「迷い家」――遠野地方に伝わる話で、そこを訪れた者は、何であれ一つを選んで持ち帰らねばならないという。
その「迷い家」に、ふとしたはずみで出会ってしまった小学生が二人。魔法のスクロールを選んでご満悦の女の子を尻目に、何を選ぶべきか途方に
暮れた男の子。半ばやけくその愚痴混じりに「迷い家」を選ぶと……驚いた事に受理されてしまう。ただし〝収蔵品〟も〝備品〟も別扱いの未完成状態で。
その後、無事に元の世界に戻れたのはよかったが……使い方も鍛え方も判らない魔法を貰った女の子と、どこで建築中なのかも判らない「マヨヒガ」を貰った男の子。二人のささやかでおかしな冒険が幕を開ける。(第一部 五年生 一学期)← 今ココ
小学生の述懐という体裁なので、会話やモノローグではいつもより漢字を少なめにして、凝った言い回しも減らしています。ただし、二人以外の会話やモノローグなどはこの限りではありません。また、二人が愛読しているようなラノベに出てくる単語や言い回しは熟知しているものとして、漢字のままにしています。
R15と残酷描写は保険です。
【お断り】
本作に登場する地名・人名・歴史・道徳・法律・価値観・慣習・伝承などは架空のものであり、現実のそれとは無関係である事を、予めお断りしておきます。現実で作中人物と同じような行動をとった場合、何らかの法規に抵触するかもしれませんのでご注意下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-26 21:00:00
197446文字
会話率:63%
登山中に迷い家に迷い込んだ主人公カミヒトは、妖怪とんでもない美少女と出会う。この出会いをきっかけに、カミヒトは発光している女神に強制的に神にされ、日本と異世界で信仰を集めるため、神として活動することになる。
妖怪とんでもない美少女を筆
頭に、日本、異世界で眷属を増やしながら、様々な問題を神として解決していく。
日本では心霊現象、怪奇現象、都市伝説に遭遇し、またその原因を自ら作ったり、超常的な存在と時には戦い、時には共闘し、時にはお願いされる。
そして、それぞれの神を奉ずる「御三家」の問題とも複雑に絡んでいく。
もう一つの世界――
五大悪氣と呼ばれるすべての生物の驚異となる厄災にさらされている世界。幾度となく破滅の危機に陥ったが、しかし、この世界には“伝説の何か”と呼ばれる救世の何かが現れる。
千年前の“伝説の何か”である“伝説の聖女”カトリーヌは世界を救うため、カトリーヌ教を作り悪氣を浄化し続けてきた。しかし、いい加減なカトリーヌは問題を先送りにしまくって、どんどん負債が積み上がり、千年経った今、どうにもならない自体になっていた。新しい“伝説の何か”を求め、今代の“伝説の何か”の祭神であるカミヒトを見つけたカトリーヌは面倒事を全部押し付けようとするが……。
今代の“伝説の何か”である“伝説の神社”の祭神として、日本と異世界を愉快で個性的な仲間達とともに駆け巡るギャグ多めのファンタジー。
主人公:野丸嘉彌仁(のまる かみひと) 普通の会社員。20代後半。臆病、消極的、善良な青年。
伝説の聖女:カトリーヌ。ガッツリと登場するのは第二章の予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-24 19:33:22
709483文字
会話率:54%
大量リストラの波に飲み込まれた樟葉よろず(くずのは よろず)は祖父から土地を相続される。
都会から離れた田舎の地でスローライフ………の筈が辿り着いた先は妖怪ひしめく人外魔境!?
更に祖父の家には座敷童子が居着いていた。
更にさらに一年後まで
外には出られない縛り付き!
借金取りまがいの座敷童子と共に一年後まで生き残ることはできるのか……!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 07:00:00
15792文字
会話率:44%
「父さん上海工場に出向になったから。母さんもついていくわ」
高校を卒業し地元大学へ進学するおれに両親から爆弾発言。仕送りはする? でも社宅は出るから家が無い? ふざけるなよ! もうアパートも寮も満杯だろうが!
