ルームス国の王太子妃だった私、ジェシカは、兄や妹のように人気者だったり才能があったわけではなく、何をしても「普通」だった。夫となったエイドリアンは金髪碧眼の誰もが憧れる王子様で、例え彼が私を愛していなくても、私は優しい彼を愛していた。
そん
な自分に自信がなく「普通」の私ができる事は、親や周りの期待に応えようと勉強し、王太子妃として望ましいとされたイメージに沿って生きる事だった。
窮屈だと感じても、期待に沿えば褒められ喜ばれるのが嬉しくて、皆が求めるジェシカ様でいようとした。
けれど、どこか窮屈で卑屈な私の人生は、王太子妃になった時から歯車が狂いだし、私を深い海の底へ導いていった。
そして、自分の人生とは、自分とは何かを教えてくれたのは私の大切な人たちだった。
そんな「普通」な私のちょっぴり普通ではない人生を振り返っていこうと思う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 18:33:31
73365文字
会話率:48%
冤罪で投獄された王太子妃アウローラ。
意味わからんと牢でふて寝している間も、世の中は次々巻き起こる事件と噂で大混乱。公爵家の当主である父や怒る王太子はアウローラを救い出さんと駆けずり回る。
同じく駆けずり回るつもりでいた、恋する護衛官レル
ムだが、鳥頭ゆえに安易に大暴れをして、うっかり平民牢へ放り込まれてしまう。
その間に訪れたエックスデーにて国の危機を知らされたアウローラはやむなく冤罪を受け入れることになったが…。
密かに飛び交う魔法合戦のその先で、物理のみの最強鳥頭はアウローラの元にたどり着けるか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 18:00:00
50719文字
会話率:20%
こことは違う並行世界
剣と魔法が交差し、人類と魔物が争う世界
魔物の跋扈によって、技術の進歩は妨げられていたのだが、魔法の力を応用して技術を発展させます。
並行世界からの迷い込んだ魔物が人類にとっての脅威となっている。
逆にこちらd世界で神
隠しにあって並行世界へ行く事になった人もいます。
物語は、アスタリカ王国という小さな国の港町ハンブルクで魔物と戦う最前線で活躍する勇者パーティの日常から始まります。
メンバーチェンジがあり、回復術師がパーティを抜けるところから始まります。
パーティを抜ける事になった回復術師のジュリエッタは、この世界の神の一人であるニケ神により聖女に選ばれ、色々なトラブルに巻き込まれることになる。
旅の途中で才能豊かな少年グリムンド王子や心やさしきシャルロッテ王太子妃が仲間に加わったり、後の大司教ルーシーとも旅を続ける。
そんな中で、突然ジュリエッタには災厄が訪れます。
所属していたアスタリカ王国で魔物の氾濫が発生したのを防ぎ、友好国である隣国を壊滅の危機から救い、悪逆な魔王におしおきをして、やがては別の神にも抗う聖女として成長する。
そして、その功績が認められ、神々の祝宴の中で亜神に昇格。
その際に与えられた月下神殿の元の管理者である女神アルテミスが、囚われの身である事を知り、その解放に奔走する。
また現代の地球からの落ち人と巡り合い、やがてはシリコン生命体による侵略で地球が危機的状況であることを知り救援に赴くことになる。
シリコン生命体の母星との惑星間戦争にまで発展する。
科学と魔法が交差する戦いを繰り広げ、圧倒的多数の敵をなんとか退けることに成功します。
これは一人の女性がやがては神に至り、その存在を次の次元に解脱をするまでの長い物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 17:00:53
12327文字
会話率:18%
辺境伯令嬢のわたしには、双子の姉がおります。
その姉が、王太子妃に内定しまして。家はお兄様が継ぐため、わたしは嫁ぐしか−−え、婿をとる? そしてその婚約者たる殿方は、女性二人を連れて?
わたしとて、貴族令嬢。恋愛結婚を夢見ることはあ
りません。ですが、なぜ、幸福を掴む努力もできないような相手と添い遂げねばならないのでしょう?
