……長い眠りから覚めた気がした俺が見たのは、見慣れない石造りの天井と、心配そうに俺をのぞき込んでいる綺麗なお姉さん。
そして小さくなってしまった子供の体と、二つの記憶。
一つは日本で冴えないアラフォーサラリーマンをやっていたもので
、もう一つはアムルサール帝国の26代皇帝、アムルサール26世。11歳のもの。
幼い皇帝の記憶によると熱病に罹って死んでしまったらしく、そこに俺の魂が入って生き返ったらしい。
――大国の皇帝とか人生勝ち確なのではと舞い上がったのも束の間、すぐに様子がおかしい事に気付く。
皇帝の死に際だったというのに、殺風景な部屋には付き添いが一人だけ。医者も大臣もいない。そんな事ってあるのだろうか?
不審に思って情報を集めた俺は、間もなく知ってしまう。
この国は宰相によって牛耳られており、皇帝はただのお飾り。宰相の意に添わなければ簡単に挿げ替えられてしまい、その数はこの40年で21人。皇帝の平均寿命は15歳という、まさに使い捨ての存在である事を。
――勝ち確人生のはずが一転、命の危機に瀕した俺はなんとか生き延びる方法を。
できれば王宮から多少の資産と、美人なお姉さんを連れて逃げる方法を探す事を決意する。
この物語はそんな打算に満ちた俺が、恩人の少女と幼い皇帝の記憶に残っていた望みを叶えるために。平凡な人生経験と読書好きだった知識を活かして国を取り戻し、恋した女の子と一生を添い遂げる。そんな純愛帝国再建記……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-18 11:10:00
602581文字
会話率:19%
ある地方都市の小学校6年生の女子児童、由美子。読書好きで昨年(小5)、担任の村上先生から読書感想文を書いてみないかと誘われ、それを機に夏休みの指導が始まるのだが、V2ミサイルの開発者を取り上げたから、戦争のことはもちろん、なぜか政治や教育
、外国についてなど、討論会の様相を帯びていった。
今年(小6)も同じ担任になったので、また由美子の挑戦が始まる。村上先生に初恋の感情を抱く親友の通子も参戦し、読書会も行うようになった。また、護身術なんかも学んでしまう学校生活もちょっと覗いてみることができると思う。
討論のテーマとしては読書会作品の他、戦争、差別、愛と恋、映画鑑賞?などを連載していくつもりです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-15 21:01:24
121706文字
会話率:79%
光男(みつお)は読書好きの大学生。幼なじみの純麗(すみれ)は肉親のいない健気な優しい女性。ある時手に入れた栞(ブックマーク)。その栞は光男の読書した本の内容を養分として彼の願いを現実の物とする不思議なアイテム。その奇跡の鍵を握るのは太陽神
アポロ。デルフィの信託神だ。
栞が変身したタイムマシンで過去に戻り、純麗の父親と母親の願いを結婚式に反映させる光男。王道と言えば王道の、おきまりのと言えばおきまりの古典SFの物語展開。光男の読んだ物語の養分は、光男と純麗にどんな奇跡を起こすのか。古典的至玉のファンタジーSFテイストを令和の世の中で描くとこんな感じかな? と作者の勝手な創作意欲で作るロマンティック・ファンタジーSFのはじまりはじまり……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-13 13:35:58
12900文字
会話率:31%
VRMMOが普及してしばらく。
今回発売された新しいVRMMO「abundant feasibility online」は世界有数の財団が資金を湯水のように使い作り上げたゲームであまりの作りこみによりまるで異世界いってしまったような感覚に
なれると評判だった。
読書好きの高校2年生 北条寺 翼 は普段あまりゲーム等に興味無かったが今回発売されたこのゲームではVRMMO初、体感時間の延長に成功したという報道を見て「今まで以上に本を読めるじゃないか!」と今回初めてとなるVRMMOをプレイすることを決める。
小説書くのが初めてなのでミスは沢山あると思いますが今後ともよろしくお願いします。
※不定期です。
ほのぼのメインなのでR指定と残虐描写は保険です。
