祖母の遺品整理で見つけた一枚の写真。
飾って挨拶をするうちに、写真から祖母の声が返ってくるようになる。
ただしその声は、私の言葉を繰り返すだけ──
それでも私は今日も話しかける。これは私だけの秘密。
最終更新:2025-06-30 22:55:36
1116文字
会話率:31%
こんにちは。私……あっそういえば、名前はないんだった。
突然だけど、私、ここにあった物語を奪ったの。みんなみんな、一切合切消しちゃって、ここにいるのは私だけ。作者は色々考えていたみたいだけど、そんなの知らない。
私は私。名もなき端役なん
てまっぴら。私の人生、私が主役。だから、私は私だけの世界を作ったの。
あなた、私の言葉が見えているかな?見えているなら、お返事くださいね。
全部消しちゃったから、自由は自由なんだけど……何もないっていうのも少し退屈。
だから、あなたとお話しできると嬉しいな。シャイなあなたは、それ以外の反応だけでも大丈夫。
……私、ここに私が生きていることを確かめたいの。自分の存在って、他人あってのものでしょ?
私が生きてるんだって、ここにいるんだぞって、あなたに教えてほしいな。
だから……これからよろしくね!
ちょっぴり恥ずかしいけど、思い切って私の言葉を伝えます。
あなたと会えるのが、とっても楽しみ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-08 18:01:23
2995文字
会話率:0%
この町の人はみんななんか速い
最終更新:2023-07-19 12:06:01
591文字
会話率:18%
一人で考えている私の元へ、一匹の鯉があらわれる。鯉は私の言葉を餌にしてどんどんどんどん大きくなっていく。
最終更新:2023-03-25 22:23:32
2996文字
会話率:37%
十年前、君は死んだ。謂われのない罪を着せられて。
それから私は長いこと君と再会する方法を探してきたのだけど、悲しいことに私は人間だ。
このままでは君と再会する前に寿命が来て死んでしまう。
君を蘇らせるのに必要な時間を得る為、悪魔と契約するこ
とにした。
代償は、私以外の人間と悪魔の契約を仲介すること。
魔法以外に取り柄のない私にそんなことが出来るか不安だったけれど、いいことを思いついたんだ。
人間を絶望に追いやってから素知らぬ顔で救済の手を伸ばせば、きっと誰でも縋るよね。
……私のように。
君と再会する為に必要なことだから、頑張って人間達を絶望させようと思う。
もう一度君に会うためなら、王も聖女も勇者も、天使さえ利用してみせるよ。
悪魔は人を騙してはいけないそうだけど、私は人間。
君に冤罪を掛けた養母が罪に問われなかったように、人はどれだけ嘘をついても許されるからね。
ああ、そこの君。
悪魔と契約して、命を延ばしてみないかい?
大丈夫。私の言葉を聞き入れても、何も怖いことや痛いことは起きないから。
―――君が死にかけているのは、私のせいなのだけどね。
※以前投稿していた小説の改訂版です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-18 20:15:16
866209文字
会話率:23%
「これ、牛のクビですが要りますか?」
私の家に押しかけてきたセールスマンが手にしていたのは、牛の『クビ』でした。
頭部ではありません。本当にクビの部分だけだったのです……。
「気味悪いから帰ってください」
そんな私の言葉を聞き入れず、
セールスマンは牛のクビのセールスポイントを話し始めたのである。
※家紋 武範様主催、『牛の首企画』参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-23 08:00:00
1562文字
会話率:19%
タイムラインが流れない世界の中で、私の言葉を残してく。
最終更新:2022-02-11 15:18:18
213文字
会話率:0%
異世界転移ってさ~、女神様からお願いされたからしてきたんだよね。この世界に来た時にその事実を告げて、一時は公爵家預かりとなった私。それなのに魔力が無いからって、私の言葉を信じないどころか、殺そうとするんだもの。それが上手くいかないと国外追放
ってあんまりじゃん。送ってくれるんだと思った兵士たちは、私を殺すように命じられていたんだって!(←いまここ!)そういうことなら、やってやろうじゃないの!
