「婚約を破棄しよう。異界の娘リリカへの度重なる言いがかり、立場上、看過できぬ。そなたは、私の妃に相応しくはない」
「お前には失望したよ、ローズ。父に代わり、勘当を言い渡そう。朝には辺境行きの馬車を用意する」
婚約者らしき王子っぽい人の言
葉、どうも兄らしき人物の言葉。なるほど、と顔に出さずに状況を把握した。黒髪の少女は、王子の陰にかばわれて怯えている。王子の取り巻きも、少女を案じた立ち位置だ。
経緯も事情もわからない。けれど、たった今『わたし』は舞踏会の只中、公衆の面前で婚約破棄と勘当を言い渡された、ということなのだろう。
「そうですか」
着ている衣裳に相応しく、艶やかな笑み見せる。ここで怯ませなければ役者不足だ。最初が肝心。『わたし』は、何より、自分自身の使命のために
--乗り移って、成りかわるこの少女の、名誉と、立場を守らなければならない。
よくある悪役令嬢バッドエンド追放後のびのび生活ものは他の人が書いているので、ちょっと変化球を目論んでみました。婚約破棄のショックで前世を思い出したわこの先の未来知ってます!! ではなく、婚約破棄の現場にうっかり成り代わった憑依型です。最近あんまりみないような気がするけど、昔流行ったよね憑依型。どこの畑とは言わないけど心当たりのある人はそっと胸にしまってください。
辺境に追いやられ境界で揉めてる異民族と和解した功績を元に返り咲いて、王都に乗り込んで元婚約者である王太子の不正を暴いて地位から引きずり下ろした異世界の女の子が活躍した(過去形)お話です。
全部描ききるにはスタミナが足りないので、大長編スペクタクルをご期待の方には物足りない仕様となりますのでご了承ください。
10/10三章前編完結しました。
三章後編、11/23開始しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-30 00:10:00
763222文字
会話率:43%
四つの物語の登場人物が、一つの世界に混在しているなんて?!
「カレンデュラ・デルフィニューム! 貴様との婚約を破棄する」
お決まりの婚約破棄を叫ぶ王太子ローランドは、その晩、ただの王子に降格された。聖女ビオラの腰を抱き寄せるが、彼女は隙を
見て逃げ出す。
婚約者ではないカレンデュラに一刀両断され、ローランド王子はうろたえた。近くにいたご令嬢に「お前か」と叫ぶも人違い、目立つ赤いドレスのご令嬢に絡むも、またもや否定される。呆れ返る周囲の貴族の冷たい視線の中で、当事者四人はお互いを認識した。
転生組と転移組、四人はそれぞれに前世の知識を持っている。全員が違う物語の世界だと思い込んだリクニス・コロナリア国の今後はいかに?!
ハッピーエンド確定、すれ違いと勘違い、複数の物語が交錯する第一章。第二章からはそれぞれの視点で物語を描く。
【同時掲載】小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2024/08/12……連載開始折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-29 23:59:52
66530文字
会話率:41%
「誰でしたかしら、貴方……?」学年首席の悪役令嬢は、取り巻き達とともに靴音高く通りすぎていった──いつも悪役令嬢に負かされっぱなしのレクサールとその親友フリン・ミラーが、学年首席の悪役令嬢アークライト・リッカをスカッと撃退し、可憐な乙女に変
えてしまうお話です。ブロマンス要素(レクサールとフリンのアツい友情だよ)、恋愛要素多めの中編となっております。
ラストには婚約者か恋人を連れていかないといけない卒業パーティーがあるよ!笑
「彼女が帝国最強の闇術士と結ばれた理由」のスピンオフであり、3.5巻でもあります。
(本編を読んでいない方でも楽しめるよう、少し改稿してお届けいたします。)
本編をお読みの方も、ご安心ください、おなじみ最強の闇術士コールに憧れるフリンくんとリッカ嬢の過去が明かされる(バトル要素少なめの)金八先生(?)みたいな青春小説に仕上がっております。
こちらをお読みいただいた方が、4部以降のお話をより楽しめるかと思いますので、ぜひともお付き合いください!
もちろん、スルーして4部を読むことも可能です!
