2011年3月11日、大きな揺れの後、私は御茶ノ水の職場から徒歩で池袋駅へと向かっていた。しんしんと冷える戸外で、かつて愛犬を連れ、車中泊旅行で日本一周の冒険をした時に知り合った老夫婦のことを思い出す。私はほとんどつけ回るようにして、行く先
々で彼らと遭遇していた。旅先で出会ったバイク旅のイラン人青年との淡い恋と別れ、そして老夫婦の愛情と妻の突然の失踪を経て、彼らの過去を知るにつけ、私の夫婦への憧憬は募っていったのだった。しかし悲劇は突然訪れた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-30 17:06:58
139080文字
会話率:49%
2024年までに完了を想定した、米国主導のアルテミス計画は無事に成し遂げられ、現在フェーズ2が決行中だ。
私は唯一日本人で月探索隊に選ばれたが、今は後悔している。
静かなる海と呼ばれる月の裏側を探索中、事故に合い基地への戻る手段が徒歩と
なった。
距離は有に1時間を超える。
酸素残量は1時間弱……。
生き残る為にはひたすら歩みを進めねばならない。
そんな私の道をばかるように、突如、日本家屋が現れた。
これは一体なんなんだ?
恐怖が見せる幻覚か?
はたまた何もかにより造られた建造物なのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-31 22:00:00
1999文字
会話率:0%
姫路城から大阪城まで約100キロを一日がかりで夜通し歩くイベントの開催概要を見て絶対無理だろうと思ったとある大学生は、大晦日に同じようなコースを電動バイクで再現しようと思い付き・・・
最終更新:2022-12-31 19:38:42
2788文字
会話率:13%
文字数1500字ぐらいのギャグ短編です。
戦闘向きで無いスキルを神から授かった主人公は剣聖の父から追放を言い渡された。途方に暮れて歩くと、即山賊に出くわす。「なんで武の名門である公爵家の屋敷から徒歩数分の街道に山賊が?」父と兄の職務怠慢を訴
えた主人公は彼らの地位を奪い、新たな公爵となる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-27 10:16:00
1432文字
会話率:55%
リストンは父の事業失敗で没落貴族となってしまったが、精一杯生きている男爵令息である。
そんな彼は伯爵令嬢レベッカからイジメを受けていた。
そのイジメの内容とは――
「徒歩で通学しているなんて無様だから、格差を思い知らせるため馬車に乗せてあ
げますわ!」
「上履きの中にダイヤを入れておいたわ!」
「小食のあなたのために弁当を作ってきましたわ!」
リストンはそんな彼女のイジメに耐えることはできるのか……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-19 17:45:24
6157文字
会話率:57%
とても…とても疲れた私が、徒歩10分の自宅へ贅沢にもタクシーで帰ろうとして、戦い、賞賛される、勝ったような負けたようなお話しです。
最終更新:2022-11-15 21:45:00
1660文字
会話率:20%
今年から大学一年生となる柿ノ木修。東京で念願の一人暮らしを始めるために選んだ部屋は事故物件でした。
「幽霊?アホくさ。いるなら出てきてみろっつーの」
怖がる人が多いお陰で家賃も安いし最寄り駅まで徒歩3分の好立地マンション。
幽霊に感謝しなく
ちゃなーなんて思っていたら、本当に出てきちゃった爆乳の女幽霊。夜中にパンツとワイシャツ一枚って、そんな薄着で跨ってきてナニしてんの?
やっぱりここ謂く憑き物件でした。主に下半身が祟られています。
【書いててエロくなっちゃいましたけど、ちゃんとホラーですよ?しかも純愛ですよ?本当ですよ?】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-12 11:05:17
10018文字
会話率:22%
あの時、橋に身を投げ捨てて死んでいたら、きっと今もこんなことで泣くこともなかっただろうな。
明日のクリスマス前日に、私は思い出して貰えなかったら……。そんなことばかりを考え、今日も一人、部屋の中から沈んだような月を眺めていた。生きていて
良かったと思う。そして同時に、あの時死んでしまっていればとも思う。どのみち私の人生は死んでいたも同然だった。明日で、もう彼と会うこともなければ、同じ道を歩くこともないのだろうな……。
3下旬。
どうしても会いたい人がいた。何を失っても、どんな言葉をかけられようとも、私には会いたい人がいたのだ。だから私は高校一年生にして実家を離れ、無理を言って一人暮らしを始めさせてもらった。
幼稚園の卒園と共に、父の仕事の関係で突然の別れとなってしまった彼に、もう一度会いたい一心だった。そんな幼い頃の記憶だけで、一人多くのものを手放すのは馬鹿げていたかもしれない。こんな方法でしか彼と出会うことができないと思い込んでいたのだろう。
引っ越し作業も終わり、私はとある別のアパートへと向かった。彼が以前住んでいた家だ。自宅となったアパートから徒歩10分弱で記憶を頼りに目的のアパートの前へと到着したが、私の足は立ち止まったまま動けない。心臓が私の身体を強く叩くのがわかる。彼と会えたら、なんて声を掛けよう。ちゃんと笑えるだろうか。
不安を抱えるも、私は深呼吸をし、意を決して部屋横のインターホンを鳴らした。カメラのないインターホンなど、当時のままだった。
ドアノブが倒され、扉の向こうからは20代くらいの男性が現れた。鼓動が一瞬だけ止まったようだった。
「……すみません間違えました」
それもそうだった。何年も前のことだ。彼はもうどこかへ引っ越してしまったのだろう。
どうして考えなかったのだろう。この場所に戻ってきても彼がいる保証などないということを。いや、わかっていたが考えたくなかったのかもしれない。
アパートの家へ戻り、私はベッドの前で力が抜けてしまい、床に崩れ落ちるように座り込んだ。
溢れる涙を制御できない。何度拭っても、溢れかえる。私は片付け切れていない部屋の中、ベッドに顔を埋め、声を大きく吐き出した。
