リディア・レーゼル・フォン・ブライスガウは、その美しさと賢さで社交界では有名な辺境伯領の令嬢だ。
そんなリディアには幼馴染がいる。カレドニア王国の第一王子、エドマンド •フィヒテ•フォン•オーディンゲンである。
二人は幼い頃にお互いを愛する
誓いを立て、リディアもいつかエドマンドと結婚して皇后となり、彼を支えて生きていくのだと信じていた。
エドマンドの為に日頃から美しくあろうと心がけ、誰もが振り返る美貌を保ち、勉強を欠かさず、領主である父の仕事を手伝えるほどの賢さも持っているリディアは完璧なお妃候補だった。
しかし、ある日幼馴染であり婚約者だった皇太子エドマンドから、いきなり婚約破棄を命じられる。
しかも、リディアが愛人と密会し、その為に邪魔になったエドマンドを殺そうとしていたなどと根も葉もない疑いをかけられ、王宮を追放、領地を剥奪されるという最低最悪の事態に。
なんとしてでも疑いを晴らし、エドマンドの心を取り戻そうとするリディアだが、実はその裏では王宮内の地位をめぐる権力争いが勃発していた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-03 13:46:17
102965文字
会話率:53%
エリアス帝国の支配下にある小国、オルグレンに生まれた末の王女。ソフィア・オルグレン。彼女は人質として、帝国の後宮に腰入りした。けれど皇帝ジルヴェストは、田舎娘に過ぎないはずの彼女に、強い執着を向けてきて……?
カクヨムで連
載中の他作品のリメイクです。
隠れヤンデレ×強気少女の異世界恋愛に、後宮での女の争い要素を混ぜた作品です。
元作品はこちら
「https://kakuyomu.jp/works/16817330661557535712」
キャラクターは同じですが、設定など細かいところが
変わっています。
展開も少し変わるので、完全な焼き直しではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-02 18:00:00
245520文字
会話率:54%
太陽の沈まぬ帝国とまで謳われた、かつての世界最強国も零落して久しく、落日が万民の目にはっきりとしていた時代――
啓蒙派の開明君侯を父に、自由闊達に育った公女セシーリアは、姉シャルロッテの随員として、姉の婚約者である皇帝エルディナントが滞在中
の避暑地へおもむく。
ところがそこで告げられたのは、皇帝からシャルロッテへの婚約破棄宣告。帝妃となるべく徹底的に躾けを受けた、完璧な淑女シャルロッテを若き皇帝は敬遠し、奔放に振る舞う妹のセシーリアへ惹かれたのだ。
落ちたりとはいえ王の中の王、皇帝の求婚を断れるものではない。セシーリアはにわか仕込みのお妃教育を受け、礼儀作法もままならぬまま皇宮へ放り込まれる。
そこでセシーリアを待っていたのは、黄昏の帝室の旧弊さであり、落ち目の帝国をどうにか支えようと、冷たい糸を紡ぐ女郎蜘蛛のごとき太后ゾラとの確執だった……
※落日の帝国の花嫁として、政治への関与を禁止されているヒロインの視点で、異世界の19世紀風中欧・東欧っぽい地域の国際情勢の激動を描きます。ラヴ要素もあるけど、歴史と政治の話がかなり大盛りですのでご注意ください。めんどくさい部分を、ほどよく飛ばしながら読むのがオススメ(めんどくさいパート自体を書くの自重する、という選択肢はないのがこの作者)です。
※残酷な描写はありませんが、高校生以上を推奨する内容です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-02 06:00:18
386443文字
会話率:26%
静かに満月の光で包まれる、古き良き王国エルドレア。その国を守るのは、ふたりの聖女、ジニアとオリビアだった。かつてはともにおたがいを尊敬し、愛し合ったふたり。しかし、国民たちがジニアばかりをあがめる状況に嫉妬したオリビアは、悪のお妃マスケロの
悪魔によって精神を支配されてしまう。ジニアはオリビアとマスケロの狡猾な手口により魔女として断罪され、汚物溜めに捨てられるという最悪の仕打ちを受け、かろうじて辺境の村にたどり着く。ジニアはあまりの汚辱と恐怖から人を信じられなくなっていた。しかし、村人の献身的な行動と、自身のささやかな努力で、彼女は少しずつ本来の自分に戻ろうとしていた……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 22:06:35
