父は高給取りだが激務、母は高校教師、というちょっと変わった家に育った樹(いつき)。
父は樹に、一流大学に入って一流企業に勤めるよう、いつも言っていた。
高校生になった樹は、ゴスロリ雑誌を見てうっとりしている中学生の妹の影響で、ゴスロリの豪華
な衣装に興味を持つが小太りな自分には関係ないと興味の無いふりをしていた。
樹は母と一緒にお菓子を作る時間が大好きだった
アイシングクッキーを作った時、かわいいイラストが上手ね、と母と妹に褒められ樹も嬉しかった。
しかし、高校受験、大学受験、と勉強に時間を奪われ、いつしかおかし作りからも母からも離れて行った
父と母は見ている方が照れるほど愛し合っており、穏やかな家庭で、樹と妹はすくすく育った
樹は父の言う通り、一流大学の工学科をでて、一流企業に入社した。
ある日、会社から帰ると母がクッキーを焼いていた。久々に手伝う樹。
焼きあがったクッキーにアイシングで絵を描く樹。
アイシングクッキーを可愛いと喜んだ妹。クッキーを美味しそうに食べている。
樹はお菓子作りの楽しさを思い出す。
私の作ったお菓子で人が笑顔になるって言いな、と思う樹
いつかお菓子を出せるお店を開きたい、と思うようになりお金を貯める樹。
そして夜間の製菓学校に二年通いお菓子作りの技術を磨いた。
父が亡くなり遺産を手にした樹は、自分が安らげるような場所を作りたいと思い、カフェ『ボルタジョイエ』を開く。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 18:52:24
1887文字
会話率:40%
気づいたら、タオル一枚で異世界の湯けむりの中。
廃業寸前の銭湯を覗きに行ったはずが、目を開けた先には……裸の女神様!?
癒しの女神エンネに「湯の文化を復活させよ」と言われ、なぜか【湯屋創造】のスキルを授かった俺・タカミチ。
しかも頭の中に
は、現代のスーパー銭湯の設計知識が完全インストール済み!?
源泉を掘り当て、即席の足湯で村娘がうっとり。
「これだ……この世界には、【ととのい】が足りない!」
サウナ、炭酸泉、外気浴、回数券……
文明レベルの違いなんて関係ない。俺がこの世界を癒してみせる!
これは、異世界でスーパー銭湯を作りながら、
女神様とハーレムと「最高のととのい」を築く物語である!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-11 20:24:31
52714文字
会話率:41%
ーーすぐ横から聞こえた「世界一綺麗な音色」といううっとりとした、自分のものではない、女の子のソプラノの声。
最終更新:2025-06-18 20:46:10
5289文字
会話率:36%
今回の前半では詩を読んだりするだけで途方もない喜びの感情を味わうことのできたひとの、もうひとつの理由でもある夢想の楽天主義を感じさせてくれるような言葉を、わたしの「バシュラール・ノート」から拾ってみました。
夢想とは本来、自由で、だれに
でもできる気楽な行為なのだと教えてくれて、しかも人生最高の喜びを私たちに体験させてくれるバシュラールの夢想のオプティミズムって、ほんとうに、すごい。
幼少時代の核があらわになった状態でイマージュの幸福にうっとりすることが夢想するということだったわけですけれど「イマージュをたのしみ、イマージュをそれ体として愛する」って、詩のなかでも俳句だけが、もっとも純粋なかたちで、私たちに体験させてくれることになります。そのことによってもたらされる俳句のポエジーが、私たち自身の詩的想像力や詩的感受性や詩的言語感覚を育成してくれるのは、ごく自然なこと。
このようにして、言葉の意味作用に邪魔されてイマージュだけをそれ自体としてたのしんだり愛したりすることのむずかしいふつうの詩や短歌を、そのうちどなたにも味わってもらうようにするのが私の本の存在理由のひとつでもあるのです。
この原稿を売りこむために頑張って投稿をつづけているのですが、少しでも興味をもたれた出版関係の方には「メッセージ」や最新先の「感想」でご連絡していただければ、本になるかどうかはともかくとして、未発表の部分をふくめたワードの原稿を2分冊にした仮綴じ本を送らせていただくつもりでおります。なお、(パート5-その2)のこのコーナーに自己PRをのせているので、そこもついでに開いていただけたならありがたく思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 00:02:40
