旧題:39歳のおっさんがTS逆行して人生をやり直す話
病に倒れて既に5年以上寝たきりで過ごしている松田圭史、彼は病床でこれまでの人生を後悔と共に振り返っていた。
自分がこうなったのは家族のせいだ、そして女性に生まれていたらもっと楽しい人生が
待っていたはずなのに。
そう考えた瞬間、どこからともなく声が聞こえて松田の意識は闇に飲まれる。
次に目が覚めた瞬間、彼は昔住んでいた懐かしいアパートの一室にいた。その姿を女児の赤ん坊に変えて。
タイトルの先頭に☆が付いている回には、読者の方から頂いた挿絵が掲載されています。不要な方は設定から表示しない様にしてください。
※残酷な描写ありとR15は保険です。
※月に1回程度の更新を目指します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 00:00:00
566849文字
会話率:35%
タイトルそのまま(笑)
不定期更新。
なるべく一話一万字以下で…(希望)
【企画参加作】
2話:眼鏡でも。コンタクトでも。
4話:花火は社の前で
5話:ろーふぁんたじー
7話:『ハロウィン仮装体育祭2020』
8話:外階段のぶきっちょなあ
の娘は意外とスパルタ
★が付いている所はイラストがあります。
不要な方は右上の【表示調整】で『挿絵を表示』にすると非表示になります。
小説家になろう以外への転載を禁ず
作者:みわかず
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 05:00:00
83777文字
会話率:51%
黒猫を助けたお陰で転生したのは、前世の小説の登場人物でした…って、前世の魂が器として選んだのは悪役令嬢の「アリス」? しかも、当て馬である夫によって冷遇されたことで自殺する運命?
冗談じゃない、同じ道を歩んでたまるか!
彼女とは違って、私に
“愛”なんて不要!
だから嫌われていたって構いません。
「悪女らしく、私も彼を利用してやるわ」
と、思っていたのに。
「君をもう、手放せそうにない」
そう言われて、前世より様子のおかしい夫には捕まるし、絶縁宣言したら家族の様子もおかしくなるし、黒猫が実は神様だったし、花を愛でていたら妖精はやってくるし…、あれ? 何だか面倒なことになってきてません?
私、面倒事は嫌いなんですが!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 12:01:44
495079文字
会話率:47%
お洒落な街の中心にあるギルド。その一角、酒場にて交わされた一言が、全ての始まりだった。
「御前はクビだ。」
あまりにも強すぎるがゆえに、仲間から“不要”とされた男――魂魄雨笛(こんぱく うてき)。
孤独な旅立ちを余儀なくされた彼が出会っ
たのは、ボロ布のような服を纏い、怯える瞳で大人を見上げる一人の少女だった。
彼女に名はーー無かった。
「その娘を僕に頂戴?」
白銀貨一枚で少女を買い取り、逃げるように彼女を連れ去る雨笛。
怯えた目と蒼白な顔色――彼女が抱える心の傷を癒すように、雨笛は魔法を教え、彼女に「ミナヅキ」という名前を与えた。
けれど、それはただの始まりに過ぎなかった。
最強ゆえに独りとなった男と、傷ついた少女。
ふたりの旅は、かつて見捨てられた“ギルド”や“世界”そのものを巻き込む、
再定義(リデファイン)される冒険譚となっていく。
かつては戦闘の流れすら速めてしまう圧倒的な存在。
今は“師”として“守護者”として、少女とともに――彼は歩み出す。
これは、英雄達の話折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 11:54:22
1043文字
会話率:34%
時は戦国、地は大和。一向に収まらぬ戦乱の世に憂いを抱いた時の皇帝(雀武帝)により、全国の諸大名に対し「私闘制限の詔(みことのり)」が強硬的に発令された。「勝ち逃げ御免令」とも揶揄された法令の施行と同時に、織田家は武田家に私闘を仕掛け、藩同士
の争いに発展する。雀武帝親衛隊の調停のもと、織田家が武田家を吸収し、関東・近畿にまたがる一大勢力を築き上げた(『1575年:長篠の戦い』)。この一件以後、日常茶飯事だった私闘が鳴りを潜め、仲裁を口実に領地を接収されることを嫌った諸大名は、地下で揉め事を解決してゆくようになった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 17:25:27
40323文字
会話率:62%
『己を鍛えるために、家出します』
と、書き置きを残して家出した。辺境伯家の長女、ジョアン。
実は、前世の記憶持ち。
魔法がある世界に転生したのに、なぜかの【無】属性。でも、そんな事では挫けない。スキルだけで、この世界を生き抜いてみせる!!
