この世界では、15歳になると神から「天恵」という特殊な力が与えられる。古き時代より人々はこの力で、人生を謳歌したり世界を発展させたりしていた……らしい。
そんな古臭い話、今の時代じゃ誰も口にしない。天恵なんてマユツバな代物、誰も欲しない。
知ろうともしない。考えてみりゃ当然だ。自分の思い通りのものかどうかも分からないのにわざわざ高い金を払ってお告げをもらおうなんて、誰も考えない。少なくとも、俺の暮らすこの街では。恵神も天恵も、もはや完全に昔の伝説に過ぎない。俺の周りにも誰もいない。「天恵」を得た人間なんてのは。
世界も俺も誰もかも、天からの恵みなんて忘れている。今はそんな時代。だけど、俺は知らなかった。まさか天恵で、俺の人生が大きく変わる事になるなんて。
俺の名はトラン・マグポット。
19歳の誕生日を機に、俺の運命は動き始める。そう、あいつと一緒に。
ようこそ俺たちの店へ。 これは天恵を告げる、神託師の物語。
※スマホの方は「1行16文字」の設定でお読み下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 13:46:18
1425484文字
会話率:26%
現代日本でドラゴン推してたアラフォーが竜のいる世界に転生し、ハッピー自給自足スローライフを満喫していたものの、古老の竜(と他のたくさんの竜)に会うため竜さまと一緒に世界を旅する話。
この世界にはまだまだ会ったことのない竜と竜を愛する生き物が
満ちている!
「転生して竜の付き人になりました!」の続編です。前作はN5696HP
※更新速度、頻度はまだ読めていません。少なくとも週一更新で頑張ります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 18:09:52
288908文字
会話率:33%
カナクのアイドル的存在のエミーは、ノードでも大人気となり、カナクとノードの友好3年目の行事でノードに招待され、千人近い大観衆の前で歌を披露する事になった。観衆は、「マイファニーバレンタイン」の歌声に涙し、「スタンドバイミー」の歌声に歓声を
あげて踊り始めた。最後に「明日に架ける橋」を歌いだすと、観客全員の合唱が始まり、会場の空調が聞かない程の熱気にあふれた。エミーの人気は高まり、ノードの人々はエミーに帰って欲しくないと懇願し、三カ月も滞在を伸ばした程だった。滞在中にエミーは少なくとも30人のノード人男性から結婚の申し込みをされた。そして、とうとう、ノスロ族の友好使節団の代表だったリアムの求婚を受け入れて婚約し、一度カナクに帰国してから正式にノードに移住する事になった。
エミーが3カ月ぶりにカナクに帰って来た。数日後、それを知った多くのファンがエミーが勤めるラジオ放送局に詰めかけた。ファンは、エミーがいつも通りの笑顔でマイクの前にいるのを見て安心したようだった。
放送中、エミーは突然こういう発表をした。
「皆さんにお知らせがあります。私はノードの男性と結婚する事になりました。今まで、私を支えてくれたファンの皆様やスタッフには言い尽くせない程感謝しています。しかし私はその男性が好きになりました。どうしても結婚したいという気持ちがあります。私が、その男性と結婚してノードに移住する事を認めていただけますか?」
見守るファンからは、はじめ悲鳴が上がり、しばらくの沈黙の後で、
「結婚おめでとう!」「幸せになってね!」という声援が上がり、大拍手となった。
エミーは涙を流しながら、「ありがとう!」と笑顔で手を振った。
その後数日間、エミーの周りではファンや関係者の大騒ぎが続いた。
騒ぎが収まり、エミーがノードへの出発に向けて準備を始めたころ、不幸が起きた。エミーが自宅のドームの周辺ではげ猿に襲撃されたのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 17:04:26
13475文字
会話率:39%
鬼神様への生贄のために幽世に送られた繁名嘉穂。そこで見たものは鬼神様とその仲間が下処理もせずにそのままブリに齧りつこうとする姿だった。
