観光客で賑わう伊勢志摩のおはらい町。その片隅の路地裏に、深い悩みや満たされぬ欲望を抱えた者だけが辿り着けるという「縁結(えんむすび)神社」がある。
宮司のような謎多き美青年・常世(とこよ)と、彼と心を通わす不思議な尾長鶏は、訪れる客に八百万
(やおよろず)の神々の力が宿るという「縁(えにし)」、すなわち特別なアイテムを授ける。
しかし、それには必ず守るべき「約束事」があり、その選択が客の運命を大きく左右する。幸福、教訓、それとも破滅か…。様々な人生が交差する、現代のあやかし奇譚集。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-24 12:40:00
135620文字
会話率:17%
<1話>
バルガニア王国の伯爵令嬢エマは、政治力を重視する両親によって、クライス公爵のもとへ嫁がされる。
しかし、夫となったクライスはエマを放置し、愛妾であるリリアンばかりを可愛がっていた。
挙げ句には「子を産む価値もない」と侮
辱され、エマは屋敷を追われるように離縁されてしまう。
<2話>
この一方的な離縁にもかかわらず、エマの両親は「お前のせいで公爵家との関係が悪化した」と激怒。
家を追い出されたエマが途方に暮れて街をさまよっていると、ちょうどライオット帝国の皇太子・レイヴンの一行が訪れる。
皇太子であるレイヴンが街にやって来た目的は、ほかでもないエマにあった。
レイヴンはエマに力を貸してほしいと願い出る。
というのも、エマには「海と心を通わす」という不思議な力が宿っていたのだ。
帝国の近海では海洋魔獣の被害が深刻化し、漁業がままならず困り果てているという。
行くあてのなかったエマは申し出を受け、レイヴンとともにライオット帝国へ向かう。
<3話>
エマが帝国に入ってほどなく、海洋魔獣の被害は沈静化し、再び漁が行えるようになる。
帝国の民はエマの力を目の当たりにして、彼女を〈海の巫女〉として崇め始める。
レイヴンもエマに深く感謝し、二人の距離は徐々に縮まっていくこととなる。
<4話>
一方その頃、バルガニア王国では、長らく平和だった海が荒れ狂う事態に陥っていて――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-11 23:40:00
98907文字
会話率:39%
召喚術で召喚された魔王と、魔術を作ることができる魔術師が心を通わすまでの物語。
BLですが、そういう描写は少ないと思います。
最終更新:2025-01-03 10:00:00
30190文字
会話率:59%
大テーマ
現実と仮想にまたがる、新しい世界と新しい人間関係の模索と創造
あらすじ
小説を愛する高校生八人が、国策プロジェクトに巻き込まれ「物語を通じて世界を創っていく」お話。
日本政府は、地球温暖化対策の切り札として、生産・消費活動を抑
えるために『仮想世界の創造と移住』を計画している。その世界をデザインを任されたのは、小説コンクールのファイナリストとなった八人の高校生たち。彼ら彼女らは那須にある政府の研修センターの合宿所にて『新世界の創造』に取り組む。
ヒロインは、グランプリ受賞者城崎瞑(きのさきめい)。彼女には一緒に生まれてこれなかった双子の姉、城崎舞(きのさきまい)がいて、瞑はこのプロジェクトを利用してバーチャルの世界に舞を蘇らそうとしている。
語り手は順グランプリの湯沢誠。瞑とパートナーを組んで新世界をデザインしながら、舞の探索と復活に協力する。
七日間の合宿で、構築されつつある仮想世界を巡り、瞑と誠は、舞と出会うが彼女はこの世界で生きていくことを拒む。
①果たして、瞑と舞はともに仮想世界で生き、理解しあうことはできるのか?
②人間とAIで創造されたノン・プレイヤー・キャラクター(NPC)ははたして心を通わすことができるのか?
③新世界を創り出し、生産活動から精神活動へのパラダイムシフトを引き起こすことができるのか?
