主人公、高坂久登(こうさか ひさと)は現在、35歳のフリーランスの通訳。久登は一流国立大学卒業後に通訳案内士の資格を取って、フリーとして仕事をしている。現在は英語だけでなく、韓国語、中国語も通訳できることから、生活は安定して、同年代の男性の
3倍ほどの年収がある。家族は可愛い二人の娘と優しい妻。久登の人生は回りの人からは順風満帆に見えるだろう。しかし久登には驚くべき過去があった。13歳だった中2の時に、自分に対して凄惨なイジメをしてきた3人を下半身不随の大ケガを負わせたのだ。あまりにもショッキングな事件であり、新聞、ニュース等、世間を賑わせた。事件後、久登は18歳になるまで医療少年院にいた。職員たちの暖かい協力もあり、久登は人生をやり直し始めた。それと同時にイジメの報復をした相手を電話で挑発して、屈辱感を味あわせる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-09 11:34:59
107600文字
会話率:0%
夫であり父親である真一、妻であり母親である亜希子、中学生の娘である美咲。
小さな建売住宅に住む笑顔の絶えない三人家族。
暖かな空気に包まれた幸せな家庭は、亜希子の一言から瓦解していく。
「あのね、パートに出たいなって」
最終更新:2025-06-09 11:30:00
28878文字
会話率:53%
大石の娘が大活躍する気楽な時代劇です!
忠臣蔵はドラマで観た程度の知識です!
本やwikiを見ながら書き進めます。
(江戸時代の知識もほぼ無いです)
最終更新:2025-06-09 11:26:00
9586文字
会話率:56%
過労死した社畜の俺は原初の神によって異世界に転生させて貰えた。
貰った転生特典は転生先の世界を創った創造神の祝福。転生特典の説明は無いの? チートスキルも無いの? 貴族の家に生まれたものの、正夫人に虐められる庶子。
虐めはまだしも、毒に魔法
誤射に馬の暴走、毎日危険が危ない。
創造神の祝福が何だか判らないまま、何とか生き延びて田舎の街に脱出。
平民となった俺は穏やかで優しい人に囲まれこっそりのんびり生きる、・・筈だったのに偶々落ちて来た大きな鳥さんや、めっちゃ大きな鳥さんを拾ったせいで逃げ出して来た王都に逆戻り。
将軍になって役人の不正を正せ? 9歳の子供を頼りにするな。
貴族に振り回される王さんの頼みを断り切れずに面倒な仕事を押し付けられる。
漸く将軍を首になったと思ったらお騒がせ王子達のトラブルに巻き込まれる。
陛下のおっさん、政治がダメなら子育てくらいはちゃんとしろ。
普通に生きていた筈なのに、気が付いたら4人の奥様達と12人の子供達。
温かい家庭が欲しいとは思っていたけど人数が多すぎる。
家族の為にお父さんは一生懸命頑張ります。
下着製作に洗濯に運送、SSランク冒険者は忙しい。
奥様達や娘の名前を度忘れして怒られたり、娘に抱き着いて張り倒される幸せな毎日。
バカ王のせいで起った周辺国の侵攻や魔獣の氾濫で大混乱となった王国で東奔西走します、4人の奥様達と11人の娘達が。
俺は”ヘイ、タクシ―“、呼び出されたら運ぶのがお仕事。
ズバッと参上、ズバッと運送。みんな頑張れ~!
女性達が思う存分活躍出来る様に後ろから支える事こそ男の仕事。
俺と息子は女性達のパシリ? パシリのどこが悪い。
4人の妻を持つ俺と11人の姉を持つ長男が女性達の後ろから“頑張れ~”と応援する物語。
表題を回収するのは第1部の終わり、第2部は11人の姉を持つ長男の物語、ちょっと長めの中編になる予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-09 11:00:00
374792文字
会話率:34%
マコが転生したのは蕎麦畑のど真ん中。
「私たちの娘になって、一緒にお蕎麦屋さんで働きませんか?」
異世界の田舎道で出逢った夫婦はそんな突拍子もない提案をしてきた。
蕎麦の花が咲く牧歌的な風景も、和風建築のお蕎麦屋さんも、どういうわけかとび
きり日本風だ。だけどここは確かに異世界。お店には冒険者も魔術師も、エルフもドワーフもやってくる。おまけにお父さんやお母さんは魔法だって扱える。
【二八そば 聖】で働くマコは、この世界でできた新しい家族に溺愛されすぎている。
これは“家族経営”の異世界蕎麦屋をめぐる、少し不思議で幸せな物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-09 10:30:39
21701文字
会話率:42%
追放された令嬢たちが島を開拓! 魔石採掘、観光地化、貿易で成り上がる!