未読の方は、本編の方も、どうぞよろしくお願いします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-29 20:10:00
26810文字
会話率:37%
私は何十回、何百回と読み込んだ大好きな本の世界へと転生してしまったらしい。
「やったー!!」
と、歓喜したのも束の間、登場人物たちの自分に対する態度に違和感を覚えた。
「初対面なのにその態度、失礼じゃない?」
どうやら物語の
悪役令嬢が転生者で、幼少期から登場人物たちとの関係改善&断罪ルート回避の行動をとった結果だったようだ。
「でもさ。私、何にも悪くないのに……いったい何なの?」
勝手にビビリまくる悪役令嬢にも、それを鵜呑みにし決めつけて、必要以上に冷たく接する登場人物たちにも腹が立ってきた。
「そんな奴ら、こちらから願い下げよ!!」
邪険に扱うなら無視するまで。もともと登場人物全員から好意を寄せられるなんて面倒くさくてかなわないと思っていたし。
私は“たった一人の人”に想われたい。
物語で私と結ばれるはずの王子は、今や婚約こそしていないが悪役令嬢を大切にしているようだし、最初から警戒心丸出しの態度に好感なんてあったもんじゃない。その取り巻き然り。こちらこそ興味ないわ。
こうなったら、物語と関係のない“たった一人の人”を探してやる!
主人公チートを振りかざし、物語と違う人間関係を作り上げていこうと思っていたのだが……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-29 19:35:39
33239文字
会話率:36%
モブが悪役令嬢を助けるヒーローに⁉︎
ーあざとく可愛い女が得をするー
理不尽な職場で反抗心も薄れ、半ば諦めつつ働く主人公、神田ひかり。
仕事帰りに事故にあい、転生した先は過去に読んだ恋愛小説の中だった。
誰もが羨むヒロイン、シャルロットの取
り巻きの一人であるロゼールとして転生したひかりは、悪役令嬢として描かれていたリディアーヌとの様子に疑問を感じるようになる。
抗うことを簡単に諦め、真実にフタをして生きてきた過去の自分を反省し、ヒロインの取り巻きをやめて悪役令嬢リディアーヌのために真実を暴くべく立ち上がる!
導き出される真実に、次第に周りの人たちの見方も変わってきて…⁉︎
モブが悪役令嬢を助けるほのぼの?スカッと?ストーリー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-29 17:51:12
108156文字
会話率:33%
突然、前世の記憶を取り戻した辺境伯の息子、リッド・バルディアはこの世界が乙女ゲーム「ときめくシンデレラ!」略して「ときレラ!」の世界であることに気付く。そして、リッドは自分が悪役令嬢の取り巻きに加わる脇役であること。そして、悪事に加担した結
果、悪役令嬢と一緒にどのルートでも粛清、追放、断罪される運命であることを思い出す。
かくして、リッド・バルディアは前世の記憶を活かしてやり込み要素満載だった、乙女ゲームの世界を真っ当に生きる為に奮闘(無双)する日々が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-29 16:16:22
1887327文字
会話率:35%
シルヴァーナ王国の直系王女は女神シルヴァーナの血を受け継ぎ、邪悪なるものを寄せ付けない破邪の力を持つため、世界中から尊敬と憧憬を集める存在である。
ある日大陸最大の勢力を誇るソベリオン帝国皇帝アンドレアスから、シルヴァーナの王女を側室に
もらい受けたいと申し出があった。病弱で瘴気を集めやすく、明日の命も知れない息子のヴォルフラム皇子を救うための、形式上の妃としてである。
アンドレアスにはすでに相思相愛の皇后がいるため、側室になっても夫から愛されることはなく、一生をヴォルフラムのため皇宮で飼い殺しにされる運命だ。無礼極まりない申し出だが、国力の差を考えれば断ることもできず、女王は四人いる妹王女から十五歳の第四王女、フローラを側室に差し出すと決めた。
しかしフローラは側室入りを拒みたい一心で取り巻きの貴族子弟と密通、まんまと妊娠し、側室入りは不可能な身体になってしまった。
頭を抱える女王に、幼すぎるため候補から外されていた末の第五王女、六歳のガートルードが申し出る。
「わたしが帝国に参ります」
誰もがガートルードのけなげな決意を哀れみ、称えたが、ガートルードは己の運命を悲観などしていなかった。むしろ思うつぼだったのだ。
(これでやっと帝国に行ける。三食昼寝付き、食っちゃ寝のダラダラ生活が待っているんだわ!)