「少なくとも鱗とはらわたは取った方がいいです。手を加えた方が美味しいです、絶対」
これを機に生贄に
よる奇妙な料理人が幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-27 17:10:05
59731文字
会話率:58%
「呪われた刺繍しかできない不吉な娘」として、家族や婚約者から虐げられていた子爵令嬢のリーナ。彼女の刺繍には、触れた者の魔力を僅かに吸い取るという特殊な力があった。
とうとう邪魔者扱いされ、北の果ての修道院に追いやられた彼女は、そこで
静かに刺繍をしながら暮らすことを決める。
一方、魔獣との戦いで受けた「呪い」によって長年激痛に苦しめられている辺境伯、アシュトン。彼は「魔力を吸い取る奇跡の刺繍がある」という僅かな噂を頼りに、リーナが暮らす修道院を訪れる。
リーナが施したささやかな花の刺繍が入ったハンカチに触れた瞬間、アシュトンの体の痛みが嘘のように和らいだ。
「君を私の城へ連れていく。これは命令だ」
有無を言わさず辺境伯の城に連れていかれたリーナ。しかし、そこで待っていたのは、無骨で不愛想な辺境伯が、彼女の刺繍に触れている間だけ穏やかな寝顔を見せる姿だった。
リーナは、生まれて初めて誰かに必要とされる喜びを知り、彼のために刺繍をすることを決意する。言葉は少なくとも行動で大切にしてくれる辺境伯と、彼に癒やしを与えるリーナ。二人の距離はゆっくりと近づいていく。
やがてリーナの価値に気づいた実家や元婚約者が彼女を連れ戻そうと画策するが、その頃には辺境伯にとってリーナは誰にも渡せない唯一の存在となっていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-27 10:03:00
10811文字
会話率:31%
俺は、(少なくとも外見的には)普通の高校生。学校ではそのはず。色々と特殊な知り合いはいるが……、自分の身内に200年以上生きている婆さんがいて、その婆さんの変な能力が遺伝しているだけなんだ!
坂城 功。彼には物心つく前から、霊や人にあ
らざるものが『視えて』、『触れて』、『会話できる』という人間だった。周囲との認識の齟齬という問題を抱えて育っていた彼は、幼少期に現れた魔女と名乗る一人の女性に引き取られ育つ。
その後、数年共にあった魔女は旅にでることとなり、十歳の時から彼は魔女の知人を後見人として育つこととなる。
六年後、久しぶりに姿を現した魔女は、一人の女の子を連れていた。その子を巡り様々な思惑が交差していく――
カクヨム様、ノベルアップ+様、ハーメルン様、小説家になろう様のマルチ投稿となります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 21:39:23
450497文字
会話率:59%
会話が盛り上がらず、縁談がうまくいかない私。
コミュニケーションの本には相手に興味を持ちましょうなんて書かれていますが、それが出来ないから苦労しているわけで……
あ、そうだ。次は『婚約者の観察日記』をつけてみましょう。少なくとも私にとっ
ては娯楽となります。双方が気まずさだけを感じる時間になるよりは遥かにマシでしょう。
よし、それ採用。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 07:13:16
2679文字
会話率:39%
ーー口を開けば、物語が始まってしまう。
俺は冷酷無慈悲な時期公爵として転生したゼファー・グレイハート。政略結婚により妻となるのは純粋無垢で素朴な彼女は名もなき田舎貴族のアリア。
しかし強制力は挨拶すら許してくれそうになくて……
(ダメだ!!
この口が妻の名より先に、君を愛するつもりはないと言ってしまいそうになる!!)
そうだ、物語を始めなければ良い。何故ならこの世界は俺たちの夫婦関係が破綻してしまうところから全て始まってしまうのだから。
ゼファーは妻の名を呼ぶことが叶うのか。妻を愛することが出来るのか。そして、二人の運命は。
情緒ぐちゃぐちゃ時期公爵の王道(?)異世界ラブコメ開幕!
