日曜の夜、22時になるとクローゼットを通じて会える、不思議な関係の二人。
ちょっと不器用な三莉(みり)と、明るくて自由な南雲(なぐも)さん。
すれ違いながらも少しずつ距離を縮め、やがて「ほんとうに会いたい」と思うようになる——。
そんな二人
の、小さな奇跡の物語。
※この小説は、カクヨムにも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-09 08:20:00
75517文字
会話率:40%
この世界には23の神器が存在するという。
これらは神話における『剣魔大戦』の最終局面において、剣神と魔神が相打ちの形で滅び、砕け散った欠片が姿を変えたものだと信じられているのであった。
神格一 ・神剣『カリバーン』
神格二 ・
神樹『ユグドラシル』
神格三 ・神機『クロノス』
神格四 ・魔空『ウラヌス』
神格五 ・神火『アグニ』
神格六 ・神剣『フランベルジュ』
神格七 ・神剣『インドラ』
神格八 ・神剣『水姫』
神格九 ・魔剣『血業』
神格十 ・神剣『シャルウル』
神格十一 ・神土『ガイアー』
神格十二 ・神水『ダイダル』
神格十三 ・神雷『ソー』
神格十四 ・疑剣『サナトゥス』
神格十五 ・魔龍『九頭竜布』
神格十六 ・魔竜『ブラッドドラゴン』
神格十七 ・神馬『ザンザス』
神格十八 ・魔珠『鳳玉』
神格十九 ・神風『エルウィン』
神格二十 ・神槍『ゲイボルグ』
神格二十一・神光『アフラ』
神格二十二・神剣『ハルペリア』
神格二十三・神氷『スカージズ』
神格に所有者と認められた者は大いなる加護を受け、超人と化す。
であるがゆえに誰もがその力を求めていた。
しかし、23の神器は帝国が分裂と闘争、統合を繰り返す中で多くが行方知らずとなっている。
これから始まるのは、神格を巡る物語。
あるいは真実と愛を探す、そんな話――
シント少年は【才能】がなかった。居場所をなくし、一人過ごす日々。
シント少年はある時、本を見つける。その本は不思議で、【才能】を持たなくとも、力が使えるものだった。
シント少年はそのうち、おとなたちの思惑で外へ放り出される。追い出されたのでなく、自分から家出をしたのだと、己に言い聞かせた。
シント少年は外が危険でいっぱいであり、【才能】が作り出した格差のある世界を目の当たりにする。
シント少年は自分が持つ術――魔法を活かすため、『冒険者』と呼ばれる稼業を始めた。人の役に立ちたいと思ったからだ。
シント少年はたくさんの夢ができて、大都市に行き、ギルドを作り、仲間たちを集め、事件に挑み、窮地を、そして【神格】をも覆していく。
シント少年は多くの出会いの中で、たくさんの感情を知り、自分がほんとうに欲しいものがわかって、大きな戦いに身を投じるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 18:05:38
592933文字
会話率:46%
時は元禄、京で生まれた公家の三女、瑠璃(るり)姫は大坂道頓堀で、歌舞伎役者や花街のお姉さんの細工物を細々と作りながら裏ではくノ一として暴れている。その瑠璃にぐいぐい迫る江戸から赴任してきた同心のふりをした与力の百沙衛門(ももざえもん)二人を
取り巻く温かい周りの大人たちと一匹のトラ猫が恋の行方を見守ります。
元禄時代の京都や大阪を舞台にしますが、史実や事実、関西弁(ほんとうにむずかしい)の違和感には目をつぶってください。宜しくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 11:00:12
71264文字
会話率:65%
今回の前半では詩を読んだりするだけで途方もない喜びの感情を味わうことのできたひとの、もうひとつの理由でもある夢想の楽天主義を感じさせてくれるような言葉を、わたしの「バシュラール・ノート」から拾ってみました。
夢想とは本来、自由で、だれに
でもできる気楽な行為なのだと教えてくれて、しかも人生最高の喜びを私たちに体験させてくれるバシュラールの夢想のオプティミズムって、ほんとうに、すごい。
幼少時代の核があらわになった状態でイマージュの幸福にうっとりすることが夢想するということだったわけですけれど「イマージュをたのしみ、イマージュをそれ体として愛する」って、詩のなかでも俳句だけが、もっとも純粋なかたちで、私たちに体験させてくれることになります。そのことによってもたらされる俳句のポエジーが、私たち自身の詩的想像力や詩的感受性や詩的言語感覚を育成してくれるのは、ごく自然なこと。
