神牌と呼ばれる奇跡の札とともに生きる五星国の片隅で、はぐれ創牌師として生きる少女、宝珠。彼女はある日突然、覇王と呼ばれる皇帝、夜昊によって、彼の後宮に放り込まれることに。
夜昊の「妃全員を後宮から追い出してほしい」という命令、もとい願いを叶
え、無事に後宮を退職するために、宝珠は彼の専属女官兼創牌師となることに。
実はチートな器用貧乏キズモノ少女と、孤独な美貌の皇帝の、絶対に負けられない『賭け』が、ここに始まる。
※なんちゃって中華風ラブファンタジーです。“なんちゃって”です。軽いお気持ちでお読みください。
※毎日19時に更新予定。
【詳細】
森羅万象に息づく精霊を封じ込めた奇跡の札、神牌。その神牌とともに発展する五星国にて重宝されるのが、神牌の修繕と制作を担う、創牌師である。
はぐれ創牌師である少女、宝珠は、顔に大きく走る傷痕を嘲笑われながらも、市井にて安価で神牌を提供することで、細々と生計を立てていた。
そんなある日、彼女は創牌師を狙う牌狩りの一味に襲われてしまう。なんとか撃退したものの、その手助けをしてくれた美貌の青年によって、あろうことか五星国を治める皇帝の居城、その後宮に放り込まれることに!
諸悪の根源たる青年――その名を夜昊という五星国最強の覇王と謳われる皇帝は、とある賭けを宝珠に持ち掛ける。
『後宮の妃、全員を追い出してほしい』と笑う美貌の最高権力者を前に、頼れるは自らの絵筆のみ。
後宮円満退職を目指し、少女は今日も絵筆を握る。
※あくまでもなんちゃって中華風ラブファンタジーです。あくまでもそういう雰囲気で軽くお読みいただけましたら幸いでございます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-29 19:00:00
220698文字
会話率:40%
幼くして両親が失踪したファリンは、養父となった伯父一家に虐げられる日々を送っていた。皆が黒髪である砂漠の国で一人だけ砂色の髪を持つ彼女は『砂かぶり』と呼ばれ、祖父が遺した婚約者も横取りされて下働き同然の暮らしを強いられていたのだ。
やがて
十六になった頃。義妹に、この砂漠の大帝国を束ねる皇帝の後宮へ上がれという命令が下される。だが、そこは『呪われた後宮』と噂されている場所で――こうしてファリンは、噂を恐れた義妹から後宮入りを押し付けられることになったのだ。
――だが。いざ入った後宮は、砂漠の部族長の住まいなどとは比べ物にならないほどの、超快適な場所だった!
満足な食事を与えられず痩せっぽちだったファリンは皇帝の好みから外れていたようで、見向きもされなかった。だが持ち前の特技でお姉さま方から可愛がられ、空調の効いた後宮でのびのびニート生活を満喫することになる。
しかしその間も、後宮ではポツポツと事件が続いていた。ある日、後宮を抜け出しているのを皇帝とその甥サイードに見つかってしまったファリンは、処罰の代わりに後宮の呪いの正体を突き止めるための捜査に協力することになったのだが――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-21 11:17:45
119763文字
会話率:54%
貧乏な伯爵令嬢アマリアは持参金を稼ぐために就職することにした。
皇帝宮の一部である奥の宮には皇太子妃になりたい女性たちが候補して住んでいる。
アマリアは奥の宮の侍女見習いとして働き始めた。
そして、皇太子の開いたお茶会でカインの目に
留まり、皇太子付き侍女に抜擢されて……?
*さらっと書いたので、さらっとお読みいただければと思います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-15 21:41:00
45438文字
会話率:50%
後宮の女官である紅花(フォンファ)は、仕事の傍ら小説を書いている。
最近世間を賑わせている『帝子雲嵐伝』の作者だ。
それが皇帝と第六皇子雲嵐(ウンラン)にバレてしまう。
執筆活動を許す代わりに命ぜられたのは、後宮妃に扮し第六皇子の手伝いを
することだった!!