なぜならガートルードには日本と呼ばれる国で、毒親のもと、十二人もの弟妹の子育てをさせられた長女、櫻井佳那の記憶が刻まれていたのだから。
そんなガートルードにはお世話欲をこじらせた異形レシェフモートが侍り、俗世とは関わらずのんびり過ごしたい心とは裏腹の波乱だらけの生活が始まる――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-29 12:00:00
11205文字
会話率:30%
伯爵令嬢であるリゼは日々を楽しんでいた。
しかし、ふとした拍子に神に呼び出され、前世における記憶の一部と加護(チートではないらしい)を与えられる。
記憶を得て判明したことがある。
前世の乙女ゲーに酷似している世界に転生しており、リゼは悪役
令嬢の取り巻きキャラだった。
公爵令嬢の命令でどのルートでもヒロインに嫌がらせをし、悪役令嬢と共に断罪され消される運命にあるのだ。
さて、どうするか。
物語開始までに三年の猶予がある。
目立たず、いざというときに逃げられるようにレベリングに励むしかない。
悪役令嬢やヒロイン、攻略キャラたちを避け、授かった加護(この加護、本当にチートではないのですか……?)を活用し、強くなる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-29 07:12:05
1458316文字
会話率:52%
「なるほど。私は今世では人間なのね」
子爵令嬢ミラ・オーウェンは、産声を上げた刹那に自身の前世を思い出す。
多くの兄弟達と共に、大海原への旅路を目指し、潮の香りを感じ、碧く煌めく波に飛び込む一歩手前で、儚い命を散らせてしまった、あまりにも
短過ぎる、ウミガメとしての前世をーーー。
自分だけ波を知ること無く死んでしまったあまりの無念さに、尋常で無い生への執着を抱いた結果、晴れてミラ・オーウェンとして転生を果たした。
ウミガメと違い人間であれば、今世は長生き余裕のイージーモード★イェイ……と思っていたのだが。
「いいかい?! 君はシャルロットの取り巻き……あ、シャルロットっていうのは悪役令嬢で、何かとヒロインを排斥しようとつっかかってくるキャラなんだけど……とにかくね!! シャルロットとは関わらないで!! 全ての罪を被せられて、オーウェン家は爵位剥奪のうえ、ミラは……俺の推しである君は絞首刑にされてしまうんだああああああ!!!」
ある日、突然現れたポールという謎の少年から、意味不明な、けれども聞き逃す事は出来ない話を告げられる。
ポール曰く、ミラの転生した今世は乙女ゲームの世界であり、このままだと学園入学後にシャルロットという公爵令嬢によって、18歳で処刑となる運命らしい。
人生を謳歌しようと思っていた矢先に、なんたる由々しき事態か。
ミラは強く決意した。
これはポールをガイドとして、是が非でも自身の命を守り、絶対に死んでなるものかと。
そして、ポールに問う。
「なぜ君は私を助けようとするの?」
「そりゃあ、立ち位置的にはモブだけど、ミラが俺の推し……ええっと、す、好きな子……だから……」
「なるほど。私のどこが好き?」
「あなた様の素朴で質素で個性の主張が激しく無い顔面が俺の性癖ぶっ刺さりカンストしているからでございます」
ミラは胸中で深く息を吐いた。
(はあ〜……顔面性癖ぶっ刺さりカンストしててマジで良かった〜)
前世ウミガメの子爵令嬢と前世ゲーム実況者の平民の男の子の愉快な破滅回避ラブコメディ。
※基本的にギャグです
※ハピエンになる予定です
※途中や後半でシリアスが入っても軌道修正するかの如くギャグが乱入します
※恋愛要素もありますが甘々では無いです
※更新頻度にはムラがあります
※気を付けてはいますが、誤字脱字あればご指摘頂けると助かります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-28 00:08:36
11234文字
会話率:33%
神奈川県の片田舎にある私立御名治高等学園。
主人公は高校二年生の安藤永遠。人畜無害なバイクオタク少年。
そしてヒロインは永遠の幼馴染み、誰もが振り向く学園イチの美少女の刹那。但し彼女の中身はアクション映画好きの残念系ガンマニア。
彼女はその
美貌と女子とは馴染めない性格の所為で、カースト上位の女子から嫌われその取り巻きの男たちからもギャルの手前嫌われ、学園内ではやや孤立している。
刹那は高校に入学してすぐの頃、表向きは困っている人の為(本音はお金のかかる趣味の為)に学園探偵の開業を決意!
