伯爵令嬢でありながらお化粧も社交も苦手なオリヴィアは、仕事しかできない。
だから、〝氷の宰相〟と呼ばれる侯爵アーサーの右腕として、仕事に生きていこう――と思っていたのに。
「結婚する気がないというのはわかった。では、俺と結婚してくれないか
?」
「……はい?」
「承諾してくれてありがとう」
突然のアーサーからの求婚は、どうやら仕事上必要なことであるらしい。
(氷の宰相と呼ばれるアーサー様だもの、結婚すらも道具にするのだわ)
これは偽装婚約だと納得したのもつかの間、アーサーの態度はどんどん甘くなっていく。
「アーサー様にはもっとふさわしい方がいらっしゃるはずです」
「俺に必要なのは君だけだ」
ある日、戸惑うオリヴィアたちのもとへ、とある男爵令嬢がやってくる。
男爵令嬢はオリヴィアの嫌がらせをでっちあげ、アーサーに直訴するが……?
実は両片想いな仕事人間のふたりが、周囲を焦れさせながら無自覚に惚気まくるお話です。
ストレスフリー&陰謀もサクッと解決です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-11 13:02:35
62560文字
会話率:39%
【1日1話更新・6/28完結】もう21歳だし年貢の納め時だと親族に詰められて婚約したばかりの公爵令嬢カタリナ。貴族学院の同級生だったジュリエットに頼まれて、「裏社交界の女王」と呼ばれる高級娼婦オランピアの私邸に、ジュリエットの義弟が出してし
まった手紙を取り返しに赴く。だが、私邸の様子はどうも妙で、思い切って踏み込んでみると、血まみれのオランピアが倒れている。そして「誰にやられたのか」と問われたオランピアは「カタリナ」と答えた──
「え!? カタリナ様、この人刺しちゃったんですか!?」
「ちょっと! わたくしがこの人を刺せるわけがないじゃない!」
金髪縦ロールの悪役令嬢風味なカタリナと、ピンク髪光属性持ちの元「野生の男爵令嬢」ジュリエットの凸凹コンビが、(見る人が見れば)不可能犯罪の謎に挑む──
※異世界恋愛ミステリ「公爵令嬢カタリナ」シリーズ5作目。「公爵令嬢カタリナの事件簿:泣かない赤ちゃん」(短編)「公爵令嬢カタリナの計略」(長編)の前日譚ですが、独立してご覧いただけます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-28 08:00:00
44313文字
会話率:20%
【1月20日、書籍発売♪】
過去7回、悪党への転生歴を持つ公爵令嬢ルイーゼ。過去の死因はいずれも、刺殺に、刺殺……やっぱり刺殺!? もう刺し殺されるのは御免です! 現世こそはバッドエンドフラグを叩き潰して、平凡なハッピーエンドを迎えたいの
に……引き籠り王子の教育係ですって!?
これは、数々の変態を鞭と女子力(物理)で調教し、前世から引き継ぐ因果と陰謀を紐解くラブコメディ!?
※余話にも伏線を仕込んでいます※
※軽いSM表現、殺傷行為、首斬り、流血描写ございます※
※モーニングスターブックス1月刊で書籍化が決定しました。完結してから長くなりましたが、皆様のご愛顧があってこそです。よろしくおねがいします※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-20 07:00:00
767574文字
会話率:33%
悪名高いパンプキンス公爵家。その令嬢シトルイユは、風変わりな令嬢として社交界の話題となっている。
仮面舞踏会にしか現れず、いつもジャック・オー・ランタンを被っている謎の令嬢。彼女がカボチャを被る理由を、誰も知らない。
シトルイユの婚約
者以外は――。
※第4回ネット小説大賞二次落選作。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-01 23:17:14
17789文字
会話率:29%
世間一般で言うところの負け組喪女、米沢芹那の人生は32歳で幕を閉じた。目覚めた芹那は15歳の少女になっていた。彼女を待っていたのはキラキラ美形達とのラブロマンス…いやラブロマンスも愛憎劇もフィクションだからいいのであって登場人物にはなりたく
ありません。公爵令嬢に転生した芹那は平穏無事に過ごすことができるのか。いわゆる転生モノです。悪役令嬢風味だったりオトメゲー風味だったりしますが、微妙に違います。文章を書くのが久しぶりなので、投稿も進展ものんびりペースになると思いますが、お付き合いいただければ幸いです。R15は保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-18 12:00:00
35944文字
会話率:28%