魔力を全く持たない伯爵令嬢のリフィアは、『無能の役立たず』の烙印を押され、家族に虐げられて育った。
最低限の食事と衣類のみを与えられ、別邸に隔離されて十年。厄介払いされるよう、呪われた仮面公爵へ嫁ぐよう命令された。
温かく迎え入れてくれ
た公爵家で、リフィアは皮膚が硬鱗化する呪いに苦しむ仮面公爵に寄り添い懸命に看病した。
すると何故か少しずつ公爵の呪いが解けてきて、甘い幸せな新婚生活が待っていた……!?
家族に冷遇された事でリフィアに目覚めた特別な力は、聖女にしか持ち得ない神聖力だったと分かり――自身の生まれた本当の意味を知らされる。
「役目が終わったと言うのなら、これからは……私が好きなようにやらせて頂きます!」
「全てが定められた運命? だったら僕はそんな運命、ぶっ壊して新たな道を作ってやるよ」
このお話は、『冷遇されて育った令嬢が、課された不幸な運命を切り開いて、愛する人と共に生きるため、本当の幸せを自ら掴み取る物語』です。
※カクヨムでも連載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 09:28:18
131850文字
会話率:51%
三大陸に挟まれた小大陸。その中の熊獅国は隣国、宇關に侵攻されていた。宇關の呪術者が作った水のゴーレム軍。その巨体の中に戦士が入り槍を構えている。熊獅の剣士の刀も魔法団の火炎魔法も、ゴーレム表面に阻まれ中の戦士まで届かない。味方の死体が増え
ていく。額から血を流す黒髭の男こそ熊獅の君主、螺鈿。魔法団長が鼻髭を振るわせ馬を駆った。呪文を詠唱し火炎の大弓と二本の火矢を作る。水のゴーレムの拳を掻い潜り、中の戦士に火矢を放つ。穴が開くと突き出てきた槍を胸に受けながら二本目の火矢を放つ! 敵の喉に命中しゴーレムは水たまりとなった! 螺鈿王は困惑する。なぜ中の戦士を倒して、魔法が解除されるのか!? 団長は操作魔法の素材が敵の呪術者の魔力ではなく、戦士の生命力に由るものだと推理したのだ。魔力を持たない戦士に魔法戦をやらせるという驚くべき画期的な戦法。これこそ宇關の国が戦を仕掛けてくる動機となった事が明らかになった。熊獅の魔法団は団長の戦法を真似て犠牲となっていく。螺鈿王も愛馬に跨り剣を掲げて敵軍に駆けて行った。熊獅の勝利。
夜の盛大な酒盛り。螺鈿王も酒を飲み干している。そこへ黒髪の中年男が引きずられて来た。宇關国の国王、波多王である。彼の前に大樽が引き倒された。首の無い少年の死体が飛び出す。そこへ螺鈿が頭部を投げ寄こした。それは彼の息子、宇關の皇子、孔勳であった。咆哮し血涙を流す波多王。「熊獅を滅ぼす! 子孫を祟ってやる!」螺鈿が大剣を抜き、生々しい音と共に首を斬り落とした。
一年後。熊獅の王宮から産声が響き渡った。しかし赤ん坊を抱く助産師の悲鳴が。「これは悪魔の呪い!?」赤子の右腕は太く普通の四本分はある。戦士の様に褐色で傷だらけ。左腕は右腕の半分。しかし色白でしなやかだった。ただその顔は美しく姫の様な皇太子である。螺鈿王は一週間後、赤子を王宮から追放した。たった一人の世話係をつけて。
皇子は二十年間、苦労と愛情に包まれて成長する。そして三大陸の世界戦争の気運の高まりによって人生の大きな岐路に立たされる。デジタル科学力をもった新たなる敵の侵略。友好国だったはずの隣国からの宣戦布告。そして憎み続けた父、国王との死別。巨腕に憑りつきし呪いの力は果たして主人公・峻怜に何をもたらすのか。幼馴染み、年上の美女との恋や人工的に生まれた幻獣、更に地獄界をも巻き込む長編冒険譚が幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 08:00:00
2157文字
会話率:11%
これは……なるほど……ふむふむ……カボチャだ。
ある晴れた朝、私は突然カボチャに変身してしまった。
理由はわからない。なったからなったとしか言いようがない。神様の気まぐれか、妖精のいたずらか、悪魔の呪いか、はたまた魔法使いの仕業だろう
か。カボチャが馬車になるなら、馬車がカボチャになることも、人がカボチャになるのも不思議ではない気がする。
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最終更新:2025-04-04 11:00:00
1376文字
会話率:10%
王国の王子ノクスは、平穏無事な日常を送るかと思いきや、実は生まれた時から呪われていた。母が悪魔と交渉し、戦争を勝利に導くために得た力の代償として、ノクスは右手に悪魔の呪いを受けていた。この呪いは、17歳になると彼を完全に悪魔にしてしまうとい
う恐ろしいものだ。
旅立ちの日、ノクスは正式に使命を受けて王宮を後にする。しかし、その裏には呪いを解くための壮絶な戦いが待ち受けていた。呪いを解く唯一の方法は、呪いをかけた悪魔を倒すこと。そのためには数々の仲間とともに、遠く離れた悪魔の領地へと向かわなければならない。
果たして、ノクスは悪魔を倒し、呪いを解くことができるのか?