しかしそんなお遊びに学園のみんなの視線は冷たく当然の如く依頼は来ない。
学園探偵稼業に巻き込まれた永遠はイタい幼馴染への依頼を増やす為、刹那に内緒で一肌脱ぐのでした。
【この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません】
バイクやエアソフトガンについて不適切な使用をしている場面があります。不愉快に感じる方がいらっしゃるかもです。創作上の表現の一つと寛大な目で見守ってください。勿論ご意見も受け付けます。
また、誤字脱字、専門的分野における表現の間違い等ありましたら、ご指摘いただけると助かります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-27 08:55:10
92952文字
会話率:35%
星の数ほどの無数の光線を放つことも時間も操れることも別時空にいく事も簡単にできる最強の魔術師と呼ばれた男が未来に飛ばされ学園で主人公ポイントが高い学生の取り巻きの一人になってしまった。
そんな男の物語
最終更新:2024-09-20 23:26:56
133447文字
会話率:75%
熱海 憧(あたみ しょう)は主人公(ヒーロー)に憧れていた。
怪人を倒す仮面のヒーローは良い。
怪獣を倒す巨人のヒーローも良い。
剣を片手に鎧を纏い、魔物を倒す王道のヒーローなんて格別だ。
時に闘い、時に救い、時に助けた美少
女に好かれて、悪に挫け、道に迷い、意義に嘆き……
それでも前へ未来へ邁進する、そんな王道を往く主人公(ヒーロー)に、ショウは憧れていた。
けれど彼の一度目の人生は、輝かしい未来を歩む事なく幕を下ろした。
「今回の手違い、誠に申し訳ありませんでした」
「お詫びとして、次なる生は貴方が望む世界に。はい。え、はい……はい?」
「ええと、とりあえずヒーローになりたい、ですか?はぁ……変わった考えをお持ちですね」
「分かりました。では、貴方が次に生きる世界ではそのように、はい」
「では、逝ってらっしゃいませ」
「ふぅ。一時はどうなることかと……んぇ? なんですか。え、彼が言ってたのはヒイロという名前のキャラクターじゃなくて、ヒーロー。つまりは主人公だと?」
「…………え、うそ。彼の次の人生、主人公どころか、悪人寄りのモブキャラなんですがそれは。どどど、どうしましょう……」
これは、俗に言う"鬱ゲー"と呼ばれた、とある剣と魔法のコマンド式RPGの世界にて。
噛ませ犬貴族の取り巻きキャラクターに憑依しながらも自分を主人公と思い込んだ精神異常モブキャラが「でも俺主人公だから何とかなる!」の精神で、悪役故の周囲の低評価やら鬱展開やら黒幕の思惑やらを無自覚にお構いなしにぶち壊していく物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-20 12:10:00
324748文字
会話率:38%
「私の名前はE、モブです」
大好きな乙女ゲーム『ラヴィアンフルール物語』の世界に転生した主人公のなぎこ。
だが彼女が転生したのは物語のヒロインでも、悪役令嬢でもなかった。なんならヒロインの友人Aでも友人Bでも、悪役令嬢の取り巻きCでも取り巻
きDでもない。ほぼ背景と同化しているその他Eとして転生。
攻略対象の中でもなぎこ最推しである担任教師は、どの攻略ルートを模索しても幸せなエンディングが存在しない。
このままでは先生の不幸な結末を目にしてしまう! そんなのは嫌だ! 別に自分が結ばれようだなんて思ってないし、なんなら遠くでじっと眺めているだけで幸せなんです! 私はただのオタクでモブなので、先生が幸せな未来を迎える為に、このゲームを攻略してきて夢小説まで書いてきた痛いオタクのこの私が、先生を見守りたいと思います! ストーカーじゃありません! これは純愛です!
