異世界の冒険者の街で出会った魔法使いの大樹とポーション調合師の里香。偶然の小競り合いがきっかけで始まった二人の関係は、モンスターの襲撃を共に乗り越えたことで、少しずつ信頼と絆を育んでいく。伝説の剣を求めて旅に出た彼らは、迷宮や呪われた湖、氷
の城、古代の神殿、そして空を舞うドラゴンとの出会いを経て、幾度もの試練を分かち合う。闇の魔王との死闘では互いをかばい合い、時には涙と愛の言葉で命を救い合うほど深く結ばれていく。
戦いの果てに訪れた平和な日々の中でも、二人は魔法の指輪やペンダント、詩や庭園といった“魔法の贈り物”を通じて心を通わせ続ける。そして最後には、空飛ぶ絨毯と翼獣を連れ、新たな冒険へと旅立つ――これは、魔法と愛が織りなす、すべての奇跡を紡いだ物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 19:10:00
11485文字
会話率:41%
星たちがうっすらと散りばめられた夜明けを、一隻の飛行船が翔けていく。針路の先、遥か彼方には逆さになった城が浮かび、まるで絨毯を敷くように無数の飛行岩が流れている。
舞台は、飛行石の恩恵を受けた、魔術と古代遺物の世界『レストリア』。
安住の地
を求めて追手から逃げ続ける少女イユは、異形の翼と耳を持った『龍族』の少年リュイスに助けられる形で、飛行船『セーレ』に同乗することになる。
『異能者』であることでセーレの船員たちから厭われつつも、少しずつ打ち解けていくイユ。しかし彼女は、リュイスたちには知られてはいけないある秘密を抱えていたのだった。
これは、思いのままに生きようと足掻く少女の、生き様を綴った冒険譚である。
※更新:火、木、土(火、木は19時or20時台、土は不定)
※感想、評価、ブクマ、誠にありがとうございます。非常に励みになります。頑張ります! 誤字報告もとても助かります。
※クリスマスショートストーリーは、一番下のリンクよりお読みいただけます。(2018.12.25/2019.12.24/2020.12.24)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 19:01:51
3047639文字
会話率:41%
普通の人には見えないモノ、妖怪や幽霊の類が見える少女、仁南《にな》はその能力ゆえ、妖怪に狙われて困っていた。見かねた祖母は、その分野の専門家である僧侶、重賢《じゅうけん》の元へ、高校の三年間、預けることにした。
しかし、京都に到着したと
たん、迎えに来た遥とともに、妖怪に誘拐されてしまう。その先にいたのは、鬼と吸血鬼、さっそくトラブルに遭遇して前途多難の予感。
平安時代から妖怪退治を生業としている綾小路家の人たちや、縁のある妖怪たち、鬼の珠蓮《じゅれん》と出会う。強い霊力を持つが故に、妖怪がらみの事件に巻き込まれていくが、その過程で、自分の出生の秘密や、右目に宿る悪魔の正体を知っていくことになる。
この物語は、前作『金色の絨毯敷き詰められる頃』で書き切れなかった鬼の珠蓮のエピソードを完結するための物語です。
前作を読んでなくても楽しんでいただけますが、興味を持っていただいたなら、是非、読んでみてください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-14 22:00:00
199416文字
会話率:49%
住宅街にひっそり佇む古寺、悠輪寺の本堂は、現世と幽世の狭間にある空間、銀杏の森への入口になっていた。霊木大銀杏が守り、霊気に満ちた場所は、憩いを求めて妖怪達が集う。
最終更新:2022-11-18 22:00:00
314941文字
会話率:46%
此岸と彼岸の境に存在する忘川河(ぼうせんが)。
霊魂が渡ると今世の記憶を忘れてしまうという忘却の河川のほとりで、彼岸花園を管理する見習い鬼使いがいた。
彼はいわゆる落ちこぼれであった。同じ時期に就任した同朋は、すでに多くが高位に進んでいる。
仕事に勤しむ同朋を遠くから眺め、彼岸花の絨毯で惰眠を貪る日々。
そんな彼はある日、とある迷魂の未練晴らしの依頼を任せられる。
しかしその依頼は、今までにない困難なものだった。
冥土の淵をさまよい続けた鬼使いは、現世へ降り立ち、他人の心に触れる。世界に触れる。
これは、未練に囚われたさまよえる魂の救済の物語。
※カクヨム版:https://kakuyomu.jp/works/16817330647584711728折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-13 12:25:59
19955文字
会話率:21%