運命に抗い、王国を救うために立ち上がった王子の物語が今、始まる――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-16 19:28:37
4988文字
会話率:31%
蔦の絡まる古びた塔には、悪魔の呪いにかかった王女が住んでいた。ある日、ひとりの見知らぬ少年がやって来て──。
※「匿名狂愛短編企画」参加作品です
最終更新:2024-09-08 20:40:47
4980文字
会話率:34%
霊能力はあるものの戦闘力のない僕(アポス)は勇者パーティーから追放されて森の中でモンスターに襲われる。それを助けてくれたのが天罰執行者である少女・ザイカだった。天罰執行者は罪人をモンスターに変える。ザイカもまた天罰執行者達から追放された身の
上だった。アポスに取り憑く幽霊(コーシカ)と共に人外達と心を通わせ、古代語を解して武器や戦力を増やしていくアポスは、悪魔と手を組んだ勇者パーティーを一人一人屈服させて遂には壊滅させる。
そして心優しいザイカには悪魔の呪いがかけられて余命が迫っていた。その呪いを解く為にこの世界を滅ぼす三匹の悪魔と対峙するアポス。
感動と優しさと勇気の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-23 20:02:30
134703文字
会話率:39%
なぜ人間は獣人を差別するのか、私には理解できなかった、私はある獣人の村で友達と一緒に遊んでいると、獣人の勇逸の冒険者のサウスおじさんが来た。「魔物の群れだ!」サウスおじさんが言うにはあと2日で来るそうだ、いろいろ準備して対抗するため2日かけ
て準備する、そして2日が過ぎる。わたしたちにも何かできることがないかと思ったが、突然の睡魔が襲った、目が覚めると、村はめちゃくちゃ、そこら中には死体でいっぱい、「お母さん、なんで、、、」そうしていると、ある人間がやってきた。王国の騎士団だ騎士団の話を盗み聞きすると、魔物の群れは騎士団が取り逃がしたものだった。
騎士団は人間、どうせ差別をする「おい獣人、今日から俺たちの奴隷にしてやる!」
奴隷にされそうな私はここから、生きるために力をつけることを決意した折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-06 23:15:20
8561文字
会話率:45%
男は雪の中を彷徨っていた。周りには蠢く戦死者。手にはなんでも凍らせる悪魔の呪い。男はこの不気味な悲劇を紐解いていく。
歴史とファンタジーが入り混じる独創的なクロスオーバー作品!
