家族から虐げられる伯爵令嬢、マルグリット・クラヴェル。
彼女は、妹の身代わりとして敵対するド・ブロイ公爵家のルシアンのもとへ嫁ぐことになった。
「はじめに言っておく。お前を愛するつもりはない」
「はい、わたしもあなたを愛する気はありません
ので、どうぞご心配なく」
「……」
「え、なにか変なこと言いましたか?」
公爵家での扱いは冷たいものだったが、実家で慣れているマルグリットは気にしない。
実家を出て生来の明るさを取り戻したマルグリットは、無自覚にルシアンの心を癒やしていく。
やがてルシアンはマルグリットに恋心を抱いてしまい……。
(愛するつもりはないと言ったのに、愛してしまった)
(お名前をお呼びすると真っ赤になって眉を寄せるのは、怒っておられるのかしら……)
二人のすれ違いは続く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-16 14:47:10
121642文字
会話率:32%
伯爵令嬢でありながらお化粧も社交も苦手なオリヴィアは、仕事しかできない。
だから、〝氷の宰相〟と呼ばれる侯爵アーサーの右腕として、仕事に生きていこう――と思っていたのに。
「結婚する気がないというのはわかった。では、俺と結婚してくれないか
?」
「……はい?」
「承諾してくれてありがとう」
突然のアーサーからの求婚は、どうやら仕事上必要なことであるらしい。
(氷の宰相と呼ばれるアーサー様だもの、結婚すらも道具にするのだわ)
これは偽装婚約だと納得したのもつかの間、アーサーの態度はどんどん甘くなっていく。
「アーサー様にはもっとふさわしい方がいらっしゃるはずです」
「俺に必要なのは君だけだ」
ある日、戸惑うオリヴィアたちのもとへ、とある男爵令嬢がやってくる。
男爵令嬢はオリヴィアの嫌がらせをでっちあげ、アーサーに直訴するが……?
実は両片想いな仕事人間のふたりが、周囲を焦れさせながら無自覚に惚気まくるお話です。
ストレスフリー&陰謀もサクッと解決です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 16:57:29
72532文字
会話率:38%
王太子に婚約を破棄され、「一族の恥」として辺境に追放された伯爵令嬢エリシア。
送り込まれた先は“花嫁が次々と消える”と噂される冷酷な領主の元だった。命の危機に瀕した彼女を救ったのは、かつて母に恩を受けた寡黙な騎士・エルグランだった。
山奥の旧別荘で静かに暮らし始めたエリシアは、夢に現れる謎の青年と出会う。
その正体は、かつて封印された魔王ゼクト・ラグナロク。
「この世界を滅ぼしても、お前を守りたい」
「私はあなたと生きる未来を守る」
追放された令嬢と封印の魔王――孤独な二つの魂が出会い、世界を変えていく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-16 13:33:09
884文字
会話率:26%
「お嬢さん、あんた、近い未来に大変なことが待ち受けているよ……」
エリス・ステュアートは、街で占い師の老婆から不吉な予言を告げられる。
しかし、第二王子エドワードとの婚約披露パーティーを控え、幸せの真っただ中にいるエリスは気にも留めなかっ
た。
パーティー当日、エリスはエドワードから婚約破棄を言い渡される。
エドワードは、伯爵令嬢であるエリスを捨て、娼婦のジャンヌと結婚することにしたという。
婚約破棄を境に、ステュアート伯爵家はあっという間に没落し、一家は散り散りになる。
