ある男は砂浜で砂遊びをして過ごすことが好きだった。砂を掘って、集めて、水で固めて、積み上げて。彼の想像する様々なものを作り上げた。気付くとそれは一つの街となり、一つの世界になった。毎夜ごとにそれは潮によって侵され、壊されてはいたが、それでも
彼の街はなだらかな海岸にそびえ立っていたーー彼がいなくなってからも。
ささやかな攻防戦は今日もまた続いている。何かに抗うように。そんな世界のお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-21 20:58:43
663文字
会話率:0%
2020年、東京オリンピックが終わって間もなく、新種の生物が続々と発見され、人々を襲い始めた。そんな悪夢が2週間ほど続いていたとき、とある大企業がノゲムに対抗できる様々なシステムを開発し、そのシステムを使った人間が"ゲットリッダ
ー"となりノゲムに対抗し続けていた。そして10年後、2030年、怪物から人々を守るヒーロー、"ゲットリッダー"が職業の一種として繁栄している時代。どこにでもいる普通の大学生、潮田大翔は偶然にもゲットリッダーの力を得てしまう。果たして、どこにでもいる普通のヒーローは大切な人を守ることができるのか、世界を救うことができるのか。
※この作品は「ノベルアッププラス」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-21 18:31:25
154360文字
会話率:42%
葉月海(ハズキ カイ)と陸(リク)は1才違いの兄弟。海はサッカークラブのジュニアユースチームで10番をつけ、将来を有望視され、自分もプロサッカー選手になる夢を信じていたがユースチームへの昇格が叶わず、茫然自失になっていた時に偶然サーフィン
に出会う。そしてこの出会いが海を新たな世界へ導いていく。
また、弟の陸は大学生になってから付き合っていた彼女に振られ、大学や日本からも逃げるようにヨーロッパへ留学を決める。そして、そんな軟弱な陸を待っているモノとは?
2人の兄弟を軸に、様々な人々や文化(酒やグルメ、スポーツや音楽、映画など)との出会いが、それぞれの人生を変えていく青春群像ストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-19 12:37:53
12271文字
会話率:22%
そいつは、身から出た錆ってもんだ。
最終更新:2024-04-14 07:00:00
256文字
会話率:0%
魔法はある。
きみがそれを忘れているだけだ。
最終更新:2023-05-29 07:00:00
229文字
会話率:0%
未来も、かなたも知ったこっちゃない。
とりあえずは、この頭上に広がる天から、ぶっちめるか。
最終更新:2022-09-24 07:00:00
205文字
会話率:0%
「あの夏のこと、彼女のこと。俺は忘れない」
小学六年生の潮沢 平助を待っていたのは、小学校生活最後の夏を飾るのに相応しい、不思議な夏休みだった。
最終更新:2024-04-13 20:32:41
13303文字
会話率:29%
辺境に領地を持つマリエ・オリオール伯爵令嬢は、貴族学院の食堂で婚約者であるジョルジュ・ミラボーから婚約破棄をつきつけられた。二人の仲は険悪で修復不可能だったこともあり、マリエは快諾すると学院を相対して婚約者の家に向かい、その日のうちに婚約
が破棄された。辺境=田舎者という風潮によって居心地が悪くなっていたため、これを機に学院を退学して領地に引き籠ることにした。
魔法契約によりオリオール伯爵家やフォートレル辺境伯家は国から離反できないが、関わり合いを最低限にして独自路線を歩むことに――。 ※アルファポリスにて公開予定折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-09 21:12:08
89421文字
会話率:35%
【潮蕊湖サービスエリアへようこそ。ベルを取ってお待ちください。お食事はすぐにできあがります。】
利玖は潮蕊湖サービスエリアにいた。そこは、昼間なら潮蕊湖を一望できるロケーション。コーヒーショップやフードコート、温泉まで併設した画期的な施設。
だが奇妙な事に、真夜中のこのサービスエリアには他の利用者はおろか、従業員さえ一人もいない。サービスエリアの中で過ごしていた利玖は、ジュネと名乗る女性に出会う。ジュネは外回りを終えて帰宅する途中、休憩の為に潮蕊湖サービスエリアに立ち寄り、気が付いた時にはこの状況に陥っていたのだという。もう二日もここで過ごしているが、ずっと夜のまま誰の訪れもなく、駐車場にも戻れないと嘆くジュネ。不可解な場所で出会った二人は、無事に元の世界へ帰る事が出来るのか。
