元、伯爵令嬢「フラーリン・イーグラン」は卒業パーティーで婚約破棄をされ家を追い出され「フラン」として王都の隅で薬局を営んでいる。
フランは前世の記憶がある人間で、前世は薬学に秀でた魔女だったのだ。
そんな彼女の店には同級生で唯一無
二ともいえる友人の第一王子ーーミルニーク・ラムダンが度々やってくる。
婚約破棄パーティー……もとい卒業パーティーの後処理で胃を痛め、効き目がすごいと評判の薬を求めてきているのだ。
伯爵家を追い出されても定期的に通ってくれるミルニークとフラーリンはいつも他愛もない会話を楽しむ。
ところがその日は違った。
「なあフラーリン。君は薬の調合ができれば良いと言っていたね。ならそこが王宮であってもいいはずだよな?」
「今までそんなそぶりを見せなかったはずなのに、一体どうされたんです!?」
一気に距離を詰めて爆弾発言を落とすミルニークにフラーリンは――!?
息抜きに書いていたものなので設定がふわっとしていると思います。頭を空にしてお読みいただけると幸いです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-19 20:35:12
7944文字
会話率:40%
召喚士のイレイナは興味本位で「未来の夫」を召喚した。
彼女は予想だにしていなかった。
恋人いない歴と生存歴がイコールで繋がる自分にそんなものが『喚び出せる』など。
*他投稿サイトにも掲載しています。
最終更新:2023-03-26 02:03:07
2260文字
会話率:44%
侍従のトウリです。
主人は紅茶を愛する宮廷書記官のリット様です。
フルミア王国は、フリージスの花が咲く夏になりました。第一王子ラウル殿下の生誕祭が近づき、王城も忙しい、忙しいはずなんです。
そんな中、近衛騎士団の副団長ジン様が血相を変え
てやって来ました。なんでも、恋文の返事に困っているとのこと。
恋愛不器用でかわいそうです。紅茶ばかり飲んでいないで、恋文代筆をしてあげましょうよ、リット様!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-05 16:30:36
50625文字
会話率:52%
倒王歴〇〇一二年――。炎のように紅い髪を生やした少年ディーンは、一年前に失踪した自分の師匠である女性、ミレーナを捜して一人旅をしていた。しかしある時、列車テロ事件に巻き込まれた彼は、そこで黒髪の少女リネと出会う。その少女との出会いが、後に『
首都』を狙う大きな事件へと発展するとは、ディーンには知る由も無かった。
※現在『グラステッド山脈編』連載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-19 21:00:00
1080439文字
会話率:34%
魔王が復活し、言い伝えどおりに勇者が召喚されたらしい。
そして、結婚を誓い合った彼女が聖女だった。
俺のものだったはずの彼女の心は、彼女と結婚するための儀で俺が留守にしていた間に勇者の力に拐かされ、そして……
彼女は俺の目の前で勇者に唇を吸
われ、俺の事は愛していなかったと言い残して、勇者とともに村を出て行ってしまったのだ。
許さない。
勇者も彼女も。
絶対に許すものか。
◇ ご注意 ◇
なんだか勇者の寝取りが流行っているみたいなので、自分なりに乗ってみました。
異世界転移を謳っていますが主人公はもちろん寝取られる側、現地人の狩人です。
主人公は、世界観から見てのチートらしいチートは持っていません。
この物語は、狩人側も勇者側も魔王復活に関わる各国の思惑の中で少なからずの影響を受けながら進む群像劇となっております。
なので速攻壮快な寝取られ復讐物語にはなりませんことご理解ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-14 19:00:00
196485文字
会話率:39%
――この世界には、魔獣と呼ばれる人に仇なす獣が存在する。
大陸を統べる大国、【紅】。その新人官吏を登用するための試験である科挙と武挙の合格者には、同じ女人の名前が載っていた。
朱玲湶。国王に次ぐ権力を持つ五つの一族、朱家の姓を持つ彼女は、そ
の努力と才により二つの道を与えられた者。
彼女は道を選び取り、そして出会い、別れを知ることで、自らの真実を見つけることになる。
――私はただ、貴方のために在る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-26 22:00:00
178239文字
会話率:38%
※旧題「ギルドマスターと異界の神」
『ワールドマスター』
ソロプレイ・ギルドプレイの両方で1位の者のみが名乗ることの許される唯一つの称号。
神は言う、
「この世界には108の禁忌があるとされている、54の魔道具と54の魔法。全て
が揃いし時、神へと至る扉が現れる」、と。
その男はたった一人でその半数を集めた。
そんな男に付き従うは13の影。その全てがNPCであるにも関わらず、その強さは2位以下のプレイヤーもギルドも寄せ付けない圧倒的なものだった。