エリスは、行方不明となっている第一王子のジョンと結婚し、王妃になって自分からすべてを奪った者たちに復讐することを誓う――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-08 22:40:02
63043文字
会話率:47%
伯爵令嬢アンジェリカは妹に婚約者を奪われ婚約破棄に。
亡き母のお菓子レシピで作った練りきりを伯母がお茶会へ持って行ったらイケメン留学生の目に留まり……。
短編一話完結。王道テンプレ。本作品は以前公開したものの再掲載です。
最終更新:2025-06-16 12:31:55
9853文字
会話率:34%
婚約破棄した事よりも宝石に会えないことの方がショック!伯爵令嬢ミシェルは宝石を眺める事が子供のころから大好き。婚約者だったラルフは宝石商の息子だったが浮気され婚約破棄に。姉が薦めた鑑定大会に出場したら元婚約者のラルフもいて……。果たして鑑定
大会の結果は!?【短編一話完結】[カクヨム]にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-01 11:15:50
10010文字
会話率:19%
王太子の婚約者である公爵令嬢システィーナは、王太子の側近リルドと共に、王太子の執務も押し付けられていた。王太子はとある伯爵令嬢と恋に落ち、システィーナに側妃になれと命じる。
最終更新:2025-06-16 05:13:12
2588文字
会話率:43%
文字数9.7万のファンタジーラブコメです。
(ばか長くありません。(笑))
主人公は母の実家であるバーベナ伯の領地で育ったリリィ・ローズ伯爵令嬢。
「村人その1」的な生活にどっぷりと浸っていたが、王都の貴族学園に編入する事が決まった。
リリィの幼馴染であり、婚約者でもあるシリルは貴族学園の4年生で生徒会役員で多忙な毎日を送っている。
隣国の軍事経済強国であるジャニス国からの留学生ロメリア・グローリー公爵令嬢。
グローリー宰相の愛娘。
そのサポート役を仰せつかったシリルはロメリアの事ばかりでリリィの事はほったらかし。
頭に来たリリィは。
*エブリスタさん、novel daysさんにもアップしています。
偶数日に更新予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-15 20:00:00
96879文字
会話率:40%
エルフ、ドワーフ、ゴブリン、獣人、魔族、天使、悪魔。さまざまな種類の生き物が暮らす異世界。その片隅で生まれた鳳華(おうか)大国。そんな大国の中でも一際目立つ家系、星宮伯爵家。初代女当主は流れ星の流星に乗って舞い降りた異世界転生者。そんな言い
伝えがあります伯爵家の双子の娘。姉の『桔乃』(きの)、妹の『惟燈』(いと)。五歳にして姉妹仲は最悪。。。昔の大喧嘩を元に日常的に顔を合わせることがない姉妹。一人は‘天使’と崇められ、一人は‘悪魔’と恐れられる。しかし、そんな中突然現れた妹『虹羽』(こは)。なんと魔女に呪いをかけられてしまったらしいのだ…。16歳の誕生日に糸車の針で指を刺し永遠の眠りにつく?!あれ、どこかで聞いたことがあるような?武器は、突然芽生えた日本人としての前世の記憶「歌とダンス」のみ。そんな中、不仲の姉妹が協力して妹を育てることになるが――。片方がやらないので私だけで虹羽を育てることに。「私の妹、超絶天使じゃない?」――気づけば姉バカ全開に!?姉バカに付き合う虹羽も妹バカに。姉に引っ付いて回る虹羽。シスコン姉妹が世界を変える?!。 前世の職業・アイドルを生かして世界をハピネスに! 小さな一歩が神々まで巻き込み国まで変えていく。幼い姉妹のキラキラ物語!