※本作は「pixiv」「カクヨム」「アルファポリス」「エブリスタ」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-03 21:51:55
32793文字
会話率:33%
晩秋を迎えた潟杜大学で学園祭が開かれる。温泉同好会に籍を置く潟杜大学生物科学科の二年生・佐倉川利玖は、出店しているお汁粉の屋台のビラ配りをしている最中、バンドサークルでボーカルを務める工学部三年生の友人・熊野史岐と邂逅する。飲酒を強要する悪
質なサークルを振り切って物陰に移動した二人は、湖と神話の土地・潮蕊からやって来た夫婦神に「落とし物を探してほしい」と頼まれる。利玖は、史岐のライブに間に合うように彼らの落とし物を見つけ出せるのか──。
※本作は「pixiv」「カクヨム」「アルファポリス」「エブリスタ」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-12 02:26:44
60939文字
会話率:36%
世界各地に存在する地下迷宮『ダンジョン』。
そしてダンジョンの攻略に挑む冒険者たちの界隈において、とある風潮が広まっていた。
それは“アタッカー至上主義”。
ダンジョンに巣くう魔物と直接戦う冒険者こそ正義であり、アタッカー補助し直接魔物と
戦わないサポーターは怠惰で不要な存在だというものだ。
実際に冒険者パーティーから追放されるサポーターも続出する中、モノグという男もまた同じサポーターとして戦々恐々とした日々を送っていた。
彼が所属する“ストームブレイカー”という冒険者パーティーにおいて、他のメンバーは全員アタッカー。
それも全員が全員、他の冒険者たちからも注目を集める資質の持ち主だ。
そんな環境下で、モノグは支援術師として、そして細々とした仕事を一手にこなす雑用係として貢献しているものの、仲間たちの実力なら自分のようなサポーターは不要ではないかと、半ば諦めのような自覚を抱くようになる。
自分を蚊帳の外に、リーダーであるイケメン君のハーレムみたいな構図になっているし。
しかし、当のパーティーメンバー達は追放しようなどとは全く思ってはおらず、それどころか……?
これはダンジョンの最奥を目指し日々攻略に励む冒険者たちが、様々な思いを胸に立ちはだかる困難を乗り越えていく物語である。
※カクヨムにも投稿中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-02 19:12:35
234961文字
会話率:42%
渡り鳥の声がきこえてきた
最終更新:2024-03-23 19:04:59
1206文字
会話率:0%
「ずっと、ずっと君が好きだ、ネリア。君のやりたいことは何でも叶えたいと思う。その準備はしてきたつもりだ。どうか、私と結婚してください」
紅潮した頬で私の前に跪き、青年は透き通るような紫の瞳でまっすぐに私を見つめている。
高級な銀糸のよ
うなきらめく銀色の髪が、風に吹かれてさらりと揺れた。
「ネリアの恋が実って、本当に嬉しい! こんな夢みたいな人が本当にいたのね」
ミサーラさんが感動したように目を潤ませて私達を見ている。
確かに目の前に居る人は、銀髪が美しく、冷たい目をした美形だ。加えて言うならすらっとした長身で、動物のような筋肉を感じさせる。
サッシュがつけられた白い制服は国の騎士団での高い位置を示し、貴族であることは間違いないだろう。
私が好きだと公言してきた人物と一致する。
でもその人物……架空の人物なんですけど!?
気がついたら(身に覚えのない)恋が実っていたネリアのハッピーエンドの話です。
※他のサイトにものせてます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-20 13:46:39
12899文字
会話率:49%
ある日、主人公はなぜか湖底に落ちてしまう。そこで出会った少女に導かれ、まるで違う世界の入り口"アクアトピア"へと足を踏み入れる。
水の都"水京"で水の精霊から学んだことは、この国に迫る大災害の脅威だ
った。巨大な"水渦の魔物"が暴れ出し、全てを破壊しようとしていた。
主人公は魔物を倒すため、旅立つことを決意。波を操る魔術師に師事し、水の魔法を修得する。氷の迷宮、潮汐の聖地、川の国、泉の妖精など、さまざまな場所を巡り、次々と新たな力を手に入れていく。
やがて満ち潮の夜、海月の祭壇にて魔物との運命の一戦が始まる。しかし主人公を待ち受けていたのは、自らの過去の記憶だった。
全ての力を解き放ち、主人公は仲間とともに魔物に挑む!果たして、アクアトピアの平和は取り戻せるのか?