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
・短編のつもりで書いています。(予定は未定)
・マイペースに更新。少なくとも週一は更新します。
・面白いと感じたらぜひブックマーク、評価、リアクション等で応援していただけると幸いです!感想もお待ちしております。
以上、どうぞ宜しくお願いいたします。 氷翠いろ
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 23:11:56
2631文字
会話率:36%
長野県の静かな田舎町。山々に囲まれたこの地で、私の暮らしは静かで、平穏だった。少なくとも、ハシビロコウを迎え入れるまでは。
祖父が他界して、私に家を残してくれた。その家は、小さな庭と池がついた、どこか懐かしい雰囲気の場所だった。庭を見
渡せるダイニングで朝食をとるのが、私の日課になった。
その日も、いつものようにコーヒーを片手にパンをかじりながら庭を眺めていた。そのときだった。
「……あれ?」
池の横に見慣れない大きな鳥の銅像が立っていた。灰色がかった羽、どっしりとした体躯、そしてどこか威厳のある表情。
「こんなのあったっけ?」
不思議に思いながらも、特に気にせず朝食を終えた。だが、翌朝になっても、その鳥の銅像は同じ場所にあった。
近づいてみると、鳥は静かに目を動かした。
「もしかして……これ、生きてる?」
それが、私とハシビロコウとの最初の出会いだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 23:56:41
955文字
会話率:46%
昭和二十年、四月七日。軍艦大和の甲板上にて調印式が行われた。世に言う「京都議定書」によって規定された降伏文書である。軍艦大和の甲板上で調印式を行うのだから、当然降伏するのは連合国であった。
「では大統領、この降伏文書にサインして貰いたい。
まさか嫌とは言うまいね?」
頭髪を全て刈り取りメガネを掛けた男が日本代表として流暢なキングズ・イングリッシュで話していた。後に「白人から世界を解放した男」として讃えられる偉人、東條英機だ。
先程、軍艦大和の甲板と書いたとおり、今にも憤死せんがばかりに顔を面白い色に染め、車椅子に乗って失禁している白人男性は少なくとも数ヶ月前まではホワイトハウスで大統領として存在していた人物である。彼は、自分がなぜこんな目に遭っているのか、生涯理解できなかった。まあ尤も、彼の生涯はそろそろ尽きてしまうのだが。
アメリカ合衆国西海岸でその姿を見せつけるかのように輝く、国家の象徴たるその軍艦「大和」は調印式の相手が車椅子だからと親切にもわざわざ海岸まで寄せて座礁する手前で燦然と停泊していたのだが、多くの白人種は何を勘違いしていたのか威圧的だと思ったらしい。
さて、そんな軍艦大和の甲板で行われた調印式によって、この戦争は終わりを告げた。
それでは、その調印式までの過程を、今回は振り返りたいと思う。
事は、昭和19年の春辺りにまで遡ることとなる……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 06:30:00
5495文字
会話率:43%
32歳、上場企業勤務。都内の高層ビルで働くエリートの“俺”には、たった一つの生きがいがあった。
それは、地下アイドル・榊しずくを“推す”こと。
清楚で純粋、ファンを誰よりも大切にするしずくは、俺にとって完璧な存在だった──
少なくとも、あ
る日までは。
SNSに浮かぶ、男の影。
瞬間、俺の中の“現実”は崩れ去った。
その日から、俺は動き出す。
SNSを監視し、偶然を装って“彼”に接触する。
信頼を得て、壊して、操って、
──完璧な推し、設計しなおすために。
これは、愛でも復讐でもない。
「推し」を完璧なかたちに再構築するための物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 18:05:16
7436文字
会話率:29%
白雪姫は別の宇宙で何が待ち受けているのか知りません。
王子様?女王様?そんなものはあの世には存在しない。
少なくとも、魔法の鏡はそう考えています。
最終更新:2025-07-15 02:59:03
2528文字
会話率:34%
この物語では、私は「本物の女神」と「普通のサラリーマン」という全く異なる二つの運命が、どんなに強い絆で結びついているかを描きたいと思います。
さて、次に私について話したいと思います。私は日本人ではなく、私の文章には誤りがあるかもしれません
。翻訳ツールを使用しているためです。しかし、全体の意味が伝わることを願っています。私の物語が多くの人々に注目されるとは期待していませんが、少なくとも何人かの人々に気に入ってもらえたら、それだけで私がやっていることは無駄ではなかったと思います。
ついに、私はこれを実現しました。イラストはありませんが、私の創作がライトノベルとして世に出て、他の人々に評価されることができるのです。最初の言葉を書いた日から二年が経ちました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 04:36:54
11079文字
会話率:36%
人類の歴史において、第三次世界大戦が勃発した。
その戦端は、第二次世界大戦を終結させた核兵器によって開かれた。
各国は互いに夥(おびただ)しい数の核兵器を撃ち込み、敵対国を屈服させようと試みた…。
戦後、地質学者たちは相次いで警告を発する。
