雨妹(ユイメイ)には秘密が二つある。
一つは前世の記憶があること。もう一つは崔(サイ)の国の皇帝のご落胤――かもしれないということ。
大往生した前世で華流ドラマオタクだった雨妹は、生後宮を見たいという欲望だけで後宮の宮女募集話に頷く。
※第4回カクヨムWEB小説コンテスト、キャラクター文芸部門特別賞受賞、カドカワBOOKSにて書籍化されています。大量加筆の新エピソードてんこもりなので、気になる方はチェックしていただけると嬉しいです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-02 17:00:00
965257文字
会話率:26%
嘆きの絵馬に掛けられた悲痛な声を聴き、悪鬼羅刹を斬り捨てる白頭巾の義賊・葵幻之介-。深川八幡宮の寺・厳戒寺の麓にある古ぼけた屋敷に住まい、貧乏人ばかりを相手にする医師・森島玄洲。奇妙奇天烈な発明をしながら、薬品の調合や寺子屋の講師として日銭
を稼ぎつつも、一度患者を前にすれば長崎仕込みのオランダ医学を駆使する名医だ。この玄洲、蘭学書物閲覧を許される奥医師の名家・桂川家の御曹司だが、じつのところ養子。実父の名は徳川家斉…つまりは正真正銘、徳川将軍家の御落胤である。ある事件から大恩ある桂川家に火の粉が降りかからぬ様に家を飛び出し、市井において暮らし始めた。大槻玄沢や華岡青洲、そしてシーボルトに師事し蘭学を学び、名のある剣客に武芸を学んだ玄洲は悲惨な怪事件に巻き込まれる事になる。文武両道に秀でた学者が、二親を知らない捨て子と言う過去を背負いつつも医学と剣術で様々な難事件を解決する痛快娯楽時代劇登場!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-16 22:08:31
68887文字
会話率:61%
遥か昔、神に背いて楽園を滅ぼした一人の男がいた。禁断の果実を取って食べたその男は恐るべき魔人【ゼノク】と化し、その血に刻み込まれた魔性の呪い――ゼノクの力は彼の子孫たちへも受け継がれることになった。
それから永い時が流れ――世界は動乱
の時代を迎えていた。聖地エスティムの奪回を掲げ、西のアレクジェリア大陸の諸国は神の名の下に連合軍を組んで東のラハブジェリア大陸へと侵攻。折しも、激戦が続くエスティムの街では超人的な力を持った怪物たち――ゼノクの出現が相次いで報告される。そんな中、エスティムの攻略を目指すリオルディア王国軍のメリッサ・ディ・リーヴィオ伯爵は、防戦するアラジニア王国軍のマムルークであるラシード・アブドゥル・バキという記憶喪失の青年と戦場で出会い、十年前に死んだはずのリオルディア王家の落胤レオナルド・オルフィーノの面影を彼に見るのだが……
渦巻く戦乱と怪異。神に背いた原罪がもたらす流血の時代に果たして終焉は訪れるのか。神々と人間たちがかつてない戦いを繰り広げる混迷の世紀が、今始まる!