この物語では、この三つの問いに対する答えを探し求め、これらを実現する新しい世界観を提示します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-03 21:10:00
176422文字
会話率:44%
心優しき主人公アインは、辺境の王国ウィンザルトの第二王子。
魔法や武芸に長けた父を持つものの何の才能も持たないアインは、いつも弟のキルシュに蔑まれ、ときには虐められる苦痛の日々送っていた。
ある日、次期王位の座を目論むキルシュによって罠に
嵌められ、国外追放されてしまう。
身一つで放り出されたアインは魔物に襲われ命の危険にさらされるが、魔人オルタナの出会いによって、人生が一変することになる。
アインは無能などではなく、魔物を使役し、血を喰らうことで魔力を手にするというレアスキル『ブラッドイーター』の持ち主だったのだ。
力を手にしたアインは旅をしながら人々を助け信頼を得ながら、有意義な第二の人生を送り始めた。
その矢先、キルシュの横暴な侵攻によって世界の情勢は一変。大切な人も奪われたアインは、遂に祖国への復讐を誓う……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-19 10:00:00
92418文字
会話率:45%
この世界には様々な愛のカタチがあります。家族愛、地域愛、愛国……自分が生まれ属するゆえの愛もあれば、枠を超えた愛もあります。家族の枠を超えた男女愛、国の枠を超えた国際恋愛、社会の常識の枠を超えた同性愛……。しかし中には種の枠を超えた愛も存
在します。それは少々異端すぎるかもしれません。しかし人もまた一体の獣。他の獣と心を通わすのは悪いことではなく、愛し合ったとしても不思議はないのです。
これはイルカ好きな私こと重間七海(しげま なつみ)とイルカと愛し合う少女との不思議な出逢いの話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-28 01:54:06
24108文字
会話率:69%
平民として働くロザリンドは、かつて王女だった。
貴族夫人の付添人としてこき使われる毎日だったロザリンドは、ある日王宮に呼び出される。そこで、父の国王と再会し、獣人が治める国タルホディアの皇帝に嫁ぐようにと命令された。
ロザリンドは戸惑い
ながらも、王族に復帰して付け焼刃の花嫁修業をすることになる。母が姦淫の罪で処刑された影響で身分をはく奪された彼女は、被差別対象の獣人に嫁がせるにはうってつけの存在であり、周囲の冷ややかな視線に耐えながら隣国タルホディアへと向かった。
しかし、新天地に着くなり早々体調を崩して倒れ、快復した後も夫となるレグルスは姿を現わさなかった。やはり自分は避けられているのだろうと思う彼女だったが、ある日宮殿の庭で放し飼いにされている不思議なライオンと出くわす。そのライオンは、まるで心が通じ合うかのように彼女に懐いたのであった。
これは、虐げられた王女が、様々な障害やすれ違いを乗り越えて、自分の居場所を見つけると共に夫となる皇帝と心を通わすまでのお話。
アルファポリスにも投稿。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 10:10:00
119589文字
会話率:55%
阿久津胤広は高校卒業後の進路として、田舎の旧家の当主、久遠鈴子に従者として奉公することになった。美人だが不思議な言動をする鈴子と心を通わす兆しが見えたと思ったが、鈴子は程なくしてヨーロッパへ移住することになったと言う。胤広は従者として付き添
う決心をした。しかし、不思議な使者に連れて行かれた先はヨーロッパどころか、見たこともない世界だった。
アウトドアや探検が趣味でゲームやラノベの知識など皆無の胤広には、異世界の知識などあろうはずもなく、女主人との手探りな暮らしがスタートする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-11 12:00:00
146319文字
会話率:64%
「これは情けでもなんでもなく、俺の本心だ。君を一生涯かけて守り愛したい」
五歳で両親を亡くし身寄りのなかったソフィアは父親の同僚であるエルガン子爵の家に引き取られるが、義父母と義姉に冷遇されずっと侍女のように扱われていた。
とある日、義父
に頬を打たれながら「何も質問するな、行けばわかる」と言われ行かせられたシャルフ辺境伯の家。そこにはフードを深く被り黒い眼帯をした氷の瞳の力をもつ男がいた。