第六皇子は後宮内の事件を調査しているところで――!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-08 06:35:23
16718文字
会話率:50%
死亡にやすい皇帝、黎明(れいめい)×仙術を使うと子猫になってしまう転生幼女、愛紗(あいしゃ)のドタバタ!もふられ後宮物語。
愛紗の使命はたった一つ、死亡フラグ立ちまくりの養父であり皇帝の黎明を守り抜くこと。しかし、愛紗は仙術を使うと
、六時間ほど子猫になってしまう!
黎明を暗殺者から守るために「夜伽をしたい」とお願いした日から、なぜか気に入られ愛される。
子猫になっても、幼女になっても皇帝(パパ)の溺愛に翻弄されっぱなしの毎日。
果たして愛紗は無事に黎明を守ることができるのか――!?
◯毎日更新予定折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-22 19:34:39
155916文字
会話率:47%
明華(ミンファ)は、城下町で花商を営む、16歳の花好きの女の子。
「花の価値は値段とか、単体での美しさじゃない。その色、その香り、その意味、一つ一つに価値が宿るの。」
そんな明華の人生は、駿星(ジンシン)という青年との出会いによって大きく
変わって______?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-04 21:31:02
12324文字
会話率:42%
一年前、変わり種の妃として後宮に入った気の弱い宇春(ユーチェン)は、皇帝の関心を引くことができず、実家に帰された。
しかし、後宮のイベントである「詩吟の会」のため、再び女官として後宮に赴くことになる。妃としては落第点だった宇春だが、女官
たちからは、頼りにされていたのだ。というのも、宇春は、紅を引くと、別人のような能力を発揮するからだ。
そして、気の弱い宇春が勇気を出して後宮に戻ったのには、実はもう一つ理由があった。それは、心を寄せていた、近衛武官の劉(リュウ)に告白し、きちんと振られることだった──。
これは、出戻り妃の宇春(ユーチェン)が、再び後宮に戻り、女官としての恋とお仕事に翻弄される物語。
他のサイトにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-12 21:48:02
17462文字
会話率:37%
狐仙の魅音(みおん)は、神仙になるために修行中。わけあって今は人間として県令の家で働いている。ある日、県令の娘が新皇帝・俊輝(しゅんき)の妃に選ばれたのだが、先帝妃の呪いで怪異が起こっているという噂があり娘は入宮を完全拒否、魅音がひとまずの
身代わりに。しかし政変の直後で俊輝は忙しく、四人しかいない妃はほったらかし。今のうちとばかりに魅音は狐仙の術で奇病を装い、とんずらしようとしたが――後宮に張られた結界に引っかかってしまった!「かかったな、妖怪め!」方術士の昴宇(こうう)に捕えられ、身代わりを白状した魅音は、俊輝から解放の条件として怪異の原因を探るよう命じられる。すでに祓われたはずの呪いが蘇った理由とは? どケチな皇帝に女嫌いの方術士、そしてそれぞれ秘密を抱えた妃や宮女たちとの後宮ライフはどうなる? ミステリアス後宮あやかし異聞譚、完結まで書き終わってますので直しながら投稿します!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-12 20:00:00
212835文字
会話率:46%
夫「主上から妃を下賜されたけど、妻なんていらねぇし、殺人未遂やらかしての後宮追放って噂だし、触らんとこ」。妻「私はやっておりません。と言ったところで信じていただけませんよね。ところで後宮に戻るにはどうしたら」というお話。/宮城衛士・銘軒(め
いけん)に、皇帝から妃の一人・雹華(ひょうか)が下賜された。美しくしとやかな雹華だが、皇帝が目を付けた侍女を毒殺しようとしたという噂が。「その噂は偽りです」「(そりゃ否定するよな、やってても)」。凶状持ちの彼女に、銘軒は慇懃無礼な態度で接する。一方、後宮に未練がある雹華は、婚礼が迫る中である行動に出るが……。歪な形で出会った二人が互いを知り、夫婦になっていくお話。中華風の架空の国が舞台です。『不良とお嬢様』的カップルを目指してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-30 22:51:29
52697文字
会話率:38%
育ての親から虐げられた挙げ句、貧しい村から後宮に売られた地方高官の娘・麗華は、皇帝から夜伽を求められるわけでもなく、派手な妃達とも仲良くはなれず、ひっそりと一人で過ごしていた。
そんな中、後宮の片隅で怪我をした白い猫を妃たちの魔の手から
救った日以来、なぜだか皇帝陛下の閨に呼び出されるようになって――?
