「初恋の人がいる。今もその人を探している」
初めて会った美しい婚約者、ベリルの第一声は、それだった。
令嬢の身でありながら、アクセサリーショップ「セラフィーラ」のデザイナーを務めるセーラ。仕事に打ち込みたいセーラは、ベリルとの婚約に乗り
気ではなかった。そこで、セーラは思いつく。もし、初恋の人が見つかったら、私との婚約は破棄される?と。
「そのお方、私も一緒に探しましょうか?」
そうして、ベリルの初恋の人を探し始めたセーラだったが、彼と日々を過ごすうち、少しずつ心を許すようになる。だが、ある日、何よりも大切に思う「セラフィーラ」を大きく揺るがす事件が起こり、セーラは自らの想いに気づいてしまう。
そして。
「『彼女』と思われる女性が、見つかりました」
婚約から始まる、切ない恋の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-14 20:42:15
23872文字
会話率:47%
創造の魔女リコリータは、想像を具現化できる物作りの魔法を使える。ある日家を訪れたファッションデザイナーのジブリルは、魔法で作った服で店を開きたいと言った。ところがリコリータの壊滅的なセンスが火を噴き、一筋縄ではいかなくて……。※ヒーローは口
調だけのファッションオネェです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-04 18:02:50
25506文字
会話率:44%
3万字ほどで全11話完結。魔導国家エクグラシアの王都シャングリラ、五番街で妹と〝ニーナ&ミーナの店〟を経営する女主人ニーナは服飾専門の魔道具師兼デザイナー。仕事は忙しいけれど順調だし恋するヒマなんてない……服作りに情熱を燃やすそんな彼女をあ
る日、故郷に捨てたはずの婚約者が訪ねてきます。
『魔術師の杖』100万字達成&3巻発売を記念したラブコメ。1~3巻を通じて登場する服飾店〝ニーナ&ミーナの店〟の女主人ニーナがヒロインです。世界観や登場人物は『魔術師の杖』と同じで『魔術師の杖』のヒロイン、ネリアもでてきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-02 00:00:00
37147文字
会話率:55%
沖縄県北谷町のCHU♡LA Beach Gardenから始まった琉生と美海の物語。
当時大学生だったデザイナーの琉生と専門学生だった歯科衛生士の美海は北谷町のアメリカンビレッジにあるビアガーデン付きレストランのバイトで知り合う。
そして、知
り合った約2ヶ月後、器用で包容力のある琉生に惹かれた美海は琉生に告白。
そして、琉生と美海は付き合う事に。
二人は順調に交際を重ね、琉生は大学を4年、美海は専門学校を3年で卒業し、美海は那覇市のクリニックで歯科衛生士になるのに対し、琉生はデザイン会社に就職するため沖縄を離れて大阪へ。
そして、二人は遠距離恋愛となる。
琉生は社会人一年目は合間を見つけてはちょくちょく沖縄に帰省し美海と会ってたものの、年数を重ねるごとに琉生は多忙になり、美海からのLINEへの返信も疎かになり、沖縄への帰省回数も減少。
徐々に二人の関係はギクシャクし始める。
そして、琉生と美海が付き合い始めて4年目。
多忙を極める琉生は会社の先輩藤堂に誘われミナミのキャバクラ店へ。
ちょうどその時、美海から琉生に電話があり、琉生は美海に浮気を疑わるなどさらの二人の関係は悪化。
やがて二人は音信不通になる。
琉生との関係に悩んだ美海は先輩比嘉の誘いを断り、一人でおしゃれ居酒屋へ。
一人カウンターで飲んでた美海は、アパレル店の店長をしているパリピ風の具志堅にナンパされる。
その具志堅がその居酒屋の店長外間と幼なじみだった事もあり、三人で和気あいあいとした雰囲気に。
その4日後に美海は具志堅に誘われて瀬長島ウミカジテラスでデート。
二人楽しい雰囲気になるものの、美海は具志堅に車で誰も居ない公園に連れて行かれ、具志堅はその車内で美海に淫らな行為をする。
具志堅がエッチ目的だったと気づいた美海は隙を見て具志堅の車から脱走。
突然のゲリラ豪雨の中泣きながら歩いて帰宅した美海は、具志堅のLINEアカウントを消去するも、エッチ目的に利用された悔しさと琉生と音信不通が続く寂しさがさらにこみあげ自宅で泣き崩れる。
数日後、心機一転しようと美海は音信不通が続く琉生に別れを切りだそうとLINEを開く。
すると、仕事を定時で終えてジュエリー店を訪れた後、帰宅した琉生から美海に電話がかかってきた。
突然の電話に驚きながらも琉生からの電話に出る美海。
二人の関係は果たして…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-30 14:59:01
19648文字
会話率:45%
ハーフということもあり派手な容姿の僕。その容姿からか、周りからはデザイナーや役者、モデルになると言われている。だが僕はピアニストになりたいと思っている。そんな僕が家を飛び出し未来に向かって突き進む。果たして僕の夢の行方はどうなる?