【カクヨムにも投稿しています】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-19 18:15:10
386643文字
会話率:25%
気が付くと私は異世界で幼児になっていた。しかもネコミミの。
え? なにこれ? 私ってもしかして獣人? これって異世界転生とかそういうやつ?
私自身がファンタジーだった!
この異世界には獣人だけじゃなくエルフやドワーフ、魔族や妖精までいる。
前世は旅行を趣味にしており、いろんな文化に触れることを喜びとしていた私にとって
他種族が共存するこの街で生きているだけでとても楽しい。
前世は過労死っぽいし、それにせっかくの異世界だもんね。
第二の人生は楽しく気ままに生きて、そのうち世界旅行することを目標にしよう。
※恵まれた家庭環境に転生したネコミミ娘が楽しく気ままな日常を過ごすストーリーです。
そのうち魔法が出てきたり、悪役令嬢やその取り巻きと友達になったり、冒険者活動をしたり、現代日本にあったものを作ったりします。
※進行速度はかなり遅いです。基本はほのぼのです。
※保険でR15つけてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 22:08:10
589865文字
会話率:34%
ツェツィーリア・ミュラー公爵令嬢は、乙女ゲームの悪役令嬢である。
ゲームヒロインの前に立ちふさがり、彼女の恋路を阻み、邪魔し、妨害して、最後にはヒロインと攻略対象の愛の前に敗北し、没落する。
これは、そんな悪役令嬢ツェツィーリアの話、
ではなく。
そんな悪役令嬢ツェツィーリアの、取り巻きCとして転生してしまった、子爵令嬢エリアルと、彼女に振り回されたり彼女を振り回したりする、愉快な悪役たちのお話である。
※短編でアップした作品を連載用に上げ直した作品です。
※単話形式です。話ごとに時間軸が前後します。
※気まぐれ更新です。更新が亀々しくてもどうかお許し下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 20:31:51
1215289文字
会話率:44%
ツェツィーリア・ミュラー公爵令嬢は、乙女ゲームの悪役令嬢である。
ゲームヒロインの前に立ちふさがり、彼女の恋路を阻み、邪魔し、妨害して、最後にはヒロインと攻略対象の愛の前に敗北し、没落する。
これは、そんな悪役令嬢ツェツィーリアの話、では
なく。
そんな悪役令嬢ツェツィーリアの、取り巻きCとして転生してしまった、子爵令嬢エリアルのお話。
※連載版として上げ直しました。『黒猫と愉快な悪役たち』と言う題で上げています。シリーズから飛べるので、続きを読んでやろうと言う方はそちらをご覧頂けると嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-30 17:00:00
9363文字
会話率:40%
「……すまんな、オウマ」「帰ったら顔面に一発入れてやる……ッ!!!」村長の孫ビクターに誘われ村近くの異界に入り込んだ主人公オウマ。しかしビクターのミスでオウマ達は罠に引っ掛かってしまう。更にビクターの取り巻きの一人、スタンのやらかしで魔物ま
で襲ってきた。途端にピンチに陥るビクターと取り巻き二人。オウマがなんとか三人を助け出した――次の瞬間。なんとビクターに背中を押されてしまった。気が付けば遠くへと逃げていた三人。彼は囮にされてしまったのだ。その後、必死こいてなんとか魔物から逃げ続け、辿り着いたのはある広間。広間の気配には禍々しい気配を放つ剣が刺さった台座。オウマが咄嗟にその剣を引き抜くと――何故か、剣の中から可愛い女の子が出てきたのだった。※カクヨムでも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-12 19:10:00
50779文字
会話率:37%
余は楽しみにしておったのじゃ。パッとせぬ息子ではあるが、救国の聖女と結婚すれば安心して立太子できる。
その後は安心して王位を渡し、余はゆるりとした余生を過ごすのじゃ。
なにせ帝国は攻めてくるし、魔を払う聖女は不在の時代が長く、余の時代は王
国にとって苦難の時代じゃった。それを救ったのは聖女アリア。
なぜか彼女に対してそっけない侯爵に頼み込み、長男であるエリオットの婚約者となってもらった。
そしてあと数日で彼らはともに学院を卒業する。そうすれば結婚させられる。
なのに……貴様今なんと言った?婚約破棄じゃと!?ふざけるな!