今まで、そんなものだろうと諦めていたわたしの人生。初めて、お母様に逆らいました。
その結果、家を追い出されましたが、問題はありません。
冒険者になり、適性があったテイマーとして最強を目指します。頼もしい、師匠と共に。
※ストックがある限り金曜日の朝更新、3000字以下は昼更新、3000字以上は夜更新します。
※ブックマーク登録をして待っていただけると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 12:00:00
218188文字
会話率:35%
モトキス王国の王太子妃としての未来を約束された少女、リリエ・エーディット・クラヴァード。
彼女の婚約は王国の安定のために決められたものであり、自身の意思が反映されることはなかった。
顔も知らぬ王太子との結婚、王妃教育に明け暮れる日々。
そ
んな中、彼女の住むヴァルタリア領では鉱山の収益減少や不可解な金の流れが問題視されていた。
しかし、それは単なる財政問題ではなく、やがて彼女を巻き込む王宮の陰謀へと繋がっていく。
ある日、王太子から派遣されたという護衛騎士が彼女の前に現れる。
彼は常に人懐こい笑顔を浮かべ、誰にでも気さくに接する少年だった。
端麗な容姿と柔和な態度で、城内の者たちに自然と受け入れられていく。
リリエは彼を信頼するようになり、次第に領内の不正を共に探るようになる。
だが、それは単なる金銭の問題ではなかった。
彼女自身の存在が、ある者たちにとって"王国を揺るがす鍵"であると知ったとき、運命の歯車は大きく回り始める。
策略と陰謀が渦巻く王宮の闇の中で、リリエは**王妃としての未来か、それとも……**と、決断を迫られることになる。
***同名義でアルファポリス様(最速)、エブリスタ様で先行配信しています!***折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 12:00:00
61295文字
会話率:48%
綺麗な薔薇には棘がある──。
これは四人の妻たちが笑顔になるまでの物語。
一章 ー解放ー
フィオーネは辺境に嫁いだが辺境伯であるサフィードが戦いがなくなりすっかりと腑抜けてしまう。
酒と女に溺れて堕落した生活を送るが、妻のフィオーネは懸
命にサフィードのために尽くしていた。
フィオーネが十六歳の誕生日にあることを提案する。
『わたしの願いを一緒に叶えてください』
サフィードはフィオーネと共に彼女の願いを叶えていくがやがて──。
二章 ー欲望ー
平民のアスファルは将来を約束したフラーという女性がいた。
二人で支え合って家族を養っていたが、アスファルはチャンスを掴んで男爵となる。
「フラー、君とはもうやってはいけない。僕はラウラと結婚するこになった」
アスファルは家族の世話をすべて任せていたフラーを捨てて、貴族の女性との結婚を選んだ。
けれど半年後、フラーがアスファルの前に現れて──。
三章 ー猛毒ー
次期宰相であるチェルヴォニは裏表が激しい男だった。
「うるさいっ! 今はそれどこれではないんだよ」
「私の言うことが聞けないのか!?」
「口答えをするんじゃねぇよ」
隣国から嫁いできたエリュテイカは彼に惚れており言うことに従っていた。
何をしても怒らないエリュテイカ。彼女に隠れて不貞行為を繰り返していた。
けれどチェルヴォニはエリュテイカの本当の顔を知らなかったのだ。彼女は──。
四章 ー絶望ー
王太子妃であるカーラーは妹のリリアンと王妃である母を虐げているようだ。
なのに彼女は初夜を拒んで国王である父に色目を使っているという。
そんなカーラーを嫌っていたシュヴァルツだったがある〝真実〟を知ることになる。
彼女とやり直そうとした時にはすべて手遅れだった。
(次は……ボクの番だ)
シュヴァルツを襲う恐怖と絶望。そしてついに──。
【注意】
*連作短編です。一章ずつ登場人物が違います。
*クズ男へのざまぁがたくさんありますが溺愛要素は皆無です。
*苦手な方はご遠慮ください。
*誤字報告はコメントからお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 07:20:58
102250文字
会話率:22%
もう、いつもそれだ。お前は俺の母親か? もう聞き飽きたぞ。口を閉じろ! それにか弱いガーベラを睨むなと、何度言ったら覚えるんだ! お前の顔は怖いんだよ!」