このようにして、言葉の意味作用に邪魔されてイマージュだけをそれ自体としてたのしんだり愛したりすることのむずかしいふつうの詩や短歌を、そのうちどなたにも味わってもらうようにするのが私の本の存在理由のひとつでもあるのです。
この原稿を売りこむために頑張って投稿をつづけているのですが、少しでも興味をもたれた出版関係の方には「メッセージ」や最新先の「感想」でご連絡していただければ、本になるかどうかはともかくとして、未発表の部分をふくめたワードの原稿を2分冊にした仮綴じ本を送らせていただくつもりでおります。なお、(パート5-その2)のこのコーナーに自己PRをのせているので、そこもついでに開いていただけたならありがたく思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 00:02:40
8142文字
会話率:23%
転生なんてものは空想世界にしかないと思っていた。だかそれは本当だった、俺はただ昼休み寝ていただけだったのに、起きたらそこは異世界。どうして死んだのか、どうして転生したのか、そんなことは考えていなかった。俺は生きれるならなんでもいい、そんなひ
ねくれてるやつだ。本来に戻ろう、ほんとうにどうして死んだのかそれは、まあ生きてたら分かると思う。うんきっとそう、よし、ていうことで異世界で頑張って生きてみます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 22:22:10
8501文字
会話率:2%
過去の罪と共に生きる以外はふつうの高校生だった鹿目礼司はある日の放課後、彼を〈先生〉と呼びかけた獣のような美しい少女に食い千切られ、死んだと確信しながら意識を失った。
……しかし、暗闇から目覚めた鹿目がいたのはあの世ではなく、食い千切られ
たのになぜかまだ五体満足で生きていることに彼の疑問に答えたのは〈シン〉という異常存在の対処を目的とする影の組織、ASX――曰く、鹿目を食い貪った獣は〈高位異常存在・異質体〉と言い、鹿目に憑りついている状態の異質体はいつの日にかまた彼を殺そうとするだろうと言った。いつか、彼女が〈先生〉に対してそうしたように。そしてその時には、彼はほんとうに死ぬだろうとも。
――まだ死ぬわけにはいかない、と鹿目が取った選択はASXの元でシンを殺す方法を学び、異質体である獣を亡き者にすることだった。
とはなんのその、恩師のために自らの命を燃さんとする少年と恩師離れしたい彼の姉、流されるままに生きて来た少女と正義を全うするホムンクルス、過去の罪と共に生きる少年と彼に取り憑いた獣のオムニバス・ハートフルラブストーリー。
※不定期投稿。
※カクヨムでも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 20:00:00
210441文字
会話率:45%
「恋って、ほんとうに偶然で始まると思う?」
すれ違い、観察、仕掛け、誤解。
告白なんて、最終手段。
だけど、誰かが落ちる瞬間は、もう仕組まれているのかもしれない——
高校、大学、社会人。
それぞれの舞台で繰り広げられる、
“恋に落ちる
”じゃなく“落とす”ための恋愛コメディ。
バレたら終わり。
でも落ちたら負け。
これは、知られざる恋の“裏側”の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 17:56:00
4225文字
会話率:46%
この文章も、すでに「言語化された何か」にすぎない。
もし、ここに書かれていることが、ほんとうに「それ」だったなら、
あなたは今、何も読まなかったことになっているはずだ。
けれど、もしも、ほんの少しでも、
あなたの中で名前のない何かが浮か
び上がったなら。
それは、私が最初に感じた風と、同じ場所から来たものかもしれない。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-05-17 12:08:03
1904文字
会話率:10%
勇者が魔王を倒して世界は平和になりました。
そんなの昔話でしかない。
ほんとうにあったのかな?
どうやったんだろう?
どんな力だろう?
何があったんだろう?
