隆盛を極めた古代の王国は、次元の壁を開いて現れた邪神とその眷属たる闇の軍勢によって滅ぼされた。
善なる神々とその使徒達は長き戦いの末に邪神を封印したものの、自らも多くの力を失った。
生き残った人々は邪神との戦争、外神戦争で活躍した英雄達を王
として国を作り、かつての隆盛を夢見て広大な荒れ地の開拓を始める。
外神戦争より300年。
エルフに育てられた猟師の青年ベンウッドは、師であり養父でもあるエルフの賢者イシリオンの言いつけにより、成人の日を境にエルフの森から人の街へ移り住んだ
森での生活に未練を残すベンウッドだが、エルフの住む深い森において自身が異物であることも理解していた。
森への想いを引きずりながらも街に馴染もうとするベンウッドは、やがて人々の怨念にからめとられ、古い戦争に起因する争いに巻き込まれていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-30 23:00:00
54677文字
会話率:30%
人々から異常な愛情を向けられる、厭世的な冒険者。かつて平凡だった男は、いかにして愛されるようになったのか。その秘密が、“あなた”だけに語られる。
最終更新:2025-04-17 10:53:57
32693文字
会話率:4%
厭世観漂う高校生・不二 巽。
彼は少年期・大好きな幼馴染の少女を喪った。
何度も後を追おうと思ったが、踏みとどまった。
大好きな彼女との約束を果たし、再び彼女と、出会うために――。
最終更新:2025-03-14 00:10:49
530616文字
会話率:42%
神子付きの騎士様
拝啓
突然の手紙をお読みくださりありがとうございます。私が今こうしていられる感謝をお伝えしたいと思い、筆を取った次第です。
高校からの帰宅途中、黒瀬理緒は異世界へ転移してしまった。転移先の親切な家族に命を救われ安
堵したのもつかの間、理緒は役人に《保護》され、洗脳され、兵器としての《教育》を受けることになる。《教育》を当然のものとして受け入れていたある日、幼馴染によく似た少女に出会ったことをきっかけに洗脳が解けてしまった。あの少女にもう一度会うために。理緒は、兵士として生きていく決意をする。
これは、厭世的な主人公が他人からの感謝を素直に受け取れるようになるまでの物語である。
※不定期更新です。序盤は特に残酷・不快な描写が多くありますのでご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-03 10:00:00
21608文字
会話率:48%
ともやんとは、かれこれ二十五年の付き合いになる。
進学や就職で離れはしたが、しょっちゅう地元の神戸に帰って来ては、俺の部屋に泊まる仲だ。
親は早くに死んで、兄弟も家を出た。独りで暮らすこの家には、ともやんがいる間だけ、動く時計がある気がする
。
そんな家の屋根裏から、子供の頃に死ぬほど遊んだゲームカセットが発掘された……。
少し厭世的で、懐古主義。格好も付けないだらしない二人が、ようやく新しい関係に踏み出そうとする。
〇現代の神戸に暮らすゲーム好きな三十代独身男性と、気心知れすぎな幼馴染のお話
〇11月3日(日)から2日おきに、夕方5時更新
※女性との交際表現、ゲーム用語あり折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-12 17:00:00
16855文字
会話率:33%
noteにあげた詩の改稿版詩集です。恋愛的な作品や、内省的要素が強い作品を書いています。
最終更新:2024-11-03 19:00:00
3395文字
会話率:0%
ローゼマリーは森の城に住む吸血鬼ヴォルフの贄に選ばれた。城に赴いた彼女に、ヴォルフは冷やかな眼差しを向ける。彼は無関心で厭世的だったけれども、どれほど素っ気なくされようが、性分で彼の世話を焼いてしまうローゼマリー。明るい日差しのような彼女に
、闇しか知らないヴォルフは次第に惹かれていく。
愛を知らない男がそれを知り、溺れていくお話。
※R18に投稿した作品の全年齢版です。ストーリーに大きな変化はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-28 08:26:52
130243文字
会話率:28%
唯一無二の『生きがい』を求めて——
「人はいずれ死ぬ。だから日々を適度に適当に生きる」