女神様はお怒りです! 第2弾です。どうぞお楽しみください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-21 13:14:03
7965文字
会話率:27%
「リーフ、突然の事で驚くだろうが……僕は君との婚約を破棄する事にした」
私の最愛の男性——クリス・メレディス様との結婚を間近に控えていた私——リーフ・プルームは突然婚約破棄を告げられた。クリス様に理由をいくら問い詰めても、頑なに答えず、私
の事を冷たく突き放した。
そして、それがクリス様との最後の会話となってしまった。何故なら……クリス様は翌日の朝、自室で変わり果てた姿で発見された。どうやら自ら首を切って自害したそうだ。
現実を受け入れられない私の事などお構いなしに、クリス様の葬儀が行われた。私もそれに参加したのだけど……葬儀の途中に最愛の人との永遠の別れに耐えきれなくなり、泣き崩れてしまう。
クリス様の亡骸から離れられない私は、使用人に連れられて控室で休んでいると、クリス様の弟——リチャード・メレディス様が慰めに来てくれた。
リチャード様は、愛する人に良く似ていて、とても優しくて礼儀正しい青年だった。私の事や家の事を心配して、よかったら兄の代わりに自分と婚約をしてくれないかと申し出てきた。
驚きつつも、すぐに答えは出せないと答えると、彼は快く私の言葉を受け入れて、ゆっくり考えてくれと言い残して私の前を去っていった。
とても気づかいのできる彼に、いつまでには答えを返すと言い忘れていた私は、急いで追いかけると、とんでもない事を聞いてしまう。なんと、リチャード様は兄のクリス様を脅し、婚約破棄をさせたそうだ。しかも、脅しの文句として、私の命を引き合いに出したそうだ。
リチャード様のせいで、私達の幸せと、愛する人の未来が壊された……その事実を知った私の胸の中に、復讐の炎が宿った。必ず復讐をする……そのために、クリス様を脅したという証拠と、復讐をするための手札を手に入れる。そして、最高の復讐の方法を考えなければ。
この物語は、愛する人を奪われた私が、世界一憎い男に死ぬよりもつらい罰を与えるために奮闘する物語――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-23 20:11:14
19936文字
会話率:52%
今日はエイプリルフール。そんな日に彼は別れ話をきりだしてきた。冗談だよね?そう聞く私の言葉を否定し続ける彼。そして、24時エイプリルフールはおわって・・・
最終更新:2021-04-01 19:31:41
935文字
会話率:46%
どうして私の言葉を皆信じてくれないの…。
両親を失った朝カサンドラは、王都、ポートリアルの神殿に
王に呼ばれていた、そこで少女は、予言の能力が
あると知らされ、宮殿の予言師となる、しかし、
彼女が予言によって知ったのは、テロ集団イーイエ財団
との
戦争でボロボロになり自身が、大罪人として処刑される
未来だった。その予知を王に告げると、彼女の世界は、
一転する。「予言師カサンドラの予言は、皆偽りである。」
王は、魔法を使って皆に予言をホラだと思わせてしまう。
皆は、彼女の言葉をこう呼んだ 呪いの予言 と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-04 18:09:54
577文字
会話率:13%
ポタポタと雨が降りだし、体を濡らしてゆく。もう意識も朦朧としてきた。私は此処でゴミの様に死ぬのだろう。なんとも酷い話だ。誰も私の言葉を聞いてくれず、こんな有様で死ぬなんて。
最終更新:2020-07-20 22:48:04
2159文字
会話率:37%
“あなたのそばに、私の言葉を――”月永 時雨です。
***
みなさん、前回の「問、僕は君に」は解けましたか?
今回は、解答編の「答、君は僕に」です(^^)
まだ見ていない方は、問の方から見て頂けると嬉しいです。
最終更新:2020-02-21 19:00:00
240文字
会話率:9%
“あなたのそばに私の言葉を――”月永 時雨です。
***
今日は、バレンタインですね!