長きにわたる隣国との戦争が終結し、和平交渉の条件として、理不尽にも戦犯扱いを受けて島流しの刑に処されてしまったギリス王国軍の元将軍、フォレガンドロス公爵家の一人娘
、アーシア・フォレガンドロス。
流刑地の無人島に一人残されたアーシアは、それでも必死で生き残ろうと努力する。
しばらくして、アーシアと同じような境遇で島流しにされた隣国の元傭兵で人狼族の男、ミロスが島に流れ着く。
アーシアはミロスと助け合い、多少の不自由はあるものの、二人で楽しく無人島暮らしを続けていった。
それからも両国から厄介払いを受けて島流しにされた魔女や魔物使い、薬師など様々な人たちが島に流れ着き、アーシアは彼らと協力して島を開拓していく。
時には島に棲む魔物と戦ったり、仲間にしたり、襲って来た海賊船を撃退して奴隷を解放したり、何故か海賊と仲良くなったり……
コツコツと島を開拓し、島に眠る魔石資源を発見して他国との貿易や、稼いだ資金で浜辺のリゾート化なども行い、少しずつ島の発展を進めるアーシアたち。
しかしそこに、資源を狙ったギリス王国の軍艦が襲来して……!?
「わたくしはフォレガンドロス将軍の娘、アーシア! お父様の指揮していない軟弱な艦隊など上陸する前に蹴散らしてあげますわ!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-09 09:20:00
70321文字
会話率:66%
高一の少年・千歳(ちとせ)は、そのかわいらしい風貌ゆえに常々女の子と見間違われる。
そんな彼の元に、腐男子の宇宙人、その名も「腐宙人(ふちゅうじん)」が突如現れ、「お前は私の推しだ。お前と慎一郎のBLを鑑賞させろ」と迫ってくる。
慎一郎
とは、千歳の幼馴染の同級生のことだ。
実を言うと、千歳は彼に恋心を抱いていた。しかし慎一郎はノンケゆえに、同性である千歳の想いに応えてくれる確率はゼロに等しく、千歳は日々悶々としていたのだった。
そこで腐宙人は、ある取引を千歳に持ち掛ける。「私に良質なBLをたくさん鑑賞させてくれたら、宇宙人の力でお前の脳をいじって、慎一郎への恋心を消してやる」と。
こうして、千歳は、本命の男を諦めるために、他の様々な男たちを誘惑していくことになるのだった……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-09 09:16:29
62892文字
会話率:49%
美貌の王子から突如婚約破棄をされ、(結構)年上のコワモテ侯爵と婚姻することを王から命じられたアミーリア。
そのアミーリアの娘として生まれたキアラ————は、転生者だった!
しかもここは前世で愛読していた小説の世界……⁉
小説では、婚姻後のア
ミーリアと侯爵は仲違いをしたまま二人とも非業の死を遂げるのだ————が、小説とは違いどうやら両親(侯爵とアミーリア)は両片思いを拗らせまくっている様子。
ならば両親の不仲を改善すれば小説とは違う筋書きになるのではないかと、キアラは奮闘を開始する。
しかし、気付いた時には両親が死んでしまうタイムリミットまで、あと一年!