ひとまず、ご飯が美味しくないから、私が作ります。家族も、イケメン騎士様も、みんなの胃を掴んでいく。
前世の知識とスキルで、料理、洗濯、掃除などにおいて無双する。
*料理は主婦レベルなので、ツッコミ不要。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 08:00:00
1281280文字
会話率:63%
聖女見習いのロルティ(6)は、前世の記憶を思い出す。
異世界から聖女が召喚されたのが、自身を虐げてきた姉だと気づいたからだ。
彼女は神官に聖女は二人もいらないと教会から追放。迷いの森に捨てられるが――そこで重傷のうさぎと生き別れた実父
に出会う。
「絶対、誰にも渡さない」
「君を深く愛している」
公爵家の娘になった彼女が腹違いの兄と血の繋がった父にたくさんの愛を注がれ、暮らす中。
前世の姉がロルティの命を奪いにやってきた!
命乞いをしたって、もう遅い。
あなたは絶対に、許さないんだから!
☆ ☆ ☆
★ベリーズカフェにて別タイトルで掲載した作品を加筆修正したものになります。
★恋愛要素なし
★命を落とすシーンがあります。ご注意ください(前世・モブ母)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-25 07:20:00
104617文字
会話率:46%
もしも、歴史を創ったあの英雄たちが、現代の政治問題を語り合ったら?
時空を超えた討論番組『歴史バトルロワイヤル』。今宵のテーマは、現代日本でも身近な「地方議会の二元代表制」だ。
物語の案内人「あすか」が不思議なタブレット「クロノス」を手
に招き寄せたのは、史上最も相容れないであろう4人の論客たち。
権力分立の理想を説く、近代民主主義の設計者モンテスキュー。
民衆の支持を武器に議会(元老院)を無力化した、ローマの英雄カエサル。
武士の世に「話し合い」による統治を根付かせた、鎌倉幕府の実務家北条泰時。
そして、議論すら不要とし、法と力で全てを支配した絶対君主・始皇帝。
「首長と議会、二つの権力は必要か?」という、あすかの問いを皮切りに、思想のバトルロワイヤルが幕を開ける。
ラウンド1「我が理想の国家」では、それぞれの統治哲学が明らかに。
続くラウンド2「徹底討論!議会は必要か?」で議論は一気にヒートアップ。「議会は不要だ」と断じるカエサルに「それこそが暴政の始まりです!」とモンテスキューが激しく反論。究極の独裁者・始皇帝の「反対する者は罰するのみ」という一言が場を凍りつかせると、日本の実践者・北条泰時が「対立を乗り越える『仕組み』こそが肝要」と割って入る。
まさに「独裁 vs 合議」「効率 vs 自由」「西洋 vs 東洋」――。
それぞれの正義が火花を散らし、互いの論理の矛盾を突き合う、予測不能の展開に!
クライマックスの最終ラウンド、彼らに投げかけられたのは「もし現代日本の顧問になったら、どんな制度を提言するか?」という究極の問い。絶対君主制、住民投票制、合同評定会議、厳格な三権分立……4人から示された衝撃の“処方箋”とは?