最終更新:2023-03-31 15:03:37
4394文字
会話率:27%
戦乱の世で親を亡くし、傭兵団に拾われた孤児がいた。
彼は「アルス」と名付けられ、戦い生きる術を学ぶこととなる。
戦地を駆け回り、幼い身で数多の戦いを経験した。
誰が見ても不幸な生い立ち、人生であろう。
しかし、アルスにとって戦いこそが日常で
あり、親代わりの団長や仲間たちがいればそれでよかった。
このまま皆と共に戦い、やがて死ぬ。
覚悟ではなく、贖罪でもなく、彼にとってはそれが当たり前の未来に思えた。
だが、神の恩寵かはたまた悪魔の呪いか。
彼にとっての平凡な人生は、突然壊れることとなる。
聖歴776年。
アルスは運命を変える戦場に立つ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-01 22:14:29
14712文字
会話率:34%
とある伯爵家の娘、エルは魔物に好かれる体質だった。
魔物は人間に害をなし、様々な悪い影響を与える。
自身の体質が悪魔の呪いだと知ったエルは家族を守るため一人暮らしを決意した。
『君は私の花嫁だ。誕生日に君を迎えに行くよ』
夢で囁かれる悪魔の
声。
次の誕生日に私は死んでしまうのだろうか。
不安に思うエルの前に現れたのは四人の祓魔師(エクソシスト)見習いだった。
「僕達四人に君を守る騎士としてここにいさせてほしい」
そう懇願され、エルは……
☆
『妹が鬱ルートしかない乙女ゲームの悲ロインに転生してしまったようなのでお兄ちゃんがフラグをへし折ります!』が優先で更新は不定期、乙女ゲーム方式で各キャラルート書く予定です
逆ハーにはなりません
乙女ゲーム風ですが転生、転移ではありません折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-14 21:17:10
38972文字
会話率:49%
四人の旅人する神が季節を運ぶ世界。一国の策略により恵みの春と実り秋を失ったその他の国々は、夏と冬だけを繰り返す死の世界。そんな世界で眠りを司る死神、冬の悪魔と出会った少女。夏の悪魔の呪いを受けている彼女は、明日のない未来に横たわる死に怯え…
…穏やかなる死を求めて冬の悪魔を追いかける。老衰以外の死には関わらないと逃げ続ける悪魔だが……
悪魔が触れれば少女は死んで、少女が触れれば悪魔が滅ぶ。そんな相殺関係の人と悪魔の恋物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-28 01:31:21
59504文字
会話率:43%
珍しい色を持つが故に、差別され、虐げられてきた少女。名前すらない彼女は、祖国に訪れる悪魔の呪いをすべて引き受ける人柱とされた。
廃城に押し込められた彼女は、冬の寒さを凌ぐために見つけた部屋で、眠っていた悪魔を目覚めさせてしまう……。
こ
れは、死を求められた少女と、少女を助けたい悪魔の、短い物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-02 18:32:24
24403文字
会話率:28%
ルミアスは『宝石の君』と呼ばれるほどの美しい娘だ。
婚約者の王子にはベタベタに可愛がられ、王家からも大いに愛されていた。
ルミアスは王子と王家に恩と愛を返すべく、これまで厚い忠誠心をもって身を尽くしてきたのだった。
――が、ある日突然。
悪魔の呪いを食らって『異形のへんちくりん毛玉』姿に変わってしまった……!
毛玉になったルミアスの生活は一変する。
美しい女を好む王子や王家からは、手のひらを返されたように嫌われて、自室での引き籠り生活を余儀なくされてしまった。
けれどそんな毛玉生活の始まりに、もう一匹の毛玉――『黒猫の黒ちゃん』と出会った。
毛玉のルミアスは、毛玉の黒猫を飼い始める。城の一角で、二つの毛玉の奇妙な生活が始まった。
――これは不運な令嬢の、珍妙な毛玉事件の顛末である。
(ざまぁ要素がありますが、香りづけ程度です。猫が危ない!という描写は登場シーンの一瞬のみで、95%平和です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-27 18:07:44
24569文字
会話率:23%
『【殿】アルカ・キサラギ』
アーレウス軍国の第六師団[アイオーン]に所属するアルカは、自身が持つその《特殊な力》を軸に考案された戦術の要として活躍し、安定した戦果と高い生還率を部隊にもたらした。
やがてアイオーンはその強さと人気によりど
んどん巨大化し、国内屈指の【S級部隊】へと成り上がった。
『史上最悪のお荷物』
しかしアルカは、当初の目標を達成したアイオーンの次なる目的のためには不要とされ、自軍の指揮官であるターニャの計略により敵陣に取り残されてしまう。
嵌められたアルカはさらに自軍の猛追を受け、殺されかけ、しまいにはそのまま追放されてしまう。
『これが、女神か』
命からがら戦場を離脱し、落ち延びたその先で、アルカは一人の美しい女性と出逢う。
アルカにとって、この新たな出逢いがもたらすものは――。
『あなたをずっと探してた。私ともう一度契約しなさい』