8142文字
会話率:23%
森の暴れん坊のカッチョは餌を求めて街に飛んできました。美味しそうな木のみのある木のそばに止まりました。赤い屋根のお家から綺麗な声が聞こえてきました。
黄色い羽のカナリアが歌っていました。カッチョは歌声にうっとり、カナリアはカッチョを見つけて
「どこから来たの」と問いかけます
カッチョは、山の向こうから来たこと、それから、自分の声や姿が見にくい事を、カナリアに言うと、カナリアはカッチョの良いところを伝えました。次第に二人は仲良くなりました。カナリアは、知らない外の世界をカッチョからたくさん聞きました。毎日が楽しかったのに、ある日カナリアは歌えなくなってしまいました…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-25 15:25:16
2075文字
会話率:37%
太陽の光に当たって透けるような銀髪、紫水晶のような美しい瞳、均整の取れた体つき、女性なら誰もが羨むような見た目でうっとりするほどの完璧な聖女。この国の聖女は、清楚で見た目も中身も美しく、誰もが羨む存在でなければいけない。聖女リリアは、ずっと
みんなの理想の「聖女様」でいることに専念してきた。
そんな完璧な聖女であるリリアには誰にも知られてはいけない秘密があった。その秘密は完璧に隠し通され、絶対に誰にも知られないはずだった。だが、そんなある日、騎士団長のセルにその秘密を知られてしまう。
秘密がばれてしまったら、完璧な聖女としての立場が危うく、国民もがっかりさせてしまう。秘密をばらさないようにとセルに懇願するリリアだが、セルは秘密をばらされたくなければ婚約してほしいと言ってきた。
一途な騎士団長の思いは果たして成就するのか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-20 19:16:27
13432文字
会話率:37%
女系家系の跡取りとして有名なレイチェル・アルバーにはもちろん婚約者がいる。
平凡で普通の婚約者は、今日も元気に真実の愛を振りかざし、レイチェルに婚約の破棄を願い出る。
レイチェルはそんなたわごとすらうっとりとして聞きほれ、そしていつも彼にの
たまうのだ
「私が愛してさしあげましょう」と
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-12 23:26:32
5723文字
会話率:39%
ルズベリー伯爵家の長女ライラは、持って生まれた特異な瞳のせいで父親に「罪人」と疎まれ、妹に見下され、ひっそりと生きてきた。ある日、妹の身代わりを父に命じられ、機嫌を損ねた「救国の魔術師」の元へ実験体として拷問を受けに行くことになる。国境付近
の深い森を抜けた先の館で、待ち構えていた白髪の青年、魔術師エルムは、ライラを目にしてうっとりと告げる。「ああ、なんて美しい瞳なんだろう」と。―――かくしてライラはその館で生活を始めることになるが、魔術師の先生である仮面の男は、ライラに忠告する。「早く逃げなさい、取り返しがつかなくなる前に」
(別タイトル:「救国の英雄」あるいは「孤独の大罪人」あるいは「私の最愛の魔術師様」
本編書き上げ済みなので必ず完結します。警告:主人公もヒーローもめんどくさい人間です。ご注意:)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-01 18:00:00
126102文字
会話率:40%
英雄の兆し、あるいは名残
最終更新:2024-12-13 23:07:37
1946文字
会話率:38%
ここには二つの世界がある。
人間の世界アウローラ。そして魔族の世界ノックス。
人間と魔族は長い間、戦争をしていた。
しかし15年前、ついに人間が勝利の旗を掲げた。
勇者レイヴ・ファレス。
僧侶テラ・パクス。
魔法使いウェネ・クラディット。