「ですが、殿下」
「ええい、うるさい。もう去れ」
「………はい、失礼します」
私は第一王子の婚約者、ベロニカ・コールデンと申します。先程怒っていたのがその第一王子、ウィルデンガー・ゲインスト様です。
何やら私の言い方が良くないのか、最近すぐに怒られてしまいます。その上必要以上に距離の近い女生徒がいて、それは良くないことだとお諌めしていたのですが、4日程前に2人の仲睦まじい様子を見て、考えを改めました。
彼女の微笑みに目を細められる姿は、私には向けられないものです。彼女もまた目を輝かせて殿下を見つめていました。そして私を目に入れた彼女はニヤリと微笑み、殿下の胸に顔を埋めました。その後に殿下は私を睨み付けたのです。
私の雇う隠密の話によると、殿下は彼女の言うままに贈り物をし、彼女も殿下を喜ばせようと菓子を焼き贈っているそうです。
これぞ相思相愛。相互の意見を受け入れ尊重し、幸せに戯れて語る。
ああこれは、邪魔なのは私ですわ。
彼女が殿下をお諌めすれば、きっと殿下は良い方向に動けるのではないかしら?
そう思えるようになったのは、私の好きな小説『微笑むリトルフラワーは、僕の最愛』を読んだからですわ。内容は弱小貴族である、男爵令嬢と王太子との身分を越えた愛。国王や婚約者の妨害を乗り越えて、懸命な努力をし立派に成長した2人は、周囲を説得して結婚するのですわ。もう涙が止まりませんわ。愛ですわ。
そんな訳で私は傍観者に徹しようと思いますの。小説によると、私が女生徒の持ち物や本人に危害を加えるのですが、そんなことは出来ませんわ。だって未来の国母ですもの。
私はそっと身を潜め、彼らの目に入らないように致しましょう。幸い王太子妃教育は終了しておりますので、登城することもありません。出来る限りエンカウントするのは避けて、隠密からの報告を楽しみに待ちましょう。
楽しくなって来ましたわ!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 14:58:21
57278文字
会話率:29%
ある国の王太子妃候補は、戦闘力優先で決められていた。王子を守る為に。
最終更新:2024-11-26 12:08:05
26990文字
会話率:35%
「駄目よ!」
バンッと机を叩く音が、部屋に鳴り響いた。
「私はこの婚約はできないわ。まして王太子妃なんて、死んでも無理よ! はぁ、はぁ」
「お姉さま・・・・・」
激昂し侍女に宥められているのは、このボルイック侯爵家の長女リズマリー。そ
の様子に、悲しい眼差しを注ぐのは、異母妹サンベルナ。
母は違えど、深い歴史を持つ由緒正しき家門の娘達。
リズマリーの亡き母マリーアナは、隣に位置する大帝国の公爵家の出で、彼女らの父となるアーモンに一目惚れし、半ば強引に嫁いでいた。アーモンはサンベルナの母アメリアと結婚間近であったが、マリーアナの父ローラン公爵がこの国の国王に圧力をかけ、彼らの婚約は白紙にされた。その後鳴り物入りの王命で、アーモンとマリーアナは結婚。
騎士団長であるアーモンが遠征の間、羽目を外して愛人とのバカンス途中、崖から馬車が転落してマリーアナと愛人は死亡。醜聞を隠す為に愛人のことは伏せられ発表されたが、派手な逢瀬は普段から目撃者も多く、虚偽も織り混ぜられ面白おかしく人の口に上った。
その当時、リズマリーは3歳。
その1年後にアーモンはアメリアと再婚し、翌年サンベルナが生まれた。
リズマリーの婚約は、祖父(マリーアナの父)のローラン公爵がごり押ししてきたものだ。この国パステルの王太子スティーブンと孫のリズマリーを結びつけ、|この国《パステル国》での発言権を大きくする為に。ちなみにローラン公爵は皇帝の実弟である。
ローラン公爵は孫のリズマリーを利用して、パステル国の利権を、果ては実権を握ることを目論んでいた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-06 16:30:51
30263文字
会話率:32%
王太子殿下の婚約者が逃亡した。
13歳で婚約し、順調に王太子妃教育も進み、あと半年で結婚するという時期になってのことだった。
「内密に頼む。少し不安になっただけだろう」
マクシミリアン王子は周囲をそう説得し、秘密裏にジュリエットの捜索を命じ
た。
彼女はなぜ逃げたのか?