*本作の作者は学生の為、更新頻度は未定です。
*誤字報告で誤字ではなく校正をされる方がおられるそうです。
誤字脱字報告以外はお控えください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-15 19:33:21
2627文字
会話率:19%
伯爵令嬢フローラは、公爵令息ディーターの婚約者。
しかし、そんな日々の裏で心を痛めていることが一つあった。
それはディーターの異母弟、四歳のルイトが兄に虐げられていること。
幼い彼を救いたいと思った彼女は、「ある計画」の準備を進めることに
する。
それは、ルイトを救い出すための唯一の方法──。
そんな時、フローラはディーターから突然婚約破棄される。
婚約破棄宣言を受けた彼女は「今しかない」と計画を実行した。
彼女の計画、それは自らが代理母となること。
だが、この代理母には国との間で結ばれた「ある契約」が存在して……。
こうして始まったフローラの代理母としての生活。
しかし、ルイトの無邪気な笑顔と可愛さが、フローラの苦労を温かい喜びに変えていく。
さらに、見目麗しいながら策士として有名な第一王子ヴィルが、フローラに興味を持ち始めて……。
ほのぼの心温まる、子育て溺愛ストーリーです。
※ヒロインが序盤くじけがちな部分ありますが、それをバネに強くなります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-15 17:25:01
41633文字
会話率:35%
アネットは、由緒あるバルテル伯爵家の血を引きながらも、平民として暮らしていた。
『赤い瞳を持つ者は、災いをもたらす』
そう伯爵家で信じられていたために、
赤い瞳を持つアネットは忌み嫌われる存在だったのだ。
その容姿から、18年前、生ま
れたばかりのアネットは母親の手によって死産と偽られ、ひっそりと実家に預けられた。
決して裕福ではないが、文字を書くのが得意だったため文字を教える仕事で家を支え、穏やかに暮らしていたアネット。
しかし、突然彼女のもとに結婚話が舞い込む。
相手は若くして当主となったジルベール・オランジュ公爵。
「母の遺言で君を妻にすることとした」
それは政略結婚だった。
しかし、結婚の支度金で育ての親に孝行できると考えたアネットは、ジルベールの妻となる事を承諾する。
妻として献身的にジルベールを支え続けるうちに、ジルベールの態度に変化をもたらし……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 15:41:21
5034文字
会話率:30%
「フローラ・ハインツェ伯爵令嬢よ。本日をもって、この私、ディーター・キルステンは貴殿との婚約を破棄する!」
卒業式という晴れの日に合わない言葉が講堂の中に響き渡った。
しかし、婚約破棄された当の本人フローラは動じていない。
そればかりか、
前々から準備していた「ある計画」と実行するべく、口を開く……。
※別タイトルの連載版がありますが、短編でも楽しめます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 15:17:38
2665文字
会話率:32%
「この日、ここにおりますレオンハルト・アルヴィスとエリシア・ヴァンデールは夫婦となり──……」気付けば、そこに立っていた。……えっ、どういうこと!? 気が付いたら結婚式の真っ最中だった。しかし、すぐにズキリと頭が痛み、覚えのない記憶が流れて
いった。わたしは社交界で毒婦と呼ばれるエリシア・ヴァンデール伯爵令嬢で、現代人でもあった。……ここは女性向け小説の世界? 「この結婚は政略に過ぎない。他の男と子を生さない限り、好きにすればいい」結婚相手の公爵は冷たいが、とにかく義理の息子に殺されたくない! ……って、え!? 「だぁれ?」「……何故、こんなことになっている?」まさかの幼女になってしまった毒婦と呼ばれる令嬢が幸せを掴むお話。(25P完結、毎日更新します)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-15 17:03:05
133605文字
会話率:32%
「どうせ死ぬなら、その人生、僕にくれない?」美しい吸血鬼はそう言った。婚約者から双子の妹の妊娠を理由に婚約破棄されたアデル・ウェルチは孤独であった。このままつらく苦しい人生を送るくらいなら、と死のうとしたアデルだが、それを止めたのは見知らぬ
吸血鬼だった。「僕、君に一目惚れしちゃったみたい」……絶対に嘘だ。そう思うのに、かけられた声に応えてしまう。わたしは生きたいのだろうか。お互いに実は縁のある吸血鬼と伯爵令嬢が幸せになるまで。25P完結で毎日更新します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-18 04:46:50
134820文字
会話率:31%
大正九年
病気のために海軍兵学校を退学した一之瀬馨は、東京の伯爵家に幼い子息の家庭教師として雇われ住み込みで働くこととなった。
そこで馨は、曄子という美しい伯爵令嬢と出会う。しかし広大な屋敷の中でひっそりと暮らす曄子には、ある秘密があった─
─折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-15 16:37:11