*カクヨム、ノベルアップ+にも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-30 20:18:12
198354文字
会話率:58%
乙女ゲームの悪役令嬢に転生したことに気付いた8歳のペトラ・ハクスリー公爵令嬢は、ヒロインである異母妹をいじめてしまう前に、公爵家から逃げ出すことにした。
ペトラは貧民街でたくさんの人を持ち前の治癒能力で助けて功績を作り、9歳にして聖女見習い
として大神殿で暮らすことになる。
ようやく始まった平穏(?)な生活に喜んだのも束の間。ペトラは大神殿の庭園で、同い年の美少女ベリーと出会う。
ベリーは無気力無感動、ちっとも喋らない、人形のような子だった。
悪役令嬢ペトラが、いずれ大親友ベリーを失う物語。
(もしくは、女として密かに生かされていた御落胤ベリスフォードが、男としてペトラと生きることにした物語)
※無断転載、無断翻訳禁止折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-13 07:00:00
402562文字
会話率:36%
プチ御落胤ネタを辻斬りの捕物と絡めた異母姉弟の物語。舞台は江戸時代の中後期、天明年間。
主人公は岡っ引きの孫として長屋で育った十八歳の文九郎。
今回の連載では、(「序」以外)1回の文字数を3000前後にしています。
最終更新:2024-12-07 21:20:00
135559文字
会話率:37%
伯爵家三男のリュシアンは、常に命を狙われていた。五才の誕生日に行われたパーティの数日後、毒殺未遂により生死の境をさまようことになる。奇しくもこの事件がきっかけでリュシアンの眠っていた記憶が呼び起こされることとなった。それは前世、才能に恵ま
れながらも孤独のうちに死んだ宮田斎としての記憶。それからというもの人が変わったように精力的に勉学に剣術に励み、独り立ちしようと奮闘するようになっていく。悩んだってしょうがない。王位も爵位も蹴っ飛ばし、好きなように生きるために頑張ります。
初挑戦のダンジョンでは学園始まって以来のトラブルに見舞われ、休暇中には異界へ飛ばされ、なにかとトラブルに遭遇するリュシアンの次の試練は、なんと舞踏会でのダンス!?
学園の姫様ことニーナのお家騒動に巻き込まれ、リュシアンは保険医のユアンと共に失われた錬金術に挑戦することになり……
そして次なる舞台は魔界。リュシアンの元へ、魔界からの留学の話が持ち上がり……
※※※ 十三章からは、書籍版未発表作となります。※※※
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-04 20:28:32
751480文字
会話率:33%
現代日本における怪死、変死の多くを担う化け物、【妖魔】。ただ人には見えず、異界の向こうからただ人を襲うべく魔の手を伸ばすその化け物と人知れず命を懸けて戦い続ける【倶利伽羅】と言う特別な存在がこの世には居る。
強き想いに応える力でもって妖
魔を滅する倶利伽羅の血。妖魔との血に塗れた歴史の上で成り立つ一時の安泰。その歴史と、積み重ねられた血を何よりも重んじる倶利伽羅。そんな倶利伽羅の中でも名家と呼ばれる子供達。彼らは一人前の倶利伽羅になるべく、今日も学園で学びを深める。
だが、その特別な環境にそぐわない人物が、一人。
その名は燼月永新。彼は名家のみが通う事を許された空間に押し込められた落ちこぼれ。永新は誰よりも心優しく、誰よりも純粋でありながら、その心は次第に砕けていく。不幸が不幸を呼ぶ中で、彼に手を差し伸べたのは――。
神童と呼ばれた落ちこぼれは、才児にもなれず、ただの人にもなれない。そんな彼を認めてくれたのは、たった一人だけだった。
これは、落胤を押された永新が――を殺すまでの話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-13 18:00:00
876929文字
会話率:41%
只人には見えない【妖魔】と言う、この世界における厄災。
そんな妖魔を人知らず退けているのが、【倶利伽羅】と呼ばれる【霊力】と言う秘匿された血を持つ者達。
長い時を経て復活する【妖魔の王】を滅ぼす、もしくは封印するために、倶利伽羅は次の世代に
繋ぎ続ける。
