西暦xxxx年。
人類は地球全体を巻き込んだ、「終焉戦争」によって荒廃した………。
地上からは、ありとあらゆる生命が根絶したが、
それでも、人類はごく少数ながら生き残ることが出来た。
生き残った人達は、それぞれが得意とするコミュニティーを
設立。
その後、三つの国家ができた。
自身の体を強化する、強化人間技術を持つ「ティファレト」
生物を培養・使役する「ケテル」
自立無人兵器を量産・行使する「マルクト」
三国家が独自の技術、生産数、実用性に及ばせるまでの
数百年の間、世界は平和だった………。
そう、資源があるうちは………。
資源の枯渇を目の当たりにした三国家は、
それぞれが、僅かな資源を奪い合う形で小競り合いを始める。
このままでは、「終焉戦争」の再来になると、
嘆いた各国家の科学者たちは
有志を募り、第四の国家「ダアト」を設立。
ダアトの科学者たちが、技術の粋を集め作られた
戦闘用外骨格………、「EXOスーツ」と、
戦闘に特化した人間の「脳」を取り出し、
移植させた人工生命体「アンドロイド」
これは、そんな彼ら彼女らが世界をどのように導くかの物語である………。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 18:50:02
2847303文字
会話率:7%
ある日突然世界的に流行した病気。
その治療薬『メシア』の副作用により薬漬けになってしまった森野宏人(35)は、療養として母方の祖父の家で暮らしいた。
爺ちゃんと山に狩りの手伝いに行く事が楽しみになった宏人だったが、田舎のコミュニティは狭く、
宏人の良くない噂が広まってしまった。
爺ちゃんとの狩りに行けなくなった宏人は、勢いでピルケースに入っているメシアを全て口に放り込み、そのまま意識を失ってしまう。
『私の名前は女神メシア。貴方には二つ選択肢がございます。』
人として輪廻の輪に戻るか、別の世界に行くか悩む宏人だったが、女神様にエルフになれると言われ、新たな人生、いや、エルフ生を楽しむ事を決める宏人。
『せっかくエルフになれたんだ!自由に旅や自由を楽しむぞ!』
初投稿なので、お目汚しでしたらすみません!
まだなろうの使い方わかってないから読み難かったら申し訳ないです!
感想いただけたら頑張れそうです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 07:00:00
200793文字
会話率:31%
心と気持ち癒しませんか?スローライフはやりたいことをすればいいだけ!
忙しい現代社会で心が疲れてしまった青年・真央(まお)。ある日、不思議な星が地球に降り注ぎ、その光に包まれた真央は見知らぬ世界に転移してしまう。そこは魔法と自然が調和した
「星降る森」という場所だった。
この森では、人々は急ぐことを知らず、すべての暮らしがゆったりとしたリズムで進む。時間は魔法で調整され、植物たちは会話の相手になる。真央はこの新しい環境で、一人のキノコの妖精・シエリに出会う。彼女は森の知恵を司る存在で、真央にスローライフの魅力を教えながら、自分自身のペースで幸せを探す方法を見つけてもらおうとする。
ストーリーは、真央が森での日々を通じて自分の価値観を再構築し、森の危機にも協力する形で展開する。森の魔法を研究する中、彼は現代から持ち込んだ知識を活用し、森のコミュニティに新たな選択肢を与える。最終的には、現代に戻るか、この異世界での暮らしを続けるか、重要な選択を迫られる…が彼は?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 06:00:00
17354文字
会話率:4%
概要
2130年、人類は新たな能力を得た。その名も
「ソウルスキル」。心を鍵で開ける事で
発動する特殊能力である。その能力は
人によって違う。そして、人類がソウル
スキルに対して慣れてきた頃、それは
起きた。「2150事変」と呼ばれるそれは
約1万人のグループによるソウルスキルを
悪用した大事件である。これにより日本
政府は崩れ、日本は「Grave」と名乗る
グループに支配された……。
2160年、日本の一部(現在の九州地方の
一部)にGraveから隠れ、
ひっそりと暮らす約1万人ほどの
コミュニティがあった。そこでは
Graveの掲げる思想を無視し、日本の