その片目で見たものを凍らせてしまう氷結辺境伯と、家族に冷遇され続けながらも純粋でひたむきな令嬢が心を通わす王道ラブファンタジー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-02 17:40:00
16411文字
会話率:45%
伯爵家のミーヤは、動物の飼育と編み物が好きな、ちょっとおっとりした女の子である。婚約者のブルーノは、地味なミーヤが気に入らず、ミーヤの義姉ロアナと恋に落ちたため、ミーヤに婚約破棄を言い渡す。その件も含め、実の父親から邸を追い出されたミーヤは
、吹雪のため遭難したフィーザを助けることになる。眼鏡をかけた魔導士フィーザは氷結魔法の使い手で、魔導士団の副団長を務まる男だった。ミーヤはフィーザと徐々に心を通わすようになるが、ミーヤを追い出した実家では、不穏な出来事が起こるようになる。ミーヤの隠れた能力は、次第に花開いていく。
本作は、高取主催の「眼鏡ラブ企画」参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-09 23:28:21
30001文字
会話率:30%
氷河期によって人類が滅びてから、千年ほどが経過した地球。
魔法が存在し、魔物討伐や古代遺跡(ダンジョン)の調査などの冒険業が盛んな時代だが、人類が残した『箱舟(アーク)』という全身没入型VRゲーム機で、《アナザーアース》と呼ばれるゲーム世
界を楽しむ者たちがいた。
主人公ミコナもその一人。魔物討伐のクエストをこなし、報酬でギフトカードを集める毎日を送っていた。目的は、一億円をゲームにチャージし、『子宮』というアバーターパーツを購入すること。そのパーツは一人の人間をゲーム内で復活させられることができるというもので、ミコナは孤児である自分を引き取ってくれた義理の母親の、本当の子どもを蘇らせようとしていた。
「死にかけていた私を救ってくれたママ、そしてその生命でもって救ってくれた『あの子』が私の全て。二人に報いることが、私の生きる理由だ。手に入れたこの『力』は……二人のためにある」
人体改造によって最強の力を持つミコナはいつも孤独。頭は「ママ」のことばかりで友だちはおらず、作り方もわからない。
しかしある日、クエストに参加するためパーティを組むことになる。なかなか心を通わすことができず悩むミコナだったが、仲間たちの暖かさによって徐々に打ち解けていく。
「『好き』ってなんだろう? この暖かな気持ち……これが仲間……?」
これは少女が仲間を手に入れ、救われていく物語。
敵が立ち塞がった時、彼女は自身の力の意味を知ることになる――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-12 16:51:26
140881文字
会話率:49%
王族には精霊使いとしての才能がある。それが常識だった。しかし第一王女のシルビアは、王族でありながら精霊使いとしての才能が欠如していた。幼少期は一時的だと思われていたが、年月が経つにつれ周囲の反応が変わっていく。
そして、十八歳になったある日
。シルビアは婚約者である公爵家の嫡男アスベルから、突然の婚約破棄を言い渡されてしまう。妹のイリヤと婚約したから、もう自分は必要ないのだと。加えて王位継承権を剥奪、王女の地位も返上することになってしまった。
文字通り全てを失った彼女は悲嘆にくれ……なかった。
「ありがとう二人とも! これで心置きなくあの人の元へ旅立てるわ!」
悲しくどころか喜び感謝するシルビア。精霊使いの才能はなかった彼女だったが、魔物と心を通わす力を持っていたのだ。幼い日に交わした約束を果たすため、ドラゴンの背に乗り旅立つ。
向かう先は魔界。
お相手はなんと――魔王様!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-05 11:00:00
9629文字
会話率:39%
何の前触れもなく異世界に飛ばされてしまった社会人の主人公。
その先で待ち受けていたのは、魔物だらけの生活に慣れ、残酷な行為をいとわない子供たち。
国の郊外に位置する、寛大な優しさを持つ農民たちの村。
しかし、どこか残酷な一面を持つ彼ら
を目の当たりにし、主人公は自分がすべきことが何かを考える。
かつての漫画家としての夢、物語を作る喜び、かつて自分がいた世界での挫折、そして村の人々と心を通わす中で、主人公が成長と決断を繰り返す物語。