実在する個人、団体とは一切関係ありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-20 18:00:00
703440文字
会話率:19%
前世で乙女ゲーム好きだったレイラは、乙女ゲームの中に転生したものの、ヒロインとしてではなくモブその1として召喚されていた。それなら慎ましく生きていくしかないと思ったけれど、意地悪な継母と義姉の存在に苦しめられ、ささやかな幸せを求めて今世では
読書好きになる(乙女ゲームが存在しない世界だなんて)しかしある日、王宮から使者がやってきて連れて行かれることに。そこで最初に出会ったのは前世で大好きだった乙女ゲームの攻略対象外のサブキャラの騎士様アシュリー。FD(ファンディスク)で攻略できるようになったはずなのにプレイできずに死んだことが心残りだった彼女は、今世こそ騎士様と幸せになりたいと願うのだが……。「そういえば、私はモブキャラなんだったわ」ヒロインは今のところ存在しないようだけれど…。やがて何故か「聖女」として迎え入れられ、騎士様と禁断の恋に落ちていく二人。恋の行方は…?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-26 16:46:33
110505文字
会話率:39%
ラクラスは、読書好きで魔導研究者になりたい一五歳。力を欲せず、争いを好まない。心優しく可憐な少女。
――少女の世界の始まりは、終わりと同時に訪れた。
氷結世界の極寒すら蒼褪めるような鋭い視線、一点の淀みも無い透き通った翠緑の瞳。その瞳の
奥には、想いを貫く強い意志と、哀愁を帯びた調べ。
奏でる旋律は、滅びへの導き――。
ラクラスは、「死の祝福」と「闇の加護」を宿し、贖罪の十字架を背負う、絶対領域の少女。
「祝福」は力、「加護」は守、「支配」は使者。
「祝福」、「加護」、「支配」を頂点の名前として描いた神の三角形。その三辺の内側領域に属する極一部の者の総称を絶対領域(Absolute Territory)という。
絶対領域……。
それは、禁忌の力。人智の及ばぬ力――。
キメ細やかな柔肌。薄く桜色に染めた頬。絹のような光沢を放つ艶やかで張りのある、腰まで真っすぐに伸びた線の細いサラサラとした金色(こんじき)の髪。小さく華奢で触れると壊れてしまいそうな幼さの残る肢体。
背筋が凍りつくような神気をまとう人形のように美しい幻想的な少女が、力の代償として生まれながらに失ったものは眠りの世界に広がる『夢』。
暗黒が支配する終わった世界の眠りに堕ちた少女は、永久の闇の果てに光差す世界の始まりを求めて、運命に抗うことを決意する――。
ラクラスの『夢』探しの旅と出会いの物語が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-16 23:00:26
179601文字
会話率:37%
【ゆるい四コマ小説的なやつです!! たまにシリアス!!】
高校へ入学して数日、茶道兼模型部、通称「ゆる部」に入部した波瀬智成(はせともなり)。強気でたまにヤンキー口調だけど小柄な部長の貴戸由真(きどゆま)、見た目はギャルなのに中身は真面目な
読書好きかつ同級生な義妹の里奈(りな)、世界的トップシェアを誇る企業のひとり娘で天才肌なのに家出して普通を満喫するNTR嫌いな先輩の茅沼千雪(かやぬまちゆき)、同じく実家を捨てて千雪と付き合っている自称おっぱいとお尻大きくて優しいえっちな先輩の宇城菫(うしろすみれ)、だらしなくてすぐにいじける面倒くさい性格な同級生としか思えないのに顧問と指導員を兼任する古賀瞳(こがひとみ)。そんな六人は、何でもないいつもの日々を過ごしていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-05 00:10:00
150279文字
会話率:64%
これは高貴な乙女たちが集うとされる名門女子高に通う、一人のお嬢様と小説好きの少女のお話。
特待生として一般推薦で入学してきた新一年生の本杉(もとすぎ)文代(ふみよ)は、特異体質の持ち主だった。小説を読むことに夢中になりすぎて感情移入してしま
い、意識を失ってしまうのだ。普段は明るく人懐っこい平凡な可愛らしい女の子。しかしその癖が災いし、学園内でたびたび問題を起こしてしまう。
