ノイン王国宰相・ザリエル公爵には、一人娘がいる。
銀色の髪にアメジストのような澄んだ瞳を持つ美しい娘・クリスティーナだ。
彼女の幼い頃からの婚約者は、ノイン王国の第一王子、アルベルト。
婚約当初から恋に落ちた彼女は、傍若無人に彼に愛
を示すが、いつのまにか愛想をつかされて、十五歳の誕生日には会うこともできず、贈り物だけが届いた。
贈られたその髪飾りを見た彼女は、ふと気づく。これは、異世界で自分がプレイしていた、恋愛シミュレーションゲームの、恋敵役の令嬢が身に付けていたものだと。
そして今現在、自分がいるのは、愛しい王子様を、恋愛シミュレーションゲームの中でいうところの、主人公・クララに奪われるルートだった。
嫉妬とプライドの狭間で懊悩する、恋する乙女と青少年の、切ない純情ラブ。
2016年1月30日一迅社文庫アイリスNEOより書籍化 本編完結済み
※本作品の無断転載・および無断翻訳をお断り致します。
※本作品は、小説家になろう様でのみ掲載中です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-11 18:00:00
148809文字
会話率:32%
ニーナの婚約者・レオン王太子は、いつも彼に横恋慕していた令嬢に心変わりし、婚約破棄を宣言する。
そんな記憶を思い出したニーナの人生は、これで七度目。
何度人生を繰り返しても、ニーナはやっぱりレオンに恋をしてしまった。
しかしレオンも
また同じように心変わりして、必ずニーナを捨てる。そしてニーナは身に覚えのない罪をきせられ、命を奪われるのだ。
今世では、両親を亡くし、叔父であるベルクマン侯爵家で養われていたニーナは、ベルクマン侯爵の長女・アメリアと仲睦まじげなレオンの様子を見て、今回も彼は心変わりするだろうと悟る。
それなら今世ではもう、浮気者なんて知らない。せめて生きるため、新たな人生を歩もうと離別を決心するのだが――。
恋心を捨てきれず、けれど生きるために別れを決意する転生少女と、運命に翻弄され続ける王太子殿下の、恋のお話。
※本作品の無断転載および無断翻訳をお断りいたします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-30 18:00:00
157562文字
会話率:30%
世界には魔王がいた。二大国家の内の一国である、アテナ王国の王は勇者を募り、魔王討伐を命じる。
勇者一行の動きを察知した魔王は、ちょっと怒っていた。
こんなにも真面目に国を治めているのに、なぜ、打ち取られなければならない? 意味が分から
ない。
それに勇者と勇者のパーティ構成には、疑問がある。どうして勇者はアテナ王立軍の中佐なんだ? 何故トップが来ない? そしてどうして、勇者以外は全員女なんだ。ハーレムか? ――馬鹿馬鹿しい。
だから魔王は決断した。
勇者がやってきたら、絶対に嫌がらせをしてやろう――と。
意気揚々と魔王討伐に向かった勇者と、不満たらたらで勇者を待ち構える魔王の出会いから、運命(のラブ)が始まる。
※本作品の無断転載・および翻訳はお断り致します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-30 20:00:00
102044文字
会話率:36%
あらすじというあらすじはありません。
すいません・・・
最終更新:2020-09-27 08:10:54
1808文字
会話率:23%
故人を迎え、もてなし送る『ホオズキ祭』。
かつては見送る駅が有名だったが、時代の流れと共に廃れていった。
今では寄りつく人のいない廃駅はホオズキの提灯にほんのりと照らされ、故人を送り出す。
ホオズキ祭で再会した元恋人。
元恋人の妹から渡さ
れたICカード。
忘れられずにいた感情が蘇り、元恋人も同じ気持ちで。
残された僅かな時間、お互いに望むのは「ずっと一緒に」。
ホオズキの提灯に照らされた道をただ堕ちていく。
握ったICカードの感触を確かめながら。
『夏のホラー2020』、『夏の光企画』参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-25 19:39:17
7068文字
会話率:22%
それが現れたのは、ひどい熱が内側からわたしを食らおうとした日だった。
最終更新:2020-05-22 23:44:04
10023文字
会話率:15%
記録者──それはかつて冒険者と呼ばれていた職業より変遷した、現代における開拓者の総称である。
その特徴は、生きた記録が一冊の本として残ることにあった。
人の数だけ冒険があり、冒険の数だけ新たな『物語』が産声を上げる。画期的と思われてい
たこの制度が取り入れられて、はや千年少々。
非日常は日常へと変わり、この世界において冒険譚は単なる行動記録へと成り下がっていた。
だが努力を重ねれば、いつか目指した英雄のようになれる。
夢も希望も見果てた世界で英雄に憧れる少女──アイラは童心に描いた夢物語を捨切れなかった。
まだまだ駆け出しのアイラは、担当の相談員と共に少しずつ実力を身に着けていく。
そんな折、都市の周辺でモンスターの異常活性が各地で見られるようになった。