「安心しろ。叔父さんの家を借
りてある」
場所は「枯れ野原団地」の迷い家、だと? ……最悪だ。
そしてそこで始まる大学生の主人公と猫のような奇妙な女との二人暮らしとは?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-28 16:08:33
10844文字
会話率:60%
遠野物語にも語られる「マヨイガ」。柳田國男に憧れた大学生は、マヨイガを探し東北の山へ登る。
最終更新:2023-02-08 12:00:00
1113文字
会話率:10%
2024年までに完了を想定した、米国主導のアルテミス計画は無事に成し遂げられ、現在フェーズ2が決行中だ。
私は唯一日本人で月探索隊に選ばれたが、今は後悔している。
静かなる海と呼ばれる月の裏側を探索中、事故に合い基地への戻る手段が徒歩と
なった。
距離は有に1時間を超える。
酸素残量は1時間弱……。
生き残る為にはひたすら歩みを進めねばならない。
そんな私の道をばかるように、突如、日本家屋が現れた。
これは一体なんなんだ?
恐怖が見せる幻覚か?
はたまた何もかにより造られた建造物なのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-31 22:00:00
1999文字
会話率:0%
雲隠岳は立派過ぎる名前にそぐわない低山だが、忘れられた『山中の迷い家』伝説がある。
「マヨヒガから何か一品持ち帰れば富貴がもたらされる」という大まかな部分は、他のマヨヒガ伝説・隠れ里伝説と同じなのだが、一つだけ他の伝説には無い禁忌(タブ
ー)事項があった。
それは「おふだが貼ってある扉を開けてはいけない」というもの。
郷土史家の”私”の元へ、生活安全課の警官から、雲隠岳遊歩道に落ちていたというスマホの画像データが持ち込まれるのだが、そこには……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-07 09:27:00
884文字
会話率:38%
転勤により、一軒家(築60年)に暮らすことになった泉谷芽生家。
しかしその家は、肉体こそ持たないものの、自分で意識を持ち人と会話を交わせる「マヨヒガさん」だった。
マヨヒガさんはそろそろ寿命が尽きるという。
無類の家好き、お家遊び大好きな芽
生家は、彼の「最後の時まで一緒にいてほしい」の願いを叶えるため、今日も全力でお家で過ごす楽しいこと。で彼とともに一日を過ごすのだった。
仕事以外は全力でお家にいたい「メイカ」と、姿を持たないお家「マヨヒガさん」の引きこもりお家ストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-27 22:03:16
88513文字
会話率:39%
なんでもありの似非和風ファンタジーJUNE風味。
サンカの少女が出会ったふたりの男がたどる運命。
転載あり。
最終更新:2022-08-21 19:48:11
13582文字
会話率:1%
わざと。とっても短く書いてみた詩(たぶん)。ふたつ。
キーワード:
最終更新:2021-10-15 19:31:31
243文字
会話率:0%
主人公、堺 境平(さかい きょうへい)は迷い家と呼ばれる喫茶店に連れていかれる。
そこは此方と彼方の存在が交わる場所、境平はとあるきっかけから店主である甘楽 郷花(かんら きょうか)の仕事を手伝うことになる。
彼方の存在と此方の存在、リ
ンクする2つの世界、お互いが影響しあう中で様々な事件が起きていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-12 01:57:44
2707文字
会話率:40%
コータは親友のタマキと2人、幼馴染である夏生のピンチを救う為、怪しげなバイトに応募する。ひと夏100万の報酬を掲げるこの仕事。アヤカシ募集の闇バイトだった!? 旅籠『青行燈』は場所も時代さえも移動する迷い家。吸い寄せられて来館するワケありな
宿泊客をもてなす宿。座敷童として採用されたらしいコータとタマキは報酬を手に入れ無事に帰還できるのか?※順次投稿いたしますが物語は完結済みです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-14 08:00:00
113630文字
会話率:14%
加賀谷陽一は番組で見た座敷童の出る宿が、岩手県にある祖父の蔵だったと知る。ひょんな事からそこに泊まる事になった陽一は、不思議な家に迷い込んでしまう。
