一九三〇年、当時十八歳だった少女は、自身の名字の由来である『先祖の故郷の地』を探す旅に出たまま消息を絶った。
これはキャロライン・ルルイエが友人に当てて送った手紙や、キャロラインに同行していた叔母の日記に加え、当時の新聞記事など集めら
れる限りの資料を並べて記すモキュメンタリー……すなわちドキュメンタリー風のフィクションである。
ええ、フィクションです。
フィクションでありますとも。
すべてフィクションです。
クククククッ……
サン・ジェルマン伯爵とキャロラインの祖母とを繋ぐ、呪われしブルーダイヤの婚約指輪。
都市伝説でおなじみの、謎の漂着物ブロブスターに、空から魚が降ってくるフロッキー現象。
ニューヨークに向かうはずの船はインスマウスに流れ着き、大いなる種族との会合を経て、ハリウッドにニャルラトホテプが潜むと突き止める。
旅の果てにキャロラインは、ルルイエを見つけられるのか?
そこで彼女を待つ運命とは……?
マグネットにて初出。
カクヨムにも掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-12 22:00:00
120940文字
会話率:10%
「カイト、てめぇこのパーティから抜けろ」
突然の追放宣言。
18歳のとき《勇者の刻印》を手の甲に刻まれた、自他共に認める勇者のはずなのになぜ。
あえなく勇者パーティから叩き出された俺は仕方なく誰でも受けられるEランククエストを受ける。
猛獣の卵をギルドまで運ぶ仕事。猛獣が寝ている夜間に運ぶため、こんなに楽な仕事はない。
だが、ここでも失敗してしまう。
猛獣の前でつまづいてしまい起こしてしまったーー!
殺される。
そう思ったとき、俺の力が覚醒する。
俺の力は、20歳になるまで力を解放できていなかった。
最強スキル《重力操作》。
このスキルさえあれば誰が相手だろうと余裕だ。
俺を追い出した勇者たちには悪いが、1人で無双させてもらおうーー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-05 00:52:37
90152文字
会話率:33%
もともとは「ブロッククエスト・メーカー(NintendoSwitch版)」というゲームで、投稿したダンジョンに付けてたフレーバーテキストの詩みたいなやつを、ちょっと手を加えてお試しで投稿したものになります。つまり重複投稿ということになるので
しょうか……?
本体そのものにはあらすじもへったくれもないです。
こんなものにあらすじ付けろとか言われて困惑してます。
強いていうなら、生物の気配が微塵もない海中を想像して読んでください。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2022-02-03 00:40:12
220文字
会話率:0%
「はあ……魔王(の職)からは逃げられない……」
「四天王がもう私一人…………そうだ! オーディションを開催して四天王を48天王くらいにしたらどうだろう」
規格外に強い勇者が誕生してしまい、魔王と四天王が生き残りをかけてあがく物語です。
最終更新:2022-01-12 19:24:48
27273文字
会話率:57%
近未来、東京。
どこからか人間を食いにやってくるモンスターが現れてもう55年。
東京には、モンスターと戦う職業、モンスターハンターが存在していた。
トップモンスターハンターである文月は、ある日モンスター退治の依頼を受ける。
そこで文月は、
特殊な宝石で動く人形アンドロイド、ジュエリードールの少女を見つける。
眠る彼女の胸にはまっていたのは、透明な宝石。
文月が探してやまない、ロッククリスタルの一種だった。
文月は自分が持っているドールに宝石を入れた。
けれども、目覚めたのは文月のドールではなく、宝石を元々持っていたジュエリードールの少女のようだった。
この時代には、自分の脳のデータをドールに移植して、ドールを肉体とし活動する人間たちがいる。
彼女もそのうちの一人のようだったが、どうも様子がおかしくてーー?
傍若無人なトップモンスターハンター×かつて愛した者の体に入った見知らぬ少女の友愛物語。
あなたは、大切な人を二度殺すことが出来ますか?