混乱が伝播していく中、その人物は何処からともなく現れた。
「どうやらその記録者。綴られたすべてのページが白紙らしい」
アイラたちの前に現れたのは、この世界の常識をも覆すイレギュラー中のイレギュラー。
巨悪を妥当し、村民を救う。それをたったひとりで達成したその記録者は、人々にまるで物語から飛び出してきた英雄のように映っていた。
立ちはだかる困難や現実に、アイラはどう抗い、立ち向かって行くのか。
これより紡がれるのは、その【開幕の記録】である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-07 00:00:00
129828文字
会話率:28%
記録者──記録を残す者。
かつて冒険者と呼ばれていた者たちは、いつしかそう呼ばれるようになっていた。
彼らが記録者と呼ばれる所以。それは、その者の生きた記録が一冊の本として残ることにあった。
待望を秘める記録者達は、己が綴る史上の
英雄譚を夢見て、今日も各地を飛び回っている。
誰もが冒険に胸を馳せるこの場所で、少女は一人の青年と出会った。
「何回負けたっていい。生きてさえいれば、必ず勝機はやってくる」
しかしその青年の言動は、少女が憧れ、夢描く記録者とは掛け離れていた。
英雄譚に憧れる少女と、臆病者の青年が果たした出会い。
彼らが記す英雄譚とは、果たして──
これは、ある記録者の言行録。
──【英雄の物語】──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-18 19:25:16
160286文字
会話率:25%
中3の夏休み、受験勉強? なにそれ美味しいの?
とある日のとある帰り道。
世界のバランスが壊れた。
世界のカルマが壊れた。
世界の秩序が壊れた。
世界の理が壊れた。
そんな世界に現れた運命を担う吸血鬼、鬼灯《ほ
おずき》葛《かずら》。世界にあるダンジョンをクリアし、邪魔するヤツらを蹴散らし自分の為にいきる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-29 14:49:31
420031文字
会話率:45%
僕は、神代の国に居ます。僕らの周りには、沢山のお友達がいます。けれど、僕と同じ姿をした人はいない。どうして?僕は、探す。僕の仲間を。
「僕」は、この世界にはいない神代の国へ赤子の時期に神隠しにより連れ去られ、真白の子達によって育てられた。僕
は、鬼子と皆から呼ばれる。
僕は、人間だ。だけど、僕以外の人はいない。僕は、真白の子が「隠して」持ってきてくれた娯楽作品の事しか知らない。僕は、「外の人」に憧れる。外に出たいけれど、出ることはできない。だから、僕は尋ねる。このお話は、周りの愛しいモノ達に、「人」の事を尋ねて回る旅。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-21 20:26:15
3570文字
会話率:23%
三十路の無職、突然、異世界転移する。
覚えの無い土地。
見慣れぬ種族。
見知らぬ世界。
貯金を切り崩す怠惰な生活の果てに辿り着いたのは、右も左も分からない世界。
鬼灯仁巳(かがち ひとみ)、元・雇われ店長のバーテンダー。
金なし、職な
し、居場所なし。
恥の多い人生を送ってきました、とまではいかないが、胸を張れる様なものでもない。
胸に灯していた情熱を失い、ただ流れる時間を無為に過ごす、何も持たない根無草。
そんな男に世間の風当たりは、凍える真冬の風の様に冷たい。
貼り付けられた見えないレッテルは“ロクでなし”。
お前の人生は間違いだらけだった、無意味だった、と笑われている気分。
ただの運命の悪戯か。
持ち前の悪運が引き寄せたのか。
気まぐれに女神が微笑んだのか。
聖剣を与えられた勇者の様に、世界を救う英雄になるわけでもない。
天才的な才能と叡智を持って、偉大な魔法使いになるわけでもない。
類稀なる美貌と話術を使って、美女との理想郷を作るわけでもない。
様々な人に出会い、心を交わす。
仕事を与えられ、言葉を交わす。
目を逸らしていた情熱を見つめ、考える。
「もうちょっとだけ、頑張ってみるさ」
己を見つめ直しながら、無職の三十路は異世界で生きてゆく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-03 06:00:00
116489文字
会話率:37%
祖父の部屋を掃除していた鬼灯マコト(オネエ系男子)は、突然異世界に召喚される。
マコトを召喚した相手は魔王ダルクであった。
魔王は“ある願い”を叶えるため、マコトを召喚したのだが、その願いとは『殺すこと』だった。
※相当のんびり更新予定で
す
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-25 20:55:40
19032文字
会話率:33%
異世界転生した世界でのんびり読書ライフを楽しもうとしていたけれど、現実は図書館司書に就職。
早く仕事を終えて本を読むために魔法を身につけていたら、いつの間にか異世界一の魔法使いに!?