それは───
✻ゆるふわ設定です。
気を付けていますが、誤字脱字などがある為、あとからこっそり修正することがあります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 06:30:00
3217文字
会話率:56%
「花顔柳腰、窈窕淑女、傾城傾国……美を意味する言葉はルエナ・ヒエムのためにあるだろう。」
「ルエナ・ヒエムは結婚をするまで城を出ないらしい。」
メイフォンス侯爵令妹の噂は数知れず。反して、その姿を目にした者は極僅か。
人々は彼女を『籠城
の花嫁』と呼ぶ──
ルエナは、城に隠れて暮らしている。人々は姿を見せぬ彼女を噂し、拝顔を切望した。
全ては、より良い家の子息と結婚するため。ルエナは、自身が生まれた家に貢献するため、より上流との婚姻を画策している。
そんな彼女のもとに、一つの報せが舞い込む。
『王太子の婚約者を探す。』
ルエナは王太子妃を目指し、社交界に乗り出した。
≪投稿頻度≫
最初の1週間は毎日、以降は隔日投稿します。
※この作品はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。
※中世~近代ヨーロッパをイメージした世界観ではありますが、史実に反する点が多くございます。ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 05:00:00
49855文字
会話率:31%
ウィンスレイド王国の王立学院高等科に在学中だったルナリアは、ある日突然、王宮警護隊によって王宮へ連行された。
そこで故郷ダーラウに発生した疫病で領主の父と母を失ったことを知らされるが、王命のせいで王宮の一室で軟禁生活を強いられ、身動きが取れ
ずにいた。
軟禁生活がひと月を過ぎる頃、王宮で仮面舞踏会が開かれることを知り、この絶好のチャンスにルナリアは王宮脱出を試みる。なんとしてでも王宮を出て、王都で頼れる唯一の人、婚約者のトレヴァーに助けを請うつもりだった。
仮面をつけて王宮内を歩き回るうちに、ルナリアは黒い仮面の美しい青年と出会い、彼の助言を得て王宮から出ていこうとするが、そのとき、彼女の前に妖獣と呼ばれる異形が立ちはだかる――。
それから3ヶ月後。
ルナリアは王太子妃となり、夫である王太子ジェレルと愛のない結婚生活を送っていた。
ジェレルが、疫病が原因で死の街と化したルナリアの故郷ダーラウへ旅立つことになり、ルナリアは自分も連れていってもほしいと懇願するが、ジェレルを怒らせてしまう。
王太子夫妻に対する心ない噂にうんざりしながらも、ジェレル不在の王宮をなぜか心細く感じるルナリア。
そこにルナリアの弟フォルシアンが面会に訪れ、ルナリアは意外な形で王宮を出ることになる――。
ウィンスレイド王国に伝わる【月の女神と邪神】の神話の再来が近いとされる中、【呪われた魔剣】を手にした王太子ジェレルと、月の女神の力を封じ込めた【紅の秘宝】を両の瞳に宿すルナリア、そして【国内最強の剣士】でルナリアの元婚約者トレヴァーが、それぞれの生き方・愛し方を模索しながら運命に立ち向かう物語。
※ルナリアの苛酷な過去、及び【月の女神と邪神】の神話に関する記載・戦闘シーン等に残酷な描写が含まれます。
※【同時掲載】小説家になろう、カクヨム、アルファポリス折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 20:20:00
80766文字
会話率:40%
「愛する人よ、20年だけ待っていてくれないか」
王太子フィリップの吐き出した言葉に、カレンは危うくお茶を噴き出すところだった。
「王太子ということは、次世代の王である。王の仕事は、この国を富ませ、和平を導き、次世代に繋げていくことである
と信じている」
言ってることは尤もらしく、素晴らしいが。誰も予想だにしていなかったことをこの王太子は口走っているようだ。
カレンはフィリップの言葉を待った。
色々考えた王太子だったけど、思った通りの人生は送れなかったよ、というお話。恋愛にしたかったのだけど、恋愛よりもヒューマンドラマ寄りになってしまいました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 20:01:13