果たして、あなたの心に響くのは誰の声か。リーダーと議会の理想的な関係を、時空を超えて問い直す、最高の知的エンターテインメントが、今、始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-25 01:03:59
26566文字
会話率:77%
戦国と幕末をこよなく愛する高校生・河上昌景。
現代でも「忠義」「軍略」を掲げ、色恋は不要と豪語する彼は、クラスでどこか“雰囲気的に浮いている”変人だ。
そんな彼の歴史語りに興味を持ったのが、好奇心旺盛で優しい同級生・野村彩葉。
いつしか「
相棒」や「軍師」と呼ばれるようになった彼女は、次第に昌景に惹かれていく。
――「私は軍師でも相棒でもない、ただの一人の女の子だよ」
歴史知識と恋心が交錯する、ズレた青春ラブコメ、開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-22 21:50:50
64350文字
会話率:54%
魔力が充溢する土壌に建国されたシヴェルナ王国の住人達は、魔力をもって生まれるという。 しかし主人公ロゼ・アルバートは『セロ』と呼ばれる魔力を持たない体質で、『進化しそこねた落ちこぼれ』として親族から虐げられていた。 そんな彼女の拠り所は、幼
い頃父から倣った剣術だった。 その為毎日の様に領地内の魔物討伐をさせられていた。
ある日魔物に襲われている所を、シヴェルナ王立騎士団団長のキアノス・ヴランディ公爵に救われる。 後にその彼と意外な接点が発覚し、ロゼは劣悪な環境から救出されることになった。 そしてその腕を買われ、騎士団への入団を勧められたるのだった。
『魔力を持たない私は誰かのお姫様にはなれない』そう思っていたロゼは、お姫様を守る騎士になろうと考えていた。 なのでその夢を叶える為、キアノスの部下になることを決めたのだった。
しかしいつからかキアノスからの寵愛に気づいて……。
魔力を持たないロゼが選ぶ道はには幸せはあるのか。 シンデレラストーリーといってもシンデレラ(お姫様)ではなく騎士になりたいと奮闘する一人の少女の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-22 08:20:00
169782文字
会話率:40%
空はもう、見えない。
天空を覆うのは、進化を極めた存在《EXOM》が築いた巨大な都市。
そこに住むのは、感情も痛みも不要と切り捨てた、選ばれし“元・人間”。
一方、地上に残された俺たちは、陽も届かないスラムで死なない程度に息をしてるだけだ
った。
あの日までは。
突然始まった、「戦わなければ人にあらず」という狂ったルール。
街が焼かれ、隣人が消えた。
気づけば俺は、生き残るために拳を握っていた。
機械のような義肢。
母が遺した声。
そして、【人間であること】を問われる日々。
だがひとつだけ、俺は信じてる。
この腕に紅い血が流れてる限り、俺は、俺だ。
これは、生き残るための物語なんかじゃない。
「人間」であることを、ぶっ壊された世界に叩きつける物語だ。
BREAK DΦWN――壊せ、偽りの進化を。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-22 02:08:17
7359文字
会話率:55%
冷や飯ぐらいの王宮呪術部所属、胡散臭い天才呪術師ヘレンの物語。
※第一章「呪いの祝福あれ」は以前短編で公開した作品と同じ内容です。連載版です。
※連作短編形式、不定期でエピソード単位で更新。
※逆ハーっぽい配置ですが相手は固定です(じ
ゃないと報われない感じのひとが)
※他サイトにも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-21 16:40:00
35568文字
会話率:36%
仕事の出来るアラサー女性の主人公はパートナーを不要と考えBLを見る事に心血を注ぐが…。
最終更新:2025-06-16 21:00:45
13466文字
会話率:21%
世界中が戦争に明け暮れた時代。
各国の特殊部隊から恐れられ
『最強の女傭兵』と呼ばれた女性が居た。
数々の伝説を残した彼女だったが
身体を酷使し過ぎたせいで、早々に寿命を迎え永遠の眠りにつく。
だが彼女は、再び目を覚ますことになる。
そう
、彼女は記憶を持ったまま転生してしまった。
明らかに進んだ近未来の世界に戸惑いながらも成長する彼女。
平和な世界では、傭兵であった彼女の知識や技術など不要。
一体何のために生まれ変わったのか?と疑問を持つ彼女。
そんな時、彼女は1つの近未来スポーツに出会う。
-LEGEND-
全世界が熱狂するVRゲームであり
10VS10で行われる疑似戦争。
このゲームに出会ったことにより、彼女の第二の人生は
劇的な変化を遂げることになる。
**本作品は小説投稿サイト『ハーメルン』でも連載中**折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-16 00:00:00
725717文字
会話率:18%
父の代から続く、悲願の魔王討伐を苦難の末に成し遂げた勇者アイル=ラグドール。