些細な疑問から
かつての勇者を辿る者たちのお話。
最終更新:2025-05-08 16:54:02
10144文字
会話率:33%
小説家になろうで作品を初めて書いた私ですが、なろうサイトの説明だけでは「ランキングタグ」のやり方が全く分かりませんでした。
インターネットで
「小説家になろう ランキングサイト」
「小説家になろう ランキング登録の仕方」
などで調べても「
ヘルプ」の説明しか出てこず、苦戦しました。
しかし、やり方を調べてようやく基本的なことだけは分かりました!
なので、もし同じように困ってる方のために、ここに書き残しておきます。
※私はHTMLの基本をよく理解しておりません。
用語は調べてたのですが、ちんぷんかんぷんでした。
ですので、ほんとうに作品の方に基本的な「ランキングタグ」をつけるやり方のみをご説明いたします。
※他の「HTMLタグ」なるものは、各々でお調べ下さい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-07 16:02:27
1936文字
会話率:5%
※タイトル通りです
姉から奪われ続ける人生を送るサエ。婚儀の席以来一度も会っていない夫に代わり、ランスフィールド侯爵領を経営しつつ静かに暮らしていた彼女の前に、姉が五年ぶりに現れた。しかも、身重の体で。姉はサエに宣言した。「サエ、ごめんね。
あなたの旦那様を略奪しちゃった。ほんとうにごめんね」、と。幼少時から姉に逆らうことのできないサエ。潔く身をひき、王都に戻ったのだった。そして二年後、実家の商売をより成功させたサエの前に、かわりはてた姉が現れた。
※ハッピーエンド確約。ご都合主義のゆるゆる設定はご容赦願います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-26 21:08:00
6228文字
会話率:10%
アン・サンドバーグ侯爵夫人とマイケル・サンドバーグ侯爵は、子どもの頃からの幼馴染みである。しかし、ふたりはずっと憎しみあっているライバルどうし。ふたりは、親どうしが決めた結婚を強いられ、やむなく結婚する。そして、結婚後もかわらず憎しみあって
いる。結婚の際、アンはマイケルから「おれは、家名を傷つけない程度に好きなことをする。だから、おまえも好きなことをすればいい」と宣言される。結婚後、マイケルは王都にて宰相として活躍し、アンは王都にいるマイケルに代わってサンドバーグ侯爵領を管理している。しかし、王都ではアンは悪女として名高く、社交界で非難と嘲笑の的にされている。そして、マイケルには「まことに愛する人」の存在が。ふたりは、それぞれの仕事や私生活が忙しく、ほとんど会うことのないすれ違いの生活を五年以上もの間続けている。運命に縛られ、抗えないふたり。マイケルはアンを憎み、そしてアンはマイケルを憎む。たまに会ったとしても、アンと目さえ合わせないマイケル。そのマイケルに離縁をして欲しい、と言えないアン。
そんなあるとき、アンは隣接するバークレー公爵領で行われている不正を正す為王都を訪れる。そして、あるパーティーでマイケルが彼の「ほんとうに愛する人」と密会しているのを見てしまう。
愛のない結婚。憎しみあう夫と妻。
しかし、アンの心の底に封印されている真実は……。そして、マイケルの心の奥底の真実は……。
※ハッピーエンド確約。ご都合主義のゆるゆる設定はご容赦願います。タイトル変更するかもしれません。ご容赦願います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-15 20:03:04
108203文字
会話率:25%
ミカは、夫を心から愛している。しかし、夫はミカを嫌っている。そして、彼のほんとうに愛する人はミカの双子の姉。彼女は、夫のしあわせを願っている。それゆえ、彼女は誓う。夫に離縁してもらい、夫がほんとうに愛している双子の姉と結婚してしあわせになっ
てもらいたい、と。そして、ついにその機会がやってきた。
※ハッピーエンド確約。タイトル通りです。ご都合主義のゆるゆる設定はご容赦願います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 19:31:52
10944文字
会話率:18%
願いを叶える魔女は、今日も人の人生を“いじくる”。
失恋した令嬢を死なせず別ルートへ、
恨みを持つ者に復讐の舞台を、
後悔に囚われた者に、記憶の中で“やり直し”を――
すべては、彼女自身が「見たい人生」を観るため。
数千年を生きる魔女は、
世界を物語として遊んでいた。