「そんな称号どうでもいいから一秒でも早く帰らせて本を読ま
せろ」
本を読みたい主人公に襲いかかる面倒くさい障害とは!?
この作品はpixiv・カクヨムに掲載しております。 進行具合は全て一緒です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-16 21:09:19
2307文字
会話率:42%
お題箱で作りました。 創作活動の練習であげた作品です。
最終更新:2018-01-29 00:30:17
1251文字
会話率:50%
天下を統べるべく争い続ける「修羅の國」にで唯一中立を謳う「奈の里」に忍として生を受けた鬼灯 真白。忍らしく平和のために暗躍する・・・はずだった。しかし世界は悪意に満ち溢れていた。 これは悪を裁きながら天下統一を目指す優秀で怠惰なまだ幼い鬼灯
真白の物語・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-13 02:49:44
50707文字
会話率:60%
離れの校舎の最奥地を部室に構える日常部。活動目的は日常で起こったことを報告し合うこと。今日も部員4人はそれぞれの間で起こったことを報告していく……
最終更新:2019-12-08 01:39:21
1046文字
会話率:60%
虫取りが趣味の僕はある日片方の翅が変形したアゲハ蝶を見つけた。このままではきっと死んでしまうと思い自宅で飼うことにした。
最終更新:2016-01-16 02:03:44
2220文字
会話率:6%
会話劇。1分もあれば読めます。
最終更新:2015-08-08 04:02:49
532文字
会話率:77%
人知の及ばぬ不可思議な術で戦を操る一族『黒衣』。
男しか生まれぬ筈の一族に女として生まれた朧は、忌み子として蔑まれていた。七歳になり派兵が決まった彼女は、やがて人間の国の戦乱へ巻き込まれてゆく。忌み子として育った自分がどのように乱世を
生き抜いてゆくのか、幼い彼女には何も分かっていなかった。
そして成長した彼女は全てを知る。黒衣の深き業、人間との大戦、そして因習とも言うべき悪しき仕来りを知った朧は、黒衣とも女ともない、何者でもない者として生きてゆく事を決めるのだった。
だが己は黒衣か女か──どちらかを選ぶべき時、彼女は如何に決断するのか。これは黒衣の血と戦乱に翻弄されるひとりの少女の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-13 15:46:31
157710文字
会話率:35%
気づくと暗闇の中にいた。何もわからず戸惑っていると突然始まるキャラクターメイキング。
普通では選ばないオプションをとる人って本当にいるのだろうか、
マコトはほかの可能性をすべて差し置いて、特典装備の剣にスキルを全振りしてしまう。
そのため、
本来あるべきものの持たない状態で始まるマコトの(ハードモード?)の物語。
#個人的に誤字が多いタイプなのでそっと突っ込んでいただければ幸いです。
#更新の状況については、Twitterアカウント@YoHozukiでも報告させていただく予定です!
ひっそりと、処女作?「ベタな異世界物語はハーレムもので」http://ncode.syosetu.com/n9430bp/ の執筆も再開しているので、お暇な方は暇つぶしに読んでいただけますと幸い(不定期)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-10 23:27:51
21984文字
会話率:31%
大和司(やまとつかさ)が目を覚ますと、そこは見知らぬ草原だった。足元には異世界の取扱説明書。そこから始まるよくある異世界ものですが、主人公は特にやる気がありません。主人公が女の子に囲まれつつ、ダラダラと過ごしていく日常物を予定しております。
*初めて書く習作ですので、お手柔らかにお願いします。*誤字脱字等のツッコミ歓迎です。
リアルの都合で、しばらく放置したり(長いときには3年くらい・・・・・・)、再開したりしていますが、不定期で更新されていきます。
ブランクのため、本人が設定わすれてしまったりしますが、温かい目で見守っていただければ幸いです。
もしよろしければブクマとかしていただけると、作者のやる気につながりますつながりますm(_ _)m折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-07 23:44:33
170319文字
会話率:35%
軍事目的用に開発されていたVR(ヴァーチャルリアル)ギア(脳波による端末操作機)が一般に公開されてから5年。VRギアは、瞬く間にゲーム業界の構造を一変させ、VRギアを用いたゲームがその主流となっている。数多あるVRMMO(ヴァーチャルリアル
マッシブリーマルチプレイオンライン)の中でも、現在、最も同時接続数の多い正統派ファンタジーRPGがヴァルハラオンラインである。その中でハードコンテンツの攻略を目指すトップギルドの一つ『ヴァルハラの戦乙女(ワルキューレ)』は、見目麗しい8人の少女から構成されていた。これは、『ヴァルハラの戦乙女(ワルキューレ)』で、ウォーリアとして活動しているハルとその中の人の物語である。
電脳世界でつながる戦乙女(ワルキューレ)達の戦いは、いったいどこで行われるのか
「ベタな異世界物語はハーレムもので」http://ncode.syosetu.com/n9430bp/ も書いてたりします、ひっそりと宣伝(仕事の忙しさに応じて不定期更新)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-27 23:00:00
6019文字
会話率:6%
二人の少女が、何やらどこかにいこうとするお話。
それは、ジメジメした暑さ、
爽やかな青空の下で起こった、哀しい出来事。
最終更新:2019-09-14 21:23:17
1129文字
会話率:33%
セネカはバチカンより派遣された、異端狩りのプロ。治癒の力を持つ少女、辻道麻耶を護衛する為に派遣されたセネカは、彼女に近づく悪魔たちを排除する──!
