ルズベリー伯爵家の長女ライラは、持って生まれた特異な瞳のせいで父親に「罪人」と疎まれ、妹に見下され、ひっそりと生きてきた。ある日、妹の身代わりを父に命じられ、機嫌を損ねた「救国の魔術師」の元へ実験体として拷問を受けに行くことになる。国境付近
の深い森を抜けた先の館で、待ち構えていた白髪の青年、魔術師エルムは、ライラを目にしてうっとりと告げる。「ああ、なんて美しい瞳なんだろう」と。―――かくしてライラはその館で生活を始めることになるが、魔術師の先生である仮面の男は、ライラに忠告する。「早く逃げなさい、取り返しがつかなくなる前に」
(別タイトル:「救国の英雄」あるいは「孤独の大罪人」あるいは「私の最愛の魔術師様」
本編書き上げ済みなので必ず完結します。警告:主人公もヒーローもめんどくさい人間です。ご注意:)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-01 18:00:00
126102文字
会話率:40%
わたくしが前世――異世界『日本』での記憶を思い出したのは十五歳、あと一年と少しで王立学園を卒業するという時のことでした。
同時にわたくしは、わたくしたちの現在が異世界でゲームという物語になって語られていることを知りました。
そのゲーム
で、残念ながら、わたくしはヒロインではなく、ヒロインのライバルとしての立ち位置を与えられておりました。
けれど、ヒロインに意地悪するようなことはなく、正々堂々と勝負を挑む気高い令嬢として描かれておりましたので、前世でわたくしが好んで読んでいたような断罪される悪役令嬢ではなかったのです。
ええ、現実のわたくしだって虐めなんか絶対にいたしませんわ!
――なのに。
「アレクサンドラ・オルテンブルク! アッカーマン男爵令嬢に対する所業、もはや許しがたい!」
何故今、わたくしは断罪されているのでしょう?
悪役令嬢になるつもりがなかったのに結果的に悪役令嬢ムーブをしていた令嬢が、オリジナル魔法を作ったり前世便利グッズを作ったりしながら、救国の勇者を目指す物語。
世界観ゆるゆるのラブコメ。恋愛要素は後半に濃くなっていく予定です。
プロローグは連続投稿しますが、遅筆なのでその後はゆっくりになります。週2程度は投稿できるよう頑張ります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-05 21:07:07
195893文字
会話率:36%
マクシミリアム・マグノリアは、魔族達を統べる魔王として産まれた女性。しかし彼女は命を慈しみ、人間と魔族の共存を理想に掲げる。
そんなマ魔王様は、マの抜けた勇者と呼ばれるフレイ達と出会い、理想への道を歩む……。
というのはぶっちゃけフ
レーバー程度な、世界観ゆるゆるコメディー!!!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-03 21:00:00
76177文字
会話率:52%