※この作品の改稿前の作品(同タイトル)がpixivにございます。こちらが最新です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-10 19:32:43
70199文字
会話率:61%
高校受験のカンニング事件を期に中卒ニートとなってしまった向井友。一度外れてしまったレールはそう簡単には戻らない。歩く度に石を投げられる毎日――いつしか希望は色褪せていた。そんなときに起こったのは家族襲撃事件!?
唯一の頼みの綱がきれた向井友
は衝動的に自殺を試みるが……?
人生終わりと言われたら死ななきゃいけないのか?
世の中に蔓延る絶望を払いのけろ。
異色の”リアルファンタジー”開幕ッ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-18 14:40:17
1718文字
会話率:19%
これは魔法少女になったある男の物語。
改訂版(連載版)は後に出します。
この小説は一週間後に消滅します。
最終更新:2021-10-25 08:24:24
9976文字
会話率:24%
明け方、ククジェル(シマリス)がどんぐりを集めていると銃声が聞こえた。力なく弱々しいうめき声が聞こえてきて、そこへ向かった。
そこにはガルマ(オオカミ)がいて血を流して倒れていた。
死にかけだったガルマは近くにいたククジェルを呼び止めて
「町に監禁されている、仲間たちを助けてやってくれないか」と頼みごとをする。
それを聞き入れたククジェルはその町へと向かおうとする、しかし、そのままだと人間たちに
太刀打ちできないため、森でうわさになっている精霊に魔法をもらいにくように勧める。
魔法を手に入れたククジェルは町に向かって走り出す。それは動物たちを助け出すために。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-30 15:32:41
102128文字
会話率:56%
突然死んでしまった俺だが例のごとく転生することに。
しかし、転生するにあたってもらえる特典がまさかのポイントの消費制だった!
しかも、今まで運動などしてこなかった俺は魔法はおろか剣術や弓術を取るにも大量のポイントを消費しなくてはいけない。
そこで、前世で培ってきたスキルをもって転生することにしたのだが。
実際に転生してみるとそのスキルが転生前のスキルとは全く違うことに気づく。
俺は転生先で無難に生きていけるのか。
転生介護ストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-09 17:33:07
241201文字
会話率:41%
『レンジャークイーン』の異名で知られる四つ葉の騎士団長『エルフェミス』が上空を風属性ELビークル『ヴェーメ』で飛行する中、彼女の因縁の男性にて義賊団で知られる『トリッククローバー団』首領『フレン』とヴェーメの乗り比べをする事に。
フレンの
定めた『森の中をヴェーメでくぐり、先に森の外へ抜けた方が勝ちで、上空へ出たら反則負け』という危険なルールの元でエルフェミスは勝負に勝てるのか?
ヴェーメでの一対一のレースが今まさに始まろうとしている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-01 00:00:00
6653文字
会話率:41%
「そ、その服、脱いでもらえませんか!?」
「ふ、服!? 服って、あ、あたしの着てる服!?」
月の聖女ククリルは外の世界を知らずに育った。
しかしひょんなことから盗賊ミミと出会い、自分が世界で唯一のルナースキルの使い手であることを知る。
【ルナースキル】それは魔王すら恐れる月の聖女の固有アビリティ───
スキル『お着替え』:
身に付けた衣服により固有のスキルが発動。
さらにそれを超・強化して使用できる。
スキル『浄化』:
魔王が闇《ヤミー》に染めた土地・人々を浄化できる。
いろんなお洋服にお着換えしたい!ついでに浄化もしてあげたい!
そう願ったククリルは月教会を脱走し、盗賊のミミと旅に出る。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-12 00:38:20
147635文字
会話率:57%
『マジックラウン・オンライン』
縮めてマジクラには最強のクランが存在している。
『ショータイム』と呼ばれたクランから追放されて、はや3か月。
あのブラッククランに戻りたくない私は配信者として活動を始めた。
けどチャンネル登録者数32人って
本気で言ってる?!
軽いショックを癒すために宇宙で浮かんでたら、かつてゲームを教えたあの子と衝突!
そこから始まる私たちの新たなスローライフ!
ブラッククラン抜けたし、私は私で第二のマジクラ生活送ります!