そんな男が所属するギルドの名は、
『邪蛇』
ゲームの全てを熟知し、その玉座に座る男の目の前には自分に傅くNPC達がいた。
NPCは言う、
「我らが王よ、貴方が統べるに相応しき世界です」、と。
世界の半分を見た男は、もう半分を見るために地上に出て禁忌が眠る世界を眺める。
「ぬるい世界」
男が発した言葉で世界は急速に動き出す。
世界を揺るがすは『邪』の王、付き従うは『蛇』の化身。
止められる者は誰もいない、なぜなら最強はその男なのだから……。
※2017/3/20より改稿開始~2017/6/11改稿終了。
※基本は三人称で進みます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-08 17:00:00
59061文字
会話率:42%
サツキは、王国第10000人目の王女である。
王位継承権が最下位のサツキは、王位継承権上位の王女たちから見下され、卑劣な嫌がらせを受けていた。
だが、サツキは嫌がらせなどには負けず、自身の夢である『A級魔術師』になることを目標にし
て魔術の訓練に日々励んでいた。
ある時、そんなサツキのために家庭教師が雇われた。
その家庭教師の手ほどきをうけた結果、サツキは恐るべき魔術の才能を開花させてしまう――
これは魔術の才能を開花させた第10000王女が、ちょっかいをかけてくる王子や王女を、圧倒的な魔術で返り討ちにして王位へと近づいていくお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-25 18:09:01
194698文字
会話率:36%
大陸の中央に位置し、近年上層階級の腐敗が凄まじい【アルジャンテ王国】。民衆の不満も積もりに積もって爆発寸前というそんな時代にその『少女』は生まれた。王太子の立場に在りながら平凡な才能しか持たず、婚約者の有能さに僻んでしまう哀れな王子や、隣国
【エテルネル共和国】大統領子息の立場から、腐敗していく王国で戦う幼馴染を救うため勇敢にも革命を先導する熱血青年に以下略(多分他にもたくさんいる)寄り添い力となり明るい未来を掴むため、少女は正しい道を信じて今日も抗い続ける――――――
って言う、建前はどうでもいいんだけれど、意味もなく婚約者を奪われ勝手に断罪される私の身にもなってほしいのだけれど?そもそもその【少女】とやらが自分本位で動いた結果、一時的に明るい未来にはなるでしょうけど、その【先】がどうなったかご存知?えぇ、それはもう見事にその【少女】に捕まった男達による魔道具(アーティファクト)使用の人生やり直しなんですが、それでも【正しい道】だなんて言い切れますの?私から見れば貴女の方が悪役ですわ!!ですから、どうか、もっと周りを見て空気を読んでくださいまし。そして私の人生、いい加減最高の結末で終わらせてくださいませ!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-14 15:29:02
76303文字
会話率:59%
前世の記憶を持つクリスティアーナは侍女見習いとして後宮に入る事になった。高度な淑女教育を受けながら見た後宮の現実は・・・
愛妾? 側妃? 嫌です。
かと言って正妃と言うのも大変そうだし・・・王子様に恋なんてしなきゃこんなに悩むこと
は無かったのに。
分かりました側妃になります。でも・・・。
え? 乙女ゲームの世界?
ヒロイン? 悪役令嬢? なんですかそれは?
魔法学院の騒動は王太子妃争奪戦に発展。貴族の派閥対立まで巻き込んだ大騒動に。そしてクリスは?
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乙女ゲームは中盤以降で、主題から外れた部分です。有りがちな話ですのでご勘弁下さい。
2015/12/31本編完結しました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-23 18:00:00
786734文字
会話率:48%
魔力を持つがゆえに人里離れて暮らす大樹族の姫・アンジュは、父大公に新年の挨拶をするために訪れた宮殿の外れで、ある『惨劇』を目撃する。
おのれの価値観が覆されるほどの衝撃を受けたアンジュは、殺されるはずだった青年・シンを助けるため、外の世界に
旅立つことを選んだ……。
日陰の公女アンジュ、母を捜す人間の青年シン、覆面の白銀将軍ヒルガード、若き皇帝ハワード、聖国を守る美貌の女教皇エリザベス、そして大樹族の秘密を握る魔術師アイザック。
彼らの運命が交わるとき、新たな星の歴史が刻まれてゆく。
魔術と星と命をめぐる、ダークファンタジー群像劇。
全編通してシリアス路線、少しばかりSF風、恋愛要素多めです。
◆ハワードとヒルガードの前日譚『星の帝国』公開中です!〈http://ncode.syosetu.com/n7404bs/〉
※この小説は自サイトにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-10-10 00:00:00
436690文字
会話率:21%