記憶の中に存在しないはずの彼女は、アルカのことを知っていると言った。
そして〝悪魔の呪い〟とされて蔑まれてきたアルカの力を、〝神の祝福〟だと言い切った。
そんな中、アルカは彼女からある契約を迫られ、条件を告げられる。
『これでまた、あなたは今日から私の英雄なのです!』
本気の瞳に拒否権を奪われたアルカは、彼女を受け入れる。
契約は交わされ、アルカは見も知らぬ巫女の英雄として生きていくことになった。
だがこの時、世界を巻き込む嵐の中心に自分が入り込んだことに、アルカが気づけるはずはなかった――。
〝生涯人生一人旅〟だったアルカにとって、想像もしなかった激動の旅が今、始まる――――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-01 23:20:08
384121文字
会話率:33%
友人と遊んでいた放課後
猛烈な爆発音と光に包まれて異世界へと転移した。
ドームのような大きな広場で目が覚める。
大きなスクリーンが目にはいる。
「あなた達には死ぬまで戦ってもらうーーー」
仮面をつけた男がそう話し始
めた。
そこは死に呪われた世界、
致死性の悪魔と呼ばれる敵がいた。
悪魔の力で人間の死への気持ちを増幅させ
自死へと至らしめる悪魔がいた。
悪魔の呪いから逃れるには呪いを浄化する薬が必要だった。
その薬は敵を倒した報酬として支給される。
すなわち戦い続けなければならないということだった。
生きるため、元の世界に戻るため、
戦い続ける者達の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-18 22:32:20
1068文字
会話率:31%
不慮の事故で転移してしまい名前を忘れてしまった少年は転移早々悪魔の呪いにかけられていた。
勇者として悪魔討伐に向かうはずだった主人公は呪いが原因で王から理不尽にも勇者パーティーを追放されてしまう。
「どうしてだよ王!」 「呪いだだから帰れ」
さらにこの呪いにかかった者はあと少ししか生きられないと言われる!
呪われた主人公は悪魔の力を使い王へ復讐することを決意した。
一方他の勇者たちは悪魔に無残にやれれてしまう。
これは呪われた勇者が悪魔の力を使い最強になりこの世界の真実を探る物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-07 11:41:17
8404文字
会話率:41%
紅い目に真っ白な髪を持つ、悪魔の呪いをその身に宿す紅呪の魔女サイネリアと、一緒に住んでいるおちこぼれ悪魔セチアはある夜、倒れていた男を見つけ家の中で介抱する。目が覚めた男は名をノースルという、堕ちた神、黒神となった元神様だったのだ。彼らの出
会いが互いの運命にどんな影響を与えるのか。それはまだ、誰も知らない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-28 14:14:37
130059文字
会話率:57%
幻想世界は滅びた。
蔓延した悪魔の呪いはパンデミックを引き起こし、人や魔物が暴徒となって溢れかえった。
それでも懸命に足掻く生き残った者たちを見て、天使は慈悲でもって大地を穿った。聖なる青き結晶は白き力を与え、生命を進化へと導いた。
しかし数の利には勝てず、白の勢力が劣勢に立たされる中、一人の幼子が現れる。その幼子は最弱の魔物スライムでありながら、とんでもなく強い。
だが、祝福に愛されていると言うよりは、毒されているような。壊れた人形のように、感情が死んでいた。
そんな幼子を見て、誰かが言った。
天の傀儡――あれでは天使に造られた、操り人形のようではないかと。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-15 20:00:00
41739文字
会話率:37%
「悪魔の呪い」とは大戦で亡くなった悪魔たちが残していった呪いとされている。悪魔、といえば聞こえは悪いが、実際はそのイメージとは真逆の呪いで、単純に「人と人とが結ばれやすくなる」というものだ。どんな理由でこの呪いが残されていったのかは分かって
いないが、人はこの呪いを「天の祝福」と呼び、祭り上げた。大戦から数年後、人々が減った人口をもとに戻そうと異性と盛んに結ばれていくなかで、学園の一生徒であるユキネは「悪魔の呪い」を毛嫌いしていた。見渡せばカップル、カップル、カップルなこの状況に憤怒していたユキネ。「学園とは勉学を学ぶ場であって決して異性とどうこうする場ではない」がモットーのユキネだったが、彼女の前には一人の龍が現れて......。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-06 21:03:49
20785文字
会話率:24%
悪魔の呪いにより、街の住人は一年間の記憶を失った。
出会ってから結婚に至るまでの思い出すべてを奪われたセシルとユリウス。
翻弄される夫婦は結婚生活をどう決着するのか。
最終更新:2018-01-21 11:39:44
9033文字
会話率:40%