※ハーメルン、カクヨムでも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-11 20:00:00
72113文字
会話率:37%
二百年前に妖怪やUMA、天使や悪魔などとの共存が始まった。そこで、狂人と呼ばれる一人のナニワ男と、妖怪である相方の物語。
不定期投稿です。業界ワードが分からなかったらコメントでどうぞ。(お返事します)それか、お調べ下さい。
最終更新:2021-09-11 16:06:10
2675文字
会話率:40%
この物語は、よく分からないうちに異世界転生した四人のきょうだいの物語、最強の身体能力を持つ兄、秒でその場を把握する状況判断能力持つ姉、圧倒的カリスマ性を持つ妹、全ての事を知る弟、この四人が興味ある事件に根こそぎ突っ込んで行き、時に笑い、時に
黒く笑いそして高らかに笑う。兄「さーて、いきますかー。」姉「ふむ、やるか。」妹「お願いだから、はやまらないでぇ。」弟「二人なら大丈夫かな。」
処女作です、誤字脱字の指摘、感想にてお願いします折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-12 11:28:34
17386文字
会話率:35%
人間に未来を託された十六人のAIが宇宙を進み続け、百六十三万年かけて辿り着いた惑星オルブ。
地球とよく似たその星で、やがてひとりの人間が生まれた。
「人間はね、神様に勝ったんだよ」
優しく笑うAIに、彼はそだてられていた。
【ご案内】
この作品は「AIにそだてられた子(https://ncode.syosetu.com/n4783fp/)」の続編となっております。
また、次のサイト様にも同時投稿しております。
・ハーメルン(https://syosetu.org/novel/266799/)
・アルファポリス(https://www.alphapolis.co.jp/novel/992662255/461533736)
・カクヨム(https://kakuyomu.jp/works/16816700426826730356)
更新の際には、ツイッター(https://twitter.com/potchpotchbump)でお知らせいたします。
更新頻度は低いです……ゴメンネ、ヒククッテ……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-22 10:54:20
1428文字
会話率:22%
落ちこぼれGランククラン【鍋底】に所属していたテイマーのオルガは、クランリーダーとの亀裂から【鍋底】を追い出されてしまう。行き場を失った彼は、同じくクランを抜けた友人のエレナと共に白い狼との出会いを果たす。白い狼の正体は神獣であり、彼女たち
の統率者であるリンネと前世の縁から契約を結ぶ事で、オルガの立場は一転した。一〇一匹のモフモフを得たのである。
神獣に封じられた一〇〇の悪しき魔神が目覚めようとしている。
奴らが目覚めつ前に聖遺物に宿る魂を再度封印しなければ世界に危機が訪れる。
落ちこぼれテイマーのオルガは、封じた魔神の力を利用して神獣と仲間と共に悪しき魔神に挑む。
――自分の正体が、人によって生み出された人造魔神である事を隠して。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-21 22:06:14
159565文字
会話率:43%
世界を守る高収入アルバイターと皆のお話(予定)
最終更新:2021-07-11 22:56:43
10855文字
会話率:53%
メリル・アンダートンは前世の記憶がある。魔王討伐に参加したほどの大魔法使いだった記憶が。
そしていまは子爵令嬢で魔法学園の学生をしている。
婚約者の侯爵令息に「お前のような平凡女は俺に相応しくない」と婚約破棄されたが、いまはそんなことどう
でもいい。
「才能がない」とSランククラブを追放された生徒を勧誘しにいくのに忙しいので。
メリルの目的は退部させられた生徒の秘められた能力を『鑑定眼・神』スキルで見つけ出し、前世知識チートで最強にまで育成して、最強のクラブをつくること。
メリルがまず勧誘したのは、追放されたばかりの第三王子アルベルト。無能と切り捨てられた彼は、実は勇者にもなれる才能を秘めていた。
「あなたを切り捨てた人たちに『戻ってこい』と言わせてあげる。だから私を信じなさい!」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-09 12:10:24