始まりの魔女、ベルドール・エーレンドはその類まれな才能で数々の魔道具を作り出し、この地に魔法という唯一無二の文化を築き上げた。現在は国民のおよそ半数が魔法の能力に覚醒し、街では箒と絨毯が日常的に飛び交っている。
魔法が人々の暮らしを豊か
にしていき、誰もが与えられた平和を疑いもしない世界。
街外れのカルミラという村に住む、魔法使いを父に持つミシェル・メルダと、魔法使いを夢見るイリーナ・マーヴェリ。二人はいつか魔法使いの街、ワズランドに住むことを目標としていたが、魔法の才能に覚醒する日はいつまで経っても来ることは無かった。
しかし人の言語を話す謎の魔獣が村を襲撃し、事態は大きな変化を迎える……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-29 18:05:35
228396文字
会話率:47%
これは勇者と聖女が魔王を倒したあとの物語。
聖女である私クリスティーネは、勇者ランスロットと幸せな結婚生活を送っていました。
ある日、勇者ランスロットが二人の旅の思い出が詰まった魔法の絨毯を、なんと雑巾として使い始めたのです。
「なぜ、あ
の絨毯を…?」
実はクリスティーネには、誰にも言えない過去の秘密がありました。そして、ランスロットもまた、彼女に隠していることがあるよう。
二人の間にある愛と秘密。雑巾が示す真実とは?
これは、過去の罪と向き合い、愛を信じて未来を切り開く、聖女と勇者の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-21 22:58:49
8148文字
会話率:26%
マイ⭐︎フェイバリット
ヤカンの話?絨毯の話?どっちが聞きたい?
写真を多用していますので、通信環境にご注意下さい。
最終更新:2025-03-07 11:50:18
2482文字
会話率:2%
毎日投稿、完結済みです。
ばっふんっ!!
一瞬宙を浮いたカラダは、ふわふわのクッションに受け止められた。
「は?」どういう事?
目をパチクリして周りを見る。
アパートではない高い天井。
窓には壁に沿うように重厚なベルベット
のカーテンが下がり、床には赤を基調とした細かい織りの厚手の絨毯が敷かれている。
私はその部屋の中央にあるベッドの上にいた。
ベッドの天蓋には、繊細な刺繍の入った豪華なカーテンが幾重にもかけられている。
これだけ天蓋が必要ならば夜は相当冷えるのだろう。
カーテンを見ても、絨毯を見ても、天蓋を見ても「冷える。寒い」が想像出来た。
やだな。
つか寒い。
寒い寒いとクッションに埋もれたカラダを起こすと、レーシーで薄々、布の面積は最小限で皮膚の面積は最大限な破廉恥極まりない下着しか着けていなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-02 06:03:39
25862文字
会話率:30%
泥沼のベトナム戦争の最終局面。戦争傍観者に終始したニッポンで、口角泡を飛ばして激論を交わしていた二人の男とは。
最終更新:2025-02-15 15:26:28
1313文字
会話率:70%
ハリー・ポッターのクィディッチに似たスポーツが出てきます。使うのは箒ではなく絨毯。
憎い国王に立ち向かう青年の物語です。
舞台は近世のヨーロッパをイメージしています。
主人公はモテますが、恋愛に興味が無いです。
アクション要素はありますが、
メインではありません。ただただ主人公が敵を倒し続けるような作品ではないです。頭を使って問題解決をしていきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-13 16:20:00
399556文字
会話率:48%
“ぶったりしてごめんね、愛しくて仕方なかった”
から始まるaikoのえりあし。高校生だった私たちの不器用なラブ・ランゲージそのものだ。
キーワード:
最終更新:2024-12-24 11:00:07
827文字
会話率:4%
青みがかったピンク色の恋の詩
キーワード:
最終更新:2024-12-24 10:43:35
370文字
会話率:0%
とある学園でおきた、大暴露事件。
じっくり書いたら阿鼻叫喚の混沌になりそうなお話です。
1000文字の超短編に挑戦してみました。
最終更新:2024-12-19 04:46:31
911文字
会話率:6%
あらすじ
魔女に母を殺されたレオが、フェレットのマロンや魔法の絨毯と旅をして、魔女の城を目指す物語。
最終更新:2024-10-01 00:00:00
6258文字
会話率:54%
地球上に人類が栄え、高度に文明が発展した現代。そんな中突如として無機物生命体が発生した。発生原因も命令系統も不明であるそれらは石器兵と呼ばれ、白い身体を寄せて進む姿はまるで動く絨毯のよう。