※ノベマ!ムーンライトノベルズにも投稿。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-03 20:26:31
12453文字
会話率:32%
ここは瑞国、後宮<千華宮>
伝説の寵姫だった前世の記憶が残っているせいで異常なまでのナルシストになった
モグラ似の女官・胡香蘭(18)
「陛下が絶世の美女であるこの私をご所望する気持ちはよ~くわかります。でも私、寵愛はこりごりなんですの
」
×
とある事情から愛を厭う氷の皇帝・焔幽(23)
「モグラの分際で、その自信はどこから来るんだ!?」
千年にひとりと謳われる美貌と才で伝説の寵姫となった貴蘭朱。
彼女の魂は輪廻転生し、また瑞国後宮<千華宮>に戻ってきた。
今度は決して美女とはいえぬ、モグラ似の平凡な女官の胡香蘭として。
平和な女官生活を満喫するはずの香蘭だったけれど、皇帝焔幽の目に留まり
妃として溺愛……ではなく、宦官として側近になることを命じられた。
宦官となった彼女の仕事は『皇后とそれに準ずる地位である三貴人の選出』
愛を厭う氷の皇帝、個性豊かな皇后候補の姫たちに囲まれた二度目の後宮暮らし、開幕です‼
「どうしたって愛されてしまうようですね。あぁ、私ってばなんて罪深いのでしょう」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-21 17:19:34
100223文字
会話率:41%
魔法や獣人が過去に存在していたが、源となるマナが減少し、希少となった世界。
獣人の祖を持つ島国シャムールの王女フランは、王家の中で厄介者として扱われていた。今や獣人としての血は薄れ、誰もが普通の人間と変わりない存在となる中、フランだけが先
祖返りで獣に変身する力を持っていたからだ。
先祖返りは国に災いをもたらす存在として疎まれている。その上、両親によく似た妹王女と比べ、個性的なピンクゴールドの髪と金色の瞳を持つフランは、明らかな差別をされて育った。それでも慎ましやかな幸せを夢見て、身の回りで唯一優しくしてくれる騎士団長にほのかな恋心を寄せていたが……。
ある日、海の向こうの軍事大国による侵略が島国を襲う。シャムールを支配下に置いたヴォルカノ帝国は、従属の証として王女のひとりを差し出すよう命じた。
行き先は冷徹で恐ろしいと噂の皇帝の妃候補が集められる「花離宮」。そんなところに送られれば、末は慰み者にされるか、孤独に心を壊されるかわからない。
騎士団長への思いが国に残りたいという気持ちを強くしたが、妹王女が彼と恋仲だと知ったフランは絶望する。心を押し殺し、自らが貢ぎ物となることを決めるのだった。
孤高の皇帝の寵を奪い合う女の園で、フランの運命は動きだす――。
※ベリーズカフェ、カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-17 10:16:45
120252文字
会話率:27%
かつて、力ある獣であった虎とそれに寄り添う天女が開いたとされる国・辿華。
当代の皇帝は、継母である皇太后に全てを任せて怠惰を貪る愚鈍な皇帝であると言われている。
その国にて暮らす華眞は、両親を亡くして以来、叔父達のもとで周囲が同情する程こき
使われていた。
しかし、当人は全く堪えておらず、かつて生き別れとなった可愛い妹・小虎と再会する事だけを望み暮らしていた。
ある日、華眞に後宮へ妃嬪として入る話が持ち上がる。
何やら挙動不審な叔父達の様子が気になりながらも受け入れた華眞だったが、入宮から十日を経て皇帝と対面することになる。
見るものの魂を蕩かすと評判の美貌の皇帝は、何故か華眞を見て突如涙を零して……。
変り行くものと、不変のもの。
それでも守りたいという想いが咲かせる奇跡の華は、虎の帝の為に。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-07 19:00:00
30114文字
会話率:15%
蘭国の皇帝陛下は齢60歳。名君と名高いが、ごく一部の人々しかその姿を見たことはない。ある時からそんな皇帝陛下に憧れて後宮の下女として働いていた鈴明は、ふとしたきっかけで皇貴妃の護衛となる。その流れで憧れの陛下へお会いして──え、この美青年が
皇帝陛下!?