58443文字
会話率:42%
第一幕:銀の巻
婚約者に破談を申し込まれたばかりの伯爵令嬢・ゲルトルートは橋の上で物思いにふけっていた。
そんな時、知り合ったのは、フリードリヒと名乗る青年。
彼の優しく真面目なところに、ゲルトルートはすっかり惹かれてしまう。
しかし、彼女
には変わり者と言えば聞こえは良いが、詐欺師ぎりぎりの父親がいて、そもそも婚約とその破棄に至る過程は父のせいでもあった。
一方、フリードリヒもゲルトルートの優しい愛情を知りつつ、それを素直に受け入れられない事情があった。
第二幕:真珠の巻
辺境の財政が厳しい土地を治める公爵家の娘・アデイラは、領民を救うために王都の大商人の妻になる代わりに援助を受けることを決めた。
反対する公爵である兄の目を盗み、辿り着いた商家では、今、まさに異国の商人・クラウスによって乗っ取りが行われ、もはや不要となった大商人の娘との婚約の破棄が宣言されているところであった。
行き場を無くしたアデイラは、大商人の財産を処分すると言うクラウスに、自分もその一部として、他の資産家に売り、お金を作って欲しいと願い出る。
クラウスの元に商品として身を寄せることになったアデイラだったが、いつしか彼に心を許すようになっていく。
一方、クラウスもアデイラの高潔さに疑いの目を向け、本性を暴こうとするものの、それによって現れた素顔に、彼女を手放せなくなるのだった。
※全二幕十七場、フィナーレ付で全40エピソード。幕間休憩あり。
※第一幕から順番に読んでも、第二幕から第一幕へ戻っても読むことが出来ます。
※※エンブレア王国史シリーズではありますが、他のお話を読まなくとも問題はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-14 14:20:45
147621文字
会話率:39%
革命により、エマ・ジレは”伯爵令嬢であった罪”で、今まさに処刑される寸前となった。
そこに颯爽と現れ、彼女を救い出したのは、王城から脱出した王妃が率いる多国籍からなる義勇軍の指揮官の一人、マクシミリアンだった。救出されたエマもまた、義勇軍に
加わり、革命軍と、混乱に乗じて攻め込んできた隣国との戦いに身を投じる。そんな中、エマの献身的で慈愛に満ちた行動は、多くの人に讃えられることになるのだが――。
*
『婚約破棄の忘れ形見』(N3030EH)の蛇足編・第三弾です。女の子が酷い目にあったり、虫が湧いたりします。苦手な方は回避して下さい。全7話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-20 12:00:00
39033文字
会話率:35%
「君との婚約を解消したい」
それを告げられた時、すべては静かに動き出していた――。
伯爵令嬢であるネヴィアと侯爵家三男の婚約は、聖女の出現をきっかけに崩れていく。
なぜ彼女は破滅へと歩むことになったのか?
因果の巡りか、はたまた何者かの謀
略か?
破滅するネヴィアの胸に秘められた願いは――。
あなたがその真実に触れたとき、初めて秘密は完成する。
※全十五話前後を予定折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-14 13:35:48
102608文字
会話率:27%
「(こんな世界、壊さなきゃ・・・)」
伯爵令嬢である "ミース・アイボリー" は、ある日の占いをきっかけに "尾花 卯花(オバナ ウカ)" としての前世を思い出す。
前世の彼女はブサイク
で、見た目の良い人間達よりもブサイクな自分が幸せになる事を夢見ていた。
そんな歪んだ夢を叶える為に努力して来たのだが、
その願いが叶う筈も無く、その生涯(ショウガイ)を終える。
しかし、前世から一転、
容姿、家柄、才能の全てを持ち、
別世界を"尾花 卯花(オバナ ウカ)"の視点で再認識した。
その世界は、前世よりルッキズムが蔓延(マンエン)しており、酷(ヒド)い有様(アリサマ)だ。
彼女は立ち上がる。
この世界を前世と同じ様にしない為に、
誰もが ”平等な世界” を作る為に、
彼女は突き進む。
例え、それが、
人類の滅びへ繋がっていようとも、
彼女はただ、突き進む。
「平等な世界の為に」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-14 11:43:57
111382文字
会話率:28%
臆病で怖がりな伯爵令嬢フィーネ・クロシェットは、面識のない第2王子に婚約者になって欲しいと告げられる。
しかし、引きこもって逃げてばかりのフィーネは、第2王子の婚約者になれるわけが無いと断ろうとするが、あれよあれよという間に外堀を埋められて
……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-14 09:10:34
49084文字
会話率:26%
伯爵令嬢に転生したロゼットは、義妹にして聖女予定のルビアを溺愛している。公爵令息とも婚約して、彼女は幸福であった。
しかし賊に襲撃されて両親を一度に失い、義妹も顔に傷がついてしまう。悲嘆に暮れる中、ロゼットはルビアのために結婚を諦め――――
両親の後を継ぐことを決意した。
だが国が、婚約者が、王子がロゼットの前に立ち塞がる。しかも愛する義妹とは、どうにも意見が合わなくて――――?