そんなある日、歴史ある名家に囲まれる中で平凡極まれりと言った幼児、【燼月永新】は爆発的な霊力に目覚め、一際特異な立ち位置に押し上げられる。
しかし、そんな永新を疎む存在は非常に多く、次第に追い詰められて日に日に生気を失っていく永新。
彼が拠り所にしていた母も亡くなり、一人孤独に死を選ぼうとした矢先、永新は不思議な女性と出会う。
それは純白。初雪の精かと見紛う程の美しくも妖しい女性。しかし、彼女から感じられる不思議な魅力を前に抗えず、目の前の欲望に従って永新はその手に堕ちていく。
――これは、伝説の【五王】と呼ばれる最強の倶利伽羅と、未来永劫語り継がれる悲運の【魔王】が対立するまでの物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-19 12:00:00
48486文字
会話率:35%
ふと思い立って、数年前にYahooブログ(Меч и Щит Японий http://blogs.yahoo.co.jp/totdjo)に掲載していたものを、今更ながら、この話に関しても大幅な修正を加えて再掲することにしました。ご隠居様
のお城でエルブンボウと隻眼の黒龍を手に入れたわたし(女性です、念のため)は、策略によってウェルシー伯領を乗っ取り合法的な支配権を確立した後、諸事情により、違法麻薬の販売、皇帝暗殺、領内騎士団と抗争、御落胤の捜索、バイソン市選挙での裏工作、トードウォリアーの領域の探検、唯一神教を巡る暗躍等々、いろいろと(以上、Ⅹまでの話)。そして、唯一神教の騒動が教団の壊滅という形で幕を閉じ、平穏な日々を取り戻した後、今度はドラゴニア侯(御曹司)から直々に、ドラゴニアへの招待を受けます。怪しさ大爆発ですが、ともかくもドラゴニアでの御曹司の居城であるドラゴニアン・ハート城に行ってみると、御曹司がドラゴニアのマーチャント商会への債務をわたしに押しつけようと画策していること、その一方でドラゴニアの騎士たちの御曹司への不満が高まっていること等々を知ります。そこで、騎士たちと結んでドラゴニアに肩入れし、マーチャント商会と対決してみるのも悪くないなど、少々危険かつ無責任でいい加減なことを考え始めるのですが、実は、事はそれほど単純なものではなく、後に方針は二転三転(元々固い決意に裏付けられたものではないため)、最終的にはどこに落ち着くことになるのやら……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-12 23:43:28
321721文字
会話率:43%
ふと思い立って、数年前にYahooブログ(Меч и Щит Японий http://blogs.yahoo.co.jp/totdjo)に掲載していたものを、今更ながら、この話に関しては大幅な修正を加えて再掲することにしました。ご隠居様
のお城でエルブンボウと隻眼の黒龍を手に入れたわたし(女性です、念のため)は、策略によってウェルシー伯領を乗っ取り合法的な支配権を確立した後、諸事情により、違法麻薬の販売、皇帝暗殺、領内の騎士団との争議行為、御落胤の捜索、バイソン市の選挙での裏工作、トードウォリアーの領域の探検など、いろいろと(以上、Ⅸまでの話)。そして、トードウォリアーの領域の探検を終えて帝都に戻ってみると、帝都では文武百官の任命が行われており、わたしは神祇庁次官という役職を得ると同時に、帝国宰相の特命で「唯一神教」なる教団の調査を引き受けさせられてしまいます。仕方なく調査を開始したわたしは、教団に乗り込んでの潜入調査を試みることになるのですが、調査を進める過程で教団本部において目にした黄金に目がくらみ、欲望の炎がメラメラとわき上がります。折しも、新皇帝即位に際して行われる儀式「大盤振る舞い」に関係してサイクロプスが帝都に来訪するので、サイクロプスの馬鹿さ加減も利用し、その黄金を我が物にしようとするのですが、果たして……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-15 08:07:26
217987文字
会話率:41%
ふと思い立って、数年前にYahooブログ(Меч и Щит Японий http://blogs.yahoo.co.jp/totdjo)に掲載していたものを、今更ながら、多少の修正を加えて再掲することにしました。ご隠居様のお城でエルブン