特殊能力持ち皇帝×元後宮下女のハートフルラブストーリー!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-04 12:56:03
19965文字
会話率:39%
――後宮妃が殺されて池に浮かぶ姿は、大輪の花が咲いているかのようだった。
四妃のひとりが殺され、犯人と疑われたのは、唯一皇帝の寵愛を受けていない白鈴花(ハク・リンファ)だった。
鈴花は自分の無実を証明するため、時に女官に扮しながら後宮を探
り、真実を突き止めていく。
古き神の末裔である白家の姫・鈴花は、身体に宿る神鈴を振り、死者の無念と帝国の闇を晴らしていく。
そうしていくうちに、いままで関わりのなかった皇帝との関係も変化していき――?
【章毎の事件解決まで毎日更新】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-16 18:23:02
101373文字
会話率:31%
占い×問題解決×中華ファンタジー
「ーーこれがお前の『運命』だ」
華島国、佐州のとある宿場町。十七歳の嶌喜鵲(とうきじゃく)は、占い師である父に遺言とともに命式(1)の書かれた紙を渡された。父没後、占い師として暮らしていた彼女は、来訪
した将軍の茗朱鷹(めいしゅおう)の命式を見て驚く。彼は父に託された『運命』の人だった。
茗将軍は喜鵲に、大貴族家隼家と隼家を重用する皇太后によって作られた皇城の空気に一石投じて欲しいと依頼する。どうやら隼家お抱えの占い師が「皇帝は皇帝に不適格」と噂を立て、少年皇帝緋王を貶めているらしい。
「占いは人を謗るものじゃない。人を活かすためのものよ」
幼馴染の師兄、如子孝(じょしこう)が止めるのもなんのその。
占い師としての矜持と『運命』への興味を胸に、喜鵲は茗将軍に従い皇城へと向かう。
彼女に待ち受けるのは、動物が四貴妃と化した大混乱の後宮、そして皇太后主催による占いバトルだったーー
・(1)……生年月日から導き出した占いに用いる「図」
◇◇◇
・算命学をベースにした鑑定を行なっておりますが、現実の全ての占術とは無関係のフィクションです。
・ゆるふわ中華ファンタジー。酢醤油つきの肉まんを食べてます。
・後宮四夫人が動物です。
・ブラコン義兄と謎の将軍と元気な女主人公のわちゃわちゃ。恋愛要素薄め。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-11 22:06:25
43252文字
会話率:53%
私ライラ13歳。旦那様、レギウス・カッサラーニ皇帝殿下は最高の男性だ。顔も良ければ仕事もできる、帝位争いで一度は島流しにあったこともあるのに生き延びて遠泳で祖国に返り咲き、帝位を奪い返して乱れた国を平和にできるくらいすごい。お母様譲りの金
髪のサラサラの髪も、お父様譲りの鋭い青の眼差しと形の良い唇も、祖父譲りの長身も、元女騎士の祖母譲りの武勇も、ご先祖全ての叡智が濃縮された最高の頭脳も全てが全てが最高で。
私は陛下が大好きだ。
だからこそ私は旦那様に毎日訴えていることがある。
「旦那様! 後宮作りましょう!」
「断る」
性急な幼妻と、彼女を大切に思う皇帝陛下の思惑。
※ふわっとお読みください。
※言葉選びがだいぶんコメディです。
※pixivにも登録してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-28 13:30:56
6042文字
会話率:50%
「マンション広告みたいに実家が燃えてるわ…」
転生記憶を持つ『鶺鴒の巫女』サイは聖女に溺れた婚約者と聖騎士団によって処刑される所を、有翼の隣国皇帝・春果によって救出された。
「あの罪状信じるなんて、常識的に考えて馬鹿でしょ。僕の国においで、
歓迎するよ」
サイは斎の名を与えられ隣国宮廷の瑕疵空家物件(元後宮)で暮らすことに。最強魔力と知識と前世の記憶を駆使し、除霊!商品開発!神事!とのびのび活躍。幸せな生活を謳歌していくが…
「陛下。夜ごと『夜伽』を命じられますと、誤解を受ける気がするのですが。私は魔力でとろとろにしているだけで……」
・ど健全。
・途中TS(女体化)要素あり。変装目的でGLはありません。
・短編版(https://ncode.syosetu.com/n4267gs/)とは別の完全書き下ろしです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-17 18:02:56
318022文字
会話率:45%
琳国西端に位置する碌山州から、后妃候補とその侍女が後宮に発った。
姉の侍女として名乗りを上げた鈴鈴の狙い。
それはずばり——『姉の蘭蘭を、後宮から密かに救い出すこと』!
