名門貴族の娘であるアリサは屋敷から出られない程身体が弱く、できることといえば刺繍と庭の手入れぐらい。仲の良い兄のレイが与えてくれた庭で、花を育てるのが唯一の楽しみで、体調さえ良ければ外に出て土いじりをしていた。
ある日、いつものように庭に出
てみると、庭の端に植えている木陰に花が咲いているのを見つける。レイがアリサのために植えてくれたその花は鮮やかで可愛らしく、アリサはその花をとても気に入った。
しかし、その花が咲き始めた頃から少しずつ、今までの平穏で静かな日常が崩壊し始め、アリサの周囲はめまぐるしく変化をしていくこととなる…。
狂気の愛だと言われても、かまわない。どんなに拒み、逃げても決して離しはしない。この愛を貫くためなら、どこまでも堕ちよう…。愛する人を道連れに……。
18~19世紀のイギリスをイメージした、西洋が舞台です。話の都合上、実際の習慣や歴史とは異なる点もありますが、ご了承いただきたいと思います。また、この作品は純愛作品ですが、異質で少し残酷な部分も出てきますのでR15にしました。それでも大丈夫という方は読んでください。
※批難や中傷の書き込みはご遠慮ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-09 21:07:08
52213文字
会話率:26%
19世紀後半・イギリス・ヴィクトリア朝。
若き大学准教授・フレディは、食品科学を専門とする研究者だ。
ある日、フレディはハムの食品偽装の分析を依頼される。
しかし、それは大きな事件の幕開けにすぎなかった――。
最終更新:2014-01-19 18:00:00
60379文字
会話率:57%
19世紀初頭のイギリス、霧の都ロンドン。
産業革命が起こり、急速に発展する科学の力によって激変を遂げる生活の中にも、古き伝統を色濃く残す時代。
東の果ての島国から、不運に不運が重なり、散々なルートをたどってこの欧州の女王の国に流れ着いた、黒
眼黒髪の少女・むつ。
カラードは下等、ホワイトこそ最上とされる世界で、黄色い肌の異邦人として死ぬまで蔑み虐げられるはずだったむつを保護したのは、代々『王室の番人』をつとめる軍人伯爵家の次男坊にして後継ぎであるサイラスだった。
比較的東洋の文化や事情に明るい彼から勝手に「スズキ」と命名され、あれよあれよという間にメイドとして働くことになったむつの、伯爵邸での日々のあれこれ。
必ずしも実際の歴史・文化・風土・風俗・慣習には準拠しておりませんのでご注意ください。時代考証はほぼ皆無です。
※自サイト掲載作品折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-12-07 12:00:00
6805文字
会話率:21%
男は壁を爆破して、少女の前に現れた。
驚き腰を抜かす少女を前に、男は言ったのだ。
「……お姫様。俺はお前を……さらいにきた。」
副題「青い地図の上で」
最終更新:2013-11-19 18:33:34
36348文字
会話率:26%
ムーリア暦2△△8年の桃月。 ナセラ国の大学で学ぶレイチェルは、ある日、教授から古い冊子の現代語訳を頼まれた。 一度は断ろうと思ったものの、大手出版社への就職の紹介状 目当てに引き受けたのだが・・・ その冊子というのは、300年ほど前のナセ
ラ王国宮廷で、王妃と王太子妃に仕えた髪結い係りが書いた日記だった。 300年前と今。 行き来しながら、レイチェルが現代語訳していく日記形式の物語 一応、毎週火曜日の午前10時に更新予定。 直、15禁指定は、念のためです。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-11-05 10:00:00
17423文字
会話率:30%
19世紀ロンドン。霧の都と呼ばれた大都市で猟奇殺人が発生した。第一の現場ウェントワース通で発見された被害者の左手首は切り取られ、持ち去られていた。事件の捜査に命じられたCID(犯罪捜査部)所属の名物コンビ、アルコール依存症のアイザック・リー
ヴス警部とその相棒ベネット・キース・キングストン巡査が組織の枠を抜け出した勝手気ままな捜査で犯人を追い詰める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-11-04 00:00:55
10935文字
会話率:57%
「私を真の神にしてほしい。対価は―――お前の残りの人生全てだ」 時代は19世紀初頭。太古の遺跡から発見された神々の力が宿る武具「神遺物(アーティファクト)」を巡り各国の争いは激化の一途を辿る。そんな中、英国の国立魔術学院では、新入生の能力