「人はいずれ死ぬ。だから日々を面白く楽しく生きる」
出発点は同じでありながら、正反対の信条を持つ二人の男女——千種奏斗と神代紗悠。交わるはずのない二人
の出逢いから、彼らの人生はゆるやかに動き出す——。
「君は最低だ」「君は最高だね」
厭世少年×楽天少女。もがき愉しむ二人の物語が、幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-11 11:05:29
17058文字
会話率:29%
人生に絶望した若い男がふらふらと入った風俗店で、彼の運命を変えて仕舞う様な娼婦と出会う。お互いにかばい合う様な二人の生き様を描く。暗い人生に小さな灯を見付ける話。
最終更新:2024-05-06 21:29:27
11374文字
会話率:40%
「すべての苦悩は生物学的な苦悩である」
そう考えた菊水日月は生物工学を用いて、苦悩無きを求めた。
彼が成し遂げる発明は、既得権益者から何かしらの反発を受け、
最悪の場合、歴史の闇に葬り去られてしまうのでは、と考え、
世間に公開しないまま発明
を続け、法規制を破り、取り返しのつかない所まで来てしまう。
苦悩無きを求めた人間の発明と苦悩の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-01 17:36:46
51818文字
会話率:37%
小説家・末那識 晴人(まなしき はると)は、生まれつきこの世ならざるモノを視る目を持っていた。けれど視える目を持っているだけで、全く何も出来ない晴人は常に怪異に命を脅かされる存在でもある。
そんな晴人を助けてくれるのは、いるだけで悪
霊も怨霊も消し飛ばすが、まったくなんにも視えない感じない、かかりつけの鍼灸師で幼馴染の瀬織津 思慧(せおりつ しえ)だ。
ある時、思慧の経営する治療院に陣中見舞いに出かけた晴人は、そこに思いがけないモノの姿を視て――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-03 07:00:00
140749文字
会話率:39%
深夜、家を抜け出し一人歩く。
最終更新:2023-12-22 07:00:00
1346文字
会話率:0%
『鳥』と『人間』2つの種族が生きる皇国。鳥が一生に一度、運命の人間を求める『恋の時節』を迎えた美しく勝気な孔雀の青年『観怜』は、彼を娶りに来たと告げる人間『希世』と巡り会う。厭世家の希世を当初は拒絶する観怜だが、徐々に希世に心惹かれていく。
しかし、二人の元に皇帝の狂気が迫っていた。異種族間中華風ファンタジーBL。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-24 18:12:12
43724文字
会話率:62%
純文学ランキング4位
この世の中に、ろくでもない人間がいる。
俺である。
人生がどうしようもなく行き詰まっていた。
もうこんな人生、生きていてもしょうがない。
押すと、楽に死ねるという「安楽死スイッチ」
それを手にした「俺」
はなにを思うのか
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-11 07:58:36
3820文字
会話率:13%
人類史上最も強いとされた剣聖は転校生として学校で暮らすことに。
実力を隠さなきゃいけないのに次々とヒロインが寄ってくるんだが?
王道展開と圧倒的スケールが魅せる珠玉の世界はすぐそこにある!
「この俺の前でそんな小細工が通用するとでも?」
最終更新:2023-08-06 18:00:00
620文字
会話率:53%
ある日、現実世界に絶望感持ていたの主人公が異世界の神様の力で異世界に転生した、そこに悠月は無邪気な獣耳ロりに会った。
「悠月、ロ―カの尻尾を梳かせてくれ。」
これは厭世系主人公と無邪気なヒロインの甘い物語。
最終更新:2023-06-19 13:07:49
223文字
会話率:64%
原田正人は四十歳男性。
コロナ禍で大学時代からの男性の恋人「圭」と別れて、人生から色が消えた。
あとは余生と、ポジティブな厭世家として社史編纂室に勤務していたはずなのに。
車にはねられて気づいたら、奈良時代みたいな平安時代みたいな場所にい
る。しかも、第八皇子の泉北郡王の正夫人の趙小瑶(ちょう・しょうよう)になっているんだが、名前から察するにここはもしや古代中国か?