一言足りない系悪役令嬢×ツンの強い聖女。不器用な二人が、共に生きる道を探す物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-14 07:10:00
18970文字
会話率:33%
『アルティラ。あなたには申し訳ないが、私との婚約はなかったことにしてくれないか』
まだ言われていないにもかかわらず、伯爵令嬢アルティラには、婚約者の侯爵令息クロアの台詞が予想できた。
王子の側近である彼は、アルティラを王子の側室に捧げる気
なのだと、容易に想像できた。
彼女はクロアを揺さぶり、試す。果たしてアルティラの愛した婚約者は、彼女の嘘に気づいてくれるのか。
※「どうせ破談になるのなら、その本性を暴きたい。」に言及のある辺境伯令嬢、アルティラ視点のお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-08 07:10:00
11071文字
会話率:28%
「俺との婚約を破棄しろ、ジオラ! いま、すぐにだ!」
侯爵令息のジリアスに、クロブ辺境伯令嬢ホワイトは婚約を破棄された。
大好きな彼との婚姻を待つ間、修道院に入ったのだが、ついうっかり聖女に選ばれたからである。
聖女は神と婚姻すると言われ、
人との結婚は禁止なのだ。
おまけに聖女認定の儀式を終えて国元に帰ってみれば。
王子に元婚約者、本物の聖女だと名乗る女に糾弾されて――――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-27 07:10:00
8636文字
会話率:30%
「お前なんか、一生結婚できない」
そう笑ってた幼馴染、今どんな気持ち?
――私、王太子殿下の婚約者になりましたけど?
地味で冴えない伯爵令嬢エリナは、幼い頃からずっと幼馴染のカイルに「お前に嫁の貰い手なんていない」とからかわれてきた。
け
れどある日、王都で開かれた舞踏会で、偶然王太子殿下と出会い――そして、求婚された。
はじめは噂だと笑っていたカイルも、正式な婚約発表を前に動揺を隠せない。
ついには「お前に王太子妃なんて務まるわけがない」と暴言を吐くが、王太子殿下がきっぱりと言い返す。
「見る目がないのは君のほうだ」
「私の婚約者を侮辱するのなら、貴族であろうと容赦はしない」
格の違いを見せつけられ、崩れ落ちるカイル。
そんな姿を、もう私は振り返らない。
――これは、ずっと見下されていた令嬢が、運命の人に見初められる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-13 20:21:03
5599文字
会話率:45%
“アメリア・ウォーカー”は元はブラウン伯爵令嬢であった。前世は公爵“ウィリアム・ウォーカー”と政略結婚で結ばれ、彼の元に嫁ぐことでアメリアの家は伯爵という地位を守ることになった。
ウィリアムは公爵の中でも冷血として有名で経営などを得意とし、
公爵という地位の中でも特に有名であった。その中で、結婚の話が出た時に彼が出した条件は「干渉してこない女性」だった。ウィリアムは冷血だが顔はとても整っており、多数の令嬢から言い寄られていた。そのため、ウィリアムに興味がなかったアメリアが適任であると彼女の両親が政略結婚を決めた。ウィリアムは自分に興味がないアメリアを見てブラウン家を支援することを条件にアメリアと結婚することになった。だが、アメリアの生涯は孤独だった。ブラウン家でも嫌な扱いを受け、嫁いだ後はウィリアムとの会話はほとんどなく、必要な後継ぎを産むための行為しかなく、アメリアはそれが苦痛だった。自分の好きなことも何もできない、彼女はブラウン家を助けるための、ウィリアムの跡継ぎを産むためだけの、ただの道具だった。
そのまま心労が募り、病にやられ若くして命を落としてしまった。