だが皮肉にもその功績によって、自分よりも偉大な存在になる事を恐れた王によって国を追われる事となる。天涯孤独の身となったアイルにとってもはや国に留まる理由は何一つ
無かったため、どこか静かなところで残りの余生を送ろうと考える。
そう思った時、自分が旅の最中で書いていた日記を何となく読み返す。それは自分にとってある意味では冒険の書のような存在でもあった。
手帳で自身の過去を振り返ると同時に、思った以上に自分の手元に不要になった冒険の中で手にした道具の数々が自分の手元にある事に気付く。
「これを元の場所に返したり、必要とするところへ渡す旅に出よう。そして、その旅の最中で自分にとって安住の地を見つける事を今後の目的にしよう」
そう考えた時、自然とアイルはつぶやいた。
『そうだ、終活、しよう。』
今、世界を救った勇者アイルのセカンドライフ&エンディングノート作業が始まった。
(※以前に書いた短編の長編版になります。最初の数話は以前の短編に加筆修正した形になります)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-15 19:21:00
92483文字
会話率:45%
父の代から続く、悲願の魔王討伐を苦難の末に成し遂げた勇者アイル。
だが皮肉にもその功績によって、自分よりも偉大な存在になる事を恐れた王によって国を追われる事となる。天涯孤独の身となったアイルにとってはもはや国に留まる理由は何一つ無かったた
め、どこか静かなところで残りの余生を送ろうと考える。
そう思った時、自分が旅の最中で書いていた日記を何となく読み返す。それは自分にとってある意味では冒険の書のような存在でもあった。
過去を振り返ると同時に、思った以上に自分の手元に不要になった冒険の中で手にした道具の数々が自分の手元にある事に気付く。
「そうだ。これを元の場所に戻したり、これを必要とするところへ渡す旅に出よう。そして、その旅の最中で自分にとって安住の地を見つける事を今後の目的にしよう」
『そうだ、終活、しよう。』
今、世界を救った勇者アイルのセカンドライフ&エンディングノート作業が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-20 15:07:56
13716文字
会話率:42%
『裏切りの瞬間』をテーマに短編小説を書いて、主催者(柴野いずみ)に擬態してください!というお遊び企画です。
事前の参加表明不要。飛び入り参加・駆け込み参加ウェルカムです!
誰得? 完全なる私得です! すみません。
でも皆さん好きでしょう、
裏切りの瞬間は。(←もちろん勝手な偏見です)
ノリと勢いだけの企画なので細かいことは気にせず、息抜きがてらに楽しんでもらえたらと思います♪
SNSなどで呟く際のハッシュタグは #匿名裏切り企画 でお願いします。
複数の筆者様が執筆した作品を掲載させていただきます。
参加の時点で、企画概要にある通り、各参加者の方より掲載許可を得たものとします。
参加者の方は評価・ブックマークは禁止です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-15 08:10:00
22080文字
会話率:28%
回復薬の聖女として教会勤めをし、民のためにと日々頑張っていたティファニー。
そんな彼女は突然、『奇跡の聖女』が現れたことで不要とされた。
結ばれるはずだった王子から婚約破棄された挙句、教会からも追放処分を受ける。
ふらふらと彷徨い歩くうち魔
獣に襲われかけ、絶体絶命かと思われた時、隣国の騎士団長だというトーマスに命を救われた。
「お礼をしたい」と強く申し出て、聖女の回復薬を作る技術を利用して騎士団の傷を癒すために働くことになったティファニー。
次第にトーマスに惹かれていく彼女だったが、身分や立場を考えれば、ただの癒し係と騎士団長では決して釣り合わない。彼と毎日顔を合わせられるだけで幸せだ、と自分に言い聞かせていた。
しかしそんな毎日に、ティファニーの祖国が壊滅寸前になったことで不穏の影が差して――。
※安心安全ハッピーエンドです!
※楠結衣様ご主催、『騎士団長ヒーロー企画』参加作品。作品に入れた要素は(瓶入り回復薬・キス)です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-27 19:10:00
11500文字
会話率:31%
国王の側妃の娘として生まれた故に虐げられ続けていた王女アグネス・エル・シェブーリエ。
彼女は父に命じられ、半ば厄介払いのような形で訳あり侯爵様に嫁がされることになる。
しかしそこでも不要とされているようで、「きみを愛することはない」と言われ
てしまったアグネスは、ニヤリと口角を吊り上げた。
「どうせいてもいなくてもいいような存在なんですもの、さっさと逃げてしまいましょう!」
逃亡して自由の身になる――それが彼女の長年の夢だったのだ。
あらゆる手段を使って脱走を実行しようとするアグネス。だがなぜか毎度毎度侯爵様にめざとく見つかってしまい、その度失敗してしまう。
しかも日に日に彼の態度は温かみを帯びたものになっていった。
気づけば一日中彼と同じ部屋で過ごすという軟禁状態になり、溺愛という名の雁字搦めにされていて……?
