会話が盛り上がらず、縁談がうまくいかない私。
コミュニケーションの本には相手に興味を持ちましょうなんて書かれていますが、それが出来ないから苦労しているわけで……
あ、そうだ。次は『婚約者の観察日記』をつけてみましょう。少なくとも私にとっ
ては娯楽となります。双方が気まずさだけを感じる時間になるよりは遥かにマシでしょう。
よし、それ採用。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 07:13:16
2679文字
会話率:39%
魔王を倒した王子と共に活躍をした騎士ライサンダー。
平民出身の彼には、爵位と領地、そしてとびきりの美しく賢い令嬢が妻として与えられることになった。
全く女性にモテなかった無骨なライサンダーは、拒否権もなく自分と結婚することになってしまっ
た気の毒な妻を大切にしようとひたすら奔走する。だが、不器用な彼の行動は空回りし誤解を招くばかり。
妻となるアナスタシアは、政略として粛々と受け入れつつも、存外ライサンダーのことが気になっていた。
けれど二人は距離を詰められないまま、結婚式を挙げ、初夜を迎えることとなった。その結果は…?
設定ゆるゆるのほのぼのファンタジー。一応初夜の話なので、それらしき内容は出て来ますが、具体的な描写はございません。
ふんわり加減をお楽しみいただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 09:00:00
13396文字
会話率:37%
100を超える婚約と解消を繰り返したペネロペ・サッカレー伯爵令嬢は、その美貌と『マドモアゼルバタフライ』の異名で知られていた。つまり蝶のように気まぐれに婚約相手を変えるというのだ。実際は父である伯爵の事業戦略上の駒だったからに過ぎないのだが
。父の失脚後、ペネロペは初めて自分で婚約者を選ぶことができた。その選択は父を唸らせるほどの冴えを見せたが?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-28 07:34:01
6457文字
会話率:38%