最終更新:2021-10-31 09:56:14
504文字
会話率:0%
ゲーム会社勤務のサラリーマン穂村明(ほむら・めい)は、召喚された異世界でいきなり貴族に任命された。
でも、それは罠だったのだ。
ダンジョンを維持管理し、踏破されたら死ぬド底辺ブラック貴族「ダンジョン爵」。遅かれ早かれ非業の死を遂げることが決
定した、最悪の生贄職だった。
死ぬのも時間の問題と思われていた明だが、ゲームのレベルデザイナーとして培った経験を武器に、潰れかけの零細ダンジョンを王国最強の伝説的魔境へと導いてゆく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-28 15:51:21
320404文字
会話率:47%
両親を事故で亡くした柳美夏海は、武道の達人であり清源寺の住職である祖父の文教に幼い頃から育てられた。
祖父は、両親がいないというハンディを感じさせまいという思いから、美夏海に古武道を教える。美夏海は、祖父のそんな心配をよそに、自然に恵まれた
環境の中、のびのびと明るく活発な少女へと成長していく。美南海の一回り上の兄雅も美南海と共に清源寺で暮らしていたが、大学進学を機に東京で一人暮らしており、美南海が中学生になったのを機に、雅の住む東京近郊のマンションに移り住む。
山陰の山奥から、いきなり大都会にやってきた美南海には戸惑いも多く、当初中学校に馴染めない美南海であったが、気は優しくて力持ち的性格の北斗冬美という親友もできた。
美南海は、文教の元から離れても、日々の鍛錬を怠らず、技は益々磨きがかかり、兄雅はその技ゆえに心配が増す。
また勝気な冬美にとって、中学の部活動での柔道は、性に合っていたようで、その後、オリンピック強化選手候補級にまで上達する。
物語は、そんな美南海・冬美が、高校一年生になった所から始まる。
1A
高校1年生になった美南海達の夏休みまでの日常、祖父文教の住職に至るまでの経緯、AIデザイナーである雅が量子コンピューター向け次世代AI開発に一人葛藤する様子を描く。
1B
2月期に入り、高校生活にも慣れてきた頃、ある半グレ集団にいじめ・ゆすりの被害にあっている友人を助けた事から、二人は半グレ集団の暴力に巻き込まれて行く。しかし、二人は期せずして、逆に半グレ集団を壊滅に近い状態にまでしてしまう。
一方の雅は祖父文教からの助言でヒント得、漸くAIのコード作成に着手する。そしてスーパーAI「D」の覚醒。
覚醒したばかりDの追跡で、雅は、美南海達の格闘の様子をモニターし、陰ながら援護する。
1C:Coming soon(校正中)
辛くも警察の包囲網から逃げ延びた半グレ集団のリーダーらは、彼らのバックにいる組織に匿われる。美南海達にしのぎを奪われた彼らは、美南海達に強烈な恨みを持つ。
復讐を考える彼らに、組織が開発したある種のワクチンを彼らに投与する。そのワクチンは彼らのDNAに作用し、彼ら自身のDNAに眠っている機能を覚醒・強化させた。ワクチンの効果でビースト化したリーダーが再び美南海達に襲いかかる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-24 06:41:55