22752文字
会話率:15%
世界観完全無視で神と人が連載化をかけた設定資料キャラ達のバトル。勝ったら連載、負けたら……。自作品のスピンオフクロスオーバー置き場です。裏設定やメタなネタ満載のコメディー、シリアス、ほんのりラブ?となっております。主に【お妃様になりたい!】
【天界洗礼】をかけています。新しく【ラウル】も来ました折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-22 04:25:48
3858文字
会話率:86%
主人公シャーレア達はティードラァを退け一ヶ月が過ぎ、騎士団長ランデイルが遠方から帰還した。皇帝の退位によりカラーズの即位と舞踏会。千年封じられていた邪神ラウルが解放されつかの間の休息は幻の如く消える。色を無くした世界にもう一度色彩を取り戻す
べく全ては動き出す。パレッティナ大陸第2弾。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-17 20:08:08
15768文字
会話率:61%
主人公は生まれつき動物を人間に変える力を持っていて、神様に異界へ飛ばされる。そこでは五つの国の王子が失踪している事件が起きていた。
【シャベルとトラックに愛され夜はぐっすりお布団】主人公はトラックにひかれたり穴に落ちたりして疲れる。
【文
房具】主人公は擬人化した文房具に会う。
【洋家電vs和家電】扇風機vsエアコン!!(end8)
【毒娘】毒の精霊ポイデリアは、この世の全ての毒から生まれた。彼女の悩みは触れたものが毒に当たってしまうこと。(end5)
【感情喜怒哀楽憎悪無(かんじょうきどあいらくぞうおな)し】感情のない主人公の前に現れたのは人の姿をとる感情の精霊。(end7)
【麺類たちと恋なんて~】寂れたラーメン屋でバイト中、麺類の精霊が見えるようになった。(end?)
【植物の思念体】研究所で植物の思念体として生まれたハスカは、仲間達とのんびり過ごしていました。(end?)
【きじんか!!】布を擬人化する力を手に入れたヒロインの前に個性豊かなイケメン布が現れる。(お妃様スピンオフ)(end?)
【ホクラー】ホクロフェチの中学生が家族会議を開かれてしまった。ホクロが人間になれば許されるとしてもホクロが人間になるのはなんか違う。(flower派生)(end?)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-21 15:20:57
3360文字
会話率:51%
瞬きをすれば、なぜか煌びやかな夜会の真っ只中。
(あぁ……私、人を殺したわ)
前世の贖罪を抱え込み、今世は反省はしても後悔しない生き方をしようと前を向いた。
「私、貴方より偉いもの?無礼者の首は、刎ね飛ばせばいいわ」
頭のネジが壊れ
たままで、突っ走ることになった第四王子妃の物語
※妊娠、不妊、流産といった事柄に触れます。そう言った題材が苦手な方は避けて下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 00:36:50
7382文字
会話率:17%
冠帝国。
約300年の歴史を持つ大国。
その北部を治める冬《トォン》家の長女として生を受けた雪花《シュファ》。
両親、兄を失った雪花は叔父に引き取られ、数年後に皇太子のお妃候補として後宮入を果たす。
西部を治める桜家は春宮。
南部を治め
る夏家は夏宮。
東部を治める豊家は秋宮。
北部を治める冬家は冬宮。
後宮にはこの4大家門から皇太子のお妃候補が集められる
が、初陣での噂のせいで皇太子の元には未だ冬宮と夏宮にしかお妃候補が入っていない。
権力と欲と嘘で塗り固められた後宮内で雪花は目立たず、騒ぎを起こさず、静かに暮らすことを目標に日々過ごしている雪花だけれど……………折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-20 16:38:30
260719文字
会話率:47%
物語のキャラクターたちが行き交う舟。
その渡し守は一体なんの物語なのか。
渡し守の最の舟にのる乗客は、人でも動物でもない「物」ばかり。
実は彼らもしっかり意識を持っていた!