後悔が押し寄せる中、彼女が目を覚ますと嫁いだ当初と同じ状況に。アメリアはせっかく与えられた二度目の人生では後悔がないように生きると決意をした。生き生きとするアメリアの様子を見て、ウィリアムも彼女のことが気になるようだが果たして……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-13 18:49:50
89108文字
会話率:35%
伯爵令嬢テリア・フラメル。
彼女は、父親の犯した罪によって婚約を破棄され辺境の地へと蟄居を命じられる。その最中、恨みを持つ兵士によって崖から突き落とされた彼女は、蛮族の戦士レイ・クラムによって命を救われる。
足のケガによって歩けない彼女を
、クラムは自らの家に匿い、甲斐甲斐しく世話をする。異民族ながらも優しく力強いクラムに、テリアはやがて心惹かれていく……。
儚く美しい令嬢と、思慮深くも荒々しい異民族の青年の恋愛ストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-13 15:10:00
37041文字
会話率:39%
結婚なんてしたくない。それが、伯爵令嬢リュシエンヌの口癖だった。しかし年頃の令嬢である彼女は、父親の手により無理やり年上の男性に嫁がされることになってしまった。
どうしても結婚したくないリュシエンヌは、名前を捨て身分を捨て、男装して家か
ら逃げ出した。やがて遠くの町にたどり着いた彼女は、ほっと胸をなでおろしていた。これで自由だ、と。
しかしそんな彼女に、思いもかけない事態が襲いかかる。なんとその町で、彼女は聖女としてあがめられてしまったのだ。男の聖女なんておかしいんじゃないかと彼女は指摘したものの、町の人間たちは聖女の降臨を心から喜んでいた。
仕方なく彼女は、聖女リュシアンとしてしばらくその町で暮らすことにした。領主の息子セルジュと行動を共にしながら、彼女は楽しくも穏やかな日々を過ごす。
だが、その平和も長くは続かなかった。聖女の噂が王都まで届いたことで、この町全体が危険視されるようになってしまったのだ。
ずっと逃げ続けてきたリュシエンヌ、彼女はついに、困難に立ち向かうことを決意する。この町で出会った、大切な人たちのために。
※2023年の『自由になりたい令嬢は、男装して逃げだした……が、どういう訳か聖女と呼ばれて愛されている』(検索除外中)の改稿・加筆版です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-13 12:26:44
243016文字
会話率:40%
騎士を目指し、ただひたすらに鍛錬に打ち込む伯爵令嬢コレット。彼女には、大切な思い出があった。七歳の夏、避暑に来ていた少年オズワルドと意気投合し、立派になってまた再会しようと誓いあった、そんな思い出だ。
やがて十六歳になった彼女は、貴族の
子女が通う学園へと入学することとなる。そしてそこで彼女は、オズワルドと再会した。
二人は再会を喜び、交流を深めていく。しかしそれに伴い、コレットは違和感を覚えるようになっていた。幼いオズワルドと今のオズワルドの印象が、あまりに違いすぎていたのだ。のみならず彼女は、オズワルドの兄ニルスの中にあの少年の面影を見てしまう。
もやもやしたものを抱えながら、コレットは学園生活を送っていく。コレットとオズワルド、コレットとニルス、オズワルドとニルス。少しずつ変化していく関係が生み出したひずみが、やがて事件を引き起こすのだった。
(全十五話のお話です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-15 12:14:48
47682文字
会話率:40%
「ニネット、わたくしはこれからあなたをいじめることにしましたわ!」王太子の婚約者ジョゼフィーヌのそんな宣言に、伯爵令嬢ニネットはただあっけにとられていた。
しかしニネットはどうにかこうにか気を取り直し、ジョゼフィーヌから話を聞き出した。何
とジョゼフィーヌの目的は、王太子と自分の間の婚約を破棄することだったのだ。そのためにニネットをいじめて自分の評判を落とそうと、彼女はそんな突拍子もないことを思いついたのだった。