62364文字
会話率:64%
両親を事故で亡くした柳美夏海は、武道の達人であり清源寺の住職である祖父の文教に幼い頃から育てられた。
祖父は、両親がいないというハンディを感じさせまいという思いから、美夏海に古武道を教える。美夏海は、祖父のそんな心配をよそに、自然に恵まれた
環境の中、のびのびと明るく活発な少女へと成長していく。美南海の一回り上の兄雅も美南海と共に清源寺で暮らしていたが、大学進学を機に東京で一人暮らしており、美南海が中学生になったのを機に、雅の住む東京近郊のマンションに移り住む。
山陰の山奥から、いきなり大都会にやってきた美南海には戸惑いも多く、当初中学校に馴染めない美南海であったが、気は優しくて力持ち的性格の北斗冬美という親友もできた。
美南海は、文教の元から離れても、日々の鍛錬を怠らず、技は益々磨きがかかり、兄雅はその技ゆえに心配が増す。
また勝気な冬美にとって、中学の部活動での柔道は、性に合っていたようで、その後、オリンピック強化選手候補級にまで上達する。
物語は、そんな美南海・冬美が、高校一年生になった所から始まる。
1A
高校1年生になった美南海達の夏休みまでの日常、祖父文教の住職に至るまでの経緯、AIデザイナーである雅が量子コンピューター向け次世代AI開発に一人葛藤する様子を描く。
1B:Coming soon(校正中)
2月期に入り、高校生活にも慣れてきた頃、ある半グレ集団にいじめ・ゆすりの被害にあっている友人を助けた事から、二人は半グレ集団の暴力に巻き込まれて行く。しかし、二人は期せずして、逆に半グレ集団を壊滅に近い状態にまでしてしまう。
一方の雅は祖父文教からの助言でヒント得、漸くAIのコード作成に着手する。そしてスーパーAI「D」の覚醒。
覚醒したばかりDの追跡で、雅は、美南海達の格闘の様子をモニターし、陰ながら援護する。
1C:Coming soon(校正中)
辛くも警察の包囲網から逃げ延びた半グレ集団のリーダーらは、彼らのバックにいる組織に匿われる。美南海達にしのぎを奪われた彼らは、美南海達に強烈な恨みを持つ。
復讐を考える彼らに、組織が開発したある種のワクチンを彼らに投与する。そのワクチンは彼らのDNAに作用し、彼ら自身のDNAに眠っている機能を覚醒・強化させた。ワクチンの効果でビースト化したリーダーが再び美南海達に襲いかかる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-01 00:00:00
45591文字
会話率:65%
左右の泣き黒子の位置以外同じ栗色の髪と瞳の双子アリスとイリスは、貧乏な実家のため、アリスは小説家として、イリスはドレスデザイナーとして働きながら、ゼンケル男爵令嬢として学園に通っている。
金髪碧眼の美少年ヘルフリートの婚約者は、シルバー
ブロンズの髪と菫色の瞳のエルリア・シュミットバウアー。聡明で身分問わず優しく接する美人な彼女のどこが嫌なのか、詳しく話を聞いてみると……?