ふとしたきっかけで、生粋のお嬢様、笠小路(かさのこうじ)綾音(あやね)は、文代を助けるのだが、彼女のことが気がかりで放っておけなくなってしまう。そこで常に寄り添い見守ることに。
そして、たびたび小説に没頭してしまう文代を現実に引き戻す方法を、試行錯誤の上、ようやく見つけだすことに。
それは、読んでいる本に割り込んで、文代と接吻することだった……
これは読書好きな女の子と、そんな女の子が好きなお嬢様の学園ドラマである。
この作品はエブリスタとカクヨムにも投稿済みです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-28 07:20:00
12781文字
会話率:19%
アニセカ募集ページのイラストのお二人がとても可愛らしかったので妄想を膨らませて勝手なイメージで作りました。
【あらすじ】
高校一年生の内山翼は読書好きの凡人。それなりに平和な日常を送っていたが、転校生の一ノ宮栞里の登場により一変。秘密の能力
持ちな翼と、ある目的の為に動く栞里。
ドタバタ女子高生の異能力✖️日常が始まる!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-05 23:59:16
3040文字
会話率:36%
少し弱気で読書好きな音芽は中学生三年のある日、自分の中に自分とは違う別の人格がいると知る。それまで暗かった日常が彼女のおかげで明るく楽しいものになる。いじめっ子にざまぁしたり、気になる人物と出会ったり、友達ができたり。やがて自分たちの恋心に
翻弄される事になる。
※2018年5月30日頃に作成していたと思われるあらすじを頼りに書き始めました。最近(4話くらい)登場人物の行動があらすじから逸れ出してハラハラしています。
※今のところ毎日更新予定ですが、書けない時やほかの自作小説に構っている間は数カ月以上休む事もあるかもしれません。ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-27 01:44:04
59373文字
会話率:41%
読書好きの青年には悩みがあった。
「人付き合いが苦手」である。
今まで読書知識によって数多くの悩みを解決したが、人付き合いだけはまだできない。
そんな主人公がチート(?)スキル「異世界行っても本・論文読めるスキル」を獲得して異世界踏破する(
?)物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-09 12:04:45
37310文字
会話率:40%
幼馴染のゆりえとれんげは、ウマが合わないのに母親同士も幼馴染な為なかなか縁が切れない。気が強くて派手な美人のゆりえは物静かで読書好きなれんげをいつも馬鹿にしている。れんげはゆりえの事は嫌いだけど、積極的に嫌がらせをする気もなくただ平穏に生活
を送りたい。
そんな幼馴染二人とそれを取り巻く人々の物語。
兄友と母親がクセ強すぎてどんどん引っ張られてしまいました。
R15は保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-25 07:00:00
31211文字
会話率:27%
読書好きで口下手な令嬢エレシアは、26歳になっても結婚相手を見つけられずにいた。
ある夏、親の友人のカントリーハウスに滞在すると、ふとしたきっかけで令嬢たちから一番人気の黒獅子騎士団長ライオネルと親しくなる。
夢は見ないと決めていたのに、一
緒にいるとなぜか居心地の良い彼に惹かれていくエレシア。
ところが、ライオネルは若くて魅力的な別の令嬢と婚約するともっぱらの噂。さらに彼はエレシアにさよならも言わず王都へ帰ってしまう。
王都に戻ってもライオネルのことが忘れられないエレシアだったが、ある日、偶然再会して……。
♪楠結衣さま『騎士団長ヒーロー企画』への参加作品です♪
(作品中に入れた要素)
・短髪ヒーロー
・溺愛
・頭ぽんぽん
・花束を贈る
・キス折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-22 20:00:14
17251文字
会話率:28%
ヒロインズの「ものぐるほしき」日々をそこはかとなく書きつけた番外編!