どうするのが正解だったのか、自分でもわからない。ただ思い出の中に囚われている自分が、憎く、悔しく、心が枯れてしまったようだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-23 21:03:24
100257文字
会話率:47%
築20年、駅から徒歩八分。2LDKで家賃、わずか六万円。
そんな「事故物件」に移り住んだ私の趣味はレトロゲーム。 今日もまた中古ゲーム屋で買って来たソフトをプレイする……はずだった。
※この作品はカクヨムにも掲載されています。
最終更新:2022-08-26 19:00:00
5760文字
会話率:32%
現世に跋扈する謎を小便で解き明かす男、人呼んで「しょんべん探偵」。彼は今まで一度も依頼を受けたことがなかった。
最終更新:2022-08-13 13:27:25
1425文字
会話率:20%
君嶋裕子は社会人。だが圧倒的に運転が下手だった為、通勤は徒歩である。
田舎故に車が無ければ何も出来ず、銀行にすら行けないので事務員としても雇って貰えず、仕方なしに教習所通いを決意するも、エンストにエンストを重ね、今日も教習車はちっとも前に進
まないのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-10 17:10:15
1277文字
会話率:28%
人の間違いを軽率に指摘した高校生。
その指摘を後ろめたく思い、彼はいま1時間以上かけて徒歩で通学する。
最終更新:2022-06-25 00:00:00
11311文字
会話率:63%
小川幸雄、27歳。自宅から徒歩圏に会社があるため、まだ自宅から通っていたが、ある日「パラサイトシングル」と、同期の青木智子に言われて、大ショック。反動でグリーンカードに出してみたものの、本人はモテないと思っているが、実はモテていた!? 同期
6人が織りなすオフィスラブストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-01 17:03:37
28742文字
会話率:59%
子育ても目処がつき余生を考え始めた40代サラリーマン♂。
徒歩通勤に嫌気がさした筆者はバイク通勤に辿り着く。
バイクを中心とした日々を雑多に綴ります。(ノンフィクション)
最終更新:2022-04-29 16:00:00
2507文字
会話率:2%
ある日バイトの帰り道。深夜1時半。駅徒歩15分のアパートへの道の途中で、彼は血濡れの異形と出会う。
路地裏は鉄と土の匂いに満ち、その小さな生き物であろう何かは、羽をペタリと地に打ち付けるしか意思を示す事が出来ない。
少年のなけなしの慈悲な
ど、簡単に裏切られるかもしれない。この非日常の上には正答など存在しないのだから。それでも手を伸ばすのは、求める者がそこに有るからだろう。
R指定は念のためです。初投稿です。宜しくお願いします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-28 05:00:00
84610文字
会話率:44%
外れスキル《全力疾走》を授かってしまったことにより、アルボレオ侯爵家から追放されたルシオ。
無一文で追い出されたルシオは、深夜、聞き覚えのある「女性の悲鳴」を耳にする。
その声の主こそが、第一王女にしてルシオの幼馴染――メルティー
ナ・リア・スウォード。
いちかばちかでスキル《全力疾走》を使用したルシオは、一秒もたたずにメルティーナのいる位置まで到達する。メルティーナは謎の「黒ずくめの男」に拘束されていたが、再び《全力疾走》を用いて圧勝する。
そう。
この全力疾走は、用いるだけで「任意の場所」まで光速以上のスピードで辿り着くぶっ壊れスキルだった。
だが、父に手痛く勘当されてしまった手前、もう実家に帰ることはできない。
途方に暮れるルシオだったが、ふいに、メルティーナから「私の専属護衛」になってほしいと提案される。ルシオは面食らいながらもその提案を受け入れ……そして、驚きの事実を知ることとなる。
自分はどうして、外れスキルというだけで追放されたのか。
世間はどうして、外れスキル所持者にこんなにも冷たいのか。
それを知った時、ルシオは彼女がなぜ「黒ずくめの男」に狙われていたかを悟り。
「専属護衛」として、なにがなんでも彼女を守り抜こうと決意するのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-24 22:07:04
49545文字
会話率:41%
気が付いたら、俺は徒歩で高速道路にいた。
このままいてもしょうがないので、前に進むことにする。
車を避けて、トンネルを抜けて、いつの間にか車線は2車線に変わっていた。
そして俺は、ある人物に声をかけられた。
※これは自分が見た夢の内容を
いくらか脚色して書いたものです。実在の人物とは一切関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-27 23:55:35
5943文字
会話率:48%
歩くのは楽しい。とても楽しい。
最終更新:2022-02-08 07:49:15
2461文字
会話率:0%
遠出した帰りの電車で、間違った駅で降りてしまった一人の少女。
いくら待っても次の電車がやって来ないので仕方なく徒歩で歩いて帰る事にしたのだが……そこは人間の生きる世界にして妙な場所だった。
※この作品は短編ですが、別作品である『エ
ターナ物語』のキャラクターが登場します折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-02 23:16:40
8799文字
会話率:40%
月頭には新しい習慣を始めたくなる。
例えば早起きとか。徒歩で通学とか。筋トレとか。
例えば、日記をつけ出すとか。
マイペースな私の悠々自適な日々を徒然なるままに書き留めていこうと思う。
いつまで続くか楽しみです。
最終更新:2021-12-01 23:57:39
463文字
会話率:0%