戦争中の過度な核兵器使用により地殻は深刻なダメージを受け、広範囲な陸地が海に沈む可能性があり、将来的には少なくとも地表の10パーセントが沈下するだろう、と。
主人公の亮(リョウ)は、そんな大戦後の未来、社会から孤立した島で成長する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-12 18:02:26
9958文字
会話率:40%
コスモポース・オンライン
壮大なイベントストーリー、青天井のレベルとステータス、多種多様のスキルや武器で大人気のなったゲーム。
スキル数は脅威の12京5600億以上。
その数から俗に言う『スキルマスター』と呼ばれる存在は出てこない思われた。
だがその予想に反し25人もの猛者がこのゲームの名称で『超越者』となり世間を驚かせた。
彼等は運営から恩恵を受け多くのファンを獲得し愛されたり恐れられたりし、それぞれの物語を紡いでいた。
だがある時25人全員が急に居なくなりそれが影響してかコスモポースはサ終したのだが、それをプレイしていた者たちが突如失踪していた、
所変わりこの物語はコスモポースにて最も恐れられた少年。
『混沌より這い寄る不変の王』
とも名称が着いた超越者が1人の物語。
少なくともプレイヤーが居る事を見つけて探して行く物語である折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-10 04:03:57
11489文字
会話率:78%
数十年前、突如として世界中に「ダンジョン」と呼ばれる謎の構造物が現れた。
これらのダンジョンが誕生した理由や仕組みについては依然として解明されていないが、その内部には希少な資源が眠っており、人類はそれらの恩恵を享受してきた。
特にダンジ
ョンの探索者たちは命を懸けてこれらの資源を回収し、その見返りとして巨額の報酬を手にしていた。
これはそんなダンジョンの存在が当たり前となった時代に生きる青年「片倉 真祐(カタクラ マサヒロ)」が、ダンジョンに挑みそして望みを叶える物語。
しかし望みは天高く、そこに至るまでの道は険しい。
道を往く度に積み重なっていく骸は、果たしてどこまで高くなるのだろうか。
※
本作は「ネオページ」で独占連載契約中の新作を転載したものです。本来ならば他サイトには転載できないのですが、制限の一部が緩和されたとのことで、ネオページでの連載速度を上回らず、かつ一定の文字数制限を順守すれば転載可能となりました。なので、ネオページに比べれば非常に遅々とした速度ですが、こちらでも連載をしようとおもいます。本作、少なくともネオページにて連載中のものについては契約の事もあり、100%完結します。長さ的には最終的に30万文字前後になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-08 20:45:24
266736文字
会話率:19%
赤毛のオードリーは、端的に言うと不良である。少なくとも、高校の教師の多くからは、そう思われている。実際のところ、彼女はその並外れた体躯と、これまた並外れた好奇心とでもって、あれやこれやと問題を起こすのであるからして、そのそしりも一部は誤り
ではないと言えよう。
いつものごとく、オードリーは、好奇心のおもむくまま、立ちふさがるものすべてをなぎ倒しながら進んで──幼馴染のトムは、その後始末に奔走する。
※10万字ちょっとくらいの短期連載の予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-08 17:36:00
36931文字
会話率:50%
互いの家の都合による政略結婚により夫婦となったクリスティナとトビアス。
結婚当初から互いに必要最低限の交流だったため、今後も二人の間に愛は生まれることはないと思っていた。
少なくとも妻であるクリスティナは。
しかし、ある夜をきっかけに、
二人の仲は徐々に変化していくー
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-06 15:51:56
8120文字
会話率:27%
扱いに困った、特に物語でもなんでもないものたちを集めて置く場所。
最終更新:2025-07-04 21:08:58
19801文字
会話率:2%
タイトルの通り胸糞の悪い場面がありますが結末は…少なくとも主人公にとっては悪くないものです。
今回はそこまでほのぼのに寄ってない怪談です。
内容的にどうしても酷い話ではありますが、よろしければご覧ください。
最終更新:2025-07-03 17:35:57
1626文字
会話率:38%
正直悲恋なのかそうでないのか、報われてるのかそうでないのか、そもそも報われるとしてそれはどっちなのか…。
ジャンルが迷子です。オチもハッピーエンドのつもりだけど、ビターエンド?場合によってはバッドエンドにも見えるのかな?
主人公は貴族の
娘にしては特殊な環境で育った子。あまり人の考えがわからない子なのでご了承ください。
お相手の婚約者は恋に酔ったクソ野郎さま。多分下手な方向に酔い続けているのかも。挽回できるのかどうなのか。
クソ野郎さまに恋慕される聖女さまはいますが、まともに聖人やってる方なのでそこだけはご安心いただけるかと。
つらつらと書いてしまいましたが、とりあえず楽しんでいただけたら嬉しいです。ただ、読後感は少なくとも爽やかではないです。
アルファポリス様でも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-04 22:41:27
4073文字
会話率:67%