混乱しつつも、俺の夢の中の趙小瑶も、趙小瑶の夢の中の俺も、どっちも俺だなと、とにかく安寧に生きることに集中しようとした。
たぬき顔の趙小瑶に恋する第九皇子の周王は、かつての恋人の「圭」そっくりで、動揺しないわけではない。
だが、夫の泉北郡王にはどうしようもなくムラムラしてしまう。
俺は、周王や泉北郡王と仲良く皇帝の後継者争いに巻き込まれてしまったっぽいんだが。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-12 00:00:00
78231文字
会話率:32%
死んだ恋人の名前である「ユリ」を源氏名に、彼女の働いていたメンズエステで「ユリ」を追体験しながら日々を摩耗する麻里。ある夜、麻里はいつも通り厭世観や自己嫌悪に苛まれながらも、理想の女の子「ユリ」になりきって仕事をこなしていた。その帰路、偶
然同じエステに勤める人気嬢・夕奈と出会う。どうやら夕奈は生前の「ユリ」を知っているらしく、死んだ「ユリ」を少しでも知りたい麻里はそのまま彼女の家へ向かい、図らずも夕奈と関係を持ってしまう。
その後も、明るく魅力的であるのに掴みどころのない、少し浮世離れした夕奈と会ううちに、麻里は不器用ながらも人を愛することを思い出し、心の大きな孔は知らず知らずのうちに塞がろうとしていた。しかし美麗な夕奈という皮の中身は幾つもの秘密・罪を抱え込んだ、麻里の嫌うただの人間らしい人間だった。
麻里は麻里を取り巻く裏切りを赦すのか、壊すのか、すべて終わらせてしまうのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-06 12:00:00
10317文字
会話率:48%
マリ・フユツキの次女姉は借金をして役者に貢いで家族に返済を押し付けて失踪。
お家没落や奉公人達の失業、優しい長女姉の婚約破棄の危機を回避する現実的で効率の良い方法は、まもなく成人するマリを売ること。
そこに、個人的に期間限定で買いたい
という男性が登場。
期間限定の政略結婚のようなものと、遊女になることだと、どちらが良いのかは明白。彼女と両親は彼と交渉することにした。
シン・ナガエは厭世主義者で世捨て人のような小説家。育った環境ゆえに自尊心の低い彼にとって、自身の書物が売れることが唯一の拠り所。
今後の執筆活動の為に、世間から、特に男性から隠されているお嬢さんやお嬢様の生態の詳細を知りたかった。しかし、それは中々手に入らない情報。
そこで、彼は金で買える凋落寸前のお嬢さんやお嬢様を探し、マリ・フユツキを発見したので大金を使って購入。
マリは大型金貨五枚の為に、シンは小説に使う資料の為に彼と彼女は政略結婚すると決定。世間を欺いたり、犯罪と間違えられないように、二人はまず婚約から開始した。
【R-15はシンがエロ小説家、残酷な描写は物語の後半に少し辛い話があるからで、基本的にはほのぼの話です】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-04 13:37:27
189811文字
会話率:54%
中学生の頃、自分は達観していると思っていた。それは達観などではなく、自身の矮小さと歪みを早くに認識したことに起因する、それらを隠すための演技に過ぎなかったと気が付いたのは、ここ一、二年のことである。
これまで自分は、承認欲求のない、屹
立した自己をもつ人間だと思っていた。ただその思い込みこそが、並外れた承認欲求の氾濫の裏返しであった。誰にも承認されないことをよしとする、そうした「人とは違う」人格を誰かに承認してほしいという、あまりに壮大な、地球規模の承認欲求であった。もはや、誰かに承認されるのではなく、誰にも承認されないことで、そうした歪な人格を承認してくれるパラドックスの第三者を想定してすらいた。
(プロローグより)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-23 19:00:00
6433文字
会話率:25%