法律で生活していた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-14 22:32:57
58045文字
会話率:34%
日本の少子化が深刻化した2035年。出生率は1.0を割り込み、政府はついに「国家存続プロジェクト」を発動する。全国の自治体ごとに「未来創生特区」を設置し、家族の在り方を根本から見直す実験的な街をつくることを決定した。
物語の舞台は、そのモ
デル都市「陽乃市(ひのいち)」。ここでは、政府からの強力な支援を受け、育児と仕事を両立できる全く新しい社会システムが構築されていた。
育児支援AI「ママリー」の導入、完全無料の保育・教育システム、地域全体で子どもを育てるコミュニティ制度、柔軟なワークスタイル……陽乃市は、まるで未来の理想郷のようだった。
この街に、ある日、主人公・**深澤悠人(ふかざわ ゆうと)**が転勤してくる。彼は35歳の独身エリートサラリーマンで、結婚や子育てには全く興味がなかった。しかし、ここで暮らすうちに、育児の楽しさや人々の絆の温かさに触れ、価値観が少しずつ変わっていく。
そんな中、彼はシングルマザーの**高瀬葵(たかせ あおい)**と出会う。葵は一人で双子を育てながら、育児支援の新しい仕組みを作るプロジェクトに取り組んでいた。彼女の奮闘する姿を目の当たりにした悠人は、次第に彼女を手伝うようになり、「家族とは何か」「未来の社会に必要なものは何か」を真剣に考え始める。
しかし、陽乃市の成功は決して順風満帆ではなかった。旧来の価値観を持つ国民からの反発、財政問題、政府の介入……様々な壁が立ちはだかる。
果たして、悠人と葵はこの街を守り、少子化の流れを変えることができるのか? そして、悠人自身が見つけた「未来の約束」とは——。
登場人物
・深澤悠人(ふかざわ ゆうと)(35)
大手企業のエリート社員。仕事一筋で生きてきたが、陽乃市に転勤し価値観が変わっていく。
・高瀬葵(たかせ あおい)(30)
シングルマザー。双子の母であり、育児支援の新制度を作るプロジェクトに関わる。芯の強い女性。
・高瀬颯太(たかせ そうた)& 高瀬陽菜(たかせ ひな)(5)
葵の双子の子ども。陽乃市でのびのびと育っている。
・真鍋啓介(まなべ けいすけ)(42)
陽乃市の市長。「未来創生特区」のリーダー。理想に燃えるが、現実との板挟みに苦しむ。
・AI育児支援システム「ママリー」
政府が開発した最新のAI。育児相談から子どもの健康管理まで幅広くサポートする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-14 19:00:00
24837文字
会話率:41%
13年前に起きた“宇宙災害”によって世界の人口は激減した。
人々は自らの自然免疫機能を奪う危険な宇宙からの放射線を避けるため、生き残った殆どの人間はコロニーと呼ばれる全方位型の巨大ドームシェルターに移り住み、AI・ロボットのテクノロジー
をコアに安全と衛生が管理され、衣食住の全てが保障された何不自由ない「新世界」の暮らしを謳歌していた。一部の“変わり者”を除いて。
そんな「新世界」と隔絶された外の人間たちが暮らす隠されたコミュニティ「Quiet World(クワイエット・ワールド)」。新世界秩序に巣食う巨大な陰謀と対峙する彼らの、誰にも知らてはいけない物語が、今静かに幕を開けた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 16:21:50
44871文字
会話率:31%
SNS。インターネット上で人と人とが繋がり交流できる場所。始めた動機も肩書きも性格も全てが人それぞれ。どんなアプリやサービスを利用するかも人それぞれ。だが、それぞれのアプリとかに絞ると、そのアプリにしか満たせないニーズがあったりして、割と似
た境遇の人が多かったり、そんな人が集まるコミュニティがあったりする。そしてSNSに限らず人が集まれば、恋をしたりする者も現れるだろう。
なんてこと考えてもないただただ目立ちたがり屋なだけの男の子、迯目廉。彼はこれからどのようにSNSと付き合っていくのか。いいや違う。
SNSから抜け出せなくなっていくのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-08 20:04:34
377文字
会話率:50%
もし魔法が何年も前に発明されていたら、私たちの生活は今どうなっていたでしょうか?