ボウと隻眼の黒龍を手に入れたわたし(女性です、念のため)は、策略によってウェルシー伯領を乗っ取り合法的な支配権を確立した後、諸事情により違法麻薬の販売、皇帝暗殺、領内での騎士団との争議行為、帝国宰相に依頼された御落胤の捜索などいろいろと……、でも、バイソン市との商談では儲け損なってガッカリの今日このごろです(以上、Ⅷまでの話)。わたしは久しぶりにミーの町に戻りましたが、政務はポット大臣に一任し、アンジェラを伴って(今回は自発的に)再び帝都に出向きます。帝都では、新皇帝即位の条件として「ゴールデンフロッグ」なる怪しげなものが取り沙汰されていました。帝国宰相からそのゴールデンフロッグ探しを押しつけられそうな気配を察知したわたしは、アンジェラを連れてとりあえず帝都から逃げ出し、なんとなくのノリ(気分)で、頼まれてはいないのですが、南方リザードマンの領域より更に奥地にあるトードウォリアーの領域まで、ゴールデンフロッグ探しに向かうことにしました。わたしは現地でリザードマンのナスル殿下等々の助力を得ながら、なんとか奥地まで分け入って、ついには……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-02 07:12:24
131059文字
会話率:39%
この世には蜜を出す女と、その蜜を必要とする男がいる。
蜜の種類は主に三つ――蘭、百合、牡丹
蘭の家ことバルビエ公爵家の嫡男・テレンスは、国王の落胤の存在を知り、ずっと探していた。
ようやく見つけ出した落胤は、二つ先の国・サーハン王国の小さ
な教会にいた。
刺客に追われながら、遠い異国で迫害されながらも生き延びていたクラウディアは、王家にしか生まれない薔薇の蜜を持つ姫だった。
王家に恩を売りたいテレンスは、早速クラウディアを迎えに行くが、出逢った王女はなんと、テレンスの運命の相手『連理』で――
連載するつもりで書いた紹介代わりの短編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-05 23:46:05
11732文字
会話率:29%
時は鎌倉、末期頃。場所は今の秋田県のとある村。そこでかつて神武天皇を大和国へと案内したとされる鴉、八咫烏と人間の落胤(おとしだね)である捨て子の生き物八咫、それと、親を妖に殺された8歲程の和助という少年が出会う。そんな2人の出会いと別れを示
す数日程の物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-23 01:28:39
8763文字
会話率:95%
皇帝も参席する帝国大学附属高校入学式。
3年生フリッツァ・ペングラムの在校生祝辞を皇帝が気に入ったらしい。その気に入りように困惑するフリッツァだったが、皇帝が自分の過去を調べていたことを知り一層困惑の度を深める。
皇帝に賞賛されて警戒する
理由がフリッツァにはあった。
彼は後輩の1年生カイン・カーズワースが皇帝の御落胤であることを知っており、カインを次の皇帝にしたいとの野心に燃えているからだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-09 23:00:00
160179文字
会話率:43%
不平等に引き裂かれた王国の中心で、ケロソロス王子は希望の光として立っていました。その優しさと先見の明のある理想により庶民から尊敬されていた彼は、生まれに関係なくすべての国民が自由と繁栄を分かち合う統一王国を夢見ていました。しかし、彼の高貴な
願望は、彼を危険な反逆者と見なしていた兄弟や支配階級の確固たる権力を脅かしました。
ケロソロスは反逆罪で無実の罪を着せられ、荒涼とした荒野に追放され、彼の夢は打ち砕かれたように見えました。絶望が覆いのように彼にまとわりついていましたが、不思議なファーランドバースの守護者を自称する奇妙なウサギとの偶然の出会いが、彼にわずかな慰めを与えました。自分の才能と美徳が大切にされるユートピアの約束に誘われて、ケロソロス 1 はウサギを追って超現実的な美しさと無限の喜びの領域へと向かいました。