水の国の冒険に満ちた物語が今、幕を開ける――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-18 18:26:12
266文字
会話率:17%
自称情けない男、春宮情。美少女(仮)の潮風沙羅と2人きりの教室で送る何処にでもあるラブコメ小説。…だったはずなのだが。わちゃわちゃしたりくすくす笑ったりぐすぐす泣いたりするはずなオールマイティラノベ(仮)
最終更新:2024-03-14 07:26:39
2274文字
会話率:70%
俺、◯◯◯◯は名城中学に通う中学3年生。
今日は卒業式だから朝早くに家を出たんだけど、寝ぼけたトラック運転者にドーンと肩をぶつけられて難癖を付けられて怖くて失神。
そのまま異世界転生してしまった。
いや、身体はあるから異世界転移というやつな
のかもしれない。
俺の来た異世界はスケールが違う。
何せ顔面偏差値が高いから平均ちょい上のつもりだった俺の顔がブサイク扱いされる。
黒髪のブサイク呼ばわりされるがちゃんと傷付くからやめてほしい。
この世界においては黒髪が珍しいらしく、それで声をかけてくる人が居るんだけど、どうやら目的はそれだけではないらしい。
「あら、そこの黒髪のブサイクな人ちょっと待って」
「面と向かってブサイクとかやめてくれない?」
「丁度良かった。あの時の礼がしたくてさ」
潮騒香る海岸沿いに今居るのだが、近くに柑橘系の果樹園が有り、そこから山のようにデコポンを渡された。
「あるんだ……普通にデコポン」
この世界特有の生き物とかを期待してなかったとは言えないので少しガッカリした。
「ほら、これ全部持っていきな」
両手に抱えきれないほどのデコポン。
服の裾を持ってそこに乗っけて貰う形で持っているが、めちゃくちゃ重い。
「あの時のアンタが『名乗るほどの者ではありません』なんて言うから恩返ししたくても探しようも無いしさ……そうだ、ウチに寄って行きなさいよ」
「そ、それは助かるけど、まずこのデコポンをなんとかしたいかな!」
こぼれてる!
炉端にポロポロとこぼれてるから!
「ほーら、ウチの主人村長だったの覚えてない?鬼に取り憑かれて大変だったんだから」
「へ、へぇ、やっぱり居るんだそういうの」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-11 20:58:05
1428文字
会話率:11%
あることがきっかけで連絡を取らなくなった同級生、千倻が急に私を呼び出した。
「交通費は出す。だから明日こっちまできて。」
私は彼女の呼び出しに応じることにした。
道中での回想録。
私の少しの後悔と不信感。
最終更新:2024-03-10 22:35:43
4808文字
会話率:48%
負けず嫌いで楽しいことが大好きなウワバミと酒飲みのお話。
アルファポリスにも掲載しています。
最終更新:2024-03-08 23:44:51
2955文字
会話率:16%
——これは、ある千年紀に、深紅の血潮で刻まれた、人類の叙事詩。
つまりは、クリムゾン・ザ・ミレニアム——
最終更新:2024-03-07 13:45:06
20197文字
会話率:31%
小さな港街にある高校の生徒会長・潮(うしお)リョータはある日、同学年の美少女・美岬(みさき)ユウヒと出会う。
水泳部部長で全国的に有名な水泳選手である幼馴染の網元(あみもと)マヒルや後輩のヒマワリ、生徒会副会長の福海鳥(フーハイニャオ)
、ユウヒの妹アサヒや母親のナミカらを巻き込み、次第に熱を帯びるリョータ争奪戦の行方は…?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-06 19:37:52
478509文字
会話率:28%
「地の文(じのぶん)」……それは文章や小説などにおいて、会話以外の説明や叙述の部分のことである……。え? 知ってる? ああそう。その地の文が暴走した時、物語はどうなってしまうのか。追放同然に旅立ちを命じられた、とある聖女と勇者が大変なことに
なります。読みやすいように短くサクッとまとめてあります。楽しめる人がいますように。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-06 15:49:02
3896文字
会話率:62%
平穏な日常など単なるまやかしだ
突如現れた怪物
脳を揺さぶる鋭い痛みと熱い血潮
眼前に迫る死を感じ初めて気が付いた
現状維持は緩やかな自死にすぎないと
最終更新:2024-02-24 00:54:41
52101文字
会話率:29%
真白つばさは中学時代強豪チームの卓球選手だったがある出来事をきっかけに卓球をやめてしまう。そのことを隠して卓球の名門校・綺羅百合女子学院に一般枠の新入生として入学し普通の高校生生活を送る。三年生になったある日、中学生最優秀選手の黒潮つばめが
卓球部に入部し、たまたま友人と手伝いに来ていたつばさは卓球部部長・赤澤しずくの計略で黒潮つばめと練習試合をする羽目に陥る。彼女の超攻撃的スタイルの前にあっさり1セット目を先取され、このまま負けてしまってもいいかと思いかけるつばさだったが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-17 16:38:17
10316文字
会話率:39%