そして彼らは手当たり次第に街や人々を襲い、人類の
生存権を脅かし始めた。
10年後、長きにわたる戦争で壊れ切った環境の中で、人類は尚も石器兵と戦い続けている。
渚止(ナギサトドメ)は北戦線第9斥候小隊を任されている若き隊長である。好奇心旺盛、ゲテモノ好き、そんな彼は戦況の劣勢を理由に自爆を命じられてしまう。
そうして彼らは索敵機であったスパイダーという機体に乗り込み、基地奪還に向かう。
全ての隊員の命を犠牲に、止は基地を襲撃していた大型石器兵と会敵する。しかしあと一歩のところで命を落としてしまう。
本人自身も落命したと思っていた止はそれから12年後の未来で目を覚ます。羽が生えている少女スイヒ、何故か自立してカニ歩きをするスパイダー、見たことのない不思議な動植物。そして焼け焦げたスパイダーの残骸とあの日の大型石器兵。
止はかの石器兵と決着をつける決意をする。自分が一人生き残った理由を求めて。
遂に辛勝を収め、生きる目的を失った止の前に現れたのは、スイヒと死んだはずの隊員の一人、桐だった。
死んで仲間に会いに行く、と言った止にスイヒは言う。生きて会いに行こうと。
(毎日更新、全十話程になる予定です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-15 09:30:00
17137文字
会話率:38%
入江姉妹はデルムントの能力で異世界に飛ばされた。そこはアラビアン・ナイトのような国だった。
最終更新:2024-09-14 00:08:03
30670文字
会話率:43%
赤い絨毯と花びらの変更点などの覚書
キーワード:
最終更新:2020-06-11 17:56:16
451文字
会話率:0%
「赤い絨毯と花びら」の字数が足りないため、エピソードごとに思いついたら書いていきます。
キーワード:
最終更新:2020-06-08 20:50:41
749文字
会話率:58%
絶望以外の花を咲かせられるのなら、咲かせてみようぜ。
最終更新:2024-08-18 07:00:00
363文字
会話率:0%
白猫は、ただの真っ白いかたまりではない。
最終更新:2024-02-29 07:00:00
218文字
会話率:0%
牢獄に閉じこめられようとも、娑婆に解き放たれようとも。
限られた自由を楽しむのか、おおらかな不自由に苦しむのかは、そいつしだい。
最終更新:2022-09-29 07:00:00
297文字
会話率:0%
うーん・・・まただあ。
新米さんの立場ですが、新米さんだから言いたいことがあります。
それ、やめませんか?
絨毯爆撃。
最終更新:2024-07-02 09:01:37
416文字
会話率:0%
転生した元売れっ子芸人は青春を楽しんでいた。公爵令嬢に「あなたはドアマットヒロインなの」と言われたけど、ドアマットヒロインはお断りします。
最終更新:2024-03-23 20:00:00
18054文字
会話率:28%
母の死後平民孤児となったジェーンは、男爵家の庶子であることが判明。大きな魔力の持ち主を探していた第二王子アーノルドの指令で、宮廷魔道士にスカウトされた。行く当てもなかったジェーンは大変喜んだ。誰も使えなかった古のアーチファクト魔法の絨毯を乗
りこなすことを命ぜられ、一年後には見事それを達成した。アーノルドに絨毯の操縦を披露する日、事件は起きる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-08 07:42:24
7428文字
会話率:42%
目が覚めると、仲麻呂は一面桃の木が咲き乱れる、趣のある佇まいの丘に寝そべっていました。
彼が目を開けた刹那に、桃の花びらがひらりと風に乗って流れてきて、彼の頬に落ちて来ました。彼は咄嗟にそれを掴み、払いますと、おもむろに辺
りに視線をやって眺めたのです。
丘の上には、桃の花びらで覆われた実に美しい景観が広がっておりました。それはまるで桃色の絨毯のように見えて、とても幻想的な風景だったのです。
彼は『ここはどこだろう…』と、上体を起こします。すると彼の身体を着飾っていた花びらが、スルリと抜けて落ちたのです。彼はその時になってようやく、記憶が蘇よみがえって来ました。[本文抜粋]折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-24 05:00:00
24876文字
会話率:21%
あかねさす
光舞い散る
板の上
赤い絨毯
血に染まりつつ
最終更新:2023-11-29 17:30:32
292文字
会話率:0%