「石じじいの話」は、私が子供の頃(昭和40年代)に、石ひろいビジネスをしていた男性から聞いた話です。
彼は、山野を歩き、珍しい岩石や鉱物、化石、ときには動植物などを収集して、それを売って生活をしていました。
当時、すでに高齢でしたが、山を歩
いているのでカクシャクとしていました。
小学生の私が、石じじいが話してくれた経験談や言い伝えなどを家に帰ってからノートに書き残したものが大量に手元に残っています。親に言われて、綴り方の練習も兼ねていたのでしょう。これらの聞き書きの中から、話としてまとめることのできるものを書き出してみようと思いました。
それが、「石じじいの話」です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 17:01:03
267833文字
会話率:4%
今はもう昔、昭和40年代の頃のお話です。
6畳一間のアパート“寿荘”の住人の三人の若者はどの様にして、このアパートから“卒業”していくのだろうか?
最終更新:2025-05-15 16:10:42
23525文字
会話率:63%
80歳の弘子は認知症に気づかず、鏡に映る若い自分や冷蔵庫の同じおかずを不思議に思わない。昭和40年の切符を見つけ、50年前の恋人タカシとの約束を思い出す。娘の洋子に背中を押され、夜の街へ。商店街や桜並木を歩くうち、過去と現在の記憶が混ざり合
う。時計台でタカシの幻と再会し、約束を果たした弘子は翌朝穏やかに永眠。洋子は母の日記で「あなたがいたから生まれ直せた」という言葉を見つけ、満開の桜の下で母との別れを誓う。記憶を失っても消えない愛を描く、時を超えた感動作。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-03 15:53:41
2261文字
会話率:42%
半世紀前までは、大半の人がイタリア料理を食べたことがなかった。イタリア料理も食文化もほとんど知られていなかった時代、西村暢夫というイタキチが「文流」を起業し、「リストランテ文流」を開業したことでイタリア料理が広まっていった。
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最終更新:2025-04-14 16:09:17
3735文字
会話率:3%
高度経済成長が終わり、石油危機が到来した世の中。
経済は混乱し、人々はまともな職にありつけず、治安が悪化していく。
人間が生きていくことに精いっぱいだった時代の物語。
私が知り合った色々な男女の行く末を揃えました。
最終更新:2025-01-01 21:22:35
10163文字
会話率:11%
昭和40年、統制者を名乗る上位存在が日本へ降臨し、全国民に『啓示』という異能力を授けた。
啓示の獲得で強大な力を行使可能となった人々が動乱を起こし、社会の混乱と政府の弱体化が加速していく。群雄割拠の戦国時代再来を経て、武装勢力の喰らい合
いが末、軍事国家『日本統制帝国』が誕生する。
以後60年間帝国は安定の刻を築くが、第四代統制帝国皇帝の治世に於いて、帝弟の叛乱により内戦が勃発。3ヵ月余りで叛乱軍は鎮圧され事態も終息するものの、実の弟を処断してから当代の皇帝は残虐な暴君へと変わっていった。
皇帝の圧政が日毎苛烈さを増していく中、状況を憂える者達が水面下で動き始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-25 18:38:13
21540文字
会話率:48%
昭和40年。結婚式を控えた和子には、秘密がある。幼いころ、母から「行ったらあかん」と言われた場所に行ったこと。そこで「チヨさん」と会っていたこと。チヨさんに、ひとつの紅猪口(猪口の内側に口紅を塗布したもの。伊◯半の小町紅が有名だろうか)を貰
ったこと。チヨさんは、和子にとってどういう存在であったのか・・・ひとつの口紅をめぐって紡がれる、3人の男女の人生、その一人目。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-02 20:51:58
3896文字
会話率:30%
昭和40年代終わりの頃の 高校生の純粋な恋愛とバレンタインの想い出
最終更新:2023-12-19 19:00:00
1889文字
会話率:18%
両眼の色が違う「オッド・アイ(=金眼・銀眼)」を持った白い猫を保護した少年とその姉。スイッチがオフになったテレビの画面を見ていた猫が微妙に変身する。外へ出たその猫を追いかけた姉弟は「猫屋敷」と呼ばれている空き家で不思議な体験をする。
昭和
40年代の四国の地方都市を舞台にした、冒険ファンタジー。子供向けの作品ですが、大人も楽しめます。第2話以降も出筆中。乞うご期待!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-15 09:44:18
23961文字
会話率:61%
前作の「みるたまり」、「みるたまり2」の完結編です。
神社前のよどんだ水溜まりに巣くい、人の穢れた気を食う「みるたまり」が、小学五年生になった主人公修一君の前に再び現れます。
以前滅ぼされたはずの「みるたまり」はどうして現れたのか、またみる
たまりの正体があきらかになります。
昭和40年代の田舎町を舞台に、妖怪退治が始まります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-20 00:19:36
7247文字
会話率:25%