ある日、鬼灯要が巷で話題の連続殺人鬼に関する情報を教会に持ち込んだ。
ヒトの所業ではない犯行
を耳にし、セネカは単独で調査に乗り出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-09 08:00:00
9883文字
会話率:42%
僕は夢を見た。それは、ホオズキの袋の中の夢。ぐるぐる回る夢。まあくんとぼくと秘密基地の夏。
最終更新:2019-08-30 22:20:34
31927文字
会話率:47%
『夏の匂い企画』
銘尾 友朗様のの夏の匂い企画に参加させていただきます。
美容師を夢見て北海道の田舎町から上京した朱美。
三年間、脇目も振らず仕事と練習に励み、大好きな夏の花火も見ていない。
一向に技術も身に付かず、心が折れそうになっ
ていた時、カットモデルになってくれた裕史に誘われ、花火大会に出掛けることになる。
友人と思っていた裕史に惹かれている自分に気がつく朱美。
花火大会の日、ただ優しいとだけ思っていた裕史の意外な一面を見つける。
花火大会の後、裕史が買ってくれた鬼灯の花言葉を思い浮かべ、裕史との恋に不安を覚える朱美だった。
何時もドキュメンタリーばかり書いていますので、創作がちゃんと書けるか不安ですがお付き合いください。
前編、後編でお送りいたします。
sing折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-29 20:17:10
13669文字
会話率:33%
裕福な家庭で育った幸せな兄妹、敦盛鬼灯と敦盛山茶花がいた。二人は互いに互いを、兄妹という枠を超えて好意を抱くほどの仲。周りの人間もそれを知っており、醜聞や風評の対象となるほどだった。そんな生活だったが、二人は気にせず自分達だけの幸せを噛み
締めて生きていた――そんなある日、帰り道に鬼灯は雑木林の奥から助けを呼ぶ声を聞く。酷い頭痛に襲われながら、導かれるように声の方へ向かうと、そこにあったのは魔法陣。
いつの間にか踏み入れてしまっていた二人は光に飲み込まれ――気が付けばそこは、見た事もない場所だった。
シスコンすぎる兄とブラコンすぎる妹はたとえ、その手が血に塗れようと足掻き続ける。元の世界に帰るその日まで。
※本作品は、わたくし『井土側安藤』と『果実夢想』の合作でございます。
超絶不定期更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-01 23:25:13
340410文字
会話率:40%
※タイトル変更しました。
(旧タイトル『鬼と刀と見聞録(仮題)』)
青年、鬼灯刹華は鬼の母と人間の父を親に持つ、ある種ファンタジー的な生まれの人間だった。
ある時、刹華は異世界に召喚される。それはあまりにも突然、唐突な事ではあった
が、どうにか脳内を整理して『異世界召喚』をされたのだと自覚する。
かねてよりアニメやライトノベルといったものに傾倒していた刹華は、『召喚』はされたが『送還』はしてもらえないのではないかと考える。
異世界転移モノにはよくある設定だったからだ。
しかし絶望はしなかった。
せっかくの召喚、せっかくの異世界、せっかくの非日常。
楽しまずしてなんとする?
聞けば『勇者』として召喚されたらしいが、拉致同然に連れてきておいて言うことなど聞いてやるものかと、刹華は異世界を巡る旅を始める。
いつか必ず、母と住むあの家へと還る事を夢見て。
――今ここに、鬼の子の異世界見聞録が始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-18 20:00:00
659507文字
会話率:52%