そんなキアラを翻弄するように、どうしてか思ってもみない出来事や状況が異常に多発し、小説には書かれていなかった設定や様々な秘密まで明らかになってくる。
そのうえ二人の不仲の裏には、思ってもみない陰謀まで絡んでいた。
二人の不仲を改善し、死亡する原因を排除して、キアラは両親を救うことができるのだろうか……⁉
◆WARNING◆悪役令嬢モノではありません◆WARNING◆
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-09 09:00:00
50976文字
会話率:26%
勇者討伐の偉業を成し遂げ城に凱旋した王の娘イテルは、勇者が持っていた『伝説の剣』を戦利品として持ち帰る。
しかし王は、イテルにとって過酷ともいえる命令を下す。
最終更新:2025-06-09 09:00:00
253060文字
会話率:35%
侯爵令嬢リリを好きな女好きと噂される侯爵令孫バルはリリと付き合える様になる為に、商家の娘ラーラは兄達のイメージが邪魔して良くわからない男性と言うものを理解する為に、二人で交際練習を始めた。
※詳細な描写はありませんが、連載後半にレイプ、殺
人、肉刑が出てくるので、R15指定をしています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-09 08:50:00
1346506文字
会話率:63%
高校一年の夏休み。いつものように親友と待ち合わせしていると親友を名乗る謎の男の娘が現れる。
訳が分からぬまま『奇跡』と呼ばれる異能力を使う異世界人や頭のおかしい人達を相手しつつ、謎の男の娘が元の世界に帰るために必要な『奇跡』を集めるため、奔
走することになってしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-09 08:47:25
67616文字
会話率:35%
二本の剣を扱う傭兵レグルスは無双の強者として名を馳せていた。
王国軍に雇われ、帝国軍との戦争に参加した彼は敵軍の将を討ち取り一躍英雄となる。
だがその後で持ち上げられすぎて羽目を外した彼は手を出した多数の良家の娘とその保護者たちに訴えられて
地方都市に左遷される事になってしまった。
更には左遷先にまで帝国からの刺客が現れるのだが、その正体はなんと帝国の姫君で……。
次から次へとやってくる過去に遊んだ女たちと遊んでない女たち。
無理やり事に及んだ事はないんだから自分は無罪だろうと、そんな言い訳は聞いてもらえない!!
責任取るのか取らないのか。
双剣英雄の明日はどっちだ!?
こちらカクヨム様でも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-09 08:23:21
392872文字
会話率:28%
死んで異世界転生した俺。
そしたら他人のステータスが見えるようになってたんだが、どれがなんのステータスなのかさっぱりわからない。
その上、自分を貴族の娘だと思い込んでいる奴隷少女に救世主だと勘違いされてしまった。
なんか知らんけど、俺って
ば俺のことを好きなやつの魔力を使ってどんな魔法でも実現してしまえるっぽい。
奴隷制で苦しむ人が多い中、俺はこの力で世界を変えようと決意する。
あ、ついでに魔王もしばいてやるか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-09 08:21:07
68710文字
会話率:29%
現代ダンジョンで最強の名をほしいままにしたおれは、ウルトラSSS級ダンジョン攻略成功の打ち上げて調子に乗ってそのへんで採ったきのこを食ったら死んだ。
そして気がついたら異世界だった!
そこは魔王の領地内。
人類は魔王との戦いに敗れ、完全に支
配下に置かれていた。人間たちは滅ぼされない代わりに、定期的に若い女を魔族に献上しているらしい。
人類史上最強にして最良のニンジャと言われた俺はその持てる力を存分に発揮して女の子たちを奪還。
人類を救うため、魔王軍と対峙するのだった。
と思ったら俺のやり方があまりにも残虐すぎて人間にも魔族にも怖がられ始めたんだけど!?
俺の忍術の前では魔族も絶叫、人間も恐怖で失神。
まあいい、人類救済のために俺は魔王の娘を傀儡にして独立政権を樹立し、女の子たちには忍術を教え込んでくノ一にしたてあげ、町の悪い人間たちは力で支配下において世界を平和にするために戦う!
ま、多少はね? 過程において残酷なこともしちゃうかもしれないけど、これ、人類平和のためだからしかたがないんだよね!
みんな、わかってくれよな!
じゃあまずは爪をはぎます。
最悪にして災厄のダークヒーロー、見参!