だがある日、ひとりの少年が現れる。
彼の名はリックヴォルグ。
“自分”を消費して魔女の傍に立ち、
彼女の願いに、躊躇なく“代償”を払おうとする。
そして彼は、気づいてしまう。
――魔女の癒えぬ傷を。
――そして、彼女がほんとうに叶えたかった“願い”を。
これは、最愛が最悪を抱きしめて、
誰よりも不器用な魔女に“愛し方”を教える物語。
人の人生を操ることに耽溺した魔女が、
たったひとつの愛に、人生を変えられるまでの――
歪んだ世界で、いちばん真っすぐな恋の記録。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-24 09:24:36
63601文字
会話率:29%
春の始まり、大学の寮で出会ったふたりの少女、冬花と遥。
性格も雰囲気も違うはずなのに、なぜか少しずつ引き寄せられていく距離。
言葉にならない気持ち、うまく繋がらない想い。
互いの輪郭に触れようとしながら、時にふざけて、時に黙り込む。
冷たさ
のなかに潜むぬくもり。
やさしさと残酷さが同居する関係。
それでも、一緒にいることを選んだ日々。
けれど、すべてがずっと続くわけではなかった。
季節はめぐり、日常は少しずつ形を変えていく。
あのとき確かにあった光と痛みを胸に、冬花は生きるということの意味を問い続ける。
ほんとうに大切だったものは、いつも薄明りの中にあったのかもしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-12 11:40:44
18871文字
会話率:10%
単話完結のすこし怖い話を書きます。
もしかしたらあまり怖くないかもしれません。
実話ではありません。ほんとうにあった話ではありなせん。
実話ではありません。
読んでも決して害はありません
実話ではありません。
お約束します
これを読
んだことがげん因で
あなたの親族が交通事故に遭ったり
あなたの友人が病気になることはありません
どうか安心してお読み下さい折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-04-07 23:26:16
10725文字
会話率:3%
安田さんが一人暮らしのために借りた古いアパート。そこには妙な臭いがこびりついていた。安い家賃に惹かれ、仕方なくそこに住み始めたのだが、それがために、彼女はおそろしい体験をしなければならなくなる……
最終更新:2025-04-07 07:46:46
13108文字
会話率:48%
ジャンルを問わずに書こうと思います。小説には関係がない話しかも……です。
今のところ、マイ・フェイスの書き込みを抜き出し、マイ・ブログの言葉を編集して、マイ・日記的な雰囲気ですかね。
自分で読み返すと、自分で撮影した写真の解説である『パ
ン作り・お菓子作り』のレシピのような(^_^;) 過去に自分で書いた文章だから……許されますよね。
最近(2018・19年)は、中国語の勉強の話しが多くなっている。
2020年はコロナの影響で、お出かけする機会がもともと少ないのに、それに輪をかけたように少なくなり困ったものだ。何かしなければ……話題作りが大変だ(笑)
この場所は、ほんとうに日記のような文章になってしまいました。
これからも、よろしくお願いいたします m(__)m
2020/09/22 あらすじの追加です。今日は姉の誕生日です \(^O^)/
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-13 11:55:47
315462文字
会話率:5%
「こんな異世界、大っ嫌いだ!」
能力者たちが争いを続ける世界。
火を操る天才魔術師のユリは、敵対する組織によって最愛の弟を失ってしまう。
その復讐心からユリは禁術を使い、3人の若者たちを日本から召喚することに成功する。
何も分からないま
ま、少女によって異世界に招かれたアイネ、タクミ、サエの3人。
彼らはその転移の影響により、異能の力である『妖力』を授かっていた。
タクミは『猛火の火車』、サエは『強拳のだいだらぼっち』という並の魔術師を凌駕する力。
だが、残された少年アイネの力は……『座敷童子』
優しさの象徴とされる肩書きだけの、実際は戦う術のない力だった。
「せっかく命がけで3人も召喚出来たと思ったのに……1人は何もできない“無能”だなんて」
……非力な少年に襲い来る、数々の窮地。
死と隣り合わせの世界。
『異世界×中学生×妖怪』
これは、幾多の人々との出会いと死を経験しながら、必死に異世界を生き抜いていく少年の物語。