ということで、、、みなさんに甘いプレゼント(?)を。
あなたは、この問を解けますか?数学×文学の新境地!
切ない問の先には、何があるのか。
解答編は
、約一週間後に掲載する予定です(^_^)お楽しみに!
また、感想、コメント欄にてみなさんの解答もお待ちしています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-14 19:00:00
220文字
会話率:0%
あなたのそばに、私の言葉を——。
月永 時雨です。
***
今回は、他人の視線に怯える「僕」を描きました。誰かのレンズからでしか自分を肯定できない。いわゆる「他人軸」というものですね。「他人」という名の牢獄の中で、「僕」は闇の中を足掻き、光
へと手を伸ばす。全ての罪を洗い流してくれるような空と天使の羽に見まごうような白い羽。どん底の中で「僕」が見つけたのは——。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-08 17:00:00
979文字
会話率:2%
「あなたが好きだなんて、誰が言ったの?」
ねえヒースクリフ。愛しいあなた。私の言葉を信じてね。
最終更新:2019-12-25 11:47:07
7859文字
会話率:22%
文学って便利だ。
私の言葉を乗せて、一つの形を成してくれるのだ。
最終更新:2019-05-25 23:15:03
1638文字
会話率:0%
「優しい恋」の番外編です。
珍しく飯田くんから水族館に行こうとお誘いが。水族館なんてとても久しぶり。相変わらず優しい飯田くんに、私はドキドキしたり感動したり。私の言葉をきっかけに、飯田くんはまさかのーーー。
*この作品は、ベリーズカフェに
も掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-18 17:19:12
4047文字
会話率:27%
何年振りでしょうか。10年以上は経っていると思います。アメブロの詩ブログ『水銀拡散』の管理人です。お久しぶりです、或いは初めまして。
私は中学生の頃、毎日詩を綴っていました。しかし高校に上がった頃、急に私の言葉達は全く口を聞いてくれなければ
、目も合わせてくれなくなったのです。今、私は21歳になりました。これまでの人生は笑ったり泣いたり、心を壊した事もありました。すると突然、私のいつかの言葉達が私の背中を押したのです。彼らは私に似て、なんて気まぐれなのでしょう。今も、彼らは私の隣で意地悪く笑ってみせるのです。
旧サイト『水銀拡散』の意味は、私は私の言葉を毒であると定義していたので、それをぶちまけるようなイメージでした。新たなこの場はそれを収束させる場所。『水銀暗渠』と改名したいと思います。
掲載する詩は完全新規のものと、『拡散』から加筆修正を加えたリメイクのもの、2種類を予定しています。
私の言葉が少しでも誰かの時間を有意義に彩りますように。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-08 10:35:46
2803文字
会話率:0%
私は日本人じゃない。気まぐれにここで書こうと決めた。これが私の日常のランダム事件の物語です。私の狙いはいつか日本語で上手になるのです。その後は中国語を学びたい。この物語でいっぱい間違いがあります。日本語で私の言葉を伝えるのは今はちょっと難し
いです。でも、一生懸命に学校と日本語勉強して、がんばります!!
この後に書いたのは同じです、英語で。
I'll write this in English too, just to make sure.......
I'm not Japanese. I decided to write on a whim. This a story of random incidents in my life. My aim is to become proficient in Japanese someday. I want to learn Chinese too after that. This story will be riddled with mistakes. It's slightly difficult to get my words across in Japanese. But I'll give utmost efforts in studying in school and studying Japanese, and do my best!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-08 01:26:25
2111文字
会話率:0%
私の言葉を綴る詩集。
最終更新:2011-02-17 22:07:37
15661文字
会話率:27%
さて…どうしたもんだか…居酒屋でビールを片手に悩む私。目の前でじっと私の言葉を待つ松田。私は小さく溜息をつくいた。本当にどうしたもんだか…そんな風にして私は考え始めたのであった…
最終更新:2007-05-24 11:34:07
6781文字
会話率:26%