を試す実技試験が行われていた。日本からの留学生・春一は、試験の最中に学院へ侵入した魔術師と遭遇してしまう。春一は辛くも魔術師から逃れるが、辿り着いたのは学院の宝物庫だった。その最奥には、なぜか桜髪の少女が鎖で縛られた姿のまま横たわっており……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-09-30 13:06:35
1041文字
会話率:11%
高校の文芸部の部誌に掲載したものの訂正版です。
今は地方に下宿中のパリジャンがある日ピアノの演奏を聴いてお母さんの亡霊を見るというお話。舞台は仏蘭西です。時代は、19世紀初頭頃。
最終更新:2013-09-15 11:39:50
2674文字
会話率:28%
バタフライ効果
普段は気にも留めないような小さな変化が、いずれは無視できないほど大きな変化を及ぼすという思考実験の一つ。人生観や世界観にも比喩表現として使用されることが多い。
時は19世紀末、帝国主義の荒波に飛び込んだ日本帝国。史実では名
を残すことなく散った人々と艦魂達が織りなすもう一つの世界史。彼らが作り上げる日本は、そして世界はどのように変わっていくのだろうか?(本作品はpixivでも投稿しています)
この物語は、事実を基にしたフィクションです。実在の人物、団体、法律などとは関係ありません。また、作品中における事件の発生、人物の登場、その推移などは、史実と異なる場合が多々あります。作品の描写上、本文中では語られませんので予めご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-07-15 23:49:51
43741文字
会話率:41%
感染者が怪物と化す奇病、[ガーナ]の蔓延する世界で、
抗いさえままならぬ程に衰退した人類。
もはや抑止不能な勢力を持つパンデミックに対し、
追い詰められた反乱分子達は、
[並行世界(パラレルワールド)の生成]という奇抜な策に出る。
物理法則さえ歪められた新しい世界にて、
青史さえ誤認したまま悠々と生活を送る人々。
そんな中、
意図せず[真実の歴史]へと迷い込んでしまう幾多の若者達。
今は微弱な彼等の力が、やがて全人類の希望へと育って行く。
同時進行するパラレルワールドを舞台とした洋風ファンタジーです。
SF要素も含んだ長編になります。
感染した生物を半不磨の怪物に豹変させるウィルスが世界に蔓延し、
人類存続の危機に陥った歴史を改めるため、
反抗勢力は歴史を分離し、もう一つの世界を生み出します。
だが、その平和で活気溢れる新たな歴史と、真実の歴史とを結ぶ扉を、
好奇心溢れる青年[リエール]が意図せず開けてしまった事から、
多くの人々の運命が激しく動き出し、
やがて世界をも変える大連鎖になって行く物語です。
ファンタジーですが、魔法は登場しません。
しかし、主要登場人物達には、それに変わる特殊能力があり、
その起因には少しSF的な理由付けをしています。
登場する種族は人間のみとなっており、
大まかな時代設定は19世紀前半、
物語開始の舞台はヨーロッパをモデルにした架空の国ですが、
時代や土地の風習にそぐわない物も幾らか登場します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-05-30 12:07:20
410238文字
会話率:31%
こんなんが好きなんでこんなんをよく書きますよということを一応
最終更新:2013-04-02 01:10:14
1724文字
会話率:0%
よくある、ちまたでは頭脳明晰、冷静沈着、紳士的な態度を崩さない好青年。それに黒髪黒目の可愛らしい助手。数多くの難事件を解決した英雄。そう世間で噂されている名探偵。 でもまあ実際は謎解きに飢えて紳士的態度も処世術な性格にふた癖以上ある天才に
、元暗殺者で助手というより生活力ゼロの探偵を補佐する世話係。 これは、そんな二人の事件の一部である____。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-11-23 07:29:02
10654文字
会話率:56%
伯爵令嬢の家庭教師をする18才のセシリアは教え子の兄である13才のユーリスと出会い年を重ねるごとに惹かれあう。だが決してこの想いが実ることはないことを二人はわかっていたが… ※19世紀末イギリスをモチーフにした架空の世界が舞台です。あくまで