※短編『愛する婚約者から婚約破棄を言い渡されたら、幸せになりました』の別視点です。これ単体で読めます。ざまぁなしのハピエンです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-10 21:00:00
19887文字
会話率:44%
東京オリンピックの熱狂が去った後の昭和40年の正月の出来事を小説風に綴る。戦後の東南アジアの体制が大きく変わる中、国内では人々の注目を集めた「デザイナー誘拐殺人事件」が発生する。
最終更新:2021-10-07 05:59:51
3851文字
会話率:0%
空から降ってきた娘は、ソラカラと名付けられた。
名付けたのは火無しの魔女。
自分へのご褒美でつくった旅魔法が失敗し、空に描いた魔法陣から若い娘が落ちてきたのだ。
娘は少し前まで、92歳の老女だった。
そしてちょうど、寿命を迎えた時だった
。
失敗した魔法陣は時空を曲げて、老女の病室につながった。
運悪く、天へ還る途中の無防備な魂が魔法陣に吸われ、時空の狭間で時間が逆光。
魂は若返って、魔女に出会った。
覚えているのは、絵を描くことが好きだった感覚だけ。
名前すら、思い出せない。
魔女は自分の失敗を、こっそり秘密にすることにした。
これは、若返った元老女のソラカラが、絵を描くことではじめたテキスタイルデザインの仕事をきっかけに、異世界で新しい人生をはじめる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-10 21:00:00
27775文字
会話率:28%
遺伝子操作技術を施したデザイナーベビー、通称「ソア」。
実験体であると同時に研究の手伝いもしているソアたちは、みんな頭脳明晰な偏屈&変人ぞろい。
……のはずだったが、なぜか第一班『秘書』のヒナトはひとりだけ平凡なドジっ娘だ。
ついでに俺様
系班長・ソーヤに妙に執着されていること、そして自分が彼に恋していることにも気づいていないほど鈍感でもある。
そんなヒナトの、周りの天才児たちの拗らせた人間関係に振り回され、笑って泣いて、はしゃいで凹んで、大騒ぎして、たまにときめきもある、楽しい日々の物語。
次第に明らかになる研究所の秘密と悲しい事実。
確かにある悲劇の前触れ。
死の宿命を負った花たちの未来は、なんやかんやでヒナトの肩にかかっているのかもしれない。
◆マークのついた話には挿絵あります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-27 21:06:43
353974文字
会話率:23%
「私」が、デザイナーとして世に出る切っ掛けを創ってくれた人に、何時の日か何が出来るかと思い続けて来た。
その「私」に、国1つの運命を前に進める手助けをして欲しいと言う依頼が寄せられた。再び、「私」の運命を変えるチャンスに、歩を踏み出す。
最終更新:2021-07-02 21:18:14
39075文字
会話率:52%
もしずっと好きだった芸能人に偶然会えたらどうしますか?
声をかける?
かけない?
もし、その人に何度も会えたら?
運命だと思いますか?
恋をしますか?
西森七海はブランド「Sirius(リユゥ)」の女性服のデザイナー。
ず
っと応援している俳優、諏訪部 紫翠(しすい)に偶然出会う。
その出会いは何度も繰り返され。いつしかファンとして応援していた気持ちは変化し、恋へと変わっていく。
遠い存在の関わることなどないはずの憧れの星。
七海は出会う度、紫翠に惹かれていく。
運命の恋があるならこれが運命なのでしょうか?
七海の想いは?
※更新状況は現在週1回です。(予約更新となっております)
※この話は私が10年以上ファンで応援している人に、歩いていたら普通に向こうから歩いてきて声をかけなかった(後悔はない)ことがあり、他の人なら声をかけるのかな?って思ったことから生まれました。
※女性の書く男性目線もありますのでご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-19 00:00:00
6502文字
会話率:9%
会社内で上司からパワハラを受け続ける30歳の会社員――渡辺 武(たける)は、女性と付き合った事も無ければ、人に言える趣味も熱意も無いただの万年平社員だった。
そんな先が見えない武にも、ある日一条の光が差し込むことになる。
それは、以前か
ら登録していたマッチングアプリを通して、1人の女性と出会ったことによって。
”UI(ウイ)”と名乗るその女性は、武の凍った心を優しい言葉で癒してくれ、遂に実際に出会う予定まで取り付ける。