【残虐で残酷な暴力表現がありますのでご注意ください】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-09 07:10:00
54340文字
会話率:34%
炎を吐き、空を自在に飛ぶドラゴン。そのドラゴンを自在にあやつる12人の竜騎士は、国家の防衛力の礎であり、国民の憧れの英雄でした。
貴族の末席にも連なる竜騎士の娘として生まれた私は、父母を早くになくし、頼りにしていた婚約者の伯爵子息からは一方
的に婚約破棄されたのです。
なんの後ろ盾もないみなしごになり、伯爵子息の弟の妾になれとの話も蹴った私は、追い出されるように牧場の農夫の息子へ嫁に出されることになり。
そこで出会った、私の夫になるべき人は、まだ十歳の男の子。
「竜騎士になら僕にもなれる可能性がある。僕はミントさんをいつまでも農夫の妻になんかしておかない。きっと、竜を乗りこなしてドラゴンナイトとして認められ、ミントさんを再び貴族階級に戻してみせるよ」
時折牧場にやってくる謎の貴族の教えを受けながら、私たち幼い夫婦は竜騎士を目指すのでした。
一方そのころ、婚約破棄して私を屋敷から追放した伯爵子息は、謎の貴族から悪事を世にばらされ、だんだんと没落していくのでした。……というか私もはじめて知りましたが、伯爵子息様、ずいぶんと悪いことをされていたのですね……。
これは、私と私のかわいい旦那様、そして間男志望だという謎の貴族との、わちゃわちゃなお話でございます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-08 07:40:00
34256文字
会話率:32%
時は20世紀前半、第一次世界大戦後の世界。
北太平洋に未知の島を発見したアメリカ政府は世界に国際規模の調査団の編成を要請した。
そうして、人種国籍問わず集められた五十人のプロフェッショナルたちは調査団「新たなるアルゴノーツ」として未知の領域
に挑戦する。
杉山千代子は江戸の薬問屋から続く製薬会社の娘であり、その才能に気がついた老医師・佐伯に教えを受けている。
日本政府は佐伯に対し調査団への参加を請うが、老いた彼に長期の航海は不可能だった。
千代子は佐伯の推薦を受け、彼の代わりとして調査船『サンダル号』に乗り込むことになる。
戦争帰りのドイツ人ロットナーと共に謎多き島ゴールデン・フリースの真実に迫る千代子だが…………。
/カクヨムと同時掲載です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-09 08:13:48
20849文字
会話率:32%
「僕たちは御伽話の続きを生きてる」
高位貴族の三男坊で、温厚かつ寡黙な性分のマクシミリアン・ライン。
彼の家に仕える騎士の娘で自身も剣技に優れているハリエット・ウェルテ。
エキセントリックシャイボーイと騎士道系女子な二人はお互い不器用に片
想い。周りの皆は応援するけどじれったい。
色とりどりの事件に巻き込まれる中で、彼らは様々な関係のカタチを学びながら、少しづつ自分の抱える感情の名前を探す。
騎士見習いたちが触れる、恋情、友情、貴族事情、それから時々非日常。そして遠回りな二人の愛の結末は。
両片想い主人公たちを見守りつつ、それぞれの友人たちも自分の恋愛を進展させる……感じのお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-03 13:44:38
103900文字
会話率:46%
上級貴族の娘、ジルティアーナ・ヴィリスアーズ。
成人の儀で【ロストスキル】を授かり、次期当主の座を剥奪されてしまう。
これからどうしよう?だって私は気付いてしまった。
【ロストスキル】は、失われたスキルでも、文字化けでもない。他の人には
読めない。私が住んでた異世界文字で書かれたものだって。
【ロストスキル】を手に入れて、解った。
自分が異世界から転生したこと。
ヴィリスアーズ公爵家がおかしい事。
今が、上級貴族なんて面倒くさい立場を捨てる、大チャンスである事を。
次期当主失格!?
え、いいんですか?好都合です。ありがとうございます。
貴族とか大変そうなんで、私は田舎の領地でのんびりさせていただきます。
美味しいものが食べたい。お洒落したい。
チート能力でお店経営して、もふもふを愛でたい!!
欲望を満たす為だけの、のんびり田舎ライフはじめます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-09 08:04:30
441972文字
会話率:34%
草原の遊牧民の娘・アーシャは、“草原の宝”を奪った敵国に人質として嫁ぐ。
だが彼女は、最初から脱走する気満々だった――!