少年の『童子』の力は……ほんとうに『座敷童子』なのだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-20 17:20:00
32063文字
会話率:44%
いま発見したのですが、こちらでは
「その他」の中に「童話」や「エッセイ」があったのですね。
完全に、アウェイなのだなあ。
必死に、100%童話を書いていた時の意気込みやら、その後の失速具合です。
ほんとうに童話好きの人の目に留まっていた
だければ、ありがたいです(´・ω・`)折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-01-17 00:13:54
2781文字
会話率:6%
俺、神取雅孝は高校二年生。武闘派の高校「鏡学園」の学生だ。格闘技が主の学校、格闘技――最初はあまり興味を抱かなかった。つまらなそうに日常を平常運転していたことから父に転校を勧められた結果だというだけだ。鏡学園は父の母校でもある。当時は「番長
」と称し称されいい気分に浸っていたらしい。ほんとうにのっけは父の背なんてどうでもいいと思っていたのだ。今は違う。それなりに興味深いシチュエーションを楽しもうと考えている。俺を取り巻く環境はまあ豪華だ。空色の瞳の香田、ピンと張った背筋が綺麗な桐敷、そして万能な神様を地で行くべっぴんさんの風間――美少女三人揃い踏み。
今回の舞台、出来事、テーマは、「対抗戦」である。格闘技の深淵を標榜しているらしい鏡学園に則した格好で執り行われる部と部の戦闘だ。フィジカルとメンタルの全力全開全身全霊でもって真っ向からぶつかりあう――らしい。恐らく高校生の大会としては最高峰であろう格闘技のイベントだと考えるとテンションが上がらなくもない。風間を部長とする「ファイトクラブ」はここ二年の優勝チーム。風間が入学してからてっぺんだということだ。まあまあ面白い事実ではある。女子供が頂点を手に入れるとか――だなんて言うと、多様性が重んじられるこのご時世にあっては嫌われてしまうことだろうが。
たった一人の男――美少女どもに囲まれて幸せを謳歌する俺は連中にいいところを見せてより大きな愛情を得てやろうと考える――嘘だ。
男の価値は何を得たかではなく何をしようとしたかで決まる――異議は受けつけるし、その際には容赦なく論破してやろうと考える。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-14 05:33:18
73647文字
会話率:59%
俺っちは〇という。〇だから〇だ、〇なんだなぁ、〇だから。名字はそうなのだけれど、たいていの「仲間」は下の名前で呼んでくれる。「○〇」とか「○○さん」って。俺っちはそのへん、心地良く思っている。自衛軍に所属し、それから某中南米のゲリラに応じた
ときにもなかった現象だ。自衛軍でもゲリラでも中途半端な働きしかできなかった俺に声をかけてくれたヒトがほんとうにいたのだから。俺は彼のために――いや、彼の組織のために働こうと決めた。ほんとうは早々に相手を見つけて結婚して、また自衛軍に舞い戻っても良かったのだけれど、それは違うと思った。俺っちはまだまだ現場第一だ。同僚のために身体を張る気概だってある――つもりだ、ううん、それは絶対だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-15 04:25:19
4084文字
会話率:60%
付き合い始めて一年になる女性が、僕にはいる。平たく言えば恋人なのだが、身体の触れ合いはまるでない。僕ももう二十六になる。だったらそろそろ結婚をと考えなくもないのだが……何事も順調にということはないらしい。
彼女は細い赤いフレームの眼鏡をか
けている。ほんとうに「いざっ」というときには、僕は眼鏡を取り上げても、いい? ――現状、不明だ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-11 05:52:46
4982文字
会話率:51%
ここは、怖い話屋。
ほんとうにあったかもしれない話をする。
いろんなジャンルの怖い話を取り揃えております。
あなたも、一話だけでもどうでしょうか?
※ねこまんまの短編集になります。
第一話 トンネル。
高校三年の冬休み、彼らは思い出作り
をするため6人で肝試しをすることにした。
ある有名なトンネル、そこで起きた話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-30 22:16:12
11516文字
会話率:21%