も架空ですので現実にない物や法律も出てきます。障害の多い恋愛を目指しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-09-20 10:58:41
141829文字
会話率:36%
主人公はラウル。
若き死神としてニンゲン、『ティム・クロックワーカー』を観察中の小柄な少女。年代は…19世紀くらいでしょうか。
キーワード:
最終更新:2012-08-18 23:03:46
539文字
会話率:22%
19世紀初頭、英国。ヴァチカンから密命を受けた彼ら、《ホワイト×クロウ》はこのイギリス国教会に支配されたこの国にやってきた。英国のカトリック教徒たちは彼らに助け願う。彼らもまた、その救済を行おうと奮闘するものの、イギリス国教会の神父を名乗
る武装した彼らによって押さえつけられて地方に追いやれてしまう。
この状況を改善するには『救世主』が必要だと、《ホワイト×クロウ》の秘書であるクロウが21世紀の日本にやって来る。そこでクロウは『救世主』である水瀬珠輝と出会う。しかし、彼は・・・・・・
12話予定のダークファンタジーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-12 10:03:23
31862文字
会話率:36%
レモンが広がる農園を眼下に建つ家の中、どこか掴み所がない飄々とした女が忠犬な部下と共に住んでいた。
ある日、マフィア潜入捜査の任務を告げる手紙が届けられたが、その任務を女は部下へ擦り付け早々と違う任務へ旅立った。
だが、結果として二つの任務
が交錯し、さらに「ジャックザリッパー」の事件が降りかかる。
「説明を求めるな、ただ従え。いつからテメェはオレに指図出来るようになった?」
マフィア、警察、貴族の三者に潜入する女と部下や協力者たち。
19世紀の世界、大英帝国を舞台に「Phantom thief」と呼ばれた怪盗が現れる。
※自サイトからの転載・ご都合主義折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-03-31 17:05:42
51058文字
会話率:45%
19世紀末。ある国において一つの法案が成立した。その法案とは、国中から娯楽を奪い去ってしまうというものであった。この法案の成立に国民が反対したが、国王は……。
最終更新:2012-01-22 14:29:09
2071文字
会話率:55%
※11月14日、筆名を変更しました。
※十九世紀を舞台にした架空の人物の話、です。
※10月14日、タイトルを変えました。
十九世紀のイギリス、女性が社会的に自立する事が非常に困難な時代に、ちょっと風変わりなやり方で自分なりに変革の道を探
るマーガレット。破綻した実家を立て直した貴族の息子ロバートは、マーガレットに大いに興味を持つのでしたが……
※実在の人物の逸話なども取り入れてはいますが、無論完全なフィクションです。不勉強、理解不足などなど有るかと思いますが、感想などで御指摘いただければ助かります。
気分は「目指せ、ヴィクトリアンなヒストリカルロマン!」です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-12-19 03:29:30
193789文字
会話率:68%
仮想19世紀のドイツにあるロサネハイツ院で、年に一度の「ルームメンバー替え」が行われた。そこでクリフのルームメイトになったのは、一風変わった青年、桂 雪。どこか不思議な雰囲気を持つ彼は自称、安倍晴明の子孫である陰陽師の末裔だった。
「瞬
間というのは世の中すべての構築式です。これを甘く見ているようなら、あなたはいずれ・・・・・・ね・・・・・・」
陰陽師の特性である時空越えのため、過去の世界にタイムスリップできるユキは、極東の島国、日本にいる自分の家族の桂一族と、何やら因縁があるらしく・・・・・・。
主人公のクリフが振り回されてばかりで、だんだんと可哀想になってくるお話です。
☆評価していただけると、とてもありがたいです。気が向いたらでいいので、宜しくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-10-10 00:37:47
51830文字
会話率:34%
月影の旅人《ヴィアンダンテ・ディ・キアーロ》は/
その陰を《コントロフィグーア》引き連れて/
今日も夜闇を巡るのさ/
月や星々かがやきて/
彼の征く道を照らすだろう/
最終の夜想曲《ノットゥルノ》/
貴方に幸有らん事を
最終更新:2010-12-30 00:00:00
3583文字
会話率:46%