後期高齢者と云う事になりまして、そろそろ終活をしなくてはなりません。箪笥や納戸から着物や洋服を出してはリメイクしていました。母と住んだ昭和40年代が蘇って来るのでした。母に見立てて貰って居るのです。50数年前に22歳の時にお別れした、母の姿
が蘇ります。懐かしくて手紙を書いて見ました。遠にあの時の母の年齢を超えて居るのに・・未だにお願いしているのです。天国に居られるようで・・傍に居て下さって居るようで・・。また私と一体となって、心の中にあるようで・・。母とお話して居るようでした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-17 10:00:00
6869文字
会話率:0%
50年以上前、昭和40年頃の名古屋の街のお話しです。死んだ友人の代わりにセミプロのジャズバンドにもぐり込むのですが。そこには盲目のドラマーがいました。そして、オレは恋をします。出逢いと別れ、青春の身勝手さ、少年から大人への端境期を、オレはど
う過ごしたのでしょうか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-16 14:14:18
53876文字
会話率:18%
東京オリンピックの熱狂が去った後の昭和40年の正月の出来事を小説風に綴る。戦後の東南アジアの体制が大きく変わる中、国内では人々の注目を集めた「デザイナー誘拐殺人事件」が発生する。
最終更新:2021-10-07 05:59:51
3851文字
会話率:0%
もうすぐ58歳になる中年オヤジです。
今からほぼ29年前、彼女と出会い過ごした半年間。かけがえのない時間でした。
それからの人生、色々ありました。
多くの別れも体験しました。3年ほど前に、目の異常を感じ、視力低下が進みました。
その自分に、
別れた彼女の半年間がよみがえりました。
あり得ないと感じる人も多いと思います。
おぼつかない目を使い、この小説を長い時間をかけて作りました。
なお、この話は人物の名前以外は、ほぼノンフィクションです。地域名などの記述もありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-09 19:32:21
30412文字
会話率:2%
5歳から始まった保険金殺人ゲーム
家族や親戚の殺人計画から生き延びた僕の命の記録
最終更新:2019-04-26 18:01:40
2195文字
会話率:16%
和彦は定年を迎え、コールセンターで第二の人生を過ごしていた。
妻には先立たれ、子供はいない。
そんなある日、
青春時代を過ごした北海道の平取で恋をした女性、陽子からの入電を受ける。
ほんの興味心で、登録されている住所に行くと、
そこには、昭
和40年の姿そのままの、うら若き乙女が立っていた。
陽子と和彦は時を超えて、アイヌの里、平取に戻る。
そこではCBA(宇宙友好協会)が設立した宇宙基地が本当の姿を表すのだった。
謎が謎を呼ぶ、CBAの本当の目的と、金星からやってきたというオズワルドの司令。
翻弄される二人の運命と結末。
懐かしい、昭和の歌に彩られた、昭和から平成にかける物語。
意外な結末に読者は驚きと感動を覚えるでしょう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-31 07:00:00
2512文字
会話率:14%
幼い子供の頃の話。年を重ねて今なお鮮明に残る記憶。昭和40年代の古き良き時代だったあの頃。
他愛ない話に花が咲く。双子の男の子と河原でひこーきを飛ばしたり、蝉取りをしたこと。
不安いっぱいでとなりのお姉ちゃんと遠くまで散歩したこと。母と喧嘩
したこと。
何よりも太陽が輝く街が舞台だった。想い出の積もった街が主人公だった。
オリジナルの文章表現を味わって頂けたら幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-12 21:00:12
45412文字
会話率:17%
時代は昭和40年代。母の生まれ故郷の岡山で、いとこたちと夏休みを過ごす少女が体験する、言葉にできないものとの出会い。エッセイ「お蔵出し怪異譚」番外編のような位置づけのものがたり。全三話です。
【Mistery Circle】 http://
misterycirclenovels.blog.fc2.com/ にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-10 21:00:00
17532文字
会話率:41%
月野千夏は銭湯『月の湯』を経営している。
ある日、千夏が番台に座っていると、女性が助けを求めてきて……。
昭和40年代後半から50年代前半頃を舞台とした、千夏と幼馴染の徹とのベタな恋愛。
<昭和の日企画>企画参加作品です。
最終更新:2017-04-29 20:00:00
17205文字
会話率:43%
会議中の役職教師らの前に突如現れた「お菓子をあげたおばさん」こと里中真智子。彼女の話から暗黒霧の小馬の妖紙が、もぐり紙士団・黒駒三兄弟の手に渡ったことが判明する。
一方、鏑木は息子の卓から奇妙な質問をされ、それがきっかけで卓の同僚・塚田
晃一がもぐり紙士であると感づく。鏑木は塚田の化けの皮を剥がすために一計を案じるが、そのことがさらなる事件を引き起こすことに……。
事件の黒幕・黒駒三兄弟に迫ることはできるのか。彼らとの攻防が始まる、闇の小馬・中編!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-11 21:05:02
45626文字
会話率:53%