空満大学の文学サークル「日本文学課外研究部隊」の青春を描く『スーパーヒロインズ!』では語られなかった物語がここに。地味に生きたい読書好き・大和ふみか、物言わずな理系
・仁科唯音、爆走爆発女子高生・夏祭華火、妄想豊かな秀才・本居夕陽、アニメのヒロインに傾倒する・与謝野・コスフィオレ・萌子と、顧問・安達太良まゆみは当たり前のこと、あの人やこの人が登場します。
第一部では、ヒロインズが鼎をかぶった人々と戦い、ふみかがまゆみ先生を書き、ヒロインズが合唱し、唯音と夕陽が色恋を語り、ある女子高生が「華火とお友達になるぞ作戦」に走ります。神無月篇の番外編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-13 06:00:00
429898文字
会話率:56%
高校三年生になるカズミは、他の人よりも正夢をよく見るという不思議な体質を持っていた。だが躰に不調は感じられず、友達のリエコなどと楽しい学校生活を送っていた。読書好きの彼女は、ある日書店で異次元に関する本を買う。そして読み進めるうちに、不思議
と異次元の真実に気付いてしまう。
そして異次元の使者から、記憶を消すか、この世から姿を消すか、究極の選択を迫られることになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-26 21:12:03
23005文字
会話率:40%
読書好きな中学2年生、天城(あまぎ)天成(てんせい)は商業施設の屋上駐車場でクラスメイトの姫嶋(ひめしま)アクアと出会う。
屋上のフェンスの向こう側で佇む彼女は赤い空を見上げ胸のあたりで手を合わせ指を畳み何かに縋る様な表情で呟いた。
「ここから飛べば異世界に行けるかな……」
異世界に憧れ、転生したがるアクアと、それを阻止するために奔走する天成。
二人の出会いは転成する。
扉絵はときのさんより
ときの@tokinoei555
絵垢(Kamaneko)@KKama222
転生=死(自殺)的な内容ですが、辛い表現は極力避けて書きたいと思います(保証はありません)
この作品に関してのコメントには、あまり反応しない可能性があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-17 20:38:33
107689文字
会話率:48%
本が好きでたまらない・・・そんな読書好きの、「いとしの我が同胞」の皆様へ❤️
キーワード:
最終更新:2024-02-16 00:32:26
1315文字
会話率:34%
大正十一年、春。
松原藤嗣は東京にある私立有鄰館高等学校に入学する。そこでは、これまで過ごした故郷での暮らしとはガラリと違う毎日が待っていた。
毎夜のように行われるストーム、寮での共同生活、そして――美しい同室の同級生。
ある日、藤
嗣は読書好きの姉から手紙を受け取る。「日々の生活を物語にして書いて欲しい」としたためられていた。
姉に頭の上がらない藤嗣は、悩んだ末に書き始める。
だがそれは、事件の始まりでもあった。
それは、ある日の夕刻。自習室でのこと。
姉に言われた通りに物語をしたためていた藤嗣は帳面をなくしてしまう。
それを拾った相手は。
――取引をしよう。
そう言ったのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-14 16:26:20
78479文字
会話率:50%
読書好きで大人しい性格の岡嶋は、大学の文学部に通っていた。アルバイトの面接のために話題のおしゃれなカフェを訪れる。店長を務める今川は、簡単な質問をして即採用してくれた。翌日からローテーションに入り、研修が始まる。カフェの店員に憧れを抱いてい
た岡嶋は、張り切って接客する。あっという間に2時間が過ぎ、ロッカールームで耳にした話が頭を離れなくなった。職場の人間関係は難しい。持ち帰ったメニューと値段を頭に入れ、掃除と挨拶の手順、軽食とケーキの盛り付け、きりがないほどあるように思える。そして周囲の先輩たちのことも。少しずつ仕事を覚えてきた頃、金刺先輩の話は深刻さを増していくのだった。そんなある日、ロッカールームで事件が起こる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-10 18:52:53
7371文字
会話率:17%
フリーライター、修善寺大地は、それほどすごくもない読書好き。好きな本を買い、読み、文章を書いて暮らす。自分勝手に読書しながら、本を肴に酒を飲む。ただ、それだけの日々を描く。
ここで言及されるのは、すべて、作者が好きな本です。
傑作を書いて
くれてありがとうーーー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-20 09:41:39
22528文字
会話率:8%