ニネットはさらにジョゼフィーヌを問い詰めて、彼女の真の望みを聞き出すことに成功した。しかしそれを知ったニネットは、今度は天を仰ぐことになった。このまま放っておいたら、ジョゼフィーヌは破滅に向かって突っ走ってしまう。ニネットはそう確信したのだ。
仕方なく、ニネットはジョゼフィーヌに手を貸すことにした。そしてこのことをきっかけとして、彼女たちの未来は大きく変わっていく。
※全10話のお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-28 12:30:54
38662文字
会話率:47%
「そんなに節約生活がしたいのなら一人でやって下さい」
伯爵令嬢ラーナは、伯爵令息アズモスと結婚していたが、離婚してしまう。
離婚の原因はアズモスの常軌を逸した節約生活によるものだった。
実家に戻ったラーナは、家族の古着を仕立て直し、貴族
同士の交流の場に出す。
するとそのデザインセンスが公爵令息エリオンの目に止まり……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-11 16:35:16
4275文字
会話率:28%
伯爵令嬢のグリナは恋愛小説を読んで「おもしれー女」と言われることに憧れる。
父のアドバイスでピエロになることを決意したグリナは王国一のピエロであるハンスに弟子入りし、厳しい修行に耐え一人前のピエロとなる。
その後も芸を磨き続けたグリナは、
ハンスから“宮廷道化師”になることを勧められる。
グリナはあっさり採用され、晴れて宮廷道化師となり、王家の人間をも楽しませる……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-20 16:35:19
3664文字
会話率:41%
伯爵令嬢レアリスと第一王子エゼルが婚約を発表した。
レアリスは気が強い令嬢で、ある夜会で粗相をしたメイドをいびる令息に堂々と注意したこともあり、エゼルはそこに惚れたのだった。
しかし、王太子の座を狙う第二王子のエディンは、この結婚で兄の人
気が高まることを恐れ、幻術士ラズマに「二人を破局させろ」と依頼する。
レアリスとエゼルは、ラズマの術にかかり、相手から婚約破棄される幻を見せられてしまう。
二人はこの幻術を打ち破ることはできるのか……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-28 17:25:15
7774文字
会話率:47%
「悪役令嬢アーデルハイト・アルニム! 貴様の罪は明らかだ!」
10ヶ月にも及ぶ北部での魔獣大発生を抑える戦果をあげて凱旋した戦勝パーティの席上、部隊長アーデルハイトは副官であるマルクスの目の前で第五王子より糾弾され、婚約破棄を宣言されてしま
う。
主催者であり、婚約者である王子の口より並べ立てられたアーデルハイトの罪状は部下の扱いが横暴であることから始まり、命令不服従に軍需品の横流し、敵前逃亡、情報漏えいによる利敵行為という軍法会議案件だった。
軍関係者が多数を占める場で、軍部の英雄たるアーデルハイトを罵り始めた王子の意図が読めずに困惑する周囲をよそに、最悪の事態に備えることに慣れたマルクスら魔道士部隊はこれを自分たちに対する宣戦布告と解釈し、動き始める。
伯爵令嬢でもあるハイスペック上司に長い片思いをしていた男主人公は婚約破棄された高嶺の花を娶るために。100万分の一の奇跡をモノにするために。
仲間と共にコツコツと真面目に、時にはジョークの一つも飛ばしつつ暗躍し、王子様にざまぁしたり国家安全保障上の陰謀と戦ったりする、悪役令嬢とその猟犬の恋物語。
(が、目標です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-11 07:23:08
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会話率:32%