だがそんな武の下にやって来た女性は、予想とは真逆の今時っぽい女子高生で、最初はネット上でのやり取りとのギャップに戸惑っていたが、次第に武の心は出会った少女に惹かれ始めて行く。
女子高生でありながら動画投稿サイトで絶大な人気を誇る歌い手――長浜 幸(ながはま さち)。
叔父である武に思いを寄せながら、声優としてブレイク中の少女――石動 彩香(いするぎ あやか)。
かつて武に背中を押された事でファッション業界に飛び込み、世界的に活動中の天才デザイナー――長浜 結(ながはま ゆい)
彼女達による仕組まれたマッチングと、それぞれの想いが交錯する成り上がり系ラブコメディ、ここに開幕!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-15 23:30:10
47731文字
会話率:38%
良いモノ作れば勝てる?その正解に至る門は開かれた。
最終更新:2021-05-30 15:34:09
713文字
会話率:0%
今をときめくデザイナー、ミヤビ・ウエダの服を見て衝撃を受けた主人公・羅漢前剛夫(らかんまえたけお)は、弟子になりたいとミヤビに懇願するが、相手にされなかった。
それでも何度も何度も頼み続ける羅漢前に、ミヤビはとんでもない条件を突きつける。
「もしあたしの指定した学校に入学して、そこのデザイナー科を卒業したら弟子にしてあげる」
羅漢前はこれを快諾するが、その学校は女子高だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-30 15:28:16
55853文字
会話率:79%
死後の世界
地獄に落とされる人々
彼らのため?にぴったりな地獄をオーダーメイドする地獄デザイナー
最終更新:2021-04-23 19:46:45
755文字
会話率:0%
ダンジョンのなかで時間逆行する絵画に封じ込められた女勇者。400年後、赤ん坊の姿で封印が解かれる。技術が進歩した世界で、女勇者が選んだ第二の人生は警察官。
念のため、残酷な描写あり・R15にしてあります。異世界転生モノではあり
ませんが、短編小説「元ウォー・シミュレーションゲーム・デザイナーで、人気小説家・放※大学軍事史講師が、異世界でダンジョンマスターになったら」のキャラが少しだけ登場しますので、異世界転生のタグもついています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-11 22:14:06
34440文字
会話率:9%
「あの眼鏡デブ、続編を書かずに死んだだと!」
元ウォー・シミュレーションゲーム・デザイナーで人気小説家の斎藤が急死したとのニュースに、小説続編を待ち続けた多くのファンからは、故人を悼む言葉よりも先に、怨嗟の声で満ち溢れた。
最終更新:2020-05-16 23:19:33
15991文字
会話率:10%
火事で仕事と家を失ったアイリーンが幸せを見つけるまでのお話です。
「ところで、アイリーン嬢。
先ほどのドレスを見せてもらえますか?」
私は頷いた。
すると…ミリーさんは、私のドレスを持ってきた。
伯爵様は、私のドレスを裏返したり縫い目
を確認したりした…。
何度かほつれて直すためにあて布をしてあるのも見られた…。恥ずかしい!!!
そんな事は気にしていないようで、伯爵はドレスの内側のさらに裏を確認している。
私、怪しい薬とか隠してませんからね!!
ところが伯爵は嬉しそうに顔を上げた。
「やっぱり!この内側の見えないところに、我が姉の名前が入っている…!!!
このドレスは、ドレスデザイナーとして独り立ちした姉の初期のドレスです!
本物はほとんど無くて…デザイン画を元に、レプリカを作ったのしか手元に無いんです。
この薄くて繊細なレースを作れる職人は今いないんですよ。この柔らかいレース…素晴らしい!
どこをとってもすごい!!!」
伯爵は嬉しそうな顔でドレスを大事そうに抱えた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-09 16:08:41
10073文字
会話率:27%
「城ケ崎は人を着せ替え人形にするんだ」
クラスメイトに、美人な変人がいる。彼女の名前は城ケ崎静江。
美人で、スタイルのいい彼女には、妙な趣味があるみたいだ。
色んな男子を家に連れていっては、ファッションデザイナーの修行と称して、様々な服の着
せ替えを行うらしい。
そんな城ケ崎さんから、ぼくはある日、うちに遊びに来ないかと誘われた。
その誘いを断らなかったのは、つまり、ぼくが彼女に惹かれはじめていたからだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-09 05:10:36
19289文字
会話率:34%