若い王子は知らなかったが、この牧歌的な安息の地は綿密に作られた幻想であり、悪意のあるウサギの悪魔が仕掛けた罠だった。太陽神の生まれ変わりであるケロソロスは強大な力を持っており、悪魔はその力を世界に対する歪んだ復讐行為で消そうとした。しかし、ウサギの悪魔の邪悪な陰謀が展開し、楽園の幻想を打ち砕くと、ケロソロスの決意は固くなった。新たに見つけた幸福が破壊されるのを目撃したことで、彼の中に火が点火し、夢を取り戻し、ファーランドバースの魅惑的な外見の下に潜む闇を暴く決意が生まれた。
こうして、悪魔の神の暴君的な支配に対する聖戦、壮大な抵抗の旅が始まった。かつては亡命王子だったが、今では正義の擁護者であるケロソロスは、闇の勢力に挑み、絶望の淵に揺れる王国に希望を取り戻すために立ち上がる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-25 17:24:24
8065文字
会話率:17%
とある博打屋に住む右近は無宿の者だ。ここに来るまでの過去を誰一人として知らない。
吉原で育ったと言うものもあれば、関八州(現在の関東地方)から流れてきたと言うものもいる。育ちの良さからとあるお武家様のご落胤だと言う噂もある。
実際、
同心の方も右近に会うために博打屋を訪れる。
……作者が岡っ引は私立探偵もどきという事実をネットで見てしまったがゆえに、出来た創作です。
御用聞きというのは岡っ引のことです。
岡は「岡目八目」と同じく脇の立場であることを指し、公儀のお役人である同心ではない脇の人間が拘引(逮捕)することから岡っ引と呼ばれた。
御用聞きは博徒やエタ、的屋などのやくざ者や親分と呼ばれた地域の顔役がなっていたことが多く、下っ引や手下と呼ばれる子分を持つことも多かった(ウィキペディアより)。
無宿(むしゅく)……江戸時代において現代の戸籍台帳と呼べる宗門人別改帳から名前を外されたもの。現在の住所不定無職と同様に必ずしもホームレス状態にあるわけではない。連座を恐れた親族から感動された町人や、軽罪を犯して追放刑を受けたものもいたが、飢饉や商業資本主義の発達による農業の破綻により、農村で生活を営むことが不可能になった元百姓もいたという(ウィキペディアより)。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-14 21:07:18
11613文字
会話率:61%
転生した悪役令嬢が、侍女に扮した公爵家の落胤といい感じになっちゃうお話。
現役女子高生の私は横断歩道を渡る途中、うっかりスマホの通知画面を見てしまう。そして、無残にも左折トラックの餌食に……
転生したのは乙女ゲーの世界。憧れのヒロインにな
れる!と思いきや、残念ながらまるきりの悪役だった。ヒロインのフローラをいじめる腹違いの姉バルバラ。悪役令嬢である。見た目もキツいし、私はがっかりする。しかもこのバルバラ、公爵令息から婚約破棄されたあげく、不貞疑惑まででっち上げられ、相手の奥様に殺される予定。
バッドエンドを回避するため、侍女のふりをする女装男子とがんばります!
二万字程度のお話を六話に分けて投稿します。初回投稿から一、二時間置きに投稿していきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-04 00:01:03
18203文字
会話率:34%
これは、地球上から神秘が消えずに残り、魔物がおり、それに連なる悪魔がおり、魔術がある世界。かつて、「汝は望まずして魔の王を生む」と宣告された聖騎士(パラディン)シロウ。彼は死後、魔神の落胤「ナギーニャ・ヴィ・ノクター(リン)」として転生し貴
族として双子の姉と共に成長していく。10歳の誕生日、自分の出自と前世の記憶を知った事で自身に恐怖するようになり、彼は逃げ出した。家から、家族から、自分から、姉から。そうして、全て目を背けて「正義の味方」になるための修行と鍛治の手伝いに逃避し五年を費やした。しかし成り行きで魔剣学園に合格してしまったリンは、自分の正体を悟られないよう学園生活を送りつつ正義の味方を目指すべく密かに研鑽を積む毎日を過ごしていた。いた、のだが…… 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-26 18:00:01
63849文字
会話率:29%
ー転生?ナイナイ!本格ファンタジー群像をここはひとつ!ー
「お初にお目にかかる。––––––そして、これまでの忠義、誠に大義であった」
「さあ、神喰らいの計画を始めよう」
・・・