この小説はそんな世界を描いています。
1年前、両親の未完の仕事を成し遂げる運命にあった兄妹が影の円卓会議によって選ばれた。
1年後、彼らはアイルランドの地に
立ち、コミュニティの領土を拡大する準備を整えました。
暗雲に覆われがちなこの地で、素晴らしいショーが上演されようとしています!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-07 20:49:36
24128文字
会話率:22%
ヒューマンコミュニティリポーターという新聞会社で働くダン・マーティンは、怪奇現象が起きると噂の街、“ワンダーエリア”で三ヶ月間取材をすることになる。しかし、その街は想像を絶するほどの闇と秘密を隠しているのだった。
最終更新:2025-05-06 20:53:12
25732文字
会話率:40%
蓮見葉という人間は、本と共に生きている。
何もかもが、本をきっかけにして形成された人間、それが僕だ。
暇さえあれば本を読んでいたからか。友人は多くはなかったけれど、それでも良かったんだ。
コミュニティアプリ「コネクト」を介して、僕には3人の
ネッ友がいた。音楽の何にも変え難い才能を持つ1人から、最近は作曲の誘いを受けた。
これは、蓮見葉の人生を、ほんの一部綴った物語だ。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-05-04 14:31:29
29591文字
会話率:50%
誰もが気軽に情報発信できるグローバルコミュニティは、行き詰まった世界では選民意識と誹謗中傷が絶えない場所となっていた。国民が差別と中傷の中で暴発していく、のちに「大暴動」と呼ばれる数年間の中でも、表現の自由を侵害する危険から各国政府は手をこ
まねいていた。国民活動家集団『国民団体』によるコミュニティ運営会社へのデモで「大暴動」はようやく収まり、大きな発言力を持った『団体』は、国を事実上支配するようになった。主人公の少年オイノモリは、敬虔な『団体』会員であったが、偶然出会った女の影響を受け『団体』に疑問を持ち始める…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-04 01:00:00
64581文字
会話率:41%
ここは「ひとの世」と「あの世」の狭間。
生きている者も、死んだ者も、区別なく訪れる——お化けたちの小さな町。
最終更新:2025-05-01 03:08:43
1549文字
会話率:47%
現役のITエンジニアが、IT業界でのリアルな苦悩を描いた物語。
30代後半のITエンジニアの野島は、過去に仕事が半端なく忙しい時期があり、家庭崩壊しかけて絶望に陥ったことがあった。
現在は上司が変わり、落ち着いて仕事ができる状態になったが
、新人と一緒にプロジェクトを進める中で、過去のトラウマを含めて様々な苦難に悩まされる。
そんな中、オンラインコミュニティの仲間たちの助けを借り、新しいことにチャレンジし続け、幸せを掴み取るために足掻く物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-28 12:44:25
12518文字
会話率:31%
いただいた「お題」で書いた短編詰め合わせ。どの話も一話完結です。
【お題のほとんどは】
・mixi の「THE 怖い話」コミュニティから
・Twitter の #呟怖 お題から
いただいたお題が、有名な怖い話と同じタイトルの場合もありました
。でも中身は違う話になっているはずです。
気が向いたら増えてゆくと思います。あなたの気分転換にでもなれば幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-26 23:46:58
324062文字
会話率:23%
通勤中に起きたあることがきっかけで、私は自分が最近「悪夢を見ていた」ことに気付いた。そしてその「あること」も悪夢同様、私を少しずつ蝕んでいくような気がして……そんなイヤなこと続きから抜け出すために、私は自分のラッキーアイテムを探し始める。平
和な日常を取り戻すための探索が、いつしか、大きなある事件へとつながってしまう……。
■ 2013年に書いた作品を、2015年、mixi「THE 怖い話」コミュニティのイベント参加のために加筆修正いたしました。
2018/9/8 なろうさんの仕様変更によりジャンルが長らく未指定になっていたのを対応。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-13 09:02:44
21405文字
会話率:19%
とあるオフ会に参加した若者が、オフ会終了を待たずに失踪した。彼はそのネット上の集まりの場に、一本の物語をアップした。彼の書いた「作品」の裏側をたどるうちに……
mixi「THE 怖い話」コミュニティ 4000番争奪イベント参加作品で
す。
2018/9/8 なろうさんの仕様変更によりジャンルが長らく未指定になっていたのを対応。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-07-24 20:28:16
35750文字
会話率:26%
これは未来、もしくはいずれかの世界。かつてこの世界を維持してきた安寧と言う名の世界秩序は極東動乱に端を発する事件を境に唐突に崩れ去った。それ以来、世界の国々はそれまでのグローバル社会からコミュニティ社会へと移行し、各国は恒久的な生存権確保
のために熾烈な戦争を繰り返すようになる。
その極東動乱より200年弱。分断されたこの世界の大国の一つである神聖ルオンノタル帝国は新たな戦争に巻き込まれようとしていた。一方的な領土紛争から始まったこの戦争は「アアル戦争」と呼ばれ、後に世界規模の大戦へと発展してゆくこととなる。だが、増えるのは敵国ばかり。果たして神聖帝国はこの大戦をどのように生き抜いてゆくのか。