ある日の最が乗せた乗客は童話『白雪姫』の魔法の鏡。
童話のイメ
ージとは打って変わっておしゃべりが大好きな魔法の鏡と最は次第に打ち解けていく。
語り合っていくうちに魔法の鏡は最にある「真実」を打ち明け始める。
それは「魔法の鏡」という道具が抱いていた、お妃への深い思いであった……
童話を支える「道具」から見た新解釈ファンタジー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-27 22:00:00
9219文字
会話率:51%
――この国のすべてのチョコレートは、君のものだ。
「今年はチョコレートが欲しいから、作ってくれない?」
もうすぐ訪れる、甘いチョコレートを意中の人に贈り合う「愛の日」。
我儘で浪費家な第三王子ラッセルは辛党で、毎年「チョコレート
はいらない」と婚約者の侯爵令嬢・ルイーズに言っていた。
だから突然言い出したのは、また、ただのわがままな思い付きに違いなかった。
――とある小さな王国には、三人の王子がいた。
類まれなる美貌とカリスマ、そして知性を備えた第一王子、武勇と軍略に優れ、他国を退けてきた第二王子。
そして王様、お妃様の美点を兄たちに絞り取られて、残りカスだと言われている、思い付きで動く第三王子と、その頷くだけの婚約者。
これはそんな第三王子と婚約者の間の、苦いチョコレートと、突拍子もない甘い夢の話。
「……それで、愛の日を永遠に、僕たちの日にしてしまうんだよ」
※この作品はカクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-07 12:13:04
6135文字
会話率:45%
「――わたくしは、酷くて優しい旦那様方に恋をしたみたい。これからきっと、もっと好きになるわ」
鳥の姿を模した神様『大鳥』が守護する島国『ビドゥア聖島』。数千年の平和が続いてきたこの島では今年、『大鳥』達の頂点である『王鳥』が、とある一人
の男爵令嬢を、歴史史上初の妃にと所望した。
望まれた男爵令嬢の名はソフィアリア・セイド。十六歳。ただの男爵令嬢だった彼女は最も尊い神様である『王鳥』と、『王鳥』が傀儡する照れ屋でぶっきらぼうな人間の男である『代行人』を夫とし、二人の妃として嫁ぐ事になり――?
史上初の『王鳥』の妃『王鳥妃』は波瀾万丈⁉︎逆境に立ち向かう神話系ラブファンタジー、ここに開幕!
――淡い初恋は、国の命運を変える。
※第一部約20万字。毎日6時に投稿します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-04 06:00:00
1907647文字
会話率:48%
ベアトリーチェは男爵庶子と結婚したいトンマーゾ殿下に婚約破棄されるが、当然、そんな暴挙を貴族社会が許すわけないのだった。
気軽に読める短編です。
流産描写があるので気をつけてください。
最終更新:2025-01-09 19:45:24
2521文字
会話率:21%
アゼリア公爵家の長女である私ルシアナ・アゼリアは、母を早くに亡くし、父と継母、それに異母妹という家族のもとで育った。
しかし、継母であるレオノーラは私を疎ましく思っていたらしく、一度たりとも愛情をかけてくれたことはなかった。
さらに継
母の実子である四歳年下の異母妹のサフィーナも、母の影響を受けて私を侮るように育ってしまい、いつしか私は家の中で冷遇される存在となってしまったのである。
そんな私が蛇神の末裔と言われる王様のお妃さまになる話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-04 18:08:18
8554文字
会話率:8%
リビティウム皇国のオーランシュ辺境伯にはシルティアーナ姫という、それはそれは……醜く性格の悪いお姫様がいました。
『リビティウム皇国のブタクサ姫』と嘲笑される彼女は、ある日、正妻のお妃様に疎まれ魔物が棲む闇の森で殺されてしまいます。
通りが
かった魔女に助けられた彼女ですが、蘇生の際に前世の地球で男子高校生だった記憶を取り戻し、そのまま魔女の弟子として森で暮らすことになりました。
「なんか貴族とかドロドロしていて面倒臭そうだし、このまま庶民として暮らすわ」とあっさりドロップアウトを決意。ついでに一念発起して魔女修行の合間にダイエットも敢行。そのままひっそり暮らすはずが、いろいろやり過ぎた結果「あれ? 密かに雑草として暮らす人生計画はどこ?」という自業自得な状況へと陥るのでした。
基本ほのぼのファンタジーです。登場人物はおとぎ話でお馴染みの王子だの魔女だの悪いお妃様だのですが、主人公がたくまし過ぎて一筋縄で行きません。
※舞台は前作(吸血姫)と同じ大陸で、時代が100年以上下がっています。【書籍化】新紀元社様から1~12巻発売中。【コミック】潮里潤先生の漫画版が、2020年7月15日発売です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-01 11:46:17