姉推しガチ勢の鈴鈴は、日々姉の美しさを愛で、悪意を跳ね除け、計画を遂行
すべく奮闘する。
しかし思いがけず皇帝との関わりを持ったばかりか、ある騒動をきっかけに完全に退路を失って……!?
姉妹愛に燃える一途な妹侍女の、脱宮奮闘物語!
※アルファポリス、ノベマ!に同作掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-11 07:03:03
30168文字
会話率:48%
〈伏魔殿(ふくまでん)〉――魔物が蔓延り宝物が眠る地下迷宮(ダンジョン)。
そんな〈伏魔殿〉が点在する国――龍塒国(りゅうじこく)。
野兎(ノト)は、国を巡る雑技団に身を置く女性である。
目玉の演舞劇では男役を担う、大人気の凜々しい
麗人。そして、かつて現代日本で暮らしていた前世の記憶を持つ、“転生者”でもある。
ある日、団長夫婦の不祥事により雑技団が潰れてしまい、幼い弟分・妹分達を養うため野兎は後宮の宮女になることを決心する。
しかし、野兎は妃嬪の一人――梅衣(メイ)に粗相を働いた同僚を庇ったため、彼女の逆鱗に触れてしまう。
機嫌を損ねた罰として、宮廷の外れにある〈伏魔殿〉――通称〈宮廷伏魔殿〉へと落とされてしまう事に……。
だが、野兎は幼い頃から雑技団の団長夫婦に折檻を受け、しょっちゅうあちこちの〈伏魔殿〉に放り込まれていた。その度に、前世で学んだサバイバル技術と今世で培った武闘術を駆使し生き残ってきたため、全く恐れること無く、むしろ〈宮廷伏魔殿〉を攻略していく。
その最中、野兎は離れた場所にいる人間と通信ができる宝物――〈神鏡〉を発見。
〈神鏡〉の力により彼女の活躍が国中に配信される事に。
思わず梅衣の横暴ぶりまで暴露配信される形になってしまい、宮廷は大混乱。
しかし、皇帝陛下は〈伏魔殿〉の〈魔物〉をも凌駕する野兎の姿に強く興味を惹かれた様子で……。
“後宮“と“ダンジョン”をダブルで攻略!? 転生女子による宮廷シンデレラストーリー開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-10 07:00:00
41053文字
会話率:32%
「私が宮女……ですか?」
貧乏村の片隅に生まれ、父と母の死後は山中で一人暮らしをしていた小恋(シャオリャン)。
ある日、皇都からやって来た宮廷の遣いの者により、小恋は後宮の女官として働くようスカウトされる。山育ちの野良娘でしかなかった
小恋は、こうして華やかな宮廷で女官として生きることになった……はずだったのだが――。
「新入りの宮女が、第一妃様を張り倒したぞ!」
その初日、(諸事情により)第一妃にビンタしてしまった小恋は、一転罪人に。
処刑確定……と思いきや、特例で許せれたのだが、女官から格下げされ、下女として後宮内の雑用係にされてしまった。
周囲の女官から、『雑用姫』と馬鹿にされる小恋。しかし、ここから小恋の快進撃が開始する。
ボロボロになった宮殿をリフォームしたり、貧乏暮らしで培った生活の知恵を駆使して雑用を難なくこなし、結果、女官や妃達から一目置かれていく事に。
一方で、後宮に潜む邪悪なものを狩る《退魔士》の仕事にもひょんな事から係わることになり、そちらでもめきめき頭角を現し仲間からも認められていく。
そんな日々を送っている内に、徐々に小恋の名は宮廷内に知れ渡り、皇帝までもが彼女を頼るようになって……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-26 07:00:00
201392文字
会話率:39%