最終更新:2021-05-01 17:00:00
9047文字
会話率:21%
中学の卒業式が終わった後の帰り道、親友の家で遊ぶ約束をした新城伯斗(しんじょうはくと)は帰宅途中、道に迷い家に帰れなくなってそわそわと落ち着かない、方向オンチで異様に背の高い年上らしき男性を見かけ、それをスルーしようとするが見つかってしま
い、追いかけられた挙句に捕まってしまう。
最近近くに引っ越してきたばかりというその人物に、いいだけ振り回されながらも何とか送り届け、やがて迎えた高校の入学式。
近所に越してきたはずのその人物と、この間に一度も出会わなかったことから、卒業式の出来事が風化しつつあった伯斗だったが、登校途中に親友の問いかけで全てを思い出してしまう。
校舎内に入り、自分のクラスを確認した後、突然闇に包まれたエントランスホールで、自分が送り届けた人物と再会するが、なぜかその人物は女子の制服を身にまとっていた。
助けた人間が同い年、しかも女子という事実を知り愕然となりながら床にへたり込んだ伯斗は、自分を立ち上がらせようとした「彼女」に思いっきり腕を引っ張られるが、他の新入生が多数見ている中、勢い余って胸に顔を埋めてしまう。
しかも「彼女」は伯斗と同じ三組……クラスメイトだったのだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-22 22:00:00
17220文字
会話率:41%
男は罪を犯し、森に迷い込む。待ち受けていたのは、おのれの罪と向き合う場。
この作品は「なろうラジオ大賞2」への応募作品です。
最終更新:2020-12-26 17:40:22
991文字
会話率:50%
俺は家。
誰が何と言おうと、家だ。
ただ、そんじょそこらの家とは違い、俺には心がある。
なんたって、俺は妖怪『迷い家』だからな。
俺の中には二つの種族が住んでいる。
人ならざる存在『妖怪』を視ることの出来る人間――陰明師。
陰明師に仕える
妖怪――式神。
人間と妖怪が起こす事件を解決に導くのが、彼らの仕事だ。
彼らの職場『陰明寮』として、陰明師や式神を見守るのが、俺の仕事。
――さて、今日は一体、どんなことが起きるのかな。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-28 00:09:13
2918文字
会話率:28%
大叔母から築百年の隠れ家を相続した紫桜。座敷ぼっこの気配があるその家に、幼馴染みで大学講師の琥太朗、ピースフルなしっぽのおざきくん、二尾の黒狐が次々同居することに。
わりと普通なマヨヒガライフ。
最終更新:2020-10-28 20:00:00
122820文字
会話率:58%
「ピエロ=狂人」の風潮により遊園地をクビになった道化師、オドケ。途方に暮れる彼が迷い込んだのは、踏破者に力を授ける都市伝説の迷宮、「迷い家」だった。家主曰く、悪意ある存在から市民を守れる人間を探しているとのこと。そのときオドケは閃いた。「ピ
エロのおれが活躍すれば、イメージ回復に繋がるのではあるまいか」と。
これは、子供をさらわなければ暴徒を扇動もしない心優しきピエロの物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-01 09:00:00
3419文字
会話率:6%
春の彼岸。親友の墓前で友と追憶するのは、昔の神隠しのこと。
最終更新:2019-05-06 21:49:41
9397文字
会話率:54%
未完に終わった『迷い家』の続きにあたります。
登場人物や舞台設定については、そちらをご覧ください。
最終更新:2019-01-02 16:06:54
3307文字
会話率:14%
『夏のホラー2018』エントリー予定の作品です。
連載物は完結していないとダメみたいなので、期間に間に合うように完成させます。
怪異が続発し、忌み地として、幕府からも見捨てられた七ツ沢村。
この地の代官を兼ねる七ツ沢神社の宮司、鈴木道元の
もとに、娘を生贄に捧げることを示唆する『黒羽の矢』が送り届けられる。
わが子を利用して、この怪異に終止符を打つべく、山伏や退魔師や剣客を集め、怪異の中心たる『迷い家』に討伐隊を送り込む事を道元は決心する。
それぞれの思惑を胸に、集められた魔人たちが、七ツ沢の怪異に挑む。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-09 09:24:00
35198文字
会話率:23%