1814071文字
会話率:43%
小説家になろう公式企画「冬の童話祭2024」参加作品。お題は「冒険にでかけよう」。
マルグレーテは10歳でデンマークからノルウェーの王様にお嫁入りし、お妃教育の真っ最中。
でも、毎日毎日お勉強お勉強では飽き飽きしてしまいます。
ふと思い立
って、オスロのお城を探検していた彼女が見つけたのは、一隻のバイキング船、そして長いきれいな髪のバイキング戦士でした。
ちっちゃなマルグレーテの大冒険の、はじまりはじまり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-31 21:25:06
4012文字
会話率:40%
お妃は魔法の鏡にむかっていつもたずねる。「鏡よ鏡、世界で一番・・・」
キーワード:
最終更新:2024-12-09 21:29:08
683文字
会話率:50%
むかしむかしあるところに。
王さまと美しいお妃さまと、その娘がおりました。
そう、それは過去の話。
姫には過酷な運命が待ち受けていたのです。
……魔法の鏡は、この物語を俯瞰して何度も何度も見てきました。
いつもの面々が見当たらないので、ハラ
ハラしていたのもあり、見慣れぬストーリー展開にしびれを切らした彼は。
『……今回はわたしが姫を守るべきなんじゃね?』
継母から姫を守る『騎士』になりたい魔法の鏡と、薄幸の美少女を地で行く『姫』の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-15 06:00:00
2457文字
会話率:38%
伯爵令嬢のベアトリス・ガルトナーは、侯爵令嬢のエディット・アーノンと一緒に、第一王子の婚約者候補として、王妃教育を受けに王宮に通っていた。もちろん王子の結婚相手の本命は侯爵令嬢のエディットで、自分は気弱なエディットの補佐役に選ばれたのだと思
うベアトリス。そんな気弱なエディットが、ある日いじめっ子たちに言い返した事をきっかけに、まるで流行りの小説に出てくる「悪役令嬢エリザベス」のようだと言われるようになってしまう。そうだとすると……その親友のベアトリスは、さながら「取り巻き」といったところだろうか。意外と悪役令嬢と取り巻きの役を気に入る二人だけれど、ある日突然、エディットが婚約者候補から外されてしまって…………。※『悪役令嬢は楽しいな』の、ベアトリス視点です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-31 15:06:40
14724文字
会話率:36%
「いつかあなたを迎えに来ます、その時はぼくの……ぼくと婚約してくれますか!」
気まぐれで助けた少年が別れ際に樹海の魔女である私に向けてそう言った。
「いいわよ、ニールが私の家に今度は無事にたどり着けたらね」
私は特に深く考えることもな
く軽い気持ちで、少年とその口約束を交わした。
それから十年後――大人へと成長したニールは、冗談だと思っていたあの約束を叶えるために私のもとに訪れた。
「僕の婚約者アリシャ。あなたを迎えに来ました。さあ行きましょう!」
「えっ、あれって冗談じゃなかったの……私、魔女なんですけど?」
恋愛に疎い魔女アリシャと恋愛一直線な王太子ニール。
これは激重一方通行な恋愛からはじまる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-28 18:24:50
47340文字
会話率:26%
後宮の妃のひとり。四夫人の貴妃の麗花の元に皇帝である余暉が訪れる。彼の悩みは長く続くこの国の皇帝が、自分の他にもうひとり存在することだった。長く国を治めている僵尸の星彩は、子孫に政務を任せない。
ただ、星彩から出された、謎を解けば、政務
を任せて貰えると、張り切った余暉と共に墓荒らしの謎と相談を受けた賢妃の為、麗花は行動をしていたが、ふたつの事件が繋がっていたことを知る。
noteにも掲載あり折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-26 07:02:20
20972文字
会話率:56%
病気で死んでしまった、と思ったらアデリア王国なる国へ転移していた18歳のほのか。その上、彼女は王国の伝承に従い、王妃になることに。3ヶ月後の結婚式に向けてお妃教育に励むほのかだが、運動神経があまりよくない彼女はダンスの授業に苦戦する。この
ままでは婚約披露の舞踏会で陛下に恥をかかせてしまう、と困り果てる彼女に手を差し出したのはほかでもない国王陛下だった……。頑張り屋の少女とそんな彼女に段々とほだされていく無表情の陛下。そんな2人がダンスを通して心を通わせていくお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-02 11:01:14
17330文字
会話率:48%