注意 これは恋愛小説ではありません
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-11 22:32:22
2439文字
会話率:51%
古の愛の女神が自らの祭司に定めたのは、
故郷を追放された漂流の神。
異郷の神の名は遠い昔に忘れられて久しくもうそれを知る者は無い。
やがて彼は位無きひとりの巫女と心を通わすことになる。
黒の森の奥深く伝承の彼方に消えた儚い物語。
隠し要素と
しては別シリーズの「夢読姫綺譚」との関連性も少しあるので興味があれば合わせてお読みください。本作は夢読姫綺譚番外編エピソードゼロに当たる位置付けでもあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-25 04:39:49
5002文字
会話率:11%
植物学者の由希は姉から元恋人が殺されたと連絡をもらう、彼は姉の恋人で由希が掠奪したのだった、以来、2人は断絶していたが、恋人の死の原因を2人で追うことになる。衝突をしながらも、次第に心を通わすふたり、しかし、その死が二人の父親の自殺と繋がっ
ており、ひと足先に真実に近づいた由希は真犯人の母親に命を狙われる、すんでのところで姉瑞穂が助けに入る。2人は母親と、不倫相手との永遠の別れを決意した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-05 16:22:09
26260文字
会話率:0%
海で拾った瓶に入っていた小さな手紙。
その手紙から始まった文通。
アラフォー早苗と田所は文通を通じて心を通わす。二人の恋の行方は?
最終更新:2021-03-18 10:45:30
4130文字
会話率:25%
第17回坊っちゃん文学賞応募作品
前作『ヤラカシ恩師を飼い馴らせ』と同じく、SS文学賞に応募して落選した供養です。
あらすじ
マスクをしないと露出狂? 就活生の主人公、知らないうちにタイムトリップしたらしい。ぼんやりとした絶望のなか、おば
ちゃんや小学生たちと心を通わす。知らない文化に知らない流行り、知らない世界で、物を考えるショート・ショート。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-04 21:54:09
3988文字
会話率:45%
感動をしたのはいつですか?
心が動かされたのは、いつですか?
涙を流したのは、いつですか?
突然、何かに襲われた。そして、生きる場所を失った。
そんな者達が、世界を超えて、高齢者だけが暮らす村に訪れる。
言葉が通じないまま、互いにコミュニ
ケーションを図り、心を通わせていく。
これは、心と心を繋ぐ物語です。
あなたの心に、何かが残りますように。
※タイトルを変更しました。
(旧タイトル、ゴブリンが現代社会で平和に暮らす為の方法)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-08 00:00:00
375677文字
会話率:36%
この世は人間賛歌が異様に発達していた。
人間こそ至高、それ以外の生物は等しく無価値なゴミだと。そんな世の中に対抗するのは、動物と心を通わす秘術を継承する一族の娘、コハクだ。しかしコハクは腐った思想の人間たちに撃ち殺され、コハクと一緒に戦って
いた仲間たちも、コハクと志を同じくした動物愛好家たちもまとめて蹂躙される。
コハクの仲間のうちに生き残った者はたった一頭。コハクの愛犬、セレナだ。
セレナは生前のコハクに聞かされた方法を用い、妖怪と化してこの世に復讐すると誓う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-24 11:47:31
38649文字
会話率:63%
小学生の女の子――布江めぐみが大好きな『あたし』。
めぐみに選ばれ連れて来られてからというもの、彼女のことしか頭にない。
自身に絶対的自信を持ち、常にめぐみの傍にいたいと願う『あたし』に、ある日事件が起こる。
『あたし』が『あたし』でなくな
った時、彼女はどうするのか。
そして、『あたし』自身の心境に変化が訪れる。
人が心を通わすのは、鼓動あるモノだけ。でも、想いを込められるのは無限にある。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-18 17:22:18
5222文字
会話率:21%