三人が戦地へ赴き、魔族の王である魔王を封印することに成功したのだ。
全ての魔族を滅ぼしたわけではないが、終わりの見えなかった戦争。特に最前線である戦地モルスには束の間の休息が与えられ、そして現在。年に一度、魔法使いウェネが魔王に封印を施している。
そのウェネの息子であるマコト・クラディットが主人公。
妖精に愛されるマコトは、妖精の≪おしゃべり≫が聞ける魔法使い。
16歳になったマコトは、封印を施すウェネに同行することとなる。が、ウェネは魔王の封印を解いてしまう。
「どういうことだ! なぜ封印を解いた! 何をしでかしたか分かっているか⁉」
「えぇ、分かっていますとも」
いつもと変わらぬ声音。パニックに陥っている地下室の中で普段と変わらない様子の彼女が一番異質だった。
「私、ずっとずっと思っていたんです」
ウェネが振り返る。
妖精に愛される彼女は綺麗に笑っていた。
「意思があり感情がある人間を研究し、実験を繰り返して戦争の道具にする。それどころか魔王までモルモットにしてしまう、こんな最低最悪な世界なんて」
うっとりと。
「滅んでしまえばいいって」
マコトと一緒に逃亡した魔王。しかし魔王にはほとんど魔力がなかった。
人間の世界を守る為に魔王を殺そうとする人間。
魔王という座を奪わんとする魔族。
どちらにも追われる身となった二人は、争いを無くし、真の平和を手に入れるため、世界を二つに分けることを選択する。
その望みを叶える為、女神ダメラスの元へ向かう旅が始まる。
出会いと別れ。
未来と過去。
生と死。
命の重さ。
魔王と人間。
友達になった二人の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-04 21:14:51
78564文字
会話率:46%
高校生のオタク美少女雪代星来(せいら)は、通学電車で出会う推しの彼を密かに観察中。彼から香るバラの香水に今日もうっとり隣で幸せに浸るのだった。一ヶ月程姿を見ないことに落ち込んでいる星来は、親友の菜那から彼のいる高校の友達とカラオケへ誘われる
。そこで出会った彼は記憶を失くしていて…………。
痴漢から星来を守る二人のイケメンヒーロー、推しと同じ香水をつける赤いピアスの彼女。頼れる親友達。
優しいオタク美少女が初めて三次元に恋をして、溺愛されるまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-29 16:49:54
47259文字
会話率:45%
ある日異世界転生した、独身アラサー非正規雇用のユミ。生前よく読んでいた悪役令嬢モノなら美少女になってるハズ!と鏡を見るもガッカリーー生前と大して変わらないデブスがそこにはいた。メイドいわくこの肉体は12歳らしいが「クリオネ・エステバン伯爵令
嬢」の名に覚えがない!誰だエステバンて!だがメイドがイケメン騎士に冷たく、ブサメン騎士にうっとりしていたことから原作が判明。美醜逆転モノのロマンスファンタジーで、ヒロインに横恋慕した悪役の魔剣士がフラれて闇落ちして世界を滅ぼす話だったのだ!今なら悪役はまだ6歳、貧困から救いヒロインに会わせなければ闇落ちしないハズ……!?果たしてユミは無事世界を破滅から救えるのか、そしてユミは無事に'生き残れ'るのか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-12 14:57:45
38692文字
会話率:24%
テレス・レセル公爵令息は初夜の日、妻になったフェレンシアに宣言した。
お前を愛する事はないと。
「それでは、わたくしは失礼致しますわ。白い結婚でよろしいという事かしら」
さぞかし、泣きわめくと思ったのに。美しき私と結婚出来た喜びを、無残に
打ち砕いてやったのだ。
それなのに、あっけなく、さっぱりと出て行ってしまったフェレンシア。
まったくもって面白くない。
朝食の席で、「美しき私と食事が出来て、お前は幸せなはずだ。私をもっと褒め称えろ。うっとりとした眼差しを向けろ」
「馬鹿じゃないですか」
と言われた。「さっさと三年後に離縁して下さいませ。それまで我慢してこの屋敷にいてさし上げます」
とも、そういう事だ?美しき私と結婚出来て幸せを感じなければならないのに、どういう事だ?