9914文字
会話率:24%
ヒルダは18歳、アルージハラ王国の王女だ。
王太子妃として隣国に嫁ぐ前日、古代の遺跡を訪れたヒルダは騎士ドルフと共に遺跡の地下空間に迷い込んでしまう。
出口を探す2人だったが、ヒルダの思いは複雑だった。
遺跡からの脱出…
…それは、大好きなドルフとの時間が終わることを意味していた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 07:13:15
6917文字
会話率:31%
王太子妃ジュリアナはため息をつく。愛しい王子が城を抜け出し、ある令嬢に会いに行っているからだ。
ジュリアナは彼を迎えに行くため、件の令嬢の屋敷に向かった。
最終更新:2025-06-27 12:02:41
3149文字
会話率:50%
レイラ・ローザンは元公爵令嬢の王太子妃。
王太子ディレスに愛され、国王と王妃にも認められ、父にも愛されていたが、後妻と異母兄妹、ディレスの弟と妹に目の敵にされ、敵視されていた。
しかし、常に味方がいてくれ、愛されていた為レイラはその日までは
其処まで傷つくこと無く過ごしていた。
その日も、ディレスと語り合っていたが、侍女長のメリッサに呼ばれ王宮の自室に向かうと自分のドレスや母の肖像画など私物が全て燃やされていた、犯人は──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 22:02:39
2628文字
会話率:60%
婚約者は、生真面目でうぶなワンコ系王弟殿下でした!
子供を助けようと川で溺れた私は、目覚めると「公爵令嬢 クラリッサ・マリエル・ボッティータ」になっていた。
クラリッサは王太子妃の座を狙っていたのに王弟の婚約者にされ、王子に付きまとい婚約
者に嫌がらせをしていた“悪役令嬢”――つまり、ろくでもない女である。
池で溺れたクラリッサ(中身アラサー)を心配したのは、婚約者のユリウスただひとり。
不器用なほど誠実で、能力もあるのに報われない……そんな彼は、「しっかり者の年上男子」であろうと頑張るけれど、実は誰かに甘えたい、寂しがりな年下くん(私目線)だった。
王宮に渦巻く、ユリウス――いや、ユリくんを傷つけようとする陰謀。
この婚約は、彼の不幸を願う者の企みなの?
――よろしい、そんなものは私がぶち壊して、ユリくんを守ってみせる!
ユリくんを幸せにするのは、私の運命だ!
中身アラサーの悪役令嬢が、真面目な王弟殿下を甘やかして甘やかされる、再生系逆溺愛ラブコメ開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 08:40:00
44203文字
会話率:34%
聖女クロエは、忌まわしき魔女として断罪される。
未来の王太子妃ジュスティーヌから神聖力を奪ったという身に覚えのない罪によって。
裁きの鐘が鳴り響き、クロエの細い首が無残に落とされた瞬間、遠く離れた場所で処刑された聖女と同じ黄金色の瞳の少女
が目を覚ます。
都合よく使い潰されてしまった聖女が悪辣な古巣を捨て去り、溺愛予備軍のパートナーと合流して幸せな旅に出発するだけのお話。
ゆるふわ設定ご容赦。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-25 17:31:20
18133文字
会話率:21%
孤児院育ちのアル(10)は、ある日、貴族の財布を拾ったことから、生まれてすぐに里子に出された第二王子だったと分かる。王城に引き取られたものの、食事は一日一食、ほぼ監禁状態で家族は冷たい。それでも偶然知り合った隠密達や侯爵令嬢と親しくなり、天
賦の才を開花させていく。だが、弟に嫉妬した兄王子に殺されかけ、アルは城を出ていく決心をする。一方、王太子妃候補だった侯爵令嬢セラフィーナ(8)は、優しく明るい弟王子への恋心に気づくが、王子らの誕生日前日、アルは生贄として火山に送られてしまう。自意識過剰な雑草系王子がたくましく生き抜くお話。ハッピーエンドです。全26話。アルファポリスにも掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-24 11:27:09