そんな余の想いも知らず、勝手なことを言い、分けもわからぬ小娘を持ち上げる元息子とその取り巻きたち。全員処刑してくれるぞ……止めるな騎士団長!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-11 18:25:37
12531文字
会話率:29%
日本で平和にテレワークしてた俺がなぜか異世界に召喚された。
ダークナイトとして……。
俺の前には極悪非道で冷徹な召喚士ヴェルダーとその取り巻きたち。
おい、戦えって言われたってこんな数のモンスター相手に無理だろ!
俺は刃物なんて包丁とハ
サミしか持ったことないんだぞ?
案の定役には立たなかった……よね?
追加召喚されたアースドラゴンが俺ごと全部吹っ飛ばしたはずなのに俺が倒したことになってる?
取り巻きが俺のことなんか捨てて行ってしまったけども……。
ふざけんなよ!
おまえらなんか魔物にやられてしまえ!!!
……あっ、現実になった。
ごめん、俺のせいじゃないよね?
ご愁傷さまです。
召喚者たちの運命は俺には関係ないので、俺は適当に生きていきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-01 16:14:31
6018文字
会話率:26%
この俺、高校生の"新渡荒斗(あらど あらと)"には心から「恋」をしている女子がいた。
お嬢様、の取り巻きをしている"妙楽蓮香(たえら れんか)"さんだ。
彼女のためならどんな苦難があろうと立
ち向かっていくことができる。
たとえ相手が地球外生命体だろうがな。
・・・今のはあくまで例えだ。
本気にはするなよ?
とにかく、俺は彼女が好きだ!
大好きだ!!
恋しているんだ!!!
夢中なんだ!!!!
そんな俺を、お前ら、ぜひ応援してくれ!!
じゃあ、準備ができたら早速この物語を読んでくれ。
待ってるからな!!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-27 17:11:11
3826文字
会話率:19%
前世で慣れ親しんだゲームのような世界。その世界で、興味の赴くまま己を鍛えたランディことランドルフ・ヴィクトールは、ある事件がきっかけでこの世界が『乙女ゲー』だという事を知ってしまう。
まさかの『乙女ゲー』の世界。しかも立場的に、どう考えて
もランディはゲームでは名前もないモブでしかない。
そんな知識なし、キャラ名無しの無い無いづくしモブ・オブ・ザ モブのランディだが、ひょんなことから国外追放されたはずの悪役令嬢を拾ってしまい……
ゲーム知識ゼロの転生者かつ貧乏モブ貴族のランディと、追放された令嬢エリザベス。そして本来ならラスボスになるはずの古の大魔法使い……三人が協力した時、ゲーム本編には全く無かった新しいストーリーが始まる。
敵はゲーム知識バッチリのヒロインと、彼女が籠絡した取り巻きたち。
家格でもゲーム内でのスペックでも……全てがモブを上回る彼ら相手に、
貧乏貴族の倅
追放された令嬢
忌み嫌われる魔女
三人の成り上がり逆襲劇が始まる。
カクヨムでも連載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-23 22:01:54
100045文字
会話率:39%
「エレオノーレ・ヴィルヘルミーネ、貴女との婚約をここに破棄する!」
エルツラント王立高等学院の卒業パーティーという晴れの場で、王太子ゲオルグ・フリードリヒは、婚約者であるフラウエンシュタイン公爵令嬢エレオノーレ・ヴィルヘルミーネに対して
高らかに婚約破棄を宣言した。
婚約破棄の理由として、王太子とその取り巻き連が目を掛けている平民出身の学院生エマ・ミュラーへのいじめの首謀者であることが挙げられたが、エマはエレオノーレではないことを知っていて、会場を出て行ったエレオノーレを追いかけるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-22 22:35:44
8933文字
会話率:56%