シュヘラ・ロプノールは砂漠の国の姫だが、冷遇を受けていた。
よって東方の帝国皇帝が砂漠の国に親征し、シュヘラの父である国王がすぐに降伏した時、彼女は貢物として、あるいは人質として帝国の後宮に送り出されることとなった。
「貴女には嬪では
なく妃となって貰います。そして帝国風への改名を、今後は朱妃と名乗られますよう」
シュヘラを迎えに来た美丈夫の官吏、癸氏はそう告げた。
「な、なぜですか! 分不相応というものです!」
元々、親征で集められた異国の姫たちは序列三位の嬪の位が与えられる筈だったが、シュヘラのみ序列二位の妃とされたのだ。
だがシュヘラの反論は勅命の一言で封殺された。
こうしてシュヘラ改め朱妃は、後宮の陰謀劇に巻き込まれることとなる。その役割も分からぬままに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-18 21:40:54
143618文字
会話率:36%
女神たちの末妹、名那は、素直で信じやすい心を持っていた。
ある日、名那に恋した邪神によって、名那は下界に連れ去られてしまう。
邪神は怯える名那を捕らえては、愛して離さない。
あるときは兄妹として、あるときは皇帝と侍女として、養い親と養い子と
して、二人は過ごす。
出口の見えない輪廻をさまよう二人の、メリーバッドエンディング。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-16 10:57:40
21437文字
会話率:32%
出生の秘密と目の色だけはバラせないーー!!
片目だけ紅い瞳だなんて呪いを受けて生まれてきたに違いない。殺さなければーー。そんな言葉に怯えたひとりの妃嬪が、後宮から生まれたての娘を連れて逃走した。
月日は経ち、健やかに十七歳まで成長した紅
い目の娘・曄琳(イェリン)は先帝の娘、つまり長公主であった。
見つかれば殺される。
母と二人、貧民街で身を潜めて慎ましく暮らしていたある日、曄琳は人攫いに攫われて、宮廷に連れて行かれてしまう。そして人員補填で宮廷楽師・宮妓となってしまった。
【あらゆる音を聞き分ける】という特技を利用しながら、宮廷からの脱走を目論む曄琳。しかしある日、後宮に幽鬼が出ると言われ、無理矢理解決に駆り出された先で出会った美貌の女装官吏・暁明(シャオメイ)に捕まってしまい……。
女装官吏に幼い皇帝、人たらし宦官と面倒そうな人達が曄琳の周りに増えていく。
「私どんどん逃げられなくなってないですか?」
後宮の【音】に纏わる出来事に巻き込まれていく中で、脱走の二文字を目標に曄琳は日々奮闘する!
※初め一ヶ月は書き溜めている分をあげていくので、毎日投稿になります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-15 18:40:27
146507文字
会話率:35%
皇帝の代替わりに合わせて皇国全土から正妃候補と側妃候補が後宮へと集められた。
正妃は身分の高い者の戦場だが、側妃候補は人数や身分に拘らない。それは、永年の系統の繋がり故の血の濃さ故に寡産である貴族令嬢の代わりに、庶民、特に農民の多産の傾
向を鑑みての後宮の伝統となっているからだ・・・というわけで、何の因果か全く以って側妃に等興味のない辺境の少女が、マイペースに後宮にやって来て、マイペースに後宮を引っ掻き回すお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-13 10:00:00
95435文字
会話率:23%