偏った常識を持った最低男が、反省し、新たに愛する人と出会い本当に幸せな家庭を築くまで。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-25 15:10:09
6047文字
会話率:36%
「これ生で見てみたい……はあぁ……」(うっとり……)
幼馴染カップルの哲と美琴。
ふたりには共通の趣味があって……
※こちらは他投稿サイト(カクヨム、エブリスタ)にも掲載しています。
最終更新:2024-07-15 10:26:18
1478文字
会話率:60%
元病弱令嬢、アンブラー伯爵家の長女ブリジットは、体が丈夫になった今も病弱だと偽って田舎領地で暮らしている。それは、仕事後忙しくて領地をほったらかしにしている両親の目を盗んで、商品を開発してお金儲けがしたいから!ああっ、あの金貨のチャリンチャ
リンという音といったらーー、うふふふふふ!今日もブリジットはお金を数えてうっとりだ。できることなら一生こうしてお金儲けをして生きていたい。
そんなブリジットには幼い頃に婚約した公爵令息ファビアンという婚約者がいた。もしファビアンとこのまま結婚したら、きっと今の楽しいお金儲け生活はできなくなるはず。そんなのは絶対嫌だ。ブリジットはなんとかして彼との婚約を破棄しようと手紙を書くが、どういうわけか、婚約破棄をするのではなくファビアンが領地まですっ飛んできて…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-08 21:40:00
65127文字
会話率:36%
公爵令嬢アメリアが一目惚れしたのは、『獣人国の皇子』である婚約者のライオネス。
だが肝心のライオネスは、よりによって侍女頭のエイミーに……孫も立派に成人し、御年六十歳を軽く超えようかという侍女頭のエイミーに、うっとりと熱い視線を送るばか
り。
もはや我慢の限界……激怒し、『婚約破棄』を告げたアメリアのもとへ、ある日一匹の可愛い白猫が現れた――。
「アメリア様、殿下が気絶しておられます! 急ぎ医師の手配を……!」
『婚約破棄』されそうになると、モフモフ猫化し、ぐったりと動かなくなるライオネス。
「つまりは幼児退行……過度のストレスによる赤ちゃん返りのようなものです」
「……はい!?」
赤ちゃん返りで気絶しても、しばらくすると息を吹き返し、元気いっぱいアメリアにじゃれつくモフモフ猫のライオネス……。
猫好き令嬢とマタタビ好き皇子。
猫の姿が可愛いすぎて婚約破棄にふみきれない、しがない公爵令嬢の物語です。
*****
※フィボナッチ恐怖症様(https://ncode.syosetu.com/n7509iq/)にタイトルをご提供いただきました
※氷雨そら様主催『モフモフヒーロー小説企画』参加作品です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-02 22:49:30
11081文字
会話率:39%
むかしむかし、ある森の奥に古いお城がありました。
そのお城には魔女の老婆のエリスが暮らしていました。
エリスは鏡を見て、自分の顔にうっとり。
すると、鏡が話しだして……
最終更新:2024-04-01 06:10:00
1677文字
会話率:50%
彼女は古美術、骨董品に大層な興味を向けていた。
うっとりと、目が溶け落ちてしまいそうな程熱烈に。
けれども美術品、骨董品に興味がある訳ではないらしい。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
最終更新:2024-01-07 14:52:13
831文字
会話率:47%
遥か昔、火を司るドラゴンと氷を司るフェンリルは対立していた‥‥。
「前世の私は、風よりも速く駆け、山をも噛み砕く、氷の支配者フェンリルだった。本当だぞ!本当にフェンリルだったのだ!それはもう大きくてかっこよく、ふわふわでもふもふなフェンリル
だったのだ!!」
今生でも相変わらずふわふわもふもふな白銀の髪を揺らす王女。そんな彼女と前世では殺し合いを繰り広げていたドラゴンの生まれ変わりの公爵が結婚することになった。
「君は今も変わらず気高く美しい(うっとり)」
「貴様も憎々しいほどに変わらんな‥‥。」
あれ?殺し合った仲‥‥だよな?
そんな二人の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-21 19:00:00
35518文字
会話率:64%
湖上と古城って最高の同音異義語だよね…という思い付きに3人の同志が集まってくれたことで実現した、湖上または古城が出てくる創作小説アンソロです。2023年8月にネットプリントで公開した、短編4作品の再掲になります。感想は直接ご本人までお願いし
ます。
参加者各位へ:ブックマーク・評価は禁止です。編集・削除は無期限で対応しますのでお知らせください。
///
「この人はそういうんじゃ」
「異教の気狂いを村から追い出すのに、ためらう必要など」
(屍集めと王兵隊の騎竜)
///
「形あるものはいつか消え去るわ、この城みたいに」
(古城の夢(花まだき外伝))
///
父猫の口上に続き、母猫が持参の御神酒が船上から湖に注ぎます。みいは三つ指をついて礼をすると、三味線を構えました。
(湖上創作「猫一家の竹生島遊覧」)
///
「こじょうでのプロポーズって、すっごくロマンチックだと思うの」
彼女はそう言ってうっとりとした顔をした。
(プロポーズはこじょうで)
///
*Special Thanks:ぴょん様(ネットプリント版の編集)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-09 18:00:00
8575文字
会話率:52%