文化も価値観も異なる国で、誇りと自由を懸けて立ち向かう少女の逆転劇。
これは、奪い返すまでの物語。【毎日更新予定!】
最終更新:2025-06-09 08:03:48
49776文字
会話率:45%
ふくよかさが富の証と言われる祥国で、皇帝崇悠(すうゆう)は胃腸が弱い体質ゆえに痩身を維持していた。
五人の妃たちは皆、皇帝に相応しい立派な体格にするべく崇悠を太らせようと、脂っこい料理や大量の炭水化物を勧めてくる。
そんな毎日に嫌気が
さしていたある日、六人目の妃を娶るという話が出る。
これ以上妃を増やされてはたまらない。縁談を断ろうと出かけた先で出会ったのは、絶世の美貌を持ち、胃に優しい料理を出す娘。
密かに心惹かれていたところ、娘は言う。
「わたくしは幽山を統べる一族が姫。黎 春柳《れい しゅんりゅう》と申します。陛下に嫁ぐ日を待ち遠しく思っております」
なんとこの娘こそ、崇悠の六人目の妃だった!
俄然うきうきして春柳が嫁いでくる日を心待ちにする崇悠。
しかし崇悠は知らなかった。
春柳は絶世の美貌で人を虜にし、類稀な好奇心で人々を振り回す、かなりの変人だということに!
あらゆるものを臆せず口にし、料理のためならなんでもする。
後宮の面倒なしきたりもなんのその、崇悠の食事改善に邁進し、ついでに他の妃に接触しては己の好奇心を満たす日々。
素材に萌えて、料理に恋する。
天女の面の皮を被った残念美人妃による後宮での皇帝食事改善物語が今、幕を開ける!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-09 08:00:00
17871文字
会話率:38%
首都サンティエンヌに住まう、十七歳の貧しい平民の娘リュシーは、夜にランタンの光を灯して道先案内をする仕事、ファロティエを生業としていた。
都の夜は危険であり、ひとたび路地裏に入り込めば「魔」と呼ばれる存在に取り憑かれ、人間は悪魔に成り果て
る。「魔」を追い払う力を持つのは、聖なる光を生み出せるルナ・ファロティエと呼ばれる存在だけだった。
五歳の時に偶然、悪魔になった少年に出会ったリュシーは、聖なる光を生み出して少年を助けることに成功する。その後、ルナ・ファロティエになることを夢見て日々の仕事に従事していた。
しかし幼馴染で夜の都を警邏する夜警官のアルフォンスは、リュシーの身を案じて仕事を辞めてほしいと言う。さらには「俺と結婚しよう」と言い出してリュシーを困惑させる。
そんな時偶然にも、リュシーは五歳の時出会った少年に十二年ぶりに再会するが、なんと彼は国の王太子ジルベールだった。
美貌の王太子はリュシーに会うなり「ずっと君を探していた」と言い、宮殿へと連れ帰って甲斐甲斐しくリュシーの世話を焼き始める。全身を綺麗に磨き、薄汚れた衣服の代わりに上等なドレスを与え、見たこともないようなお菓子を与えてくれた。そして専属のファロティエになって欲しいと頼むのだ。
ジルベールと再会したことにより、リュシーの生活は一変した。
しかし与えられる贅沢品の数々に、リュシーは喜びよりも困惑するばかりだった。
ルナ・ファロティエになりたいという夢、幼馴染からのプロポーズ、そして王子から向けられる甘い視線に戸惑いつつ、リュシーが出した結論とは。
※全10万字、完結保証。
※作品の無断転載、翻訳、AI学習は固くお断りいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-09 08:31:20
101381文字
会話率:41%
猪や虎が行き交い、猿も住まないと噂の険しい山間に十六歳の娘、紫乃(しの)は猫又妖怪の花見と共に暮らしている。
紫乃は三年前に亡くなった母の教え、「高貴な身分の人に関わるとお前は殺される。山で誰にも見つからずひっそりと暮らせ」という言葉に
従い静かな暮らしを送っていた。
だが紫乃はある日、川に流れ着いてきた一目でやんごとなき身分だとわかる美貌の男をやむを得ず助ける羽目になってしまう。
しかも助けた男はよりにもよって、今代の皇帝・凱嵐(がいらん)であった!
