風景は、光景でなく、等質でなく。
注意:1話から23話までと、それ以降で大きく文体が異なります。
最終更新:2021-11-14 15:08:05
17053文字
会話率:5%
今回は和歌を冒頭に掲げました。冒頭か末尾のどちらがふさわしいか、作品ごとに決めています。
川霧が麓を隠しているために空にぽっかり秋の山が浮かんで見えるというイメージが伝わればこの和歌の鑑賞として十分で、典型的な叙景歌だと思います。
清原
深養父(きよはらのふかやぶ)は古今和歌集を始めとする勅撰和歌集に多く収載された歌人で、清少納言の曾祖父(あるいは祖父)です。小倉百人一首にも次の和歌が採られています(元は古今和歌集です)。
月の面白かりける夜、あかつき方に、よめる
夏の夜はまだ宵ながら明けぬるを
雲のいづくに月宿るらむ
この歌は短い夏の夜に寄せて「まだ宵なのに明けてしまった」「月も沈む間もなく雲のどこかに宿をとっていることだろう」という機知で成り立っています。
詞書からすると叙景の歌であってもおかしくないのですが、実際と違うことを言って短夜や月の美しさをイメージさせようという趣向だと思います。いろいろな歌が詠める人だったということでどうでしょうか。
古今和歌集が905年成立、次の後撰和歌集が951年下命、さらに1005-07年に拾遺和歌集とほぼ50年ごとに国家事業として行われてきました。清原深養父は古今和歌集の頃の下級貴族です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-09 11:14:36
2604文字
会話率:64%
朝でも昼でも夕方でも夜でもなく、深夜についての詩。
最終更新:2020-06-28 15:30:00
866文字
会話率:0%
網走・オホーツク地方を舞台にした、あてもないドライブの光景。叙景中心の現代小説。
個人サイト「文芸船」との二重投稿。
最終更新:2019-08-15 21:40:09
1106文字
会話率:0%
数あるつげ義春の作品の中から今回は「海辺の叙景」へご案内します。
楽しんでいただけると嬉しいです。
最終更新:2019-07-23 20:00:00
1038文字
会話率:0%
ある寒い日の夕暮れ時、、、。
「外」と「内」の織りなすはなし。
最終更新:2018-10-13 03:52:09
515文字
会話率:14%
私の中で反響する。
弾ける雫、そのリズム。
最終更新:2017-09-10 17:00:00
224文字
会話率:0%
若者の終わり、青春の終わり。
最終更新:2017-07-02 01:11:44
250文字
会話率:0%
見える世界の脆さ、危うさ。
固有結界的な?
最終更新:2014-11-24 00:24:07
230文字
会話率:0%