11423文字
会話率:36%
【ドラゴンノベルス様より書籍化いたしました!】
VRMMO《マジッククラフト》は、魔物の溢れる世界で錬金術師が自由に素材を集めて拠点を築いていく、といったコンセプトのゲームであった。自由度がとにかく高く、素材と工夫次第で戦車でも飛行機でも
自在に作り出せるのが最大の売りである。
ある日、トッププレイヤーであるアルマは錬金中の事故が原因となり、ゲームのキャラの姿でマジクラ世界に異世界転移してしまう。
魔物に覆われた厳しい世界ではあるが、アルマは『マジクラ最強の錬金術師』の力と知識を有したままであった。
NPC相手では悪さもしていたが、生身の人間を見殺しにするのは後味が悪い。アルマは多くの人間を守るため、その圧倒的な力を以て、最強の王国建国を目標に動き始める。
◆本作は他サイト様でも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-07 17:00:00
340816文字
会話率:40%
【器用の紋様】を持つスタールは、冒険者になることを夢見る少年だった。
小さい頃にワイバーンに襲われ、片腕と片足がうまく動かなくなった彼は、ある日『機械仕掛けの妖精』ククリと出会う。
「――器用さなんて大したことがないって思い込んでる皆を見
返してやろうよ」
誰も憧れない英雄、器用の英雄。
これは、やがて彼が英雄になるまでの話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-18 01:10:04
151110文字
会話率:28%
「役立たずのお前は追放する!」
「そ、そんな……。がんばってきたのに! 考え直してください! ユリウスさん!」
「がんばる? そんなことは当たり前だ! 俺たちは、結果を出さなければならない! お前みたいな無能のDランク支援魔法士をパーティに
入れている余裕はないのだ!」
Bランクパーティ”黒き炎”を追放されてしまった、Dランク支援魔法士のロイ。
途方に暮れる彼だったが、彼を拾う者が現れる。
「ちょっとそこのお兄さん。パーティメンバーをお探しなのです?」
「あ、ああ。そうだよ。君は?」
「わたしはミーシャというのです。Cランクのレンジャーなのです」
ミーシャに誘われ、ロイは”白き雷光”に加入する。
剣士のニナにも紹介され、初任務へ向かう。
「この先にシャドウウルフがいるのです。2頭なのです」
「ふん! 私が蹴散らしてあげるわ!」
「せいっ! ……え? 一撃?」
「さすがはロイさんの支援魔法なのです。お見事なのです」
「ふん! すさまじい支援魔法みたいね」
ロイの規格外の支援魔法に、ミーシャとニナからの評価はうなぎのぼりだ。
一方で、ユリウスたち”黒き炎”は絶不調に陥っていた。
「たるんでいるぞ、お前たち! せっかく無能のロイを追放しても、お前たちがしっかりしないと意味がないだろうが!」
「しかしな。ユリウスよ。何だか調子が出ないのである!」
「その通りですね。気候の影響でしょうか。自分も調子が出ません」
「言い訳は見苦しいですわ。コンディションの管理も実力のうちです」
「リサ! お前も人ごとではないだろう! 魔法の威力が落ちていたぞ! もっと気合を入れてもらわなければ困る!」
”黒き炎”のパーティ内に険悪なムードが流れる。
さらに。
「ユリウス! 貴様、何をやっておる! ビッグボアはBランククラスの魔物じゃろう! Aランク間近と言われる貴様らであれば、討伐できない相手ではないはずじゃろう!」
「も、申し訳ございません。ジョネス商会長。俺たち全員の調子が悪く……」
「言い訳をするな! 自身の調子の管理をするのも冒険者の仕事じゃろうが!」
”黒き炎”の信用も失墜していく。
はたして、ロイたち”白き雷光”と、ユリウスたち”黒き炎”の行くすえはいかに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-10 21:39:53
49447文字
会話率:58%
「クククッ、楽しみだぜ。そのきれいな顔が涙に染まる瞬間がよぉ」
悪に憧れるちょっとひねくれた少年がクラスで嫌われているひとりぼっちの銀髪少女を見かけ、邪魔されずに嫌がらせができると思い絡みまくった。そしたらいつの間にか中学、高校まで関係が
続き、なぜか告白されちゃったお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-11 22:04:40
5945文字
会話率:43%