中、高校生の暁駿(あかつきしゅん)は偶然迷い込んだダンジョンである仮面を手に入れる。
その仮面はただの
仮面ではなく強力な力を得てダンジョン内のモンスターを倒していく。
その力を得たことをきっかけに駿はダンジョンプリズマーを名乗りダンジョン配信者として活動する事になる。そして別の仮面の少女を助ける事でヒーローユニットを組む事になる。
【マスクドダンジョン】というユニット名で活動する事になり少女はホワイトペインターを名乗り配信者コンビとして奮闘していくのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-23 17:39:04
126305文字
会話率:72%
ある日ルームメイトに、
こんなことを言われた。
「俺たちの関係をね、改めて欲しいんだ」
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イケメン且つモテ男
クール・寡黙・成績優秀
×
人懐っこい明るい陽キャ男
マスクを外
せない理由がある
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俺は後になって知る。
その一言には、アイツの全てが詰まっていたんだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-21 22:10:00
14376文字
会話率:47%
親の転勤で広島から東京に引越して来た
杉本直桜は明るく元気な中学1年生
住み慣れた広島を離れ、知り合いが誰もいない
東京の中学校に入学した直桜
新しい環境に不安を覚えながらも
この場所で頑張っていくと決心する。
そんな直桜は入学式の日に校内
をジャージ姿で
マスクを付けゴミ拾いをしていた上山空桜と出会う。
2人の出会いが、小さな恋の始まりだった
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-03-20 07:40:47
3087文字
会話率:39%
世界はパンデミックと謎めいた戦争によって荒廃し、文明が崩壊してからすでに二年もの月日が経っている。
かつては人々で溢れていた通りには、今や乗り捨てられた車両の残骸だけが転がり、重苦しい静寂が支配していた。
そんな中、一人の男が荒れ果てた都市
をさまよい歩き、マスクのフィルターや食糧、そして生き延びるためのわずかな希望を求めて、建物を一つひとつ探索している。
「緋色の検疫(Quarantaine écarlate)」は、孤独な胸のざわめきの中でなお人間らしさを失わないよう足掻く、この名もなき男の静かな旅路を描く。
文明の遺産が自然に呑み込まれつつある世界で、彼は他の生存者がいるのか、そして物資が尽きる前に、あるいは自分の力ではどうにもならない脅威と出会う前に、どれだけの時間が残されているのかと思い悩む。
あなたは、この黙示録的な旅路に足を踏み入れる覚悟があるだろうか?
一歩踏み出すたびに、死がすぐそばに潜んでいるかもしれない――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-19 05:59:52
13331文字
会話率:18%
幼い頃からあらゆる化学物質や電波に敏感な白石は、日常生活の些細な刺激にも絶えず苦しんできた。
空気清浄機やマスクを使っても、木造住宅の微細な塵や職場の香水、LED照明など、あらゆる要因が彼の神経を苛立たせる。
周囲からは「神経質すぎる」と
揶揄され、病院を訪れても原因は定かにならないまま。
彼は普通の人には理解しがたい過敏症の症状と闘いながら、わずかな救いを求めて日々の生活を続けていた。
そんなとき、ネットのコミュニティで“最新型の防護デバイス”を開発している人物がいるとの噂を耳にする。
あらゆる周波数や微粒子を遮断し、これまで味わったことのない安息をもたらすというその装置は、白石にとって唯一の希望に思われたが――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-16 10:16:04
4784文字
会話率:0%
突如ダンジョンができ、内部には魔物が蔓延るようになった世界。その魔物の体内から取れる魔石が資源になることが分かり、政府はダンジョン内での魔石採取を推奨した。それによって多くの人間がダンジョン内の探索を始め、動画投稿サイトでは、魔物との戦闘シ
ーンを流すチャンネルが人気になっていた。その中の1つに、ASMR【魔物の悲鳴】というチャンネルが登場し、次第に人気を博していく。その理由は、投稿者と思われる出演者が段々と強い魔物を倒す映像が投稿され、ダンジョン深くまで進んでいる者たちでも手こずる魔物を、たった1人で討伐しているからだ。その強さも興味を引くが、投稿者が中二病丸出しの恰好にサイバーパンク風フルフェイスマスクを被っているため、どんな顔をしているのかという視聴者の好奇心も人気の上乗せをしている。そして、ダンジョンの魔石採取で収入を得ている企業や団体、他の人気投稿者などが、投稿者を取り込もうと捜索を開始した。ネットなどでは自分を探す情報が飛び交うようになり、主人公は「仮面被ってんだから正体明かそうとするなよ」と思うようになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-15 20:30:00