84684文字
会話率:58%
「今日も私が、世界で一番可愛い」
王国内でも指折りの公爵家の娘として生まれてきたランカ・シーナベルは、自他共に認める完璧美少女だ。
白く透き通った肌、長いまつ毛に縁取られた黄金の瞳、薄桃色に染められた唇、どれをとっても完璧だ。腰まで伸ば
されたブロンズの髪なんて、絹を纏っているかのようにキラキラと輝いている。
地位や名誉だけでなく、傾国レベルの美貌まで持っていたランカは、王太子妃候補の一人だった。候補が何人いようとも、世界一可愛い私が王太子妃になるに決まっている。
そう信じて疑わなかったランカだが、ある日一人の男と出会ってしまう。下級貴族で地位も低く、おまけに女慣れしてそうな紳士とはかけ離れた態度。どう考えてもランカとは釣り合わない。離れなければ、突き放さなければ、そうは分かっていても、体が動かない。
理由は簡単だ。何も持っていない、ルークと名乗ったその男の顔が、どうしうもなくランカの好みのど真ん中を突いてきたからだ。
これは、誰もが羨む美貌を持って生まれたランカが、王太子妃と言う権力を手に入れるか、恋に身を委ねてしまうか葛藤する、プリンセスストーリー。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
改編して年齢制限付きでムーンライトノベルズにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-23 23:06:32
62090文字
会話率:52%
貴族の嗜み・教養がとにかく身に付かず、社交会にも出してもらえない無能侯爵令嬢メイヴィス・ラングラーは、死んだ姉の代わりに15歳で王太子妃候補として王宮へ迎え入れられる。
しかし王太子サイラスには許嫁の公爵令嬢クリスタがおり、王太子妃候補とは
名ばかりの茶番レース。
メイヴィスはサイラスとクリスタが正式に婚約を発表する3年後までひっそりと王宮で過ごすことに。
誰もが不出来な自分を見下す中、誰とも関わりたくないメイヴィスはサイラスとも他の王太子妃候補たちとも距離を取るが……。
果たしてメイヴィスは王宮を出られるのか?
誰にも愛されないひとりぼっちの無気力令嬢が愛を得るまでの話。
この作品は「カクヨム」「アルファポリス」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-21 22:44:25
86712文字
会話率:48%
平凡でひ弱な王太子アルドは、学園で馬鹿にされながらも平民の少女ジュティアと出会い、彼女の気さくな魅力と美味しい料理に心を奪われる。婚約者の公爵令嬢マリーディアを嫌い、ジュティアにプロポーズし、結婚を決意。そして、ジュティアは王宮で王太子妃教
育を受けている。ジュティアの目的は何なのか?意外な事実が明らかになる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-21 14:43:54
5236文字
会話率:23%
「三人の王太子妃を娶れば最強!」――そんなおバカな夢を見た美貌の王太子ジュエル(17歳)は、三大公爵令嬢を同時に婚約者候補に指名。しかし、彼女たちの拒絶と弟クラウスの裏切りにより、王位も名誉も失い、毒を飲む羽目に。しかし、ベッドで目覚めた彼
の目の前にいたのは、一人の公爵令嬢だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-25 17:11:08
3841文字
会話率:37%
シェリアーナには血が繋がらない弟アルディスがいる。
アルディスはシェリアーナの事を愛していて、シェリアーナがリヘルと言う男と婚約しそうになった時、横暴な男、リヘルを事故に見せかけて殺害する程。
そして、今度は王太子の側妃にと望まれ、王太子妃
になる男爵令嬢に酷い扱いを受けるシェリアーナを助ける為に、弟アルディスはとある行動に出るが。愛が重すぎるなんともいえないお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-13 17:31:52
4644文字
会話率:26%