凱嵐は紫乃の料理を気に入り、紫乃の意見を無視して皇都にある皇帝の住まう宮、天栄宮(てんえいきゅう)に無理やり連れ帰り、しかも二百人が働く皇帝のための厨房・御膳所の御料理番のトップへと据え置いてしまう。
こんな場所にはいられない、一刻も早く逃げ出さなければと思う紫乃であるが、反面かつて宮に存在したという「伝説の御料理番」の噂が耳に入り……。
紫乃は花見と協力しつつ宮中にて天才的な料理の腕前を見せつけ、次々に紫乃を見下す人物を黙らせていく。
皇帝の胃袋をがっつり掴んでしまった紫乃の明日はどっちだ!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-25 09:42:31
290930文字
会話率:45%
田舎街の外れ、丘の上には立派な屋敷が立っている。
所有者は大貴族か、はたまた王族かと勘違いされるが、屋敷の主は平民の娘だ。だが娘は何十年も見た目が変わらない。
そして娘に使える五人の使用人達は、皆恐ろしく美形で、屋敷の主である娘を大層慕
っている。
屋敷の主は大貴族の愛人か、はたまた恐ろしい魔女なのか?
…………いいや違う、この世で一番哀れな主。五人の悪魔に喰われない為に、必死になっている娘なのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-09 07:41:27
565751文字
会話率:43%
辺境伯令嬢ながら、令嬢らしさは皆無のロジーナ。薬師として生きて行こうと心に決めるも、義姉の代理で出た夜会で、第三王子に見初められてしまう。
もう自分の望む未来は手に入らないのかと、絶壁で落ち込むロジーナ。
その時、地震が発生し、落ちてしまう
。
「痛ぇな人間。自殺かよ。迷惑な」
落ちる途中、枝に引っかかって九死に一生を得たロジーナは、人語を話し、空も飛ぶ黒猫と出会った。
大渓谷の下に広がっていた獣人国。
人間を厭うこの世界で、ロジーナは生き抜くために奔走する!
週1くらいの更新頻度になります。
後ほど他サイトにも公開するかもしれません(その際は表紙に書きます)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-09 07:30:00
247973文字
会話率:53%
イートン伯爵家のクロエは困っていた。
令嬢としての未来に希望が抱けない自分に。
結婚などしたくない。
イートン伯爵家の娘として、このまま生きていきたい。
けれど周りは放っておいてくれない。
『私は結婚なんかいたしません』
×××
『今の俺をみてもらえないだろうか』
『やれやれ、難攻不落だね』
クロエに求婚する元第三王子、現グリゼリン伯爵コンラッドと、
それを見守る第一王子バイロン。
クロエが選ぶ未来はいかに。
こちらは『王妃様の毒見係でしたが、王太子妃になっちゃいました』のスピンオフとなります。
読んでからの方が人間関係が分かるかと思います。
この作品はBerry'sCafeにも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-26 08:00:00
46237文字
会話率:41%
犬だった前世を持つ令嬢・ロザリンド(ロザリー)×侍女上がりの母親を持つ第二王子・アイザック(ザック)
気持ちを通じ合わせたふたりだが、アイザックに第一王子殺害容疑がかかり、
会えない状態が続く。
第一王子バイロン殺害の容疑で、軟禁状態と
なったザック。
そんな中、離宮で暮らしていた第二王妃カイラが、城に戻ることになった。
ロザリーは毒見係兼侍女として、一緒に城に向かうこととなる。
一方、第三王子コンラッドは、イートン伯爵の娘・クロエを手に入れるために、アンスバッハ侯爵に相談を持ち掛け……?
ロザリーとザックの恋の行方は――。
『家出令嬢ですが、のんびりお宿の看板娘はじめました』
『お宿の看板娘でしたが、王妃様の毒見係はじめました』
の続編となります。
三部作の完結編です。
この作品はBerry'sCafeにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-17 08:00:00
133403文字
会話率:47%
領主の娘クレアに、突然舞い込んだ高名な魔術師との縁談。実はクレアには、秘密があった。昼と夜とで、その姿が大きく変貌してしまうのである…。
変化する姿のせいで人との関わりを避けて生きて来たクレアが、一風変わった天才魔術師に見いだされ、自分を
信じて広い世界へと足を踏み出していく過程を描きます。
ちょっと変わった二人の、風変わりで、次第にハッピーな結婚生活をどうぞお楽しみ下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-09 07:28:08
8393文字
会話率:55%