また神聖帝国第三皇孫であるセレナも徐々にこの世界の戦争に巻き込まれていく。彼女は皇族としての役割を演じ、祖国と人類のために奔走し、いつしか英雄と呼ばれるようになる。
これは焼かれていく大地とヒト、決して超えることのできない価値観、自身の命の保証すらない。そんな世界で生きた人類の物語。
―――――――――――――――――――――――――
文字数は一話2000字程度を予定。評価、感想、質問、批判(糾弾ではない)をお待ちしております。ブックマークもぜひ。
注意:未完の作品です。実験的に投稿しました。不定期投稿です。別作品を中心に書いているので終わるかもよく分かっていません。それでもよろしい方はどうぞ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-26 07:00:00
204325文字
会話率:34%
とある大災害により異世界と化した北米大陸。未曾有の災害規模に加え、「グール」と呼ばれる異形の怪物が出現。手当たり次第に人々を襲うことにより国家は崩壊した。
生き残った人々は各地に小さなコミュニティを作り、自衛し、わずかな資源を糧にギ
リギリで生き延びていた。
それから10年。とある片田舎の集落が崩壊した。そこに暮らすレイチェル=メイトランド
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-06 23:40:16
33071文字
会話率:35%
かつて世界に侵略を進めた魔王は、勇者コミュニティによって倒された。
未曽有の危機からの脱却の後、世界最大の大国であるディアマンテ王国で、平民が一斉に解雇される。
拷問レベルの作業をこなす事務室には、ホーラスという青年もいた。
ろくで
もない理屈で追い出されたホーラスだが、悲観している様子はない。
史上最高のゴーレムマスターである彼は、希少金属を求めて他国へ歩き始めた。
のだが、その間に行われたとある式で、ホーラスの秘密が明かされる。
猛者を束ねた勇者コミュニティ、その師匠だったのだ。
逃した魚は大きい。
頑固な王たちを嘲笑うように、勇者コミュニティもホーラスのもとへ。
高い借金と数々の愚行で王国は悲鳴を上げ、ホーラスたちは幸せをつかむ。
臨終間近の王国の運命は、ホーラスたちの行く末は、果たしてどうなるのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-06 08:05:41
602651文字
会話率:48%
小さなコミュニティは争いが少ない。けれども大きなコミュニティになるに連れて、争いが大きくなる。
でもそれは必要悪だと思っている。
人間、壁や問題に直面しないと、発展さえしない。平和ボケしたまま終わる。
其れがきっと、駄目なんだ。
注意事
項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
多様性を大局的な視点で見ると、発展なんですよ。
その為の問題は必要悪なんですよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-06 07:34:42
861文字
会話率:43%
長きに渡る世界大戦が終結し、環境が汚染された未来の地球。
戦火を辛くも生き抜いた人々は、戦争責任が「国家」という社会形態にあると断じ、同じ間違いを繰り返さないために国家を解体し、より小さなコミュニティの、しかし巨大な造形の「都市」を世界各地
に建造し、新たな生活を送り始めた。
だが、過酷な環境を生き抜くためか、戦時に発展したサイバネ技術を放棄するまでにはいかず、歴史の影で暗躍してきた呪術士たちの血も、途絶えてはいなかった。
巨大都市の一つである《プロメテウス》は、最先端のサイバネ技術と、太古より歴史の陰で編まれてきた呪術が共存するバベル型積層都市である。最上層・上層・中層・下層の4つの居住区域から成る格差社会都市。金があれば、誰もが機械の力を手にし、金がなくとも、気軽に他人を「呪える」都市。そんな風潮ゆえに、プロメテウスは複雑怪奇な事情を抱える人々でごった返していた。
人間になりたいアンドロイド。人の心を捨てたい機械混じりの青年。絶滅を免れた女吸血鬼。奇跡を叶えると豪語する異能の少女。都市の悪徳に苛まれて精神を病んだ元刑事。
幸せになりたい。誰もがそれだけを願い、しかし都市の暗黒に呑み込まれていく。
これは、閉ざされた、しかし限りなく広大な異形の箱庭世界で生きる、人と機械と怪物の物語。サイバーパンクとオカルトの融合を図ったSF群像小説。
※本作品は、1st Story、2nd Story、3rd Storyの全三部から構成される連作長編小説です。
※ただいま2nd Storyを書き進めています。投稿は不定期ですが、できる限り間を開けないように頑張っていきますので、どうかよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-16 20:10:00
968530文字
会話率:38%
幼い頃からあらゆる化学物質や電波に敏感な白石は、日常生活の些細な刺激にも絶えず苦しんできた。
空気清浄機やマスクを使っても、木造住宅の微細な塵や職場の香水、LED照明など、あらゆる要因が彼の神経を苛立たせる。
周囲からは「神経質すぎる」と
揶揄され、病院を訪れても原因は定かにならないまま。
彼は普通の人には理解しがたい過敏症の症状と闘いながら、わずかな救いを求めて日々の生活を続けていた。
そんなとき、ネットのコミュニティで“最新型の防護デバイス”を開発している人物がいるとの噂を耳にする。
あらゆる周波数や微粒子を遮断し、これまで味わったことのない安息をもたらすというその装置は、白石にとって唯一の希望に思われたが――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-16 10:16:04
4784文字
会話率:0%