虐げられ姫と女性不信な侯爵によるラブストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-15 20:30:20
27000文字
会話率:23%
第一幕:銀の巻
婚約者に破談を申し込まれたばかりの伯爵令嬢・ゲルトルートは橋の上で物思いにふけっていた。
そんな時、知り合ったのは、フリードリヒと名乗る青年。
彼の優しく真面目なところに、ゲルトルートはすっかり惹かれてしまう。
しかし、彼女
には変わり者と言えば聞こえは良いが、詐欺師ぎりぎりの父親がいて、そもそも婚約とその破棄に至る過程は父のせいでもあった。
一方、フリードリヒもゲルトルートの優しい愛情を知りつつ、それを素直に受け入れられない事情があった。
第二幕:真珠の巻
辺境の財政が厳しい土地を治める公爵家の娘・アデイラは、領民を救うために王都の大商人の妻になる代わりに援助を受けることを決めた。
反対する公爵である兄の目を盗み、辿り着いた商家では、今、まさに異国の商人・クラウスによって乗っ取りが行われ、もはや不要となった大商人の娘との婚約の破棄が宣言されているところであった。
行き場を無くしたアデイラは、大商人の財産を処分すると言うクラウスに、自分もその一部として、他の資産家に売り、お金を作って欲しいと願い出る。
クラウスの元に商品として身を寄せることになったアデイラだったが、いつしか彼に心を許すようになっていく。
一方、クラウスもアデイラの高潔さに疑いの目を向け、本性を暴こうとするものの、それによって現れた素顔に、彼女を手放せなくなるのだった。
※全二幕十七場、フィナーレ付で全40エピソード。幕間休憩あり。
※第一幕から順番に読んでも、第二幕から第一幕へ戻っても読むことが出来ます。
※※エンブレア王国史シリーズではありますが、他のお話を読まなくとも問題はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-14 14:20:45
147621文字
会話率:39%
ブラック企業も真っ青な激務の果て、令和の敏腕コンビニバイトリーダー・栗田謙信(くりたけんしん)が次に目覚めたのは、なんと江戸時代の東北の小藩・相馬中村藩のしがない足軽!?
戦も知らぬ平和な(しかし貧乏な)藩で、謙信は前世で培った「お客様は神
様です!」の鉄の信念と、異常なまでのコミュニケーション能力、そして数々のクレーム処理で鍛え上げた問題解決スキルを武器に、なぜか次々と藩の難題に関わることに。
病に倒れた藩主の見舞い品選定から始まり、行方不明になった若君たちの捜索では江戸の町で聞き込みの嵐を巻き起こし、ついには隣藩との一触即発の外交問題まで、持ち前の「おもてなし精神」と「バイトリーダー的発想」で(主に周囲を煙に巻きながら)解決へと導いてしまう。
その型破りな手腕(と、時折飛び出す謎の横文字「こすとぱふぉーまーんす?」「りすくまねじめんと?」)を藩主・相馬昌胤に(面白半分で)買われ、謙信は新設の役職「目安方筆頭」に大抜擢!
与えられた使命は「藩政改革」。
謙信はさっそく藩財政の「見える化」と「コストカット」、特産品の「マーケティング戦略立案」、城内業務の「効率化」と「5S活動の徹底」、さらには藩士たちの「モチベーション向上プラン」と称した「福利厚生」の充実(例:藩士対抗大運動会、月間MVP制度)など、現代のビジネススキルとコンビニ経営ノウハウを駆使した奇想天外な改革案を次々と打ち出し、藩内に嵐を巻き起こす!
「いらっしゃいませー! まずは『ヒアリング』から始めさせていただきます!」
古参の武士たちは眉をひそめ、若手藩士たちは目を輝かせ、そして謙信の無茶ぶりに振り回される先輩足軽あがりの岩田権左衛門の胃痛は増すばかり……。
果たして、元バイトリーダーの「お客様第一主義」は、凝り固まった武士の常識を変え、貧乏藩を救うことができるのか?
彼の「おもてなし」と「業務改善」は、やがて藩内にとどまらず、他の藩や幕府をも巻き込む大騒動へと発展していく…かもしれない!?
これは、令和の常識と江戸の非常識が交錯する中で、一人の男が「より良いお店(藩)づくり」を目指して奮闘する、痛快お仕事コメディ!