家族を殺され、命を脅かされ。生きる術を奪われた、まさしく
汚泥のごとき生き様の少年。
雪山の最奥にて彼が見つけたのは、破滅をもたらす太古からの使者––––––『真祖』と呼ばれる少女だった。
『真祖』、『汚泥』
『盗賊』、『巫女』
『画家』
『傭兵』
『僧侶』
そして、『王子』
神とそれを崇める教団が趨勢を支配するこの世界で、ちっぽけな反抗心が神の喉元に喰らいつく––––––。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-06 23:37:16
26073文字
会話率:37%
なんでも拾ってくる(動物)息子が拾ってきたのは人間だった。しかもよく見ると、王族のようで。でもここで騒ぎ立てると、面倒なことになりそうだからとりあえず責任をもって育てることにしました。
最終更新:2023-07-25 02:00:00
13801文字
会話率:68%
伯爵令嬢クリスティーナは家のためにあり、家のために王子への輿入れが決まっていた。
けれども齢10にして目通り叶った王子との時間は忘れ難く、いつしか愛情のない家庭を脱出する希望として王子との婚約が存在するようになった。
だが、国家慈善事業の
ために召し抱えられた孤児サリアが神の落胤であると、そして王子のこころも奪っていったのだった。
王子をわが元に戻そうも叶わず、罪を問われクリスティーナは辺境の島へ配流される。
地図さえまともに描かれぬままの捨てられた地、野蛮人どもの巣窟。
荒廃した土、退廃した秩序。
クリスティーナの流刑地での生活が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-22 18:48:01
8918文字
会話率:40%
可憐な修道女姿にして十三歳のキルシュは、魔力無限の杖を懐に隠し王立学院の席につく。 学院編入を阻止しようと私兵団を送り込んだ傲慢貴族の領地を切り取ってから。 朝から激しい姉さまを押しやってから。 自身の強大な力に溺れまいと英知を学び、亜父の
夢の実現に邁進する。 互いに強欲と憎悪を燃やす魔族と人族が手を結び、愛で世界を満たすために。 ※カクヨムに掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-12 05:36:03
517509文字
会話率:33%
酒場の娘アリシアは、つき合っていた男性に「貴族だから察してほしい」と突然ふられてしまう。
火遊びの相手だったとアリシアは落胆する。
心が落ち着いてきたある日、城から騎士達が酒場に押し寄せてきた。そこで、アイスブルーの瞳をしたジュリアンとい
う騎士に出会う。
その場で、女王陛下の末弟が残した一粒種だと判明したアリシアは、女王の元に保護されることになり、教育を受ける。一年後、婚約者を決めるため、その候補者と会うことになる。
酒場に迎えに来て、その後アリシア専属の騎士となったジュリアンも候補であったが、一年前にアリシアをふったゲイリーも候補にあがっていた。
この一年間で、ゲイリーのことをすっかり忘れ、ジュリアンと心を通わせるようになったアリシア。
女王陛下はアリシアの希望を確認し、ジュリアンを婚約者にすると発表したことろ、その場でゲイリーが待ったをかけてきた。
話しの流れで、ジュリアンとゲイリーはアリシアの婚約者をかけて決闘することになってしまう。
アルファポリス掲載済み。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-08 12:00:00
13681文字
会話率:20%
【完結:全3話】
山間の小神殿に隠遁する真正賢者の言辞を弟子であるフロリアンが大神殿に奉納へ行くと、王の落胤である少年に呼び止められた。少年は常々真正賢者に会いたがっていた。
誰にも会わない真正賢者であったが、神殿長や王からの後押し
もあり、落胤の少年は会うことになる。
落胤の少年は真正賢者と会って、言辞を受け、帰路に就く。
そして、フロリアンは山間の小神殿に真正賢者と籠った頃を思い出すのだった。
(執筆期間2022年11月15日~2022年11月18日:(C)柚祈 礼憲)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-07 07:00:00
6566文字
会話率:20%