8542文字
会話率:32%
愛を知らない男が愛を求める
27歳のなろう太郎は社畜だった。部下を精神的に攻撃し、退職や休職に追い込み、責任だけ押し付けて功績だけ自分の物にするクソ上司から逃げ出したい、こんな生活から抜けだしたいと思っていた。
そう悶々と悩んだままマスク
をつけて(つけないと上司が発狂する マスク何時間も付けた方がカビ生えて危険だと思うが)
ノーマスクが迷惑って考えが未だによくわからんわ
素顔でいるのが迷惑ってどういうことよ
なろう太郎は虚ろな精神で出勤すべく外に出た。
運転手に何かあったのか乗用車より危険意識があるはずのトラックが信号無視をしたのがなろう太郎には見えた。
なろう太郎は無意識に体を動かしていた――トラックの前へ。
「これで地獄から解放される!」
なろう太郎は、女神の案内により、火明星(ほあかりぼし)の一番大きな国カイアス王国という所に転生した。
トラックさんごめんなさい。いやいつもお世話になってます通販で。
マニュアル嫌いの作者がテンプレを書いてみた異世界転生ストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-14 17:00:00
20157文字
会話率:46%
世界の偉人たちが、なぜか異世界に転生!?
金髪オレンジ肌の最強交渉人・ドナルド・トライアンフ、冷酷な氷の支配者・ウラジミール・プーチニン、理想を掲げるカリスマ・バラク・オバミン、そして天才発明家にして論破王・エロン・マスクーン——彼らは、
それぞれに「世界にふさわしいチート能力」を授かり、異世界の覇権を巡って激突する!
交渉で敵を味方にする「最強交渉術(ディールメーカー)」、睨むだけで世界を氷漬けにする「ロシア式圧政(アイス・ディクテーター)」、話せば誰もが納得する「理想主義カリスマ(ホープ&チェンジ)」、そして論破で全てを支配する「完全無欠の論破術(デス・ディベート)」!
異世界に降り立った超人たちは、果たして世界を平和に導くのか、それとも最強のチートバトルを繰り広げるのか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-14 08:00:00
4616文字
会話率:56%
社会人オタク×創作活動×VRChat=青春(?)
九里エイトがいつも通りバーチャルゲーム「VRCh@(ぶいあーるちゃっと)」で友人たちと酒を飲んでいる時、その場のノリで「100日小説チャレンジぐらい俺にもできらぁ」と大見得を切ってしまう
。
実は以前、エイトは趣味で小説を書いていた事があったのだが、怠け癖やある事情により断筆していたのだ。
しかし悪友に言質を取られ、魔性の美少女・アンにも聞かれて応援されてしまい、逃げ道を失ってしまう。
そうして渋々100日チャレンジを始めるのだが、久々に小説を書く彼には苦難の連続で……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-11 20:47:20
50538文字
会話率:58%
帝都ウルガータの城塞外にある辺縁市街地にある場末の教会に初級のヒールとかを施している初級聖女見習いをしている私はトゥーリ。ヒト族 妖精族 ドワーフ族 獣人族 爬虫人族 多種な種族が肩を寄せ合って生きています。ただ私はあまり見目が良くない。額
にある傷跡を隠すのにマスクをしています。だからか仮面聖女と呼ばれています。あっ見習いを付けてね。さあっ今日もネイヴの掃除始めますか。ところで私の額には恐れ多い御方がおります。鏡とは縁の薄い生活していますから見たときありません。誰かなんとかしてして!
カクヨむで投稿しました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-22 21:15:12
134501文字
会話率:38%
コスプレ衣装作成代行を生業としていた、本里武尊はコスプレイベントに参加すべく、マスクヒーローシリーズ一作目のコアラマスクの衣装を作成し、試着していた。
突然の地震に巻き込まれたかと思ったら、気が付くと見知らぬ森にいた。
巨大な蜘蛛に襲
われた女性達を助けようとして、自分が命の危機に襲われる。その時、頭の中に声が響いた。
「叫べ、変身と!」
コアラマスク、元里武尊はただの衣装作成者である。彼の作った衣装は、異世界では何故か本物のような機能を有していた。彼は出会った少女とともに旅をすることを誓ったのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-21 14:00:00
53586文字
会話率:35%