歴史の知識は不要! 気楽に笑えて、ちょっとだけ明日の仕事が頑張れる(かもしれない)物語、ここに堂々連載開始!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-14 00:10:00
393163文字
会話率:24%
新学期、高校生・本多たちのクラスにやってきた新任の破戸(はと)先生は、とんでもない「ボケ」の持ち主だった。彼の繰り出す分かりづらいボケに誰もツッコミを入れられずにいると、なんとボケが本当に現実になってしまうという奇妙な現象が発生する。
最
初のホームルームでの出来事だ。先生の「燃えるような日差しだが頑張って、ファイヤー!」というボケに誰もツッコミを入れなかった結果、先生が本当に発火。クラスメイトの**水篠(みずしの)**が思わずツッコミを入れたことで事なきを得るが、この一件を機に、彼らは恐るべき法則に気づく。それは「ハト先生のボケにツッコミしないと、そのボケが現実になってしまう」というものだった。
最初はツッコミの才能を持つ水篠に頼りきりだった本多たち。しかし、水篠が風邪で休んだことで状況は一変する。背ビレが生えたり、目から鱗が落ちたり、脳内体育祭が現実になったりと、次々と異常事態が発生。追い詰められた本多は、苦手なツッコミ役に覚悟を決め、必死に先生のボケを打ち消していく。
胃を痛めながらも奮闘する本多の姿に、クラスメイトたちは次第に協力し始め、ツッコミ隊を結成する。そんなある日、本多はハト先生と教頭先生が秘密裏に会っている現場を目撃。先生の異常なボケの原因を探る本多は、そこで驚きの事実を知る。実はハト先生は口下手で、クラスに馴染むために教頭先生が開発した「ボケロナミンG」という薬を飲んでいたのだ。ボケは薬の副作用であり、生徒たちがツッコミを入れてくれるようになったことで、もはや薬は不要だという。
ようやく平和が訪れると安堵したのも束の間。翌日、クラスに現れたのは、ハト先生以上に強烈な「滑らないボケ」を繰り出す臨時教員のタカ先生だった。「ハートにずっきゅん♡」という彼のボケに、クラス全員が戦慄する中、新たなツッコミの始まりにワクワクする水篠だけが笑顔を見せていた――。
ボケが現実になるという奇想天外な設定と、生徒たちのコミカルな奮闘を描いた、新感覚学園コメディ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-13 12:17:06
10476文字
会話率:43%
「イヴリン、お前はもう不要だ。即刻この国から出て行け」
聖女イヴリンはある日、唐突にそう告げられた。
五歳の頃から神殿にて、国のための祈りを捧げ続けてきたイヴリンは現在二十歳。
そんなイヴリンを、元婚約者である第一王子・アレックスと妹のメ
アリは嘲笑う。
「魔力が弱まったあげく、嫁き遅れるとは……何とも哀れな女だ」
「お姉様、お可哀想……! これからもひとりで惨めに生きていくなんて!」
(嫁き遅れって……それ、あなたが私との婚約を破棄して、妹と婚約したせいですよね?)
神殿からも実家からも突き放され、その身一つで追放されてしまったイヴリン。
右も左も分からないイヴリンに、唯一残っているのは弱まった魔力だけだった。
生きていくために治癒魔法を駆使するイヴリンだが、とある男性との出逢いがイヴリンの日々を塗り替えていく。
「君が嫁き遅れてくれて良かった。そのおかげでこうして会えたんだから」
(……その言い方は、卑怯です!)
甘々な伯爵に蕩かされつつ、今日もイヴリンは治癒魔法を使う。
……ちなみに私の魔力って、本当に弱まってるのかなぁと疑問に思いながら。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 15:04:56
136652文字
会話率:39%
勇者擁するセヴィレト王国と、魔王率いるガル魔国の長きに渡る戦い。
その最終決戦は、魔王デスティアが勇者アイリスによって討伐されるという結末に終わる。
……舞台はそれから三十年後のこと。
喧嘩していた王国と魔国は仲良くなり、すっかり平和にな
ったセヴィレト王国の隅っこにある、田舎町スフに生まれた少年マオ・イーベル。天職【勇者】を授かったものの、近所の子どもには「不要勇者」とか呼ばれ、散々な扱いを受けている。
そんなマオの元に突然やって来た、ボロボロの外套を纏った不審者。その人物との出逢いによって甦った前世の記憶によると――
「あれ? もしかして俺って……【魔王】デスティアの生まれ変わり?」
死の直前に勇者アイリスと交わした約束を果たすため、元魔王で現勇者のマオは、立派な冒険者を目指して故郷を旅立つ。
★タイトル変更しました。「元魔王の勇者、元勇者の魔王に会うため本日もダンジョンに潜ります」→「不要勇者の英雄譚 ~平和になった世の中で、元魔王の勇者は本日もダンジョンに潜る~」 (